【あ い う え お菓子は好きですか?】


ちひろ「プロデューサーさーん。星花ちゃんのレッスンはもう終わってますよね?」

モバP「はい。……あ、まだ帰ってないってことですか?」

ちひろ「何か聞いていますか?」

モバP「確か、お菓子を買いに行くって……」

ガチャ

星花「ただいま戻りましたわ」

モバP「ほら、噂をすれば」

ちひろ「おかえりなさーい。もう、心配したんですよ?」

星花「ふふふ。あ、そうですわプロデューサー様、ちひろさん。このお菓子をどうぞ」

モバP「俺たちに?」

ちひろ「貰ってもいいの?」

星花「はい。日頃のささやかなお礼にと」

モバP「ならありがたく。ほらちひろさんも」

ちひろ「ありがとうね。星花ちゃん♪」


2 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:38:04.02 :LKEb+U5V0

モバP「おお! こんな大きいキャンディー久しぶりに見たな……」

星花「以前撮影で訪れた駄菓子屋に行ってきましたの」

ちひろ「きなこもち……懐かしいですね」

星花「それにほら! みてください」

「「?」」

星花「5円チョコといって、硬貨がチョコレートになってるんですの!」

星花「初めて見ましたわ……」

モバP「……なんだか」

ちひろ「かわいいですね、プロデューサーさん」

モバP「ええ」

星花「?」


3 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:39:22.92 :LKEb+U5V0

【か き く け こうちゃを飲みましょう♪】


桃華「では、皆様いいですわね?」

星花「はい」

雪乃「えぇ」

桃華「では、紅茶好きの会第3回開催を祝して」

「「「乾杯(ですわ)」」」

雪乃「……おいしいですね」

桃華「もちろんですわ! 今回のために、色々と用意しましたの」

星花「いいですわね♪ あ、忘れてましたわ。今回のために……」

ガサゴソ

雪乃「スコーンですか?」

桃華「いい匂いですわ」

星花「紅茶にあうようにと、今朝焼いてきましたの」

雪乃「紅茶にとても合いますね……。あとでレシピを教えてもらってもいいですか?」

星花「もちろんですわ♪」

桃華「わ、わたくしも!」


4 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:40:39.47 :LKEb+U5V0

桃華「わたくし、実は星花さんみたいなレディーに憧れがありますの」

星花「わたくしに……ですか?」

桃華「わたくしが思う、レディーですの! 妖艶で、とてもきれいで」

雪乃「確かに……。私も、そのセクシ-さが欲しいですわね」

星花「よ、妖艶なんてそんな……違いますわ」

桃華「でも、プロデューサーちゃまはなんていいますかね」

星花「そ、そんなことは」



モバP「なんか話振られたような」

ちひろ「でもいいですねー。あの会、不定期にやってるみたいですけど」

モバP「楽しそうに紅茶を飲む3人……新しい仕事でもいいな」

ちひろ「はいはいここまでお仕事もちこまないでくださーい。私たちも仕事パパッと終わらせて参加しましょうか」

モバP「いいですねー。なら、スタドリを! 景気づけに」

ちひろ「ダメです! この後紅茶飲むのに……」

モバP「そ、そうでした……」


5 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:42:44.50 :LKEb+U5V0

【さ し す せ そろって銭湯へ】


モバP「今日は暑いですねぇ……」

ちひろ「クーラーは我慢してください。……私も暑いんですから」

モバP「はーい。……こうも暑いと、レッスン中のアイドルも大変ですね」

ガチャ

星花「ノーブルセレブリティ、た、ただいま戻りましたわ……ふぅ」

琴歌「あ、暑いですわ…」

ゆかり「確かに、暑いですね」

モバP「おーお疲れ様。クーラーは我慢してくれ。ほら、冷たい麦茶」

星花「ありがとうございます……」

ゆかり「ン……ン……フゥ。こう暑いと、お水がおいしいです」

ちひろ「そういえば、三人は寮生活でしたね」

琴歌「はい。……それがどうかしましたの?」

ちひろ「実は、寮のお風呂が故障していて……」

琴歌「えええ!」


6 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:43:26.56 :LKEb+U5V0

モバP「そこでちひろさんたちと話し合ったんだが、ここの近所の銭湯に行ってもらうということになったんだ」

星花「銭湯?」

ゆかり「あの、恥ずかしいですけど、銭湯に行ったことはなくて……」

モバP「あ、二人は行ったことがなかったか。でも大丈夫」

琴歌「私、以前に行ったことがありますわ!」ドヤッ

「「おおーー!」」

モバP「ということで、二人とも琴歌について行って銭湯に行ってくれ。もう予定もないし、上がっていいぞ」

琴歌「プロデューサー様がこうおっしゃっていますわ! ささ、早速!」

星花「こ、琴歌さん」

ゆかり「ゆ、ゆっくりでも」

琴歌「いいえ、善は急げですわ!」

ガチャ

ちひろ「銭湯、いいですねぇ」

モバP「ちひろさーん? 仕事は残ってますよー?」

ちひろ「プロデューサーさんもですよー?」


「「はぁ……」」


