1 :名無しさん@おーぷん:2018/05/20(日)04:26:22 :eTl(主)

思いついてしまったので。


2 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:26:50 :eTl(主)

ープロダクション、レッスン室前廊下ー


ガコン(自販機の音)

奈緒「…で、加蓮と一緒だとついポテト食べ過ぎちゃうんだよな」カシュッ

凛「押し付けられるのもあるけど、美味しそうに食べるからね加蓮って」

奈緒「それなんだよ…おかげでつい許しちゃうっていうか…あぁいや、別に押し付けられるのは許してないからな?」

凛(やっぱチョロいよね奈緒って…)


3 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:27:19 :eTl(主)

奈緒「顔に書いてあるぞ誰がチョロいんだ誰が」ツネーッ

凛「ふぉれはなおがわかりひゃすいからぁ」


美嘉「あ、2人ともお疲れ~」

凛「美嘉、今帰り?」

美嘉「うん、ちょっと撮影の予定詰まっちゃっててさ、最近バタバタしてたんだよねー」

美嘉「たまには早く帰って、莉嘉とも遊んであげたいし?」

凛「そういう気配り、美嘉らしい」フフッ

奈緒「アレ、じゃあ加蓮はどうしたんだ?今日って確か…」


4 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:27:54 :eTl(主)

美嘉「あぁ、それなら…さっき廊下でトレーナーさん(ベテトレ)とすれ違った時に聞いたんだけど」

奈緒「加蓮の事か?まさかまたアイツ何か…」

凛「流石にトレーナーさんの前じゃ何もしないでしょ、加蓮アレでアイドルには真剣なんだしさ」

奈緒「あぁ…確かに」

奈緒「じゃあ、なんだって?」

美嘉「うん、加蓮ったらポテト食べすぎてトレーナーさんから禁止令食らったって」

奈緒「なんだそんな事かぁ」

凛「心配して損しちゃったね」


5 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:28:23 :eTl(主)

奈緒「確かに加蓮はポテト食べすぎてるし少しくらい減らしても……」

奈緒「………え?」

凛「……?」

美嘉「奈緒?」

奈緒「えええええええええ!!???加蓮がポテト禁止令だってええええ!?」

美嘉「今頃!?」


6 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:28:49 :eTl(主)

凛「あ、そっか、確かにマズイかもね、これ」

奈緒「マズイなんてもんじゃない!下手をすれば加蓮のやつ……死ぬぞ!!?」

美嘉「そんなに!??」

凛「いやいや、流石にそれは言いすぎだよ」

美嘉「だ、だよね、いくらなんでもそんな簡単に…」

凛「せいぜい息の根が止まるか心臓が破裂するかだよ」

美嘉「それ結局同じだからね!??」


7 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:29:22 :eTl(主)

凛「あるいはアイダホ畑のじゃがバタコーンさんに転職するか」

美嘉「誰」

奈緒「と、とにかく急いで患者の容態を確かめないとヤバいぞ」

凛「急患だしね」

美嘉「むしろアンタ達二人のが心配なんだけどアタシ…」

奈緒「とにかくさ、加蓮は?」

凛「会って様子見ないとだしね…で、美嘉、場所わかる?」

美嘉「ハァ……今日は早めに帰れると思ったのになぁ…」

凛「美嘉?」

美嘉「ハイハイ、場所ね…それなら確か…」


8 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:29:49 :eTl(主)

ーレッスンルームー

凛「ここ?」

美嘉「撮影から戻ってきて、トレーナーさんと話したときにね」

美嘉「加蓮にはレッスン後に言い渡したからって」

奈緒「ショック死してなきゃいいけど…」

凛「扉を開けたら爆発とかしないよね…?」

美嘉「アンタ達いい加減にしないとアタシ怒るよ?」


9 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:30:12 :eTl(主)

奈緒「失礼しまーす…」ガチャリ

凛「奈緒、加蓮は……」

奈緒「あ、あれは!」

美嘉「な、なに、何かあったの!?」バッ


10 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:30:39 :eTl(主)

かれん「……ポテト」

かれん「ポテト、タベタラ、ダメナノ」

かれん「………ふぇ」ジワッ

かれん「ふぇぇぇぇぇ」ワーン


奈緒「子供になってるーー!!!」

凛「そう来たか……」


11 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:31:13 :eTl(主)

美嘉「えっ、えっ、ちょ、アレ、加蓮!?加蓮だよね!?」

奈緒「加蓮以外の誰だって言うんだよ!」

美嘉「いやいやいや!縮んでるよね!?明らかにアレ小学生くらいだよね!?」

凛「美嘉、いくら小さい子が好きでも加蓮はダメだよ」

美嘉「そーいう話はしてなーい!!!」

P「何かと思えば3人とも、来てたのか」

美嘉「プロデューサー!」

凛「プロデューサーがいるって事は、あれはやっぱり加蓮なんだね」

奈緒「間違いないな」

美嘉「え、何それ、何でそうなるわけ」

P「まぁ日常茶飯事だしなぁ、加蓮の幼児退行は」

美嘉「そんなしょっちゅうなの!?」


12 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:31:50 :eTl(主)

