【SS速報VIP】承太郎「やれやれ....プロデューサーも楽じゃあないぜ」【第四部】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432442809/


■承M@Sシリーズ
承太郎「おれがCGプロのプロデューサーだと?」【第一部】
承太郎「貧弱貧弱プロダクション」【第二部】
承太郎「これがCGプロの爆発力.........あなどれねぇな」【第三部】
承太郎「やれやれ....プロデューサーも楽じゃあないぜ」【第四部】
■DIOM@Sシリーズ


1 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 13:46:59.21 :hRaPMlGr0
モバマス×ジョジョのクロスssです。 

前回 

承太郎「おれがCGプロのプロデューサーだと?」【第一部】 
承太郎「貧弱貧弱プロダクション」【第二部】 
承太郎「これがCGプロの爆発力.........あなどれねぇな」【第三部】 

こちらの続きになります。


2 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 14:00:04.59 :hRaPMlGr0

九州地方。それは福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県の七つから成る南の島である。沖縄県も含まれて呼ばれる事がある。気温は関東とあまり差はなく、降雪量が比較的多い所が唯一の違いだ。観光地としても愛され、数々の名所を持つ広大な地である。宮古島、桜島などの離島も愛され続けている。空条承太郎率いるCGアイドル達は九州地方に訪れていたッ!


4 :saga入れ忘れ :2015/05/24(日) 14:09:56.27 :hRaPMlGr0

........ 


ザザーン........... 



ザザーン..... 




