モバP「…は?」

まゆ「何事もなかったように仕事に戻らないでください。」

モバP「いや、だって、ねえ。急に佐久間さんが押しかけてきて何事かと思ったらねえ。」

まゆ「適当にあしらわないでください!まゆには大事なことなんです。」

モバP「佐久間さんのPとは同僚、幼馴染、以上。」

まゆ「それにしては仲がよすぎませんかぁ?」


2 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:07:33.40 :C8lHcNZC0

モバP「確かによく飲みに行ったりするが仕事の話をするだけだぞ。」

まゆ「やましいことはなにもないと。」

モバP「ああ。なんにもない。」

まゆ「じゃあチェックします。3日前はどうしましたか?」

モバP「えっと、確かにその日はあいつと飲みに行ったな。」

まゆ「その日はまゆも食事に誘いましたがモバPさんと飲みに行くといわれ断られましたぁ。」

モバP「べつにそれはやましいことじゃないだろ。」


3 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:08:55.03 :C8lHcNZC0

まゆ「じゃあこの前の休日は?」

モバP「たまたま休日が重なったから買い物に付き合えといわれて一緒に買い物したな。」

まゆ「その日はまゆもオフだったんですが会社の人に会うといって断れらましたぁ。」

モバP「まあ同じ会社で働いているから問題ないな。」

まゆ「最後に一週間前はどうしましたかぁ?」

モバP「あいつと宅飲みしてそのまま泊まったよ。」

まゆ「その日は家に行っていいか聞いたら古い友人に会うといって断られましたぁ。」

モバP「幼馴染だから古い友人であってるじゃないか。なにが問題なんだ?」


4 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:11:42.35 :C8lHcNZC0

まゆ「いちいち表現変えていることが問題なんですよ!やましくないならモバPさんと会うといえばいいのに!」

モバP「落ち着いてください佐久間さん。キャラが崩れてますよ。」

まゆ「まゆはPさんの前だけおっとりしてればいいんです!」

モバP「とんでもねえこと言い出したぞこいつ。」

まゆ「こほん、すみません。変な電波を受信しましたぁ。」

モバP「俺が菜々の担当だからか?」


5 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:16:52.86 :C8lHcNZC0

まゆ「それで、まゆ、気がついたんです。一番のライバルは他の女の子でもなくモバPさん何じゃないかって。」

モバP「そんなことないって。」

まゆ「じゃあ宅飲みのときに何を話していたんですかぁ?」

モバP「それは…、言えないな。」

まゆ「買い物は何を買いにいったんですかぁ?」

モバP「それも言えないな。」


6 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:20:27.88 :C8lHcNZC0

まゆ「この前の飲みは?」

モバP「言えない。」

まゆ「やっぱりホ◯じゃないですかぁ!」

モバP「どうしてそうなる。」

まゆ「このままじゃ話が平行線です。なのでまゆが判定員を呼んできましたぁ。」

モバP「おうわかった。そいつに判定してもらおうじゃないか。」


9 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:27:20.00 :C8lHcNZC0

まゆ「大西由里子さんです。」

モバP「まった。」

由里子「ホ◯ときいて!」

モバP「ホ◯じゃない。それにあんた生モノは苦手だって言ってなかったっけ?」

由里子「生モノでも比奈センセに一回漫画として描いてもらえば案外いけることに気がついたんだじぇ。」

モバP「なんてことに気がついてしまったんだ。それにそれじゃ荒木さんに負担がかかるだろ。」

由里子「ちゃんとお金も払って感想も言ってるからWin-Winな関係なんだじぇ。」


10 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:30:35.72 :C8lHcNZC0

まゆ「とりあえず今までのことを説明して判断してもらいましょう。」

説明中

由里子「ふむふむ。わかったじぇ。わかってしまったじぇ。」

モバP「わかってくれたか。」

由里子「それはホ◯だじぇ!」

モバP「ちくしょう、この展開がわかってたぜ。」


11 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:34:04.07 :C8lHcNZC0

まゆ「やっぱりそうですよねぇ。」

由里子「友情からの愛情。定番の展開よねー。」

まゆ「やっぱり怪しいですよねぇ。」

由里子「ぶっちゃけ男だけじゃなくモノが二つあれば妄想できるんだなー。」

モバP「こいつ…。もう手遅れだ。」

由里子「こうしちゃいられない!早速比奈センセに今の妄想を本にしてもらうじぇー!」

まゆ「完成したら見せてくださいね。」

モバP「佐久間さん?!」


12 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:39:38.95 :C8lHcNZC0

まゆ「これでホ◯決定ですね。」

モバP「なんでそうなる!てかなんで佐久間さんは俺をホ◯にしたがるんだ。」

まゆ「…怖いからかもしれません。」

モバP「どうした急に真面目なテンションで。」

