1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 00:54:55.24 :g2qy70jv0

モバマス初SSです

口調等おかしな点もあるかもしれませんが、お付き合いいただけると幸いです


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 00:56:15.79 :g2qy70jv0

由愛「……」カキカキ

由愛「……ふぅ」

由愛「……えへへ、いい感じ、かな?」

由愛「うん……うまくできた、かも」

由愛「……んー」

由愛「次は何を書こうかなぁ……」

まゆ「おはようございますぅ」

由愛「……」ビクッ

由愛「あ……え、と、おはよう……ございます」

まゆ「あら、由愛ちゃんおはよう」

まゆ「Pさんどこに行ったか知ってるかしら?」

由愛「あ、えと、えっと……外に出かけてます……」

まゆ「そう……残念だわぁ」

由愛「……」

まゆ「……」

由愛「……」

まゆ「……あら?」

由愛「……」ビクッ

まゆ「由愛ちゃんはお絵かきしてたの?」

由愛「あ……えっと……はい」

まゆ「見せてもらえるかしら?」スッ

由愛「ゃ……ゃっ!」

まゆ「あら……残念」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 00:57:55.18 :g2qy70jv0

まゆ「Pさんいつ帰ってくるって聞いてるかしら?」

由愛「う……ううん……」

まゆ「そう……」

由愛「……」

まゆ「……由愛ちゃんはまたお絵かきするの?」

由愛「あ……うん、そ……そのつもり、です」

まゆ「そんなに怖がらないでほしいわぁ」

由愛「あ……ご、ごめんなさい」

まゆ「……」

由愛「あうぅ……ごめんなさい……」

まゆ「……そんなに謝らなくても大丈夫よぉ」

まゆ「それより……まゆも一緒にお絵かきしていいかしら?」

由愛「えっ……?」

まゆ「ダメ?」

由愛「あ、えっと……」

まゆ「まゆはこの鉛筆だけでいいから……ダメ?」

由愛「……う……うぅ」

由愛「えと……書きかけの、見ない……なら」

まゆ「はぁい」

由愛「……えと……どういたしまして……」

由愛「……」ビリビリ

由愛「あの……これ、紙です」

まゆ「ありがとう、由愛ちゃん」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 00:58:55.97 :g2qy70jv0

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

まゆ「由愛ちゃんは何を書いてるのかしら?」

由愛「あ……ひ……秘密、です……」

まゆ「うふ、完成が楽しみねぇ」

由愛「あ……ぅ…………完成後も、秘密です……」

まゆ「あら……」

まゆ「残念だわぁ」カキカキ

由愛「……」カキカキ

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「おっぱようございまーすっ!」

愛海「今日の女の子は誰かなーっ?」

由愛「……!?」ビクッ

まゆ「……おはよう、愛海ちゃん」

愛海「おっぱよう!まゆさんと由愛ちゃん!」

愛海「うひひ、二人の今日のお山の調子はーっと!」

由愛「や、やぁ……!」

愛海「大丈夫大丈夫痛くない痛くない一瞬ですむし永遠の快楽が入るから!」

由愛「こ、こないで……!」ギュッ

まゆ(……あら)

愛海「まゆさんの後ろに隠れてないで出てこーいっ!」

由愛「や……!」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:01:45.47 :g2qy70jv0

まゆ「うふふ、そこまでよ愛海ちゃん」

まゆ「由愛ちゃんが怖がってるわぁ」

愛海「うひひ、怖がることなんて何もないから!」

まゆ「……愛海ちゃん?」

愛海「う……」

愛海「……ま、負けない、私は負けないよ、お山様のためならたとえ火の中水の中草の中森の中土の中雲の中あの子のブラの中!そこにお山様がいらっしゃればいつだってどこだって駆けつけて見せる!」