承太郎「.........」 

承太郎「(エジプトの川を見れば、日本の海が余計綺麗に見える)」 

承太郎「(エジプトか...早くも懐かしいぜ。おれは何故この世界に飛ばされたかもまだわからねぇし、手がかりもねぇ)」 

承太郎「(ただ引っかかるのが、あのDIOの野郎との最終局面で起こったということだ........)」 



渋谷凛「海、結構綺麗だね」 

イヴ・サンタクロース「そうですね~」 

結城晴「魚も普通に見えるんだな。まぁ愛媛もこんな感じだけど」 

凛「プロデューサー、桃華達は何時にここ着くの?」 

承太郎「あと30分ってところだ」 

イヴ「あっ、ヒトデがいますよ~」 

晴「おぉ、デケェな!」 

イヴ「見てください、ヒトデブラ~♪」 

晴「うわぁ!?」 

承太郎「...............」 

凛「プロデューサーは見なくていいから」 

承太郎「.......あぁ」 

?「ヒトデがくっついちゃうのれすよ~」 

承太郎「ん?」


5 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 14:11:25.30 :hRaPMlGr0

?「ヒトデがくっついちゃってそのまま食べちゃうのれす~」 

イヴ「えぇ!本当ですか!?」 

?「冗談なのれす~」 

晴「冗談かよ!」 

?「もうダメよ、七海ちゃん。初対面の人をからかっちゃ」 

?「そうにゃそうにゃ。からかっちゃダメにゃ」 

浅利七海「ごめんなさいなのれす~」 


新田美波「驚かせちゃってごめんなさいね」 


前川みく「ごめんなさいにゃ」 


イヴ「大丈夫ですよぉ~」 

凛「変わった人達だね」 

晴「猫耳つけたのもいる」 

承太郎「あぁ」


6 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 14:26:48.03 :hRaPMlGr0

凛「それ、魚のぬいぐるみ?」 

七海「サバオリ君れすよぉ~」 

晴「サバオリ君?」 

七海「お魚はいいれすよ~。七海はお魚の良さを広めるためにアイドルをしてるんれす~」 

みく「みくは魚の良さなんて広めたくないにゃあ!」 

凛「アイドル?」 

承太郎「魚の良さだと?」 

凛「そっち!?」 

承太郎「ちょっとおれにも興味があるんでな、海洋生物とやらに。話を聞かせてもらえるか?」 

凛「珍しく食いついてるし」 

イヴ「意外なご趣味があったんですね~」 

晴「本当に意外だな」 

七海「このヒトデはれすね~」


7 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 14:34:47.13 :hRaPMlGr0

承太郎「父親が海洋学者?」 

美波「はい」 

七海「七海のお父さんは漁師さんれすよぉ~」 

承太郎「そうか、お互い性格は似てなくとも、他で共通しているんだな」 

みく「みくはそういう海洋系とは全く無縁だけどね。むしろ嫌いだし」 

凛「猫キャラ、なのに?」 

みく「そ、そこは突っ込まないでほしいにゃぁ........」 

承太郎「......少々聞きたいんだが、ヒトデそのものの特性や.........」 

美波「私それパパから聞きました。この五角系の.......」 




凛「プロデューサー、何だか楽しそう」 

晴「あぁ」 

イヴ「晴さん晴さん~」 

晴「ん?」 

イヴ「コンブラ!」 

晴「だからやめろって!


8 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 14:45:50.77 :hRaPMlGr0

美波「パパが言うには海洋学会ではこの.......」 

承太郎「ほう、なるほど」 

七海「だからこのお魚はヒトデと共通しているところがあって」 

みく「うわっ、それはちょっとキモい」 

櫻井桃華「あら、あの方達はどちら様ですの」 

凛「仕事終わったんだね。お疲れ様。何というか、さっき知りあって、今ヒトデの話してる」 

桃華「ヒトデ?承太郎ちゃまはヒトデに興味がありましたの?意外ですわ」 

堀裕子「意外だねっ」 

凛「ちなみにあの子達もアイドルだよ」 

桃華「あらそうでしたの...........ってえぇ!?」 

晴「仕事は上手くいったのか?」 

裕子「うん。大成功だったよ!」 

イヴ「私も早く仕事したいです~」 

桃華「何を仰いますの、もうこの後にはライブバトルが控えてますのよ?」 

晴「そう思うと緊張してきたな」 

桃華「それにしても、あんな楽しそうな承太郎ちゃま、初めて見ましたわ」 

凛「うん」 

桃華「.......少々妬けますわね」 

裕子「...............」 

凛「..............」


9 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 14:58:42.20 :hRaPMlGr0

承太郎「魚の魅力を広めるためにアイドルか.......そういう夢もあるんだな」 

みく「みくは違うからね!?かわいい猫ちゃんアイドルだから!」 

美波「私もちょっと違った目的ですけど.........」 

承太郎「アイドルになった理由か?それは」 

晴「承太郎、そろそろ時間だぜ」 

承太郎「もう時間か。おれ達はここでおいとまするぜ」 

七海「さようならなのれす~」 

みく「ばいにゃ~」 

美波「お話出来て楽しかったです」 

承太郎「あぁ...またな」 

承太郎「行くぞ」 

5人「..................」 

承太郎「ん、どうした?」 

桃華「承太郎ちゃまなんて知りませんわ」プイッ 

承太郎「?」 

裕子「テレパシーで感じてみたらどうですか?」 

凛「行こ、裕子、イヴ」 

イヴ「はい~」 

承太郎「おい」 

晴「乙女心って難しいよな。ドンマイ」 

承太郎「ちょい待ちな」 

スタスタスタ...........


