P「はー……あー」カタカタカタ

輝子「まだ、仕事が終わらないのか、親友……?」

P「もうちょっとだけだ。すぐ終わる」

輝子「が、がんばれー……」

P「応援されたら頑張るしかないなー」

輝子「無理しないように……」

P「やさしい……」

輝子「シイタケ君も、応援してるぞ……ガンバレー!……フヒ」

P「シイタケ君に応援されたら鍋にしたくなっちゃうなー」

輝子「何ィィーーーー!!? と、トモダチのシイタケ君に切れ目を入れ、熱々の出汁で煮るつもりかァァーーー!?」

P「うん」

輝子「いい、チョイス……さすが親友……」


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/08(火) 19:19:27.25 :GERdZb4No

P「だいぶ寒くなってきたからなあ」

輝子「こ、暦の上ではもう冬、らしいぞ……」

P「冬!こないだまで暑い暑いって文句垂れてた気がするよ」

輝子「そうかな……結構、だんだんと涼しくなってた……はず……」

P「マジで?」

輝子「マジだ」

P「まぁ寒くもなるか。もうカレンダーが二枚しか残ってないし」

輝子「おお……そ、そっちのほうがビックリだ……」


3 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:20:40.44 :GERdZb4No

P「今年もあと2か月か……」

輝子「ね、年末……12月……クリスマスが今年も……! ヒャッハァァァーーーー!! リア充どもがァァ!!」

P「声が大きい」

輝子「あ、ああ、ごめん……つい興奮しちゃって……」

P「さすがにクリスマスは早い……いやどうだろ。そろそろ年末特番の話来るかな」

輝子「さ、さすが芸能界……色々と早いね……」

P「俺の仕事もそれくらい早ければな……っと、よし終わり! さ、帰ろうか」

輝子「ああ……ちょっとだけ、待ってくれ……」

P「おう。えっと、パソコン切って、鍵どこだっけなー……あったあった。よし」


4 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:21:22.34 :GERdZb4No

輝子「お、おまたせ……」

P「はいはい。おお!」

輝子「あ、あんまり見ないでほしい……かな……」

P(ふわふわしたコートに暖かそうな耳当て、ミトンの手袋……)