由愛「ぁぅぅ……」ビクビク

まゆ「うふふ、大丈夫よぉ……まゆお姉ちゃんが守ってあげるから……なんて、うふ」

愛海「ええいならば、まゆさんのお山を登るまで!」

愛海「その後由愛ちゃんのお山を登ってウヒヒー!」

愛海「突撃いぃっ!」

まゆ「もう……めっ!」

愛海「いたっ!」

まゆ「人の嫌がることはやっちゃだめよぉ?」

愛海「うぅ……」

愛海「……っは!」

愛海「ごめんなさい、まゆさん……実は今の私はお山の呪いに掛かってて、それを治すにはその双丘を登らないと……」

まゆ「愛海ちゃぁん?」

愛海「反省しました!」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:02:32.06 :g2qy70jv0

愛海「二人とも何やってたの?」

由愛「あ、えっと……お絵かきです……」ビクビク

愛海「もう、そんな怖がらないでまゆさんの後ろから出てきてよ!」

まゆ「仕方ないと思うわぁ」

由愛「……うぅ」ギュッ

愛海「まったく、私だってちゃんとお姉さんなんだからね!」

まゆ「ならまずは自重を覚えなきゃ……よ?」

愛海「はーい」

まゆ「それじゃ、続きしましょうか?」

由愛「う、うん……」

愛海「ね、ね、私もやっていい?」

由愛「……えっ?」

愛海「今暇だからね、何かしたいなーって」

まゆ「はい、鉛筆よぉ」

愛海「わ、ありがとまゆさん!」

まゆ「うふ」

由愛「……えっと、紙です」

愛海「由愛ちゃんもありがと!」

愛海「お礼にお二人が私にお山を登られる権利をあげる!」

まゆ「永遠に使わないわぁ」

由愛「……」コクコク


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:03:20.69 :g2qy70jv0

愛海「……んー」

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「ね、ね、二人は何かいてるの?」

由愛「秘密です……」

まゆ「うふ、秘密」

愛海「えー」

まゆ「心配しなくても、完成したら見せてあげるわぁ」

愛海「おお、それは楽しみだね!」

由愛「……」

愛海「むむむ……何書こうかなぁ……」

愛海「……!」

愛海「胸板、まな板、ひらめいた!」

まゆ「……それなにかしらぁ?」

愛海「この言葉も今ひらめいた、えへっ!」

愛海「よーっし、そうと決まれば早速……!」カキカキ

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

幸子「おはようございます!今日もカワイイボクがやってきましたよ!」ドヤァ

まゆ「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

幸子「あの、さすがに天使のボクでも皆さんに無視されるのは辛いのですが」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:04:56.74 :g2qy70jv0

まゆ「あら……幸子ちゃん、おはよう」

幸子「ええ、おはようございます」

幸子「皆さん夢中のようですけど、何をやってるんですか?」

まゆ「うふ、見ての通りよぉ」

幸子「ふむふむ……なるほど」

幸子「カワイイボクが頭から離れなくなった皆さんは紙面にカワイイボクの姿を残そうとしているんですね!」

まゆ「うふ、相変わらずカワイイ頭ねぇ」

幸子「ふふん、当然です、ボクはカワイちょっとまってください」

幸子「頭がカワイイってなんですか、頭が春の類義語ですか!」

まゆ「冗談よぉ」

愛海「幸子ちゃんってお山もカワイイよね」

幸子「成長途中です!」

幸子「愛海さんだって同じ大きさじゃないですか!」

愛海「私は小さくてもいいの、その分ほかの人が大きくなれば」

愛海「あ、でも小さいのも好きだよ、かわいくて、だから幸子ちゃん好きだよ!」

幸子「ボクも貴方は好きですけど、その理由で好かれてたんですか!?」

由愛「……」ペタペタ

まゆ「……由愛ちゃんもこれからよぉ」

由愛「べ……別に、気にして……ないです……!」

まゆ(……私もまだこれから……よね)

まゆ(Pさんはどっちが好きなのかしら……)