10 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 14:59:26.43 :hRaPMlGr0

?「待たせてすまなかったね」 

美波「あっプロデューサーさん」 

みく「Pチャン!」 

テニールP「それではライブバトルに向かおうじゃないか」 

七海「今日もお魚の魅力を広めるのれす~」


11 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:07:57.07 :hRaPMlGr0





承太郎「今回のライヴはいささか厳しいものがある」 

桃華「どうしてですの?」 

承太郎「対戦相手の年季が違う。まだCGは浅い」 

裕子「うーん.......それはどうにもなりませんね」 

凛「レッスンは詰めるだけ詰めてきたけど..........」 

承太郎「だが手は抜くんじゃあねぇ。手を抜けばすぐにバレてファンはつかなくなる」 

晴「そんなのわかってるぜ。何にでも全力じゃなきゃカッコ悪ぃもんな」 

イヴ「そうですね~」 

承太郎「...その意気だぜ」 


12 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:12:11.20 :hRaPMlGr0

川島瑞樹「アンチエイジング!川島瑞樹と!」 


安部菜々「フェイクエイジング!安部菜々のユニット!」 


瑞樹菜々「ザ・グレイトフルデッドです!」 

晴「うぐっ!見るからに強敵だぜ!」 

裕子「年季を感じる!」 

凛「さて、何でバトルするの?」 

瑞樹「対戦種目はこれよ!」 

バーーーーーン 



『缶蹴り』 



晴「か、缶蹴り........?何だそれ」 

裕子「うわ古いっ!」 

凛「やったことないよ.....」 

菜々「懐かしいなぁ~、菜々が小学生の頃........いやいや!菜々も今初めて知りました!キャハッ☆」 

瑞樹「隠したい気持ち、わかるわ」 

菜々「ちょ瑞樹さん!」 

瑞樹「さて、ルールを知らない人にも説明しちゃうわね!」 

菜々「わぁ!助かります!(汗)」 

瑞樹「まず鬼を決めて、相手が缶を蹴る。鬼が缶を取りに行ってる間に隠れる。缶を元の場所に置いて、隠れてる人を見つけたら名前を呼び、蹴られる前に鬼が缶を踏めばその人は退場」 

凛「鬼じゃない方の勝利条件は?」 

菜々「10分の間、全員が退場しなければ勝ちですよ!」 

裕子「鬼はどうするんですか?」 

瑞樹「クジで決めるわ」 

ピピピピピピピ! 

ピッ! 



『鬼 グレイトフルデッド』 



菜々「菜々たちが鬼ですね!」 

晴「要は蹴って見つからなければいいんだな!楽勝だぜ!」


13 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:21:49.89 :hRaPMlGr0

瑞樹「バトルプレイスはこの木の生い茂ったここ!隠れる場所なんてたくさんあるわ!」 

菜々「まず缶を蹴る人を決めましょう」 

凛「ここは晴に任せるよ」 

晴「おう!サッカーで鍛えられた足でぶっ飛ばしてやるぜ!」 



ピィーーーーーー! 



晴「オラァッ!」 


ドヒューーーーーーーーン!!! 


菜々「うわぁ!?スッゴイ勢いで飛んでいきましたよ!?」 

瑞樹「拾ってくるだけでも一苦労だわ........さ、行きましょう!」 

ダダ! 


タッタッタ! 



