相葉夕美「藍子ちゃん、大丈夫?」

藍子「だいじょうぶです・・・!」グシグシ


藍子(大丈夫じゃないです・・・ね、ねむい・・・!)ウツラウツラ

藍子(考えてみれば当然のことだったんです・・・人生の3分の1を占める睡眠・・・)カクッ カクッ

藍子(それを少しのお昼寝で乗り越えようなどと・・・)フワー


モバP(以下P表記)(限界は近そうだ・・・)


2 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/16(火) 06:00:47.91 :akyqfqVD0

01

高森藍子(16)

02

相葉夕美(18)

03

十時愛梨(18)


3 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/16(火) 06:02:16.57 :akyqfqVD0

藍子(ですが、ここで挫けるわけにはいきません・・・!)グググ

藍子(毎年必ず来てプレゼントをくれるサンタさん・・・!)

藍子(今年こそ、今年こそお礼を言うんです・・・!)

藍子(あと一緒に写真撮りたい!)


チラッ

十時愛梨「すう・・・すう・・・」Zzz…

藍子(うう・・・一緒にサンタさんにお礼をしようと誓い合った同志愛梨さんはもう今夜は起きないかもしれません・・・)

藍子(せめて私だけでも・・・いえ、置いてはいきません!)ブンブンブン

藍子(サンタさんが来たら起こして、それか私が耐えられなくなりそうになったら起こしてあげましょう)

藍子(一人ではできないことも、力を合わせれば達成できる・・・! 友情ぱわー! かんぺきな作戦です!)

藍子「へのツッパリはいらんですよ・・・」フワー

P「おお、言葉の意味は分からないが大した自信だ」

藍子(あとは、サンタさんを待つだけ・・・!)ウツラウツラ


夕美(藍子ちゃん、早く寝ないかなぁ・・・)

夕美(愛梨ちゃんも寝かしつけたし、そしたらPさんと二人っきりになって・・・)ホワンホワンホワン


4 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/16(火) 06:03:19.82 :akyqfqVD0

夕美『ふふ♪ 二人とも寝ちゃったね』

P『ああ。夕美はいいのか? 早く寝ない子のところにはサンタさん来てくれないかもしれないぞ?』ハハハ

夕美『もう、私はもう大人だよ?』

夕美『大人の女にはね? みんなとは違うサンタさんが来て、素敵なプレゼントをくれるんだよ♪』

夕美『大切な、私だけのサンタさんから特別な、ね・・・♥』シュルリ…

P『今夜は寝かさないよ、夕美』グイッ


5 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/16(火) 06:04:14.38 :akyqfqVD0

夕美(いや~ん相葉じゃなくなっちゃう~♥)イヤンイヤン


夕美(よしっ、そのためにはまず藍子ちゃんを寝かさないとねっ!)


夕美「おこたじゃ風邪ひいちゃうかもしれないし、とりあえず愛梨ちゃんを仮眠室に運ぼっか」

藍子「! そ、そうですね・・・!」

藍子(うう~・・・近くにいた方が起こしやすいですし、完全に眠らせてしまいそうです、が・・・)

愛梨「むにゃ・・・」


11 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 07:17:30.03 :1Db/9b7rO

藍子(確かにこのままでは風邪をひいてしまうかもしれないし・・・仕方がありません)

藍子(仮眠室なら私が休む時に起こせますし、クリスマス会の音で起きるかもしれないですし!)

藍子「それじゃあ、私が運びますね」スク…

P「え? いやいや俺がやるよ。藍子の力じゃ―」

藍子「平気ですっ! 私、こう見えて力も最近ついてきてるんですよ?」

藍子(7000万ぱわー!)グッ

P(力こぶ・・・ある?)

夕美「無理しないでね?」

藍子(動けば少しでも眠気は消えるはず・・・!)

夕美(動けば疲労が睡魔に変わるはず・・・)


12 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 07:27:01.39 :1Db/9b7rO

藍子「いきます・・・! よっ・・・! ・・・―!?」ダキッ

藍子(こ、これは・・・!)ギュー

藍子(あ、あたたかい・・・!! そして、この上なく柔らかい・・・!!!)フカフカ

藍子(まさに、極上の快楽―!!!!)ムギュウ


P(藍子微動だにしないんだけど?)ヒソヒソ

夕美(うーん、やっぱり手伝った方がいいかも)ヒソヒソ


藍子(だ、ダメ・・・! このままこのしあわせボディに抱きついていたら・・・)

藍子(わ、私は 確 実 に 眠 る ― !)フワ…


藍子「ぷ、プロデューサーさ~ん・・・助けて~・・・!」プルプル

P「あ、ああ、よしよし・・・あとはまかせろな・・・」


ヒョイッ ガチャ バタン


藍子「ふう・・・」

藍子(強敵でした。次も勝てるとは限りません・・・)