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:06:40.58 :g2qy70jv0

幸子「……で、皆さんでお絵かきをして何をしてたんですか?」

まゆ「カワイイ幸子ちゃんを描いてたわぁ」

愛海「私も!」

幸子「誰でもわかるような嘘を言わないでください!」

由愛「えと……わ、私は違う……けど」

幸子「……いや、まあそうですよね、わかってますよ」

幸子「それじゃあ……なんですか、他人に見せられないようなものを描いてたんですか?」

由愛「……」ビクッ

まゆ「うふ、完成までは秘密」

愛海「うんうん、これは私の傑作だからね、中途半端な場所は見られたくないの!」

幸子「あぁ……なるほど、確かによくわかります」

幸子「ボクも完璧な体調と状態じゃなきゃ自分の姿をみせたくありませんしね、カワイイボクがカワイくなくなってしまいますし。それでもボクのカワイさは天元突破なのでカワイイですけど!」

まゆ「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

幸子「おおっと、華麗なスルーですね。まあボクの華麗さにはかないませんけど」

幸子「でも、仕方ないことですね。全部ボクがいけないんです、ボクのカワイさがいけないんです。ボクがこんなにもカワイイから皆さん嫉妬してしまいますからね、ふふん!」ドヤァ

由愛「……あの」

由愛「え、と…………う、うるさい……です」

幸子「あ、はい」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:07:19.44 :g2qy70jv0

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

幸子「……」

幸子「……ふ、ふふん!」

幸子「暇ですからボクもお絵かきします!」

幸子「決してさびしかったからとかそういうことではなく、このカワイイボクの絵がいかにカワイイかを証明するためにお絵かきをするだけです!」

幸子「なんていったって、才色兼備文武両道のボクなんですから当然お絵かきの才もあるんですよ、ふふん!」

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

幸子「……いいですよ、ふんっ、だ」

幸子「ボクのすばらしい絵を見せて驚かせてやるんですから」


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:08:34.42 :g2qy70jv0

まゆ「……ふぅ」

まゆ「出来たわぁ」

まゆ「……」

まゆ「……あ、ううん、ここをもっとこう……」

愛海「……」チラ

由愛「……」カキカキ

愛海「……」チラ

由愛「……?」

愛海「うん、完璧!」

由愛「……??」

幸子「出来た!」

幸子「さすがボク、絵の才も満載ですね!」

幸子「……満載ですよね、これ?」

幸子「……」

幸子「……」

由愛「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

由愛「……くす」


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:09:53.83 :g2qy70jv0

由愛「……できた……!」

まゆ「うふ、お疲れ様」

愛海「これでみんな出来たのかな?」

幸子「ふふん、由愛ちゃんの絵がどんなのかカワイイボクも気になりますね!」

由愛「え……ぁ」

由愛「そ、その……」

まゆ「……由愛ちゃんは完成させた絵見せたくないみたい」

由愛「……あ」

まゆ「だから、まずはまゆの絵からね、うふ」

まゆ「うふ、うふふ、最高傑作よぉ」

愛海「こっ、これは……!」

幸子「ドレスを来たまゆさんと」

由愛「プロデューサー?」

由愛「わ……佐久間さんお嫁さんみたいで……きれい……」

まゆ「うふふ」

幸子「というか、これ後ろに教会ありますし、思いっきりそのつもりですよね」

幸子(うわぁ、トスしたブーケが地面に落ちてるんですけど)

愛海「すごい……写真みたいに絵がうまい……!」

まゆ「愛の力です、うふ」

まゆ「……あ、それともうひとつ」

まゆ「由愛ちゃんも書いたわぁ」

まゆ「お絵かきする由愛ちゃん、どう……?」

由愛「……ぁ」

由愛「えっと……うれしいです……!」

まゆ「うふ」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:12:07.44 :g2qy70jv0

愛海「次私!」

愛海「じゃんっ!」

まゆ「……えっとぉ」

幸子「あの……これ、もしかして」

愛海「私作、由愛ちゃん10年後の姿!」

由愛「わぁ……」

幸子「胸の場所の気合の入りようが半端内ですね、陰影とか質感とか」

愛海「由愛ちゃんはこのくらい大きくなってほしいなぁって」

幸子「妄想ですか」

愛海「10年後なんて妄想でしょ」

由愛(23歳……私、どうなってるんだろう)