裕子「ナイス晴ちゃん!さっ今のうちに隠れるよ!」 

晴「おうよ!」 

凛「急いで!」 


ササッ ササッ ササッ 


晴「このまま見つからずに10分経てばいいんだな.........」 




タッタッタ 


裕子「(来た!)」 


瑞樹「さて、どこかしらねぇ~」 

菜々「子供だから隠れるには十分ですよね」 

瑞樹「子供かぁ~、私にもそういう時代があったわ~............」 

凛「(何か話し始めた?)」


14 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:25:51.97 :hRaPMlGr0

瑞樹「あの頃は何もかもが楽しかったわ~、恐れも知らず」 

菜々「菜々も.....あぁいえいえ!菜々は充分若いですけどね!キャハ☆」 

裕子「(時間がないのに.....余裕なのかな?)」 

晴「(何を言ってるんだ?)」 

瑞樹「恐れを知らないなんて、今の私もそうね。アイドルなんですもの」 

凛「(よしっ、よくわからないけどこのまま隠れてれば)」 

菜々「アイドルって、学園生活から離れますよね」 

凛「!!」 

晴「(凛さんどうしたんだ......?)」 


15 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:32:03.01 :hRaPMlGr0

瑞樹「大事な学生時代が仕事で消えていく.....友達とも会えずに、それで気付けば一人ぼっち....わかるわ」 

凛「(ひ、ひとりぼっち..........)」 

菜々「青春を謳歌できなくなるんですよね。周りはしてるのに」 

瑞樹「そうね、部活も行かなくなるのよね」 

凛「学園生活............友達..........」フラフラ 

晴「(オ、オイ!凛さんどうしちまったんだ!?フラフラしてるぞ!?)」 

晴「(何がどうなってるかわからないけど、アレじゃあヤバイぞ!ユッコは大丈夫)」 

裕子「部活..........友達..........」フラフラ 

晴「(コッチもダメだったー!)」


16 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:33:03.21 :hRaPMlGr0

菜々「いつしか高校生活もあっという間に過ぎ、大学生、社会人.......」 

菜々「気づけば肩もこってきて、体の節々が痛くなる」 

瑞樹「ホント、『老い』って怖いわ~」 

凛「老い...........」 




晴「(何か凛さんがダラけてきてるぞ!?本当にどうしちまったんだ!?)」 



菜々「馬鹿なことやってると、時間が一瞬なんですよね」 

裕子「バカなこと...........」 

瑞樹「あら、菜々ちゃん馬鹿なコトしてるの?」 

菜々「どぅえ!?菜々は、菜々は全然菜々のままですよ!」


17 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:34:46.67 :hRaPMlGr0

瑞樹「学生時代なんてあっという間よ~」 



凛「..............あっという間なのかな.....」 




菜々「そうこうしてるうちに見つけちゃった~!」 




凛「!」 

裕子「あっ!ヤバイ!」ガサッ 

瑞樹「堀裕子ちゃんも見つけちゃったわ!」 

裕子「あっ!?」 

晴「(何やってんだぁ~~~~!!)」 

凛「見つけられたら!」 

裕子「走らなくちゃ!」 

ダダッ! 

瑞樹 ニヤリ 

凛「あの人達はまだ缶から遠い!」 

裕子「それに私達の方が早い!」 

凛「だから!」 

裕子「缶を...............あれ?」 

凛「あ.....れ.......?」 

ピタッ 

晴「(二人とも立ち止まった!?)」 

菜々「渋谷凛ちゃんと、堀裕子ちゃん、みっけ♪」 

晴「(なん..........だと......?)」 





承太郎「.......こりゃあマズイぜ......」 

ブリッツェン「ブモッ......」


18 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:36:02.84 :hRaPMlGr0

晴「(二人が退場しちまった......でもあの精神攻撃は大体把握できた。それで相手をボーっとさせて見つけるってことだな!)」 

晴「(なら耳を塞げばいい!)」バッ 

晴「...............」 

晴「(っダメだ!耳塞いだままじゃ誰がどこにいるかわからない!クソッ!)」 

瑞樹「最近、朝も起きるのが辛くて」 

菜々「その気持ちわかります!朝には玄米茶がいいとか!」 

晴「(話してることババ臭ぇ~!)」 




承太郎「(あの会話にはいくつか気になる個所がある.....話題が『老い』に関してだ)」 




晴「(あんなの無視だ無視!今は勝つことだけを考えるんだ!)」 

菜々「玄米茶はむくみを治すって言われてますし」 

瑞樹「むくみ?あぁ、朝起きたら握り拳を作れないってアレね?わかるわ」 

晴「(そんなないけどなオレは)」


19 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:37:54.53 :hRaPMlGr0

晴「(時間はあと三分ってところか.....このまま隠れてるのもアリだが)」 

瑞樹「なにより先に、アンチエイジングが基本ね!」 

菜々「そうですね!」 

瑞樹「さっ!残りの結城ちゃんを探さないとねぇ~」 

晴「(来る!)」 



菜々 ダダッ! 

晴「(よし!足はオレの方が全然速いな!)」ダッ! 

瑞樹「ん!?」バッ 

晴「(あぶね!隠れよ!)」 

瑞樹「コッチにいたと思ったのに.....」 



晴「(相手に見つからないように隠れる!)」 


晴「(よし!奴らが缶から離れた!)」 


晴「(今のうちに全力で走る!)」ダッ! 


晴「(そして缶を蹴―――――)」ダダダ! 


