まゆ「ねぇ、大変でしょうけども。仕事ですから。仕方ありませんね。仕事というのは大変です。生きるというのは大変ですねぇ本当に」



モバP「……」

まゆ「……」

モバP「まゆ」

まゆ「はぁい……」

モバP「仕方ないじゃんか。食レポの仕事入っちゃったんだからさ」

まゆ「だってぇ……」

モバP「……」ナデナデ


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:35:52.67 :E+nL307I0

まゆ「折角のクリスマスなのに……」

モバP「まぁまぁ、いいじゃないか。こういう日に仕事できるってのも人気の証拠だよ」

まゆ「そうですけどぉ」

モバP「うまくいけばすぐ終わる仕事だし、パパパッと終わらせて、クリスマス楽しもうぜ」

まゆ「……今年は、事務所でクリスマスパーティでしたっけ?」

モバP「ああ。だから頑張れ、まゆ! 終わったらイヴもちひろさんも輝子も皆待ってるから」

まゆ(本当はPさんと二人きりがいいんですけどね……どうして年々大所帯に……)

まゆ「はぁ……わかりましたぁ。まゆ、頑張ります」

モバP「お、おう」

モバP(何故にため息……。あんまり楽しみじゃないのかな……?)


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:39:41.14 :E+nL307I0

『本番入りまーす!』


まゆ「どうも~まゆで~す。今日は、クリスマスにぴったりのスイーツを紹介したいと思いますぅ」


モバP(あああ……めっちゃテンション低い……)


まゆ「プリンですね。うわぁ~プニプニしてますねぇ。赤ちゃんのお肌を触っているみたいです」ツンツン


モバP(あああ! プリンを手で触るな!)


まゆ「ん~、これは……。なんて言うんでしょう。プリンを口の中に入れた瞬間、まゆが長いことプリンを食べてなかったっていうのもあるかもしれませんけど、口を、プリンを口の中に入れた瞬間、なんていうんでしょうねぇ。卵の? 卵の……違いますね、プリンのプリンが、もう口いっぱいにパァーっと広がりますねぇ。ね、その卵の、ふわふわ感、そしてプリンの、ほんのり、甘さっていうんでしょうか? そういうのが、とにかくプリン、全体的にプリンがもう口の中にいっぱい広がりますねぇ。美味しいですよぉ。うん、美味しいですねぇ。なんていうか、口では、言葉では言い表わせないようなそんな美味しさですねぇ。美味しい、美味しいですねぇ。はい、このプリンだったらウケますねぇ。スイーツ系男子でもスイーツ系女子でもうける。間違いなくうけますねぇ。このプリンは美味しいです。キャラメル、ソースとね、絡ませて食べると、また、キャラメルソースの美味しさとマッチして、より一層美味しくなりますねぇ。これはいいですねぇ。んん、たまらないです。クリスマスにプリンとかどうかと思っいましたけど、普通に美味しいです。今、プリンがお腹に到達して、まゆのお腹がめちゃめちゃ喜んでます。プリンのあまりの美味しさに、お腹がめちゃめちゃ喜んでます。それぐらい美味しいです。ごちそうさまでした」


モバP(あぁ……)


『はいカットー! すみません、撮り直しいいですか……?』


まゆ「あぁ……あああ……」


モバP「なんて死にそうな声出してるんだ……まゆ」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:40:52.61 :E+nL307I0

モバP「まゆ……モチベーション上がらないのはわかるんだけど、頼むからもう少しだけやる気を出してくれないか?」

まゆ「だってぇ……だってぇ……」

モバP「皆が待ってるんだし、な?」

まゆ「皆、ですか……」

モバP(う~む、もう少し長引きそうだな……)


