1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:49:31.01 :+hFny17V0

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。

短め、書き溜めありです。


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:50:15.44 :+hFny17V0

(トゥールルッ、トゥルル、トゥールルッ、トゥルル、ラーラーラーラー♪)

桃華「皆さまごきげんよう、ももぺあべりーの部屋のお時間ですわ」

ありす「皆さんこんにちは、橘ありすです」

梨沙「的場梨沙よ!」

桃華「そしてわたくし櫻井桃華の3人が司会としてゲストの方と楽しくトークをさせていただきますわ!」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:50:45.73 :+hFny17V0

ありす「本日から始まりました新番組、至らないところもあるかと思いますが精一杯頑張らせていただきます」

梨沙「この番組の趣旨をかいつまんで説明すると、オトナのレディを目指すアタシ達が大人のアイドル達から色々聞いちゃおう!ってコトよ!」

桃華「うふふ、大人のゲスト様から色々なお話を伺えるのはとても楽しみですわね」

ありす「そうですね…それでは記念すべき第一回のゲストさんをお呼びしましょう」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:51:17.56 :+hFny17V0

ももぺあべりー「「「せーの!」」」

『ウッサミーン!!!』

菜々「は~い!……ってぇ!袖で聞いていたらのっけから趣旨に反するゲストじゃないですか!大丈夫なんですか!?」

ももぺあべりー「???」

菜々「全員揃って不思議そうな顔しない!!!」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:51:57.79 :+hFny17V0

桃華「だって……その……ねぇ?」

ありす「菜々さんはウサミン、成人なんですよね?」

菜々「ええ……って!今何か不自然な間がありませんでしたか!?」

梨沙「気のせいじゃない?」

菜々「いいえ確かに聞きましたよ!ナナは永遠の17歳なんですから!オトナ枠で呼ばれるのは間違っていませんか!?」

ももぺあべりー「「「???」」」

菜々「か!お!」

桃華「はい、一通りお約束のやりとりをやった所で次に進みますわ」

ありす「菜々さん、一度席についてください」

菜々「ちょっと!まだナナは言いたい事が……!」スタスタ

梨沙「……とか言いながら素直に席に着くところは流石よね」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:52:25.13 :+hFny17V0

桃華「では、最初のトークテーマですわ」

ありす「でーでん」

桃華「事務所で随一とも言われる『オカン力』を持つ安部菜々さん、どうしてそんなに皆に優しくできるのか!」

菜々「オカン力…」

梨沙「というかありす今日ノリノリね」

ありす「……うるさいです」プイッ


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:52:59.83 :+hFny17V0

桃華「それで菜々さん、どうしてそんなに皆さんに対して優しいのですか?」

菜々「優しいと言われましても……ナナ的には普通にしているだけなのでなんとも」

桃華「特別何かしているつもりはない、と?」

菜々「う~ん……そうですねぇ」

ありす「それではそんな事務所の皆から『オカン』と呼ばれ親しまれている安部菜々さんの」

菜々「ちょっと!ナナいつの間にかそんな風に呼び親しまれているんですか!?」

ありす「なんですかお母さん」

菜々「ノウッ!ナナはまだそんなトシじゃ……いや、ありすちゃんくらいの子ならあり得……はっ!?とにかく!ナナはオカンじゃないですよ!」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:53:31.67 :+hFny17V0

梨沙「当人はこう言ってるけど、割とマジで菜々の事を慕ってる子は多いわよ?」

菜々「うう……慕われているのは嬉しいですけどぉ……」

ありす「安部菜々さんのオカンっぷりについて事務所のアイドルからの証言VTRが届いています」

桃華「菜々さん、VTRのフリをお願いいたしますわ」

菜々「ええっ!?は、はい!VTR……キャハッ☆」

楓『こんにちは、高垣楓です』

菜々「楓さん!?」

梨沙「お~、初回だからかVTRも豪華ね」

菜々「楓さんを差し置いて初回ゲストだなんてちょっと心苦しいですよぅ……」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:54:10.33 :+hFny17V0