夕美「や、やりきってないよ・・・?」


14 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 19:20:42.32 :JuYiQlN+0

夕美「そうだ、藍子ちゃん。カラオケでも歌わない?」

藍子「・・・・・・え? カラオケ・・・ですか?」コクッ

夕美「うん! ちひろさんがせっかくおいて行ってくれたんだし、これなら眠気も飛んじゃうんじゃない?」ニコッ

藍子「夕美さん・・・! そ、それじゃあ、激しいのを・・・!」ピッピッ

夕美「いえ~いっ♪」シャンシャンシャン

~♪

藍子「すぅ・・・」スゥゥ…

藍子「ズガガガン! ガガンガン!」

夕美「do the muscle―♪」

藍子「ズババン! ババンバン!」

夕美「hustle muscle―♪」



・・・


15 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 19:32:40.02 :JuYiQlN+0

藍子「GO!」

夕美「GO♪」

Flowery「「FIGHT!」」


夕美「いえ~いっ♪」パチパチパチ

藍子「ど、どうも~・・・!」テレッ

藍子(ふう・・・少し眠気、治まったかも・・・)

夕美「よ~しっ、次は私がいっちゃうよ~♪」

藍子「いえ~いっ♪」ドンドンドン パフパフー

夕美「あっ、ねえ知ってる? 最近のカラオケって、ちょっと変わったのが出来るんだよ?」ピッピッ

藍子「あ、知ってます! アニメのセリフとか、駅員さんとか出来るんですよね~」

夕美「そこで・・・これだー!」ピッピッ


夕美「おほんっ・・・! 般若~波~羅~蜜~多~―」ポクポクポクポク


藍子「お経!?」


・・・


16 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 19:39:31.88 :JuYiQlN+0

夕美「秘~丹弥~虚~羅~多~・・・」ポクポクチーン

藍子「ぐう・・・」Zzz…

夕美「・・・よしっ♪」

バタン

P「愛梨、寝かせてきたよ」

夕美「おつかれさま♪ そうだ、お茶淹れるね! ハーブティーの準備してきてたんだ♪」イソイソ

P「ありがたくいただこう。おや? 藍子も寝ちゃったか」

夕美「きっと今日のライブで疲れちゃったんだね。起しちゃだめだよ?」パタパタ

P「うん」ナデナデ

藍子「我が名は高森藍子・・・世界にきょーふとこんとんを・・・」Zzz…

P「・・・どんな夢を」


藍子「・・・はっ!?」ガバッ

P「うおっ」ビクッ

夕美「あっ・・・もう、Pさん?」

P「ご、ごめんて・・・」

藍子(あ、危うく寝るところでした・・・!)


17 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 19:47:13.61 :JuYiQlN+0

藍子「あっ、Pしゃん・・・」グシグシ…

P「おはよ。ごめんな、起しちゃったか」

藍子「いえっ! ありがとうございまふ!」

夕美「・・・藍子ちゃんにもハーブティー淹れてあげるね♪」パタパタ

藍子(! 温かいお茶! 眠気を飛ばすには打ってつけなもの・・・!)

藍子「あ、ありがとうございます、夕美さん!」



・・・


18 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 19:53:23.52 :JuYiQlN+0

コポコポ

藍子(こ、これは・・・!?)

夕美「Pさんには疲労回復に効いて元気になれるガーリックも入れた特性のお茶ね♪」コトッ

P「ありがとう。夕美はなんでもできるなぁ」ズズ…

夕美「なあに、急に♪ なんでもは出来ないよ。出来ることだけ!」カチャカチャ

P「チョコとか飴で花とか普通作れないって」ズズー…

夕美「うふふ♪ じゃあ次も楽しみにしててね♪」コポコポ

夕美「はーい、藍子ちゃんには(安眠効果のあって)リラックスできるカモミールのハーブティーだよ」コトッ

藍子「あ、ありがとうございます・・・」

藍子(安眠効果のあるお茶だー!?)


19 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 19:59:30.71 :JuYiQlN+0

藍子(ま、まさか・・・まさかとは思いますが、もしかして夕美さん・・・)チラッ…

夕美「?」ニコニコ

藍子(私を・・・寝かせようとしている!?)

藍子(くっ・・・一度出してもらったお茶を飲まないわけには・・・!)

藍子(いいでしょう、夕美さん! この勝負、絶対に負けません!)

ゴクッ

藍子「! 美味しい~これ♪」

藍子(フルーティーな味わいに優しい温かさ・・・♪ 頭の緊張が解されていくよう・・・!)

