*奈緒の部屋

神谷奈緒「ふーん」

加蓮「ちょっと奈緒! もう少しアタシに興味持ってよ!」

奈緒「いや、だってさ、毎日パソコンと向かい合っていれば肩くらいこるだろ?」

加蓮「……もしかして、奈緒も肩こりあるの?」

奈緒「いっそのこと、熟練者だと名乗っても良いくらいだな」

加蓮「ふーん」

奈緒「興味持てよ! お前が聞いてきたことだろ!?」


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:43:09.76 :/xGGF5iVo

加蓮「マッサージ店とか行ってみようかな」

奈緒「無視すんな! と言うか、事務所にエステルームみたいなのあるだろ?」

加蓮「えぇ……。だって、あそこは川島瑞樹さんとか菜々さんとかいつも居るから、行きづらいし」

奈緒(菜々さん……もう少し十七歳らしくしてくれよ……)

加蓮「そうだ、奈緒。アタシの肩揉んでよ」

奈緒「なんでだよ!」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:43:44.62 :/xGGF5iVo

加蓮「いいじゃん。けち~」

奈緒「あたしも肩こり持ちだって言ってんだろ!」

加蓮「後でアタシも揉んであげるからさぁ」

奈緒「……本当か?」

加蓮「ほんとほんと。アタシ頑張るよ?」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:45:11.16 :/xGGF5iVo

ガチャ

渋谷凛「島村卯月、がんばります。で、何の話してたの?」

加蓮「奈緒に肩揉んでもらうの」

凛「へぇ。奈緒、応援しているから」

奈緒「おい、何事もなかったかのように会話に参加すんな」

凛「私たちトライアドプリムスだよ?」

奈緒「関係ないだろ! あと、トライアドはもうやらないからな?」

加蓮「初見の人に説明するとね、奈緒は事務所で事務員のバイトしているから『今はまだ』アイドルじゃないんだよね」

奈緒「初見って何だよ!? なんで『今はまだ』を強調した!?」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:45:57.20 :/xGGF5iVo

加蓮「そんなわけでアタシは奈緒に肩を揉まれることになったのだ」

奈緒「なってないだろ!?」

加蓮「えー、奈緒の気持ち傾いていたじゃん」

奈緒「でもさ、よく考えると肩揉みって疲れるし、あたし文香さんから借りたラノベ読みたいし」

加蓮「アタシだって橘ちゃんから漫画借りているんだよ!」プンプン

奈緒「なんでそこで怒るんだよ……」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:47:01.03 :/xGGF5iVo

凛「奈緒の肩は私が揉んであげるから、奈緒は加蓮の肩揉んであげなよ」

加蓮「流石凛、分かってる」

奈緒「もう凛に揉んでもらえよ……」

加蓮「アタシは奈緒に肩を揉んでもらいたいの!」

凛「私も奈緒の肩しか揉まないよ?」

奈緒「ああ! こいつら面倒くさい!」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:47:45.68 :/xGGF5iVo

奈緒「……仕方がない。やってやるよ」

加蓮「やったー」

凛「良かったね、加蓮」

加蓮「うん」

奈緒「はぁ……。それじゃあ、やっていくからな」

奈緒(女の子座りをしている加蓮の後ろに回り、両肩に手をかける)


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:48:59.66 :/xGGF5iVo

奈緒「……こうして触れると、やっぱり加蓮って華奢、って言うより細いよな」

加蓮「これでも体鍛えたんだけどなぁ。あ、奈緒の手あたたかくて気持ちいい」

奈緒(手のポジションはそのままで、首と肩の付け根を、親指を使って揉んでみる)

加蓮「あっ……」

奈緒「力加減はどうだ?」モミモミ

加蓮「あ……ちょうど、いい感じ、だ、あっ、よ……あん……」ハァハァ

奈緒「変な演技すんな!」

加蓮「バレたか」テヘッ


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:51:26.88 :/xGGF5iVo

奈緒「たく……。ん? 加蓮なんかここに、しこりみたいなのないか?」

奈緒(肩首の付け根の下を揉んでいたら、軽いしこりみたいなのにぶつかる。骨でもないし、なんだこれ? 腫瘍? いやいやいや)

加蓮「あ、ほんとだ何だかコリコリしているね」

凛「菜々さんが言っていたけど、肩こりが過ぎるとしこりみたいなの出来るらしいね」

奈緒「……あの人は何でも知っているな」

奈緒(流石十七歳。それはともかく、このしこりの部分が肩こりの原因みたいなものなのか? 揉みほぐしてみるか)

奈緒「む、ここだけ本当に硬いな」モミモミコリコリ

加蓮「うっ……ちょっと痛いかも」

奈緒「さっきとあんまり力加減は変えていないぞ?」

凛「それだけこっているんだよ、多分」

加蓮「そこ押されると頭にキーンと痛みがくるけど……諸悪の根源って感じするから、アタシ頑張るよ!」

奈緒「意味分からないけど、ほぐしてしまっていいんだな?」

加蓮「うん、お願い」

奈緒「了解」モミモミ


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 19:56:07.33 :/xGGF5iVo

奈緒(普通に揉んでいても一向にほぐれる気配がないので、少しずつ力を入れて揉んでいく)