愛海「23歳になったら私にお山登らせてね!」

愛海「……ううん、むしろ毎年計って、何センチ伸びたかをこの手で確かめて……」

愛海「ううん、ううん!毎日計って――」

まゆ「幸子ちゃんが代わりに登らせてくれるそうよぉ」

幸子「なんでですか!?」

愛海「……幸子ちゃん、かぁ……」

幸子「なんでそこで残念そうにするんですか、私由愛ちゃんよりは2センチ大きいんですよ!」

幸子「ほら、どうですか、私の方が大きいでしょう、由愛ちゃんに比べて、ふふん!」

まゆ(むなしくならないのかしら)

由愛「……」

由愛(この10年後の私は何をしてるのかな……こんな風にかっこよくなれるかな……)


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:13:28.49 :g2qy70jv0

幸子「次はボクの番ですね」

幸子「ふふん、カワイイボクのカワイイ絵を見て腰を抜かさないように気をつけてくださいね!」

幸子「どんっ!」ドヤァ

まゆ「……あら、デフォルメ絵なのね」

幸子「どうです、カワイイでしょう、カワイイですよね!」

愛海「うん……これは可愛いかも」

由愛「お人形さんみたい……」

幸子「ふふん!」ドヤァ

幸子(……あんな絵かけなかっただけですけど)

幸子「皆さんの分も用意してますよ、ボクは天使ですからね!」

由愛「あ、ありがとうございます」

まゆ「うふ……大切にするわぁ」

愛海「ありがと、幸子ちゃん!」

幸子「ふふん、どういたしまして!」

幸子「……」

幸子(……ボクのときだけ反応が普通でなんだか悲しい)

幸子(いや、ボクの絵が普通にカワイイってことなんですが)

幸子(……よかったぁ)