まゆ「Pさんへの誘い全部断れているし、Pさんから相手にされていない気がするんです。」

モバP「それはないだろ。」


13 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:45:43.33 :C8lHcNZC0

まゆ「いえ、だからモバPさんをホ◯って言って困らせて、Pさんにかまって欲しいだけかもしれません。」

モバP「佐久間さん…。」

まゆ「結局は安心したいだけなのかもしれません。変に時間をとらせてしまってすみません。今日は帰ります…。」

モバP「待て。」

まゆ「えっ?」

モバP「まどろっこしい。ちょっとあいつ呼んで来る。」

まゆ「そんな、Pさんに迷惑をかけるわけにはいきません!」

モバP「俺にはいいのかよ。ていうかこうなったのはあいつが原因なんだ。」


14 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:52:15.35 :C8lHcNZC0

モバP「ということで呼んできました。」

まゆP「呼ばれてきました。」

まゆ「Pさん…。」

モバP「簡単に説明しよう。佐久間さんは俺とお前が出来ていると勘違いしている。」

まゆP「まゆ…。そんなこと考えていたのか。」

まゆ「違います!ちょっと不安になっただけで…。」

モバP「それもこれもお前が原因だ。ほら、持ってきてるんだろ。」


15 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:53:15.19 :C8lHcNZC0

まゆP「ああ。まゆ。誕生日おめでとう。これを受けとってくれ。」

まゆ「これはぁ…。新しいリボン?」

まゆP「ずっと何をあげるか考えてたんだ。それでこいつに相談してたんだ。」

モバP「といっても実際はつき合わされただけで俺は何にもしてないけどな。」

まゆ「だからまゆには内容を話せなかったんですねぇ。」

モバP「そういうこと。」


16 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:55:11.10 :C8lHcNZC0

まゆ「モバPさん、すみませんでした。そしてありがとうございます!」

モバP「いえいえ、誕生日おめでとう。佐久間さん。」

まゆP「仲直りしてくれたみたいで何よりだ。」

モバP「元はといえばお前がプレゼントが決まらないって泣きついてきたのが始まりだろ。」

まゆP「は?泣きついてはいねえよ。」

まゆ「あのぉ…。」


17 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:56:10.43 :C8lHcNZC0

モバP「それと女もんの雑貨屋入るの結構きつかったんだぞ。」

まゆP「流石にあそこに一人はきついだろ。」

モバP「結果的に良い歳した男二人って余計目立つ事態になっただろ。」

まゆP「まあまあ、そんなに怒るな。俺とお前の仲じゃないか!」

まゆ「お二人ともぉ…。」

モバP「きめえ。ホ◯はお前じゃねえか。それにプレゼントかったはいいけど渡し方が決まらないって言ってきてさ。」

まゆP「結果的にこんな渡し方になったけどな。」


18 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:57:19.25 :C8lHcNZC0

まゆ「二人とも!!!!」

モバP、まゆP「「はい!なんでしょうか!」」

まゆ「主役を無視しないでください!それともやっぱり出来ているんですかぁ?」

モバP、まゆP「「いえ、そんなことはありません!!」」

まゆ「やっと話し聞いてくれましたか。」

モバP「すみません。それじゃ、邪魔者は退散します。」


19 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:58:12.28 :C8lHcNZC0

まゆP「今日はありがとな。」

モバP「お前が迷惑かけるのはいつものことだろ。」

まゆ「ありがとうございました。」

モバP「それじゃ、良い誕生日を。」

まゆ「はい!それと、まゆは負けませんからね!」

モバP「だから俺はホ◯じゃねえ。」


21 :◆foQczOBlAI :2015/09/07(月) 22:59:53.60 :C8lHcNZC0

以上で終わりです。

まゆ誕生日おめでとう。

まゆと恋愛抜きで仲のいいPが見たかったんです。


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/08(火) 01:59:09.91 :4FuU1vqXo
あれ?その場しのぎの嘘でまゆをかわした後、
濃厚なモバP×まゆPになるんじゃないの?

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/08(火) 09:49:50.34 :cFRvJ+zio
これはホ◯PはPの幸せを考えて身を引いた形なんだじぇ……

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/10(木) 04:11:30.87 :oNL94fxIo
ここも時期、腐海に沈む…?


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【SS速報VIP】佐久間まゆ「モバPさんもまゆのPさんが好きなんですかぁ?」
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