加蓮「……くっ……うぅ……痛い……ぐすっ……」

奈緒「泣いてんじゃねぇか!? 止めるぞ」

加蓮「あ、ごめん。冗談だから」

奈緒「……次やったら、本当に止めるからな」

加蓮「はーい」

加蓮(本当は結構痛かったけど、後半少し楽になったから我慢我慢)

奈緒「たくっ……」グリグリ

奈緒(しこりの部分を念入りに押していく)

加蓮「うっ……地味に痛い……けど、ほぐれている感じするかも」

奈緒「ちょっとずつ柔らかくなっているな」グリグリ

加蓮「あ、気持ちよくなってきたかも」

奈緒「……」グリグリモミモミ

凛「奈緒、集中しているね」

加蓮「あぁー、血行が良くなっていく感じがする……」キモチイイ


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 20:03:49.56 :/xGGF5iVo

奈緒「……どうだ? 大分楽になったんじゃないか?」トントン

奈緒(何となく肩叩きもしてやる。終わったところで、加蓮が肩を上下に動かしてみていた)

加蓮「うわっ、びっくりするくらい肩が軽くなった!」グルグル

奈緒「そりゃ良かった。だけど、こういうのは本当ならプロにやってもらうべきだよな」

奈緒(今回は肩こりだったけど、しこりが病気である可能性もあるので、そういう時はメンタルへ……じゃなくて病院へ連れて行こう)

凛「按摩の免許だっけ? 奈緒はいつ取るの?」

奈緒「取るつもりはないから」

加蓮「いやいや、奈緒だったら取れるって! 肩が軽くなったアタシが保証するよ」

奈緒「なんであたしが免許取る前提なんだよ。あと、それ喜んで良いのか微妙だな」

加蓮「喜んでよぉ! あ、奈緒、肩甲骨が気持ちいいって聞くからやってよ」

奈緒「人を好き勝手に使おうとすんな! ええと、ここか?」グッグッ

凛「そう言いながらもやるのがやっぱり奈緒だよ」

奈緒「ほっとけよ!」モミモミ

奈緒(肩甲骨に沿って、親指で指圧していく。よく分からないけど、ここも多分こっている気がする)

加蓮「うん、そこそこ~」フワァー

凛「加蓮、気持ちよさそうだね」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 20:08:28.99 :/xGGF5iVo

奈緒「はぁ……疲れてきた」グッグッ

奈緒(でも、肩甲骨もほぐれたのか、大分柔らかくなっている。一仕事終えたような気分だ)

加蓮「ふわぁ……気持ちよかったぁ……」ボヘェ

奈緒「……満足してもらえたようで何よりだ」

奈緒(加蓮、すっかりとろけてしまっているな)

凛「それじゃあ、約束通り私が奈緒の肩揉んであげるよ」

奈緒「悪いな」

凛「別にいいよ。……奈緒、こってるね」モミモミ

奈緒「あぁ……そこそこ……最近は書類仕事もやっていたからな」

加蓮「『奈緒に肩もみしてもらったなう』と」ポチポチ

奈緒「肩揉んでやったばかりなんだから、ケータイ使うのは控えてろよ」

奈緒「……凛、そこもっと強く頼む……ああ、いい感じだ……どうでもいいけど、なうとか滅茶苦茶懐かしい響きだな」

加蓮「『奈緒が気持ちよくなっているなう』と」ポチポチ

奈緒「やめろよ! その誤解を招くような呟き!」

加蓮「大丈夫だよ。クローネのLineに書いているだけだから」

奈緒「よりにもよって! 厄介な奴らがいるところじゃないかっ!?」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 20:13:58.04 :/xGGF5iVo

凛(後日、奈緒は志希デリカにからかわれていたけど、まぁ、いつものことだね)

加蓮「ねぇ、奈緒。また肩揉んでよ~」

一ノ瀬志希「アタシも~」

宮本フレデリカ「フレちゃんも~」

奈緒「誰がやるかー!」

志希「ほわわ~ん」

フレデリカ「きもちいー♪」

加蓮「すっごい気持ちいいよ、奈緒。腕上げたんじゃない?」

奈緒「くそっ、こいつら満喫しやがって!」モミモミ

加蓮(そう言いながらも、皆の肩を揉んであげる奈緒なのでした)



                                終わり


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/07(火) 20:14:43.23 :/xGGF5iVo

マッサージをするトライアドの姿が見たかっただけなんだ……

↓は加蓮が肩こりをすることになった原因

神谷奈緒「チャット」
神谷奈緒「オフ会」

(文香の人格が入れ替わったり、ありすが凛などに進化するSSは別世界設定です)


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【SS速報VIP】北条加蓮「最近、肩こるんだよね」
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