楓『菜々ちゃんの『オカン力』ですか、そうですね……』

楓『私達は『宵乙女』と言う良い乙女達のユニットで共演しているのですけど』

菜々「楓さん……」ハァ

梨沙「あの人もブレないわね」

桃華「ああいったお茶目な面も含めての楓さんなのでしょうね」

ありす「さすがです、楓さん」

楓『宵乙女のメンバーって実はだらしない人が多いんです、その中で皆のお世話を焼いてくれるのが菜々ちゃんなんですよ』

梨沙「そうなの?」

菜々「皆の名誉に関わるのでノーコメントです!」


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:54:38.93 :+hFny17V0

ありす「むしろ言ってしまうと名誉に傷がつくレベルの醜態を晒しているんですか……?」

菜々「え”っ……いやソンナコトハ……」

桃華「菜々さん、目が泳ぎすぎですわよ」

楓『美優さんなんかお酒飲むと泣き上戸になっちゃうんですよ、それをいつも菜々ちゃんが介抱してくれていて……』

菜々「楓さん!??!?!?ナナが自重したのにどうしてぶっちゃけちゃうんですか!」

梨沙「泣き上戸って……そうなの?」

菜々「う”っ……」

ありす「美優さんみたいな素敵な女性でもそうなっちゃうんですか?」

菜々「ううっ……」

桃華「菜々さん、洗いざらい吐いてしまえば楽になりますよ?」

菜々「って!なんでナナが取り調べ受けているみたいな感じになっているんですか!!!」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:56:02.68 :+hFny17V0

楓『その他にも酔い潰れた私や早苗さんを介抱してくれたり』

楓『悪酔いして暴れるはぁとさんや早苗さんを介抱してくれたり』

楓『私達が色々あって汚したお部屋を片付けてくれたり』

楓『二日酔いで辛い私達にしじみ汁を作ってくれたり……』

梨沙「ホントにオカンじゃないのよ……」

菜々「違うんです!皆いつもナナのおウ~……サミン星!で飲むから仕方なく……」

桃華「きっとそれだけ皆さんにとって居心地が良いのでしょうね」

菜々「そうだと……良いですねぇ」トオイメ


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:56:39.83 :+hFny17V0

ありす「きっと実家に帰ったような安心感なんでしょうね」

菜々「それ結局オカン扱いってことじゃないですかぁ!」

楓『以上、高垣楓でした』

楓『菜々ちゃん、まだまだ寒い日が続きますけど体に気をつけて頑張りましょうね』

楓『う~、さみいん!……なんて、ふふっ』

菜々「楓さん……皆の恥部を暴露するだけ暴露していきましたね……」

梨沙「穏やかな喋り方なのに台風が通過した後みたいな気分よ……」

ありす「さすがです、楓さん」

桃華「ありすさん、それは楓さんが言う側の台詞ですわ」

菜々「中の人ネタはNGですよ!」

梨沙「……出来るだけ恵まれてると思いなさいよ」

菜々・ももあり「「「ご、ごめんなさい!!!」」」

梨沙「ふんだ……アタシだって次の選挙で……」ブツブツ


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:57:49.94 :+hFny17V0

桃華「さ、さて!気を取り直して次のVTRに行ってみましょう!」

菜々「まだVTRあるんですか!?」

ありす「勿論です!この番組のVTRは108本目までありますよ!」

菜々「番組時間に収まりませんよ!?」

桃華「菜々さんのエピソードを募集していましたら皆さんこぞって色々とお話ししたがったらしく、気が付いたらこのような量になってしまったみたいですわ」

梨沙「そんだけ慕われてるってことじゃないの、凄いじゃない!」

菜々「ううっ……愛が……皆さんの愛が重いです……」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:58:20.21 :+hFny17V0