7 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:45:32.12 :LKEb+U5V0

【た ち つ て ドーナツ美味しいね!】


「あと少しだねー」
「何買おうかなー?」

星花「あら?」



ガチャ

星花「ただいま戻りましたわ♪」

ちひろ「おかえり星花ちゃん。あら、ご機嫌ですね」

星花「駅前で新しいお店ができたみたいで、つい買っちゃいましたわ♪」

ちひろ「何を買ったんですか?」

星花「ドーナツです」

法子「ドーナツ!?」

星花「あら法子さん。お疲れ様ですわ」

法子「お疲れ様、星花ちゃん! それで、ドーナツって」

ちひろ「駅前に新しいドーナツ屋さんができたらしくて、星花ちゃんが買ってきたの」

法子「えーいいなー。そこの店はノーマークだったし……」


8 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:46:31.80 :LKEb+U5V0

星花「なら、おひとついかがですか?」

法子「いいの!?」

星花「ええ。もとよりちひろさんやみなさんにもと、少し多めに買っていますから」

法子「ありがとー!」

星花「ドーナツみたいにみなさんを幸せに、でしたわね♪」

法子「! そうだよ! ドーナツみたいにみんなを幸せにするの!」

ちひろ「そのためには、美味しくドーナツを食べましょうねー」

法子「そうだった! 新しくできたドーナツ屋さんのドーナツチェーック! あーん。モグモグ……。まーる♪」

星花「お口にあってよかったですわ」

法子「ドーナツはおいしいものだよ!」

ちひろ「あらあら~。なら、お茶を淹れてきますね」


9 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:47:16.87 :LKEb+U5V0

【な に ぬ ね ノートは綺麗にね】


幸子「ふふーん! カワイイボクが来ましたよ! って、あれ……。誰もいませんね」

幸子「……ま、まぁみんながいなくったって、カワイイボクはお勉強をしますよ!」






ちひろ「ただいまもどりましたー。遅くなってすみません」

ちひろ「……ってあれ? 誰もいませんか?」

幸子「…………」

ちひろ「あ、幸子ちゃん。……お勉強中ですか。邪魔をしてはいけませんね」

幸子「…………」




星花「ただいま戻りましたわ」

ちひろ「あ、星花ちゃん。しー」

星花「?」

ちひろ「ん!」

星花「! ……♪!」

ちひろ「!! しー!!」

幸子「もう! 喋るなら喋ってください!! 別に静かにしなくてもいいですから!」

「「は、はい!」」


10 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:49:16.99 :LKEb+U5V0

幸子「もう! カワイイボクでも流石に怒りますよ!」

星花「ちひろさんとアイコンタクトで、声を出さない様に……」

幸子「それがいらないんですよもう!」

ちひろ「ご、ごめんなさい……。! なら、お詫びに……」

「「……?」」

ちひろ「じゃん! プロデューサーからのお土産です! お詫びもかねて食べちゃいましょう!」

星花「まぁ♪」

幸子「い、いいんですか!?」

ちひろ「そ・の・か・わ・り。ノートが書き終わったらですけど」

幸子「ふふーん! このボクにかかれば、ちょちょいのチョイ!……と言いたいんですけれど」

星花「あら、どうかしましたの?」

幸子「少しわからないところが……」

星花「なら、わたくしも一緒に手伝いますわ♪」

幸子「い、いいんですか!?」

星花「解らないところだけですよ?」

ちひろ「ふふっ。お茶とお土産の準備してきますねー」


11 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:50:00.07 :LKEb+U5V0

【は ひ ふ へ ポカポカお昼寝を】


星花「……あら?」

美穂「……スゥ……スゥ」

星花「お昼寝ですわね。……けど、冷房がかなりきいているような」

ゴォー

美穂「…………スゥ」

星花「心なしか、寝心地が悪そうに見えますわ……」

星花「!」



星花「ちひろさん。毛布はどこにありますの?」

ちひろ「毛布ですか? ええっと……。あ、仮眠室にあったような」

星花「少し拝借してもよろしいですか?」

ちひろ「ええ。持って帰るとかはしないでくださいね?」

星花「大丈夫ですわ。すぐそこで使いますの」


ちひろ「?」


12 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:51:22.20 :LKEb+U5V0

星花「毛布を持ってきましたわ」

美穂「……スゥ…………ウ……スゥ……」

星花「美穂さん、毛布をどうぞ」

美穂「……スゥ……フフ」

星花「あら、いい笑顔ですわ♪」

星花「なら、もっと寝やすくするために、わたくしのバイオリンでも……」

♪~~

美穂「……スゥ……フフ……スゥ……」

星花「♪」

♪~~



ちひろ「毛布なんて珍しいと思ったら、こういうことだったんですね」

モバP「いいなぁ……俺もあの空間いたら安眠できるだろうな」

ちひろ「ダメですよ。私も寝たいですけど、まだ仕事が溜まってますから」

モバP「うぅ……ちひろさん……ひざまくらぁ……」

ちひろ「はいはい。ちゃんと終わったらやりますから」