藍子(ふっふっふ・・・! 抜かりましたね、夕美さん)

藍子(カモミールの安眠効果は眠れない人のためのもの! 今の私のように眠気が限界の人間にとっては温かさによる覚醒が勝る!)

藍子(最高の一杯のために妥協できなかったこと―それがアナタの敗因です!)

藍子(ふふ・・・あんなに睡魔に耐えていた思考が嘘のようにクリア・・・この境地、まさに―!)



藍子( 明 鏡 止 水 ― ! )



藍子「すやぁ・・・」Zzz…


20 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 20:07:21.50 :JuYiQlN+0

夕美「・・・ふふ♪ 藍子ちゃんも寝ちゃったね」

P「ああ。夕美はいいのか? 早く寝ない子のところにはサンタさん来てくれないかもしれないぞ?」ハハハ

夕美「もう、私はもう大人だよ?」

P「おっと、それじゃあプレゼントもいらないのかな? せっかく用意したんだが・・・」ゴソッ…

夕美「あ~っ! そういうこと言っちゃうんだ」プクー

P「ははっ、冗談だよ。はい夕美、メリークリスマス」

夕美「Pさん・・・♪ ありがと?」

夕美「・・・ねぇ、知ってる? 近くの公園、イルミネーションがすごいんだって。行ってみない・・・?」

P「・・・いいな。行こうか」

夕美「うん♪」

P「暖かくしろよ? 夕美だってライブの疲れがあるだろうし、風邪ひかないように―」

夕美「じゃあ・・・こうしよっ♪」ダキッ

P「あ、こら」

夕美「大丈夫大丈夫♪」

P「まったく・・・その前に、藍子を仮眠室に運んでからな?」

夕美「はーい♪」

キャッキャッ ウフフ

ヒョイ ガチャ バタン



ヒュウウゥ… シュタッ

イヴ・サンタクロース「ようやく起きてる人がいなくなりました~♪」


21 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 20:15:01.21 :JuYiQlN+0

04

イヴ・サンタクロース(19)


22 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 20:16:16.11 :JuYiQlN+0

イヴ「担当地区の残りはここだけで、どうしようかと思いました~・・・」フゥ

イヴ「さ~て、よい子はどこですか~?」ガチャ

愛梨「ふあ・・・あれ、わたし~・・・?」ムク

イヴ「あ」

愛梨「あ・・・ああっ、さ、さ、サ、サンタさん・・・!?」

愛梨「あ、ああああ藍子ちゃん起きて、起きて~!」ユサユサ

藍子「う~ん、あくせる・・・しんくろぉ・・・」Zzz…

愛梨「藍子ちゃ~ん!」ユサユサ

イヴ「ね、寝かせてあげましょ~?」



・・・


23 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 20:21:35.87 :JuYiQlN+0

イヴ「なるほど~・・・サンタさんに会いたくてずっと起きていたんですね~」

愛梨「はいっ! サンタさん、いつもありがとうございますっ♪」キャッキャッ

愛梨「うう~・・・本当は藍子ちゃんにも会ってほしかったんですけど・・・あっ、ケーキ作ったんです! 持って行って下さい!」ズイッ

イヴ「まあ、これはご丁寧に~♪ ありがとうございます~♪」


藍子「むにゃむにゃ・・・サンタさ~ん・・・」Zzz…

イヴ「は~い。・・・では、そうですね~・・・本当は駄目なんですけど~」

イヴ「来年もいい子に過ごせたら、今度は起きている時にプレゼントを持ってきちゃいます~♪」

愛梨「わ~い♪」

イヴ「ふふふ、また会いましょ~♪」ナデナデ

藍子「えへへ~・・・♪」Zzz…


・・・


24 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 20:23:35.25 :JuYiQlN+0

・・・


藍子「来年こそは・・・! 来年こそは!」

愛梨「サンタさん、私くらいの女の子でした~♪」

愛梨「次は一緒に会いましょうねっ!」

藍子「愛梨さん、そんな夢を・・・」ホロリ…

愛梨「ほ、本当なんですって~!」

夕美「来年こそはー!!!」

愛梨「わあっ!?」



お・わ・り


25 :◆h8PchLJM6BH7 :2017/05/17(水) 20:28:43.43 :JuYiQlN+0

お読みいただきありがとうございました。

モバマスのコミュニティースレを覗くと話題の多さ、プロデューサーの多様さに驚かされます。
私はプロデューサーになってから遊戯王、ドラゴンボール、コブラ、キン肉マンを一気見しました。
特撮にはまだ手が出ません。

閑話休題
フラワリーアイズ、共々よろしくお願いします

05



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【SS速報VIP】高森藍子「サ、サンタさんが来るまで起きてます・・・!」
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