かれん「ぱーぱ、おんぶー」

P「パパじゃなくてプロデューサーだっての…まったくこれじゃポテト取り上げたって逆効果じゃないか」

凛「プロデューサー、ちょっと加蓮貸してよ」

P「あぁ、泣かすんじゃないぞ」ヒョイッ

かれん「あー、りんちゃんだー」キャッキャッ

凛「こうして見ると可愛いんだけどねえ」ナデナデ

かれん「えへへー、わたしかわいい?かわいい?」

凛「うん、うちのハナコみたいでかわいいよ加蓮」

奈緒「ちょ、凛ばっかずるくないか?あたしにもだっこさせてくれよぉ」

P「こらこら、そんな取り合うもんじゃありません、ここは順番でまず年長者の俺がだな…」

奈緒「アンタはさっきまでずっと面倒見てただろ!」


13 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:32:15 :eTl(主)

凛「ほーらこわいこわいおじちゃんとおねーちゃんでちゅねー」

かれん「こわいねー」

奈緒「お前ら…」

美嘉「……あ、あの……さぁ、そ、相談なんだけど……」

凛「ん」

P「何だね」

奈緒「大体察しはつくけどな」

美嘉「なら察しついでで抱かせてよ、お願いっ」

かれん「だくってHなこと?」

P「あらやだ奥さんHですってよ」ヒソヒソ

凛「最近の若い子はこれだから…」ヒソヒソ

美嘉「ぶつよいい加減」


14 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:32:43 :eTl(主)

ガチャリ

李衣菜「あれ、皆で何してるの?」

凛「李衣菜」

P「李衣菜こそどうしたんだ、もう今日は予定ないだろ?」

李衣菜「え、あー………その…えーと」

奈緒「そのギター、もしかして」

李衣菜「あはは、うん…ここならアンプとか機材置いてるし、防音だし…」

李衣菜「一応許可は貰ったんだよ?でも、誰もいないと思ったから……思った、のになぁ…」

かれん「りーな、ギターはあそびじゃないんだよ」

李衣菜「ふぇ?」

かれん「やるならしんけんにやりなさい、わかった?」

李衣菜「いや、私そんな不真面目なつもりないんだけど…」

かれん「へんじははい!」

李衣菜「は、はいい!」


15 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:33:07 :eTl(主)

凛「尻に敷かれてる…」

奈緒「物凄いシュールだな」

美嘉「って言うか、そろそろ話進めようよ…このちっちゃい加蓮、どうするか考えないとさ」

李衣菜「ええっ、この子加蓮ちゃんだったの!?何で!?ちっちゃい!私より!!」

凛「遅いよ李衣菜」

奈緒「普通わかるだろ」

P「全くだ」

美嘉「普通わかりたくないからね?」


16 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:33:35 :eTl(主)

かれん「りーな、ちゅーりっぷのおうた、ひける?」

李衣菜「え、バカにしないでよ加蓮ちゃん、流石に私だってそれくらいなら」

かれん「りっぷすの」

李衣菜「スミマセンでした出直してきます」

かれん「しょうじんしなさい」

美嘉「コント…」

凛「あ、簡単なメロディくらいなら私弾けるけど…Tulipでいいの?」

奈緒「追い討ちよくないぞ…凛…」

李衣菜「ぐぬぬ……ら、Love∞Destinyじゃダメ?練習してるのだとそれくらいで…」

かれん「ひけるの?」

李衣菜「じ、自信はないけど……一応…」

かれん「すっごーい!ひいて!ひいて!」

李衣菜「………!」

かれん「むふー」キラキラキラ


17 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:33:58 :eTl(主)

P「加蓮の事は李衣菜に押し付け……任せるとして」

美嘉「押し付けてるね、それで?」

凛「加蓮を元に戻さないと、このままじゃ色々問題だよね」

奈緒「まあなあ、あのままだとトライアドにしろ他のユニットにしろ、色々…」

奈緒(色々…)

加蓮『奈緒ー、ポテト食べきれないんだけどさ~』

加蓮『奈緒ー、こないだのアレ、見てたよー顔真っ赤にしちゃってさぁ』

加蓮『奈緒ってばホント面白……可愛いよねー♪』

加蓮『奈緒ー』『奈緒ー』『なーおー』


18 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:34:28 :eTl(主)

奈緒「だーーーーー!!!!」

奈緒「なおなおなおなおうるさいな猫か御前は!」

凛「どちらかと言えば犬っぽくない?」

P「犬かぁ?キツネじゃないか?」

美嘉「何でも良いから元に戻すんでしょもう!」


かれん「ゆーあーまいですてにー♪」

李衣菜「うわ加蓮ちゃん歌うっま…私もなんかノってきたかも!」ジャカジャカ

かれん「おはよーかーらおやすみまーでーらいおんのていきょーでおおくりしまーす」

李衣菜「CM!??」


19 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:34:51 :eTl(主)