P「いいじゃないか。暖かそうでしかもかわいい」

輝子「フヒィッ!? か、かか可愛いとか、そ、そういうのいいから……!」

P「これからの季節にぴったりだ。よく似合ってるぞ」

輝子「い、いや、似合うとか、その……フヒ、フヒヒヒヒヒ!」

P「しっかしこれ暖かそうだなぁ……どこで買ったんだ?」モフモフ

輝子「こ、これか? 前にとっておきの服出したときに……」

P「ああ、冬用に防寒具も備えてあったのか?」


5 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:21:49.72 :GERdZb4No

輝子「それもある、けど……ボノノちゃんたちと、買い物に行ったりして……」

P「……ユニットで仲良くやれてるみたいで嬉しいよ……!」モフモフ

輝子「モフモフはやめてくれ、フヒ、ヒイッ!」

P「輝子がなぁー、ちゃんとみんなと楽しくやれてるだけで俺はなぁー」モフモフ

輝子「だ、だからぁ……!」

P「はぁー、かわいいなぁお前ってやつぁ……」モフモフ

輝子「も、モフモフをやめろォォォォーーー!!!」

P「うおっ!?」

輝子「いつまでもモフモフしやがってェェー! 恥ずかしいだろうがァ! 親友にもこの辱めを受けてもらおうかァァ!?」
 

6 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:22:19.17 :GERdZb4No

P「えーっと……もふもふできるもの今ないんだけどそれでもやる?」

輝子「あ、いいです……」

P「そっかぁ」

輝子「うん……」

P「……」

輝子「……」

P「帰るか」

輝子「うん」
 

7 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:23:03.17 :GERdZb4No

ヒュウウウ……

P「うひーっ寒いなぁ……」

輝子「わ、私はへっちゃら、だぞ……!」ドヤッ

P「ぐぬ、俺もそろそろコート用意するか」

輝子「フヒヒ……いいだろー」

P「いいなー、モフモフしおってこいつめー」

輝子「あったかいぞー……」

P「だろうなー。だってもっふもふだもんなー」

輝子「フッヒッヒ……」

P「……えい」首筋ピトー

輝子「フッヒャァ!?」

P「なるほどあったかいな……これはいい……」

輝子「し、親友の手冷たいな……!」

P「寒くなるとどうもなー……イタズラ成功かな」

輝子「び、びっくりしたぞ……」

P「はっはっは、悪かったって」


8 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:23:45.01 :GERdZb4No

輝子「悪かったって……それだけ、か?」

P「だってもふもふしててあったかそうだったし……」

輝子「そ、そんな子どもじゃないんだから……」

P「たまにはいいだろ?」

輝子「たまーーになら……」

P「やったぜ」ピトッ

輝子「フッヒャァァ!?」

P「はーあったけぇ」

輝子「いい加減にしろォォォォ!!」

P「あっはっは! ごめんって、ごめんごめん!」


9 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:24:18.51 :GERdZb4No

輝子「悪乗りしすぎるところ、なんというか、その……だめなとこだな……」

P「うっ……」

輝子「親友……」

P「確かにちょっと調子に乗り過ぎたな。ごめん」

輝子「フヒヒ……どうしよっかなぁ……」

P「えっ!?」

輝子「モフモフされたり……手ピトッてされたり……」

P「い、いやホントに悪かったって!」

輝子「今日は、いじわる、多かったなぁ……フヒヒ」

P「はぁ……どうしたら許してくれるんだ?」

輝子「そうだね……」


10 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:25:14.32 :GERdZb4No

ピッ ガコンッ


P「はい、お望みのココアだ」

輝子「さんきゅー……あちち」

P「こんなので良かったのか?」

輝子「ちょ、ちょっとした仕返し、だ……フヒ」

P「ま、いっか」

輝子「いただきます」

P「いただきます」

輝子「ふー、ふー……」クピクピ

P「あちっ……」ズズー
 

11 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:26:00.76 :GERdZb4No




「「ふぅ~……」」




輝子「おいしいな、親友」

P「ああ。うまいなぁ」

輝子「ゆ、ゆるんだ顔になってるぞ」

P「輝子だって。『にへらー』って顔してるぞ」

輝子「おいしいからしょうがないな」

P「寒い日のココアは反則かもしれん」

輝子「うん……」ゴクゴク

P「はー……甘くてほっとする……」

輝子「親友と飲むから、おいしくなるのかな……?」

P「輝子といるんならなんだってうまいさ」

輝子「フヒッ……友情の味だな……」

P「みんなには内緒だぞ?」

輝子「いいね……秘密を共有する仲……悪くない……」

P「ほんのちょっと悪いことしてる気がするけどな」

輝子「それはわかる……なんでだろ」

P「なんでかねえ……」ゴクゴク

輝子「うーん……」ゴクゴク

P「ふう……それにしても……」


12 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:26:56.36 :GERdZb4No

P「……星が綺麗だなぁ」

輝子「!?」ブーッ

P「うわっ!? ど、どうした!?」

輝子「し、しししし親友!? そ、そっちこそ、急に……!」

P「えっ!? 空見ただけだぞ!?」

輝子「そ、そら……?」

P「本格的に冬に入ったらこれからもっときれいになるんだろうなーって」

輝子「あ、ああ……その星か……そりゃそうだよな……」

P「輝子?」

輝子「んっ!? あ、ああ……なんでもないぞ……! そう、だな……! 星がキレイ……星がな……」

P「お、おう」
 

13 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:27:24.27 :GERdZb4No

輝子「星なんて、いつでも見れるんじゃないかな……?」

P「夜空を眺めてのんびりするなんて、思ってるほどないもんだぞ?」

輝子「……言われてみればそうかも」

P「そうだろ?」

輝子「あんまり、星って見ないのかもな……」

P「今はこんなにきれいなのに。もったいないよな」

輝子「これは……なかなか……」

P「手を伸ばせば取れそうな気がするよ」

輝子「……で、でもな、親友」

P「ん?」
 

14 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:28:22.54 :GERdZb4No

輝子「夜空の星は、きらきらしてて、いっぱいあって……でも、手が届かないくらい遠くにあるんだ……」

P「眺めるだけじゃダメなのか?」

輝子「悪くは、ない……悪くはないけど……ちょっと遠すぎる……」

P「まぁ……星ってのはそういうもんだな」

輝子「だ、だけど……えっとな……その……」

輝子「わ、私なら、そばにいるぞ? フヒ……」


15 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:28:55.63 :GERdZb4No

P「……」

輝子「地上の星……ボッチのホシショーコ……なんちゃって……」

P「星……あ、あー! さっきの動揺はそういうことか!」

輝子「さ、さっきの話はいいだろ……!?」

P「でも自分から言ってきたじゃん」

輝子「……もう開き直って、自分から言っちゃえって……感じ、かな」

P「ンフッ……そ、そうか」

輝子「今笑ったなァ!? 笑ったろォォォーー!?」

P「顔真っ赤になってるぞ」

輝子「うるせェェェーー!!」

P「……まぁ、夜空の星がどれだけあろうがどれだけ輝こうが……」

輝子「ハァハァ……う、うん?」

P「俺にとっての一番星は輝子だよ」


16 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:29:22.70 :GERdZb4No

輝子「……」

P「……」

輝子「……」

P「……な、なんか言って」

輝子「フッ、フヒヒヒ……! さ、さすがに臭すぎるんじゃないか……?」

P「やっぱ言わないで! うわなんだこれ恥ずかしっ!」

輝子「わ、私も恥ずかしい思いしたし……これでお相子だ」

P「もうちょっといいセリフにしたかったんだけどなぁ……」

輝子「私は、結構うれしい、ぞ?」

P「最初に言ってくれよ!」モフモフ

輝子「フヒャッ、や、やめてくれー……!」


17 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:29:51.18 :GERdZb4No

P「まったくもー……はー、ココアうまい」ゴクゴク

輝子「ほどよく冷めて、さっきより甘い……気がする……」ゴクゴク

P「ちょっとわかる……あっ、中身なくなった」

輝子「こっちもだ……そろそろ帰ろうか」

P「おう」

ヒュウウ……

P「体は温まったけどやっぱり寒いな……」

輝子「……ん」ギュッ

P「ん?」

輝子「い、今の親友の手は、あったかいけど……二人ならもっとあったかいぞ」

P「……ああ、その通りだな。手つないでいこう」

輝子「フヒ……熱いくらいかもしれないぞ……」


18 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:30:37.61 :GERdZb4No

P「それくらいがちょうどいいって」

輝子「アツアツの二人……いいね……」

P「リア充爆発しろー! じゃないのか?」

輝子「親友となら、悪くない……親友だって嬉しいだろ……?」

P「嬉しいからこのまま離したくないくらいだよ」

輝子「よ、夜空の星にも、負けないからな……」

P「負けないから心配するなって」

輝子「大丈夫……だって」


19 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:31:14.45 :GERdZb4No




輝子「親友が選んだ一番星、だからな……!」




おしまい

 
20 :◆nIlbTpWdJI :2016/11/08(火) 19:32:14.80 :GERdZb4No

最近寒いし、もこもこした輝子が見たくてこうなりました。

ありがとうございました。


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【SS速報VIP】星輝子「もこもこな一番星」
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