晴 ピタッ 




晴「................オレ、なんで缶を蹴るんだっけ........?」 




菜々「ふふふっ♪」 

瑞樹「はい、結城晴ちゃんみっけ♪」 



ピィ―――――――! 




勝者 グレイトフルデッド 


晴「あ、あれ.................?」 





承太郎「....................」


20 :◆9G12fmecqU :2015/05/24(日) 15:40:13.21 :hRaPMlGr0

浅利七海 

年齢 14歳 
日本・青森生まれ 
所属:フジツボプロ 
誕生日:10月9日(天秤座) 
身長―151cm 体重―41kg 
3サイズ:78―55―77 
血液型:A型 

破壊力―E スピード―B 射程距離―B 
持続力―B 動作性―A  成長性―C 

①趣味は釣り。魚関係はほとんど好きで、もちろん食べるのも好き。お魚の魅力をわかってもらうためにアイドルとして活動する。 

②『月』のカード 




前川みく 

年齢 15歳 
日本・大阪生まれ 
所属:フジツボプロ 
誕生日 2月22日(魚座) 
身長―152cm 体重―45kg 
3サイズ:85―55―81 
血液型:B型 

破壊力―C スピード―A 射程距離―B 
持続力―C 動作性―A   成長性―A 

①芸能界で生きていくために選んだ個性への道、それは猫だった。個性に埋もれないよう猫という選択肢は、魚を食べれないみくにとっては苦難である。しかし克服しようとする気持ちは誰よりも強く、アイドルになる前、防波堤で魚を眺めている時に、テニール率いる七海や美波に出会いスカウトされた。目標は魚を克服すること。