13 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:52:54.88 :LKEb+U5V0

【ま み む め モグモグハンバーグ】


響子「星花さん、もっとこう!」

星花「こ、こうですの?」

響子「そうです! ハンバーグをそうやってパンパン空気抜きしないと、焼くときに崩れちゃうんです」

星花「なるほど……勉強になりますわ」



みく「まだかにゃ……」

モバP「みく、何してるんだ?」

みく「あ、Pチャン! 響子ちゃんと星花ちゃんが、一緒にハンバーグを作ってるにゃ」

モバP「ははーん。みくはハンバーグを美味しく食べるんだな」

みく「ハンバーグには少しうるさいにゃ。やっぱり、ジューシーじゃないと」

ちひろ「いいですねー」

モバP「ほんとになー。ちひろさんも俺も昼食まだなのに……」

みく「うぅ……。なら一口ずつあげるにゃ」

「「やったー」」



星花「けれど、本当に美味しく作れるのでしょうか……。今まで作ったことのない料理を」

響子「大丈夫です! 料理だって誰かのために作ろうと思うから、美味しく作れるんです!」

星花「なら、わたくしはみくさんのことを思って……」

響子「それなら、どんどんおいしくなーれ!って思うのもいいですよ?」

星花「なら、わたくしの想いを奏でますわ♪」

響子「演奏したらダメですよ!?」


14 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:53:50.49 :LKEb+U5V0

響子「はい、できました!」

星花「おぉ……! 肉汁があふれでてますのね」

響子「早速持っていきましょう!」



みく「いい匂いがしてきたにゃ」

モバP「ちひろさん……!」

ちひろ「プロデューサーさん、よだれよだれ!」

モバP「つ、つい……」

星花「あら、プロデューサー様とちひろさん?」

みく「一緒に食べたいって。……大丈夫?」

星花「ええ。想いにあふれていますから」

みく「?」

星花「ですわよね?」

響子「はい!」

みく「不思議にゃ」


モバP「あぁ……美味しい……!」

ちひろ「本当に、おいしい……けど、これ終わったらまたお仕事……」

モバP「それは言わない約束ですよ」


15 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:56:16.96 :LKEb+U5V0

【や ゐ ゆ ゑ 横から覗いたら】


モバP「…………」

ちひろ「んー……」

星花「あら? どうかしまして?」

ちひろ「あぁ星花ちゃん。えっとね」

モバP「ちひろさん、まだです!」

星花「あら、どうかしまして?」

ちひろ「! えー、ちょっとこちらへ……」

ちひろ「(プロデューサーさん、今のうちに)」

モバP「(わかりました!)」

星花「?」


ちひろ「そういえば、今日のお仕事はどうでした?」

星花「日本語を色々と学ぶ番組でしたの。勉強になりました♪」

ちひろ「昔から、いろは歌だったりあいうえおの歌みたいな形で、日本語を歌ってるものもありましたからねー。知れば知るほど楽しくなると思います」

星花「えー、コホン」

星花「それで、何を隠していたんですの?」

ちひろ「うっ。流石にわかっちゃいますか……」

星花「そろそろ教えてくださっても……」

ちひろ「……わかりました」


16 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:58:02.11 :LKEb+U5V0

ちひろ「プロデューサーさーん」

モバP「ちひろさん。ちょうどよかった! 終わりましたよ」

星花「それで、何をしていましたの?」

モバP「それは……これだ!」

涼宮星花LIVE企画書

星花「……わたくしの、ライブ?」

モバP「先日の4thライブに参加できなかったからな。俺としても、もう少し力があれば……」

ちひろ「そこで、ライブを用意したんです! 私とプロデューサーさんで、頑張ったんですよ?」

星花「……こんな大きなライブに、わたくしが」

モバP「もちろん、星花をメインにしたライブだ。他の出演者は、桃華に雪乃さん、ノーブルセレブリティの琴歌にゆかり」

ちひろ「法子ちゃんに幸子ちゃん、美穂ちゃん響子ちゃんみくちゃんも参加します」

モバP「星花、これからも頑張っていこう!」

星花「……もちろんですわ! わたくし、新たな音を奏でますわ♪」

【わ い う え お話終 わ り】
 

17 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 01:59:10.43 :LKEb+U5V0

星花さんメインで書きたかったので書きました。
星花さんを少しでも知ってほしいです。
拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。


18 :◆yFZjL1dM4k :2016/10/30(日) 02:00:12.37 :LKEb+U5V0

星花さん過去作
美波「焼き芋?」星花「ですわ!」

記者「それでは、インタビュー始めますね?」星花「お願いしますわ」


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【SS速報VIP】モバP「あいうえおの歌?」
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