奈緒「アレでもいいんじゃないか?加蓮…」

凛「でもずっとあのままだと芸能事務所って言うより、託児所か保育園みたいじゃない?」

P「というか、世間の目に触れると色々な…」

美嘉「あ、そこは常識あるんだ…そうだよ、色々おかしいんだから、普通は…」

P「あんなにかわいい天使みたいな加蓮だぞ、人目になんか晒してみろ、どんな悪い虫が寄ってくるか…」

凛「是である是である」

奈緒「今回ばかりは首を縦に振るよりないようだな…!」

美嘉「バ カ な の」


20 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:35:15 :eTl(主)

美嘉「もー、李衣菜も何か言ってやってよこの…」


李衣菜「すやぁ……すやぁ…」

かれん「くかー…くかー…」

美嘉「寝てるし…ッ」

凛「思ったより早かったね」

P「李衣菜…よく寝かしつけてくれた…」

奈緒「なんか……なんだろう…それでいいのかなぁ…なんだかなあ…」

美嘉「…って言うかさ」


21 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:35:30 :eTl(主)

美嘉「ポテト禁止したらこうなったんだから、ポテト食べさせれば元に戻るよね、絶対」

P「!????」

凛「ふーん………!!????」

奈緒「なん…だと………!」

美嘉「いや、気付こうよ…ってか今までどうしてたの…?」


22 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:35:56 :eTl(主)

P「ほーら、ポテトだぞ、おたべー」

かれん「ポテトだ!わーい!」パクパクパク

美嘉(やっぱかわいい…)

凛「あ、でもさ…」

P「ん?何だ」

凛「今加蓮が着てる服って…」

P「ああ、縮んだときに素っ裸じゃ風邪引いちゃうだろ?だから子供用の………」

P「あ」奈緒「え」凛「あぁ…」美嘉「?」

李衣菜「すやぁ…すやぁ…」

かれん「うっっっっ」ビクン

かれん「からだが……あつい……」

かれん「ぐたいてきにいうと…ポテトが揚がりそうなくらいあつい…」

奈緒「よく生きてられるなそれ」

凛「言ってる場合じゃない!」

かれん「うあああああああ!」メキメキメキ

カッ!


23 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:36:18 :eTl(主)

加蓮「……ん……んぅ…?」

加蓮「あれ……アタシ…どうして…?」

P「……加蓮……ごめん…俺後ろ向いてるな」

加蓮「へ、何?何が…」

凛「まあ、そうなっちゃうかな」

奈緒「お約束だよなぁ」

美嘉「か、かかかかか、加蓮アンタ、ふ、服、服!」

加蓮「服?服がなにか………!??」

加蓮「えっ、えっ、ええええ!?」

加蓮「あ、あああああ、アタシ、はだ、はだはだはだ、はだか、なん、何でっ、裸!?」

加蓮「って言うか見たよね!プロデューサーさんアタシの身体、見たんだよね、ねえ!?」

P「な、何も見てないな俺、加蓮のふくよか…ふんわり……ふわふわ……幸せの双子ヶ丘なんて俺はなーんにも」

加蓮「ごまかせてないよね!双子ヶ丘って何!!見たんでしょ私の胸っ!胸って言うか全部!!ねえ!!」


24 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:36:38 :eTl(主)

李衣菜「もーうるさいなー…なんなのこんな朝早く…」

奈緒「もう夜だけどな」

李衣菜「なおさら寝かせて………あれ、もしかして加蓮ちゃん、元に戻ってる?」

加蓮「…元に?」

李衣菜「って言うか、服着ないの…?風邪引いちゃうよ、それ…」

加蓮「李衣菜、正直に答えて欲しいんだけど」

李衣菜「へ、う、うん」

加蓮「アタシ、何か…変だった?」

奈緒「わっ、マズイ!」

李衣菜「変って言うか、すごく素直で可愛かったよね、子供になった加蓮ちゃん」

凛「…まあ、悪いかな」

奈緒「最悪だよ」


25 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:37:02 :eTl(主)

加蓮「あーんーたーたーちー?」ギロッ

美嘉「うぇっ、アタシも!?」

加蓮「美嘉は多分違うよね、変なこととかしてないよね」

美嘉「う、うん…一応…」

李衣菜「あ、美嘉ちゃんね、加蓮ちゃんかわいいなー、抱っこしたいなあって見てたよね」

加蓮「ほう?」

美嘉「そうだけど違うううう…」

P「俺は無実だぞ!俺は!」

加蓮「Pさん一番重罪でしょ!!!」

奈緒「なぁ、やっぱりこれ、ポテト食べさせないほうがおとなしくてよかったんじゃないか…?」

P「いーもん見たって事で水に流してさあ」

奈緒「芋だけにって?うまくないんだよ!」

加蓮「芋は美味いでしょ!!!」

美嘉「いい加減にしろ!!!!!!!!」


おわれ。


26 :名無しさん@おーぷん :2018/05/20(日)04:37:31 :eTl(主)

と言う事で、ほんのお目汚し、失礼をば。


おーぷん2chに投稿されたスレッドの紹介です
【おーぷん2ch】加蓮「ポテト禁止令!?」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1526757982/