【SS速報VIP】P「真!アルバム持って来たぞ!」
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1 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 17:49:35.66 :cbItypVeO

真「アルバム……ですか?」 

P「あぁ、仕事机を掃除してたら出て来てさ……」 

真「へぇ~、早速見せて下さいよ!」 

P「あぁ……ほら、昔撮った写真が沢山あるぞ!」パラパラ 

真「わぁ~、懐かしいですね!プロデューサーもこの時はまだ若いですね」 

P「おいおい、今もまだ若いって……」 

P「しかし、本当に懐かしいな……真の髪がまだ短い時のまで……」 

真「あっ!これ!初めてプロデューサーと会った時の……」 


2 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 17:54:58.30 :HbtcgSSb0

P「ん?……あ〜、そうそう、最初は社長からプロデュースする子を一人選ばされて……」 

P「それで、真を最初に選んで、社長から紹介されてる時のやつだよな」 

真「それで、何でボクを選んだのか理由を聞いたら、プロデューサーってば……」 

真「『女の子だと少し緊張するけど、見た目が男の子みたいなら…』って……」 

P「あー……そういえば、そうだったなぁ」 

真「あの時は、本当酷いと思いましたよ!」プンプン 

P「あの頃は、ほら……若かったからさ、ははは」アセアセ 

P「ほ、ほら、この写真なんて、良い思い出だったろ?」スッ 


3 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:00:53.04 :HbtcgSSb0

真「えっと……あ〜、休日にプロデューサーとランニング練習した……」 

P「あの時は本当、キツかった……冗談で42.195km走ると言ったと思ったのに、本気だったもんな…」 

真「でもプロデューサー、2kmくらいでリタイアしたじゃないですか」 

P「いくらなんでも、フルマラソンは無いだろ……」 

真「じゃあ、次からは半分の距離を目指して、そこから徐々にハードルを上げましょう!」 

P「半分の時点で、ハードルが棒高跳びレベルなんだが……」 

真「………あっ、でも」 

真「今のボクの体じゃ、ランニングなんて出来ませんね……」ボソッ… 


4 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:05:48.48 :HbtcgSSb0

P「あっ……」 

P「……………」 

真「……………」 

P「その……ごめん……俺のせいで……」 

真「い、いや、謝らなくても……」 

真「ほ、ほら、この写真も懐かしいですよね!」ピッ 

P「え……あ、真が事務所の皆から、化粧でメイクされてる写真……」 

真「もっと女の子らしくなりたいって言ったのに、結果はどこかの民族みたいにされちゃって……」 

P「ははは、皆一斉に化粧を塗ったりしたからな」 


6 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:11:00.17 :HbtcgSSb0

P「でも、もうそんな事しなくても、十分に真は……」ジー 

真「そ、そんなに見られたら、恥ずかしいですよ……///」テレテレ 

P「うん、十分女性らしさが身についたよ、特に今は…」 

真「そ、そうかな……えへへへ///」テレテレ 

P「髪の毛伸ばしたりしてさ……あ、この写真は」ペラッ 

真「あっ、ここ!凄く広い野原で、青空が綺麗でしたよね!」 

P「そうそう、仕事帰りにちょっと寄ってな……」 


8 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:17:25.71 :HbtcgSSb0

P「一緒に寝転んで、年甲斐もなくゴロゴロしちゃったんだよな」 

真「そうそう……いやぁ〜、懐かしいなぁ〜///」 

真「また、ここに行って、青空を見ながらゴロゴロしたいなぁ」 

真「……でも、今のボクじゃ、こんな事出来ませんね……この病室で寝るだけで……」ボソッ… 

P「………………」 

真「………………」 

P「……その、真」 

P「本当、ごめん……あの時、俺が車で……」 

真「あ……い、いや、ボクはそんなつもりで言ったんじゃ……」 

P「……リンゴの皮、剥くな」ジョリジョリ 


10 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:23:40.42 :HbtcgSSb0

真「あ、ありがとうございます……」 

P「………………」ジョリジョリ 

真「………………」ペラペラ 

真「……あ、ほら、プロデューサー……この写真」スッ 

P「ん?……あぁ、初ライブの時の」ジョリジョリ 

真「初めてなのに、大成功したんですよね!」 

P「あぁ、新衣装で、しかも新曲も発表してさ……」 

P「あの時過ごした時間は、今でも忘れないさ」 


11 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:28:38.64 :HbtcgSSb0

真「本当……あの時は楽しくって楽しくって……」 

真「また、ステージ上に上がってみたいなぁ……」 

P「………………」 

真「あっ……またボクってば……す、すみません!」 

P「いや……そうしたのは俺のせいだから……真は悪くないよ」 