桃華「さすがに番組の時間に収まらないので、その中で特におもしろ……こほん、目を引く内容のものをピックアップしておりますわ」

菜々「今『面白いの』って言おうとしましたよね!?」

ありす「気のせいです」

梨沙「じゃあ次のVTR行ってみまよ~!」

菜々「あ”~っ!まだナナの話は終わって……」

乃々『こ……こんにちは……もりくぼです……』

菜々「乃々ちゃん!?」

梨沙「こういうので出てくるなんて珍しいわね」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:59:12.51 :+hFny17V0

乃々『あの……もりくぼは菜々さんとNa.No.Ne.というユニットでご一緒させていただいているんですけど……』

桃華「菜々さんと乃々さん、それにネネさんのユニットでしたわね」

ありす「『Na.No.Ne.の菜々、ネネ、乃々』と言うと高確率で舌を噛むことで有名なユニットですね」

菜々「それ初耳なんですけど!?」

梨沙「ありすが今のを噛まずにサラッと言えたのスゴイわね」

ありす「このくらい余裕です」フンス

ももぺあ「「むっ……!」」

菜々「ちょっと!その早口言葉で有名になっているって話をもう少しくわしく……!」

梨沙「……『Na.No.Ne.の菜々、ネネ、乃々』!『Na.No.Ne.の菜々、ネネ、乃々』!『Na.No.Ne.の菜々、ネネ、乃々』っっっ!」

桃華「まぁ……!」

菜々「あら凄い」

ありす「なん……だと……!?」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 01:59:45.79 :+hFny17V0