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:14:07.78 :g2qy70jv0

由愛「……」

まゆ「……Pさん帰ってこないわねぇ」

幸子「あ、どこかに出かけてたんですか?」

幸子「もう、カワイイボクがここにいるのに出かけるだなんて、なんとも非常識なPさんですね!」

愛海「お絵かきも終わったし、次何して待つ?」

まゆ「……」ジィ

愛海「なんでそんなに見るの?」

まゆ「……別にぃ」

愛海「もう、別に私だっていつでもどこでもお山について考えてるわけだからね!」

幸子「考えてるんですか」

愛海「ダメ、私には訂正できない!」

愛海「むなかたのむなは胸のむなだもん!」

幸子「棟梁の棟ですよね!?」

由愛「ぁ……」

由愛「あの……」

愛海「ん?」

愛海「どしたの、由愛ちゃん?」

由愛「えっと……あの、絵……ありがとう……ございました」

まゆ「うふ、どういたしましてぇ」

由愛「それで……なんです、けど」

由愛「あの……えっと、この絵……」

幸子「……由愛さんの書いた絵ですか?」

由愛「……と、特別に……あの、見せます……」


17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:15:22.88 :g2qy70jv0

まゆ「……いいの?」

由愛「えっと……お、お礼です……」

由愛「一つなのであげられない……ですけど、でも」

由愛「これは……まゆさんと愛海さんと幸子さんの絵です……から」

まゆ「……?」

由愛「……ど、どうぞ」

まゆ「あら」

幸子「ふむ」

愛海「んっ」

由愛「……」ビクビク

まゆ「……まゆたちの絵……ねぇ。かぶっちゃったわぁ」

愛海「しかも、ちょうどさっきの……書いてるときの」

幸子「私たちってこんな風に書いてたんですね」

由愛「……あの」

由愛「ダメ、でした?」

幸子「まさか!」

幸子「ボクはカワイイですからね、これからもじゃんじゃん絵にしてくださってかまいませんよ!」

由愛「あ……あの、ありがとうございます」

まゆ「うふふ、とても上手ね由愛ちゃん」

愛海「うんうん、すごい!」

由愛「!」

愛海「こんなに私達っぽくかけてるし!」

由愛「あ……え、えと……」

愛海「もうこれは天才画家、将来は画家だね!」

まゆ「……アイドルじゃないのねぇ」

愛海「アイドル兼画家みたいな!」

幸子「というか、それさりげなくハラスメントですよね」

愛海「女の子だから問題なし!」

幸子「あります!」

由愛「……え、えへ、えへへ」

由愛「ありがとうございます……!」ニコ


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:16:16.58 :g2qy70jv0

由愛「よかったぁ……えへ」

まゆ「うふふ、がんばったわね、由愛ちゃん」

由愛「う……は、はい」

由愛「その……話すの、苦手で……見せるのも……恥ずかしかった、けど」

由愛「でも、喜んでもらえて……よかった、です……」

まゆ「……うふ」ナデナデ

由愛「ふみゅぅ……」

幸子「この絵、どうします?」

愛海「由愛ちゃんのものなんだから由愛ちゃんにかえさないと、ね?」

幸子「う……そうですけど」

幸子「でも、この絵、結構気に入りましたし」

幸子「どうせならここに飾りませんか?」

由愛「!」

幸子「事務所ですけど、あのダダ甘Pさんのことですから簡単に許してくれますよ」

由愛「だ、ダメ、それはダメ!」

愛海「そうだよ、この絵には由愛ちゃんがいないんだから!」

由愛「そうじゃなくて、は、恥ずかしい、恥ずかしいから、やぁ!」

まゆ「じゃあPさんが帰ってくるまで4人の絵を描こうかしら、皆で……ね?」

由愛「う……佐久間さんまで……!」


19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:16:59.25 :g2qy70jv0

まゆ「冗談よぉ」

幸子「えっ、冗談なんですか?」

まゆ「由愛ちゃんがこんなに嫌がってるわ」

幸子「う」

幸子「……名案だと思ったんですが」

由愛「うぅ……」

愛海「でもでも、4人の絵を描くのは名案じゃない?」

まゆ「えぇ……まゆもそう思うわぁ」

愛海「一人一枚、4人の絵を描いて、それをつなぎ合わせるの!」

愛海「そしたら4人で一人の絵が4枚、皆の分あるよ!」

幸子「……それなら1枚の絵を4人で描いたほうが早くないですか?」

幸子「4枚」

まゆ「……まゆ達って暇ねぇ」

幸子「全部Pさんが帰ってこないのがいけないんです」

幸子「それならどうです、由愛さん?」

由愛「……」

由愛「よ、4人だけの秘密……なら」

愛海「決まりだねっ!」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:17:44.58 :g2qy70jv0

まゆ「ねぇ、由愛ちゃん」カキカキ

由愛「は、はい……なんですか……?」カキカキ

まゆ「佐久間、じゃなくて、まゆ……って呼んで?」

まゆ「まゆは、由愛ちゃんともっとなかよくなりたいから……ね?」

由愛「あ、えっと…………ま、まゆ……さん」

まゆ「……うふ、ありがと、由愛ちゃん」

愛海「あ、じゃあ私も、私も!」

幸子「ふふん、カワイイボクを名前で呼べることを光栄に思ってください!」

由愛「えと……愛海さん、と幸子……さん」

由愛「……えへ」

幸子「ん、どうしました? ボクの名前が呼べたのがそんなにうれしかったですか?」

由愛「う……うん」

由愛「うれしい……」

幸子「……」

愛海「幸子ちゃん照れてる……くすっ」

幸子「別に照れてないです!」

由愛「……ふふっ」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:19:28.33 :g2qy70jv0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


P「なぁ、由愛」

由愛「は、はい……なんですか、プロデューサー……?」

P「いや、最近大事そうに持ってるその絵は何かな……って」

由愛「……っ!?」

由愛「見たんです……か?」

P「あ、いや、見てないけど」

由愛「よかった……ほっ」

P「ことあるごとに見てるから気になるなぁってだけだ」

由愛「あ、そうなんですか……」

由愛「えっと、これは……えと、私と……まゆさんと、愛海さんと、幸子さんの」

由愛「4人の秘密……です……えへっ」


おしまい


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2013/06/10(月) 01:20:48.10 :g2qy70jv0

由愛ちゃん可愛いからキュートでいいんじゃないかって思ってキュートの好きな3人と交流させてみました

読んでくださった方々、ありがとうございました


SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です
【SS速報VIP】由愛「お絵かき」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370793295/