P「あの時、俺が車で……真を今の姿に……」 

真「も、もっと楽しい事を話しましょうよ!えっと〜……」ペラペラ 

真「あぁ、ほら!この写真、アイドルデビュー2周年記念のライブ!」 

P「ん……?あ、あぁ、確かこのライブは……」 

真「えへへ、この時からですよね〜///」ニヤニヤ 


12 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:35:59.58 :HbtcgSSb0

P「あぁ……俺達が付き合いだしたの」 

真「へへへ、プロデューサー?覚えてます?」 

P「ん?何が?」 

真「プロデューサーがライブの後に言った、告白の台詞ですよ!」 

P「え……あぁ、え〜とな……」 

P「む、昔の事過ぎて忘れたな……ははは……」 

真「えぇ〜!プロデューサー、言ったじゃないですかぁ!」 

真「『俺は素敵な王子様じゃないが、どうか俺をお前だけの王子様に……」 

P「わ、わあぁ!や、やめてくれ!思い出したら、恥ずかしいだろ!」アタフタ 

真「あーっ、本当は覚えてたんですねー!」ニコニコ 


13 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:40:35.95 :HbtcgSSb0

P「ほ、ほら、それよりも他の写真の話しよう、な?」パラパラ… 

真「あ、ちょっと!誤魔化さないで下さいよ〜!」 

P「え〜っと……じゃあ、適当に選んだ写真の話しような」パラパラ 

P「……よし、これだ!」ピッ 


真「あっ、この写真は……」 

P「……あっ」 

P「……………」 

P「………そう、この日だったな」スッ 

真「……………」 

真「いつ撮ったんだろう……合同ライブでの打ち上げの写真……」 

P「この打ち上げの帰りに……俺は、真を先に駐車場で待つ様に言って……」 

P「それで、真を車で……」 

真「……………」 


14 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:47:06.75 :HbtcgSSb0

P「……真」 

P「本当に、すまなかった……」スッ 

真「プ、プロデューサー……もう、いいんですよ……本当」 

P「いや、謝らないと俺の気が済まないんだ……」 

P「……この打ち上げの後に、俺は……」 

真「……………」 

P「俺は、酔った勢いで真を……」 








P「真を車の中で……襲ってしまって……」 

真「も、もういいんですって!ボクも合意した上でしたんですから!///」カアァァ… 

 
15 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:53:07.84 :HbtcgSSb0

P「そのせいで、段階を踏まずにいきなり結婚に……」 

P「いわゆる、『できちゃった結婚』というやつになってしまって……」 

P「お前を妊娠させて、大好きな運動も出来ないようなお腹の状態に……」 

真「も、もー!だから、気にしてませんってば!///」 

真「でも、まさかリアルにHoneyHeartbeatみたいな事になるとは思いませんでしたよ……へへへ///」 

P「ちゃんとした形で結婚したかったのに、あの夜俺は酔った勢いで……」 

P「本当にすまない!婚約もしてなかったのに、俺は……」 

真「だ、だから、ボクも誘いに乗った訳ですし……」 

真「それに、どんな形であれ、プロデューサーと結婚出来て嬉しいって思ってるんですよ……?ボク…///」テレテレ 

 
16 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 18:58:18.11 :HbtcgSSb0 

P「だ、だけど、まだ二十歳になったばかりなのに……」 

P「その歳だったら、まだやりたい事も沢山あるだろうに……」 

真「確かに、このお腹じゃ運動も出来ないし、ゴロゴロなんて以ての外ですけど……」 

真「でもそれは、出産した後に沢山出来るじゃないですか!」 

P「……だが、アイドルは引退してしまって……」 

真「まぁ、それはちょっと心残りがありますね……」 

P「うぅ……」ズキッ…… 

真「でも、プロデューサーと結婚するなら、仕方のない事だってちゃんと割り切ってますよ!」 

P「真……」 

 
17 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 19:03:48.41 :HbtcgSSb0

真「それに、事務所の皆とも連絡だってちゃんと取りあってるし、お見舞いにだって来てくれて……」 

真「家族もその……と、父さんも時間が過ぎれば笑って許してくれますよ、ははは」 

P「だといいが……次会った時は、もう一本背負いをしない欲しいな……」 

真「とにかく、本当に気にしてません!ボク!」 

真「ただプロデューサーとの結婚の時期が早まっただけですよ……えへへ///」ニコッ 

P「真………うぅっ」ウルッ 

P「真ぉーーーーーー!!」ギュゥゥッ! 

真「わ、わぁ!ぷ、プロデューサー!!///」ドキッ 

真「きゅ、急に抱きつかれたらビックリするじゃないですか……赤ちゃんもビックリして……///」ドキドキ 

 
18 :◆p3yuNM37DY :2015/06/01(月) 19:09:56.89 :HbtcgSSb0

P「真……絶対に幸せにしてみせるからな!」 

P「絶対に、結婚してよかったって思える様に、俺、頑張るからな!」 

真「ぷ、プロデューサー……///」 

真「も、もう十分にそう思ってますよ……えへへ///」 





完