23 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:14:03.30 :jeLiEfar0

桃華「一体どうなさったのでしょうか?」 

イヴ「私にもさっぱり~。ブリッツェンはわかった?」 

ブリッツェン フルフル 

桃華「それにしても、完全に沈んでますわね」 

凛「何故負けたのかわからない......」ズーン 

裕子「なんというか.....記憶が....」ズーン 

晴「わかるぜ...急に何も出来なくなった....」ズーン 

凛裕子晴「完全敗北...........」 

承太郎「.........闘いの年季が違う事が今回で十分わかったな」 

桃華「気分転換に買い物でもしましょう!」 

凛「ごめんそんな気分じゃない......」 

裕子「何か体力が続かない......」 

晴「わかる...異常に疲れた......先にホテルに帰るぜ.....」 

トボトボ 

承太郎「..............」 

イヴ「どうしちゃったんでしょう~?」 

承太郎「.........まぁいい、買い物に行くか」 

桃華イヴ「はい!」


24 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:15:03.52 :jeLiEfar0

ちひろ『ザ・グレイトフルデッド......おそらく三船美優さんがプロデュースしているアイドルですね』 

承太郎「三船美優?」 

ちひろ『はい、三船さんご自身もアイドル活動をしていますが、同じ事務所のアイドルのプロデュースもしているみたいです』 

承太郎「......」 

ちひろ『確かに、ライヴバトルは百戦錬磨......その戦略はいつも謎』 

承太郎「あぁ」 

ちひろ『その謎を解明できなければ、勝てることは出来ません』 

承太郎「.......わかった」 

ちひろ『リベンジする予定は?』 

承太郎「恐らくある」 

ちひろ『了解しました』 

桃華「承太郎ちゃま~、おいていきますわよ~」 

承太郎「ちょい待ちな」 

ちひろ『あらあら、デートですか?うふふっ』 

承太郎「からかうんじゃあねぇ」


25 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:15:54.57 :jeLiEfar0

@ホテル 


裕子「あれ、プロデューサー達は?」 

晴「買い物に行ったらしい」 

裕子「あ、そっか。暇だしテレビでも見ようかな」 

凛「何もすることないしね。それになんだか疲れたし......」 

ポチッ 

『マイケルはどこだ?』 

ポチッ 

『おびき寄せられた!神々の化身!』 

裕子「.................」 


26 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:16:50.58 :jeLiEfar0

裕子「エスパーユッコの力で念写とか出来ないかな」 

晴「出来ないだろー」 

裕子「サイキックハーミットパープル!!」 

『今週の第三位は先週から5ポイントジャンプアップの!』 

『本日の金相場は1オンス』 

『お―――い、ネコドラくーん』 

凛「なんか、チャンネル変わってない?」 

晴「え?」 

『 われわれの 』 

三人「!」 

『中に 裏 切り 者 がいる 』 

凛「い、今の文章は一体?われわれの中に裏切り者がいるって聞こえたけど」 

『 サ クラ イ に! 気を つけろ ......プロの 手下 だ!』 

晴「は、なんだってッ!?サクライ、桃華が手下ッ!?」 


27 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:18:07.49 :jeLiEfar0

ザァァーーーーーー!! 

裕子「な、何も映らなくなっちゃった...」 

晴「で、でもどういうことだ!?」 

裕子「私のサイキックハーミットパープルが本当なら今聞いたとおり!よくわかならいけど、今回は当たってる気がするッ!今までにない自信がある!桃華ちゃんは!どこかのプロダクションの手下で私達を裏切っていると確かに言ったよッ!」 

晴「まさかッ!考えられない!桃華は子供だが心を操られるほどアホじゃない!ずっとアイドルを倒してきた!それが裏切り者だと!?」 

裕子「わからない、私も桃華ちゃんを信頼してる!何か理由があるハズだよ!理由がッ!」 

凛「でも、もし本当に桃華が他のプロダクションと通じているとしたら、スパイとして全て読まれている!『トロイの木馬』ということ!」 

裕子「今桃華ちゃんはどこに? 」 

凛「プロデューサーと一緒、イヴと買い物に行ったって.....」 


28 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:19:48.03 :jeLiEfar0

@ショッピングモール 


イヴ「アイスクリームください~」 

店員「らっしゃい。お嬢ちゃん、アイスクリームもいいが、こいつはうまいよン。ひんやり冷えたスタミナドリンクはどうだい?」 

イヴ「一本100円 高いですよ~。50円でどうですか?」 

店員「あのねー、課金テイスト100%なのよン。いつものスタミナドリンクかと思ったら大間違い!こうやって蓋を開けると、するとアーラビックリッ!こんなに綺麗な果汁でタップンタップンなんだよぉ~んトロピカルゥ!とっても甘むぁ~~くてしかもさわやかぁ~~!」 

承太郎「飲んでみるか。3つくれ」 

店員「ヘイどーも。300円っす」 

イヴ「半額にしてください~」 

ブリッツェン「ブモッフ!」 

桃華「....................」 

スリ男 バッ!! 

桃華「!」 

承太郎「スリか、仕方ねぇぜ...」ザン! 

桃華 ダッ! 