梨沙「ふ……ふふん、確かにこのくらいヨユーねっ!ぜんぜん大したことないわ!」

ありす「くっ!私は結構練習したのに……!」

桃華「それでは次はわたくしですわ!」

菜々・ぺあべりー「「「ごくり……」」」

桃華「……『Naにょにぇにょ……っ!」

菜々・ぺあべりー「「「即噛んだ~~~!?」」」

桃華「……」

桃華「……さて、VTRの続きをどうぞ」

菜々「何事もなかったかのように!?」


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:00:20.47 :+hFny17V0

梨沙「でも見て!耳真っ赤よ!」

ありす「ちょっと桃華さん!何一人だけ可愛いポイント稼いでるんですか!」

桃華「うるさいですわ!黙ってVTRをご覧なさい!」

ありす「何逆ギレしてるんですか!」

梨沙「ああもう二人とも収録中よ!?後でやんなさいよ!」

桃華「だってありすさんが!」

ありす「だって桃華さんが!」

梨沙「だ~っ!子供みたいなやりとりしないの!」

ももあり「「子供ですっ!!!」」

梨沙「こんな時だけ!!!」


19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:01:16.31 :+hFny17V0

菜々「ほらほら、喧嘩しちゃダメですよ」

ありす「だって桃華さんが!」

桃華「だっておふたりが!」

梨沙「アタシが何したってのよ!」

菜々「ああもう!し、視聴者の皆さんはVTRの続きをどうぞ~!……3人とも!そこに正座~!!!」

乃々『菜々さんには……ネネさんにもですけど、とってもお世話になっていて……』

乃々『むしろちょっと構い過ぎというか……もりくぼがお仕事を渋るより前にお二人がフォローしてくださるので最近『むーりぃ』って言っていないというか……』

ネネ『乃々ちゃん、お話が脱線してますよ?』

乃々『……はっ!?』


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:01:55.19 :+hFny17V0

ネネ『あっ、皆さんこんにちは、栗原ネネです!乃々ちゃんが心配だったのでついてきちゃいました♪』

乃々『あうぅ……家を出た所から一緒だったから逃げられなかったんですけど……』

ネネ『さ、乃々ちゃん、菜々さんに日ごろの感謝を伝えるんでしょう?』

乃々『そうですけどぉ……恥ずかしくてもりくぼの森が火事くぼになりそうなんですけど……』

ネネ『大丈夫ですよ!乃々ちゃんは強い子ですから!私もついていますよ!』

乃々『うう……その、菜々さん、いつもありがとうございます』

乃々『菜々さんが作って来てくれるご飯とか、レッスン中に差し入れしてくれる麦茶とか、他にも色々普段からお世話になっていますけど』

乃々『凄く感謝しています、慣れない環境でもりくぼがアイドルなんてやっていけているのはきっと菜々さんが気にかけてくれたからです』

乃々『なのでその……これからもよろしくお願いします……もりくぼももう少しだけ頑張ってみますから……』

菜々「ううっ……乃々ちゃん……!」グズッ


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:02:28.20 :+hFny17V0

梨沙「ノリが母親への感謝だったわね」

桃華「なんだか普通に良い話で違和感を覚えますわ」

ありす「オチはないんですか?」

菜々「……何か言いましたか?」

ももぺあべりー(正座中)「「「何も言ってません!」」」

菜々「まったくもう……それにしても、こういうVTRもあるんですね、全部が全部さっきの楓さんのノリかと思いましたよ」

梨沙「半分くらいはこんなカンジの感謝のVTRだったみたいよ」

桃華「普段の菜々さんの行いの良さがうかがえますわね」

ありす「私達だって、菜々さんには色々お世話になっているので感謝していますよ」

菜々「皆さん……」ジーン…

ももぺあべりー「「「だからそろそろ正座をといても……?」」」

菜々「ダメです♪」ニッコリ


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:03:06.69 :+hFny17V0

梨沙「冠番組の初回で正座させられてるMCってどうなのよ……」

桃華「前代未聞ですわ……」

ありす「ある意味伝説になりますね」

桃華「そんなことで記憶されたくはなかったですわ……」

菜々「ああもう、しょうがないですね!もう正座やめていいですよ!」

梨沙「あ”~……足いった~い!」

桃華「梨沙さん!そんなに足を伸ばしてははしたないですわよ!」

ありす「……」

桃華「ありすさん?」

ありす「な、なんでしょうか?」

桃華「もう正座をといて良いのですわよ?」

ありす「え、ええ、わかってますよ?」


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:03:32.27 :+hFny17V0

桃華「じゃあどうして」

梨沙「……つんっ」

ありす「ぴいっ!?」

梨沙「あははっ!アンタ足痺れてたのね!」

ありす「そ、そうですよ!だから突っつかない」

桃華「……つんっ」

ありす「ぴゃああっ!も、桃華さんまでっ!」

菜々「仲良いですねぇ……」ホッコリ

ありす「菜々さんも笑ってないで助けてください~!」


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:04:12.34 :+hFny17V0

菜々「皆さんはこうやってじゃれ合っているのが一番良いんですね……さっきはナナが間違っていました」

ありす「今そんなことを言われましても!」

桃華「つんっ」

梨沙「つんつんっ」

ありす「ぴぎゃっ!お二人はホントやめ……ぴいっ!」

菜々「あっ、そろそろお時間みたいですね!皆さん、本日はご覧いただきましてありがとうございました!」

菜々「また次回も、是非見てくださいね!ばいば~い!」


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:05:42.04 :+hFny17V0

桃華「あ、本日菜々さんのために集められたVTRで紹介しきれなかった面白いものを番組公式HPで公開しておりますので是非ご覧くださいませ!」

菜々「えっ!?ちょっ……!」

梨沙「ばいば~い!」

ありす「もう正座はこりごりです!」

菜々「ちょっと!そのVTRについt」

(ラーラーラーラー♪)


26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/20(火) 02:06:11.30 :+hFny17V0

おわりです、お付き合いありがとうございました。


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【SS速報VIP】梨沙「新番組!」桃華「ももぺあべりーの部屋!」ありす「はじまります!」
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