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:43:10.83 :E+nL307I0

~♪


モバP「あれ? ……もしもし?」ポチッ

ちひろ『あ、もしもしプロデューサーさんですか?』

モバP「あ、はい。どうしました?」

ちひろ『ええと、お仕事の方が気になりまして。あとどのくらいかかりそうですか?』

モバP「え、っと……」チラッ


まゆ「…………」ズーン


モバP「……結構かかるかもしれません。なんだか、まゆ元気なくって」

ちひろ『……やっぱりですか』

モバP「やっぱり?」

ちひろ『ああ、いえ。こちらの話です。……ちょっと、まゆちゃんに代わってもらえますか?』

モバP「へ? ま、まあいいですけど」



モバP「まゆ?」

まゆ「……はい?」

モバP「あの、ちひろさんが代わってくれって。……いい?」

まゆ「えぇ、大丈夫ですけど……。はい、代わりました」





6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:44:41.77 :E+nL307I0

まゆ「……えっ!? い、いいんですかぁ!?」




モバP「!?」

まゆ「で、でも……皆に悪いですよぅ。……へ、へ? お、お似合いだなんてそんな……」

まゆ「ふふっ……。いえ、ありがたく受け取っておきます。皆にお礼を言っておいてください。はい、はい……では」スッ

モバP「ん? ああ……代わりました」

ちひろ『まゆちゃんの機嫌、直りましたね?』

モバP「そうみたい、ですね。はい」

ちひろ『じゃあ、クリスマスはお二人で楽しんできてくださいね?』

モバP「え? あ、そういう……」

ちひろ『くれぐれも! 安っぽいお店なんて行っちゃダメですよ? 今日はクリスマスなんですから』

モバP「……わかりましたよ。ちひろさん、ありがとうございます」

ちひろ『いえいえ。……あ、そうだ』

モバP「なんです?」

ちひろ『……避妊はしっかりしてくださいね?』

モバP「……いやしねえよ! この場合のしないってのは避妊ということではなく――――あ、切れた」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:45:41.00 :E+nL307I0

まゆ「うふ……ふふふふ……」

モバP「……あー、なんだ。まゆ」

まゆ「はぁい♪」

モバP「終わったら、デートだから。頑張れよ」

まゆ「はい! うふ、うふふふふふ……」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:48:21.95 :E+nL307I0

『撮り直しいきまーす!』


まゆ「ウィィィィッス↑↑どうも~まゆで~す。今日は、クリスマスにぴったりのスイーツを紹介したいと思います!」


まゆ「プリンですね。うわぁ~! プ・ニ・プ・ニしてますねぇ。赤ちゃんのお肌を触っているみたいです」ツンツンツンツンツンツンツンツン


まゆ「ん~! これは……!なんて言うんでしょう♪ プリンを口の中に入れた瞬間、まゆが長いことプリンを食べてなかったっていうのもあるかもしれませんけど、口を、プリンを口の中に入れた瞬間、なんていうんでしょうねぇ。卵の? 卵の……違いますね、プリンのプリンが、もう口いっぱいにパァーっと広がりますねぇ♪ ね、その卵の、ふわふわ感、そしてプリンの、ほんのり、甘さっていうんでしょうか? そういうのが、とにかくプリン、全体的にプリンがもう口の中にいっぱい広がりますね! 美味しいですよぉ♥ うん、美味しいですねぇ。なんていうか、口では、言葉では言い表わせないようなそんな美味しさですねぇ。美味しい、美味しいですねぇ! はい、このプリンだったらウケますねぇ。スイーツ系男子でもスイーツ系女子でもうける。間違いなくうけますねぇ♪ このプリンは美味しいです。キャラメル、ソースとね、絡ませて食べると、また、キャラメルソースの美味しさとマッチして、より一層美味しくなりますねぇ。これはいいですねぇ。んん、たまらないです。クリスマスにプリンとかどうかと思っいましたけど、普通に美味しいです。今、プリンがお腹に到達して、まゆのお腹がめちゃめちゃ喜んでます♪ あぁ……Pさん……♥ そんな、お腹がいっぱいになっちゃいますよぉおお♥ プリンのあまりの美味しさに、お腹がめちゃめちゃ喜んじゃいますぅう♥ それぐらい美味しいです。ごちそうさまでした」


『はいカットー! 撮り直しお願いしまーす!』


まゆ「あぁ……あああ……」


モバP「あ、テンション関係なしに食レポは下手なのね」




おわり


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/25(月) 17:52:08.36 :E+nL307I0

参考資料


おととし
まゆ「ウィィィィッス↑↑どうも~まゆで~す」ちひろ「……」

去年
輝子「まゆさあん!まゆさんどこですかあ!ぼっちなんかじゃない!私がいる!」

来年は彼女と過ごすので、クリスマスの投稿は今年で最後になります。今までありがとうございました。
ssを読んでいる皆さん、今年は大切な人と過ごせていますか……?


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【SS速報VIP】まゆ「プロデューサーのお仕事の人は大変ですねぇ、スーツ着て」
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