承太郎「ん?桃華?」 

桃華「なんばしょっと!!」 

承太郎イヴ「!?!?」 

男「.....え?」


29 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:20:26.12 :jeLiEfar0

桃華「人の財布を盗むとは、どういうこったい!」 

男「えっ」 

桃華「人間は真っ当に生きね、あっ、ウチ思うけん!」 

承太郎「ウチ?」 

イヴ「桃華さん、様子がオカシクないですか?」 

承太郎「.......あぁ」 

ブリッツェン「...........」 


30 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:21:54.88 :jeLiEfar0

男「す、スイマセンでしたぁぁぁーー!」ピュー 

桃華「フン!ウチにさからうけんこうなるばい!」 

承太郎「おい、桃華。どうした、いつもと様子がオカシイが」 

桃華「あの方はウチ、わたくしの財布を盗んだんですよ?しかりつけなきゃいかんでしょ」 

桃華「承太郎しゃん........」 

承太郎「(..............こいつ)」 

承太郎「まぁいいぜ......」クルッ 

桃華「.............」 

イヴ「桃華さん.....?」 

桃華 ヒョイ パクゥ 

イヴ「!」 

イヴ「(あれはとんこつ味のキャラメル.....?い、いえ!見間違いですよね!桃華さんがとんこつ味なんて....)」 

桃華「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」 

イヴ「(それにあんな下品に舐めるわけないです!きっとスタミナドリンクのキャラメルか何かの間違い..........)」 

桃華「うん、ばり好きば......好きですのよ、スタドリ」 

イヴ「!!」 

承太郎「どうかしたか?」 

イヴ「........違います。アレは桃華さんなんかじゃありません!」 

桃華「なッ!?!?」


31 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:22:44.96 :jeLiEfar0

承太郎「ほう。やはりか」 

桃華「バレとると!?」 

承太郎「もうハナっからバレてるぜ。面白いからあえて言わなかったがな」 

桃華「あっあっ!」 

イヴ「いっちゃってブリッツェン!」 

ブリッツェン「ブモモ~!」 

バクバクバクバクゥ! 

桃華?「やめるたい!あぁ!せっかく作った衣装がぁ.......あっ!」 

承太郎「フン、正体がバレたな。どこのアイドルだ?」 

上田鈴帆「あっ......あっ.......!」 


鈴帆「うわ~~~~~~ん!完璧な変装だったのに~~~~!」 

タッタッタ.......... 

承太郎「........なんだったんだアレは」 

イヴ「さぁ.........」


32 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:24:10.52 :jeLiEfar0

凛『スパイってこと?』 

承太郎「あぁ、何がなんだかわからなかったが...」 

凛『桃華が裏切り者だなんて信じられなかったし、安心した』 

桃華「わたくしは承太郎ちゃまに一生ついていくって決めてますの♪」 

凛『桃華、それはどういう』 

プッー プッー 

承太郎「.........」 

桃華「それにしても、わたくしが買い物で悩んでいる間に全く嫌な気分ですわ。わたくしそのものに化けるアイドルだなんて...」 

承太郎「ホテルを出る時から既に変装していたらしい」 

桃華「それで、一体どこのプロダクションでしたの?」 

承太郎「わからねぇ」 

桃華「ま、いいですわ。承太郎ちゃま、その紅茶味のキャラメル食べないんですの?はしたない様ですが、わたくしの好物でして........くれません?」 

承太郎「あぁ」 

桃華「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」 

承太郎「..........やれやれ」 

イヴ「あっプロデューサー見てください!城ヶ崎美嘉さんが飛びましたよ!」


33 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:25:20.31 :jeLiEfar0

上田鈴帆 

年齢 14歳 
日本・福岡生まれ 
所属:?プロ 
誕生日 10月26日(蠍座) 
身長―156cm 体重―42kg 
3サイズ:76―55―79 
血液型:O型 

破壊力―E スピード―E 射程距離―C 
持続力―A 動作性―A 成長性―A 

①裁縫が趣味、それで作った衣装を着て人を笑わせるのが好き。 
カードが新しくなるたびにコスプレ衣装のクオリティが上がる。 

②『節制』のカード 


34 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:26:11.46 :jeLiEfar0

@引き続きショッピングモール 



承太郎「おいトナカイ、コーヒー味のチューイングガムいるか?」 

ブリッツェン バクゥ!クッチャクッチャ 

承太郎「普通に食えるのか」 

イヴ「桃華さん、この服はどうですか~?」 

桃華「う~ん、こっちの方がイイと思いますわよ?」 

承太郎「トナカイ、スタンドは出せねぇのか」 

ブリッツェン「?」 

承太郎「........いや、何でもねぇ」 

桃華「承太郎ちゃまはどう思います?コッチの服と.........」


35 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:27:18.97 :jeLiEfar0

?「このメモ帳がいいかなっ」 

?「加奈ちゃんは本当にメモ好きだよねっ!」 

今井加奈「せっかく九州という都会に来たんだよ!メモを取らずになんかいられないよ!」 

?「と、都会........そうだね」 

加奈「あずきちゃんもメモしてみたら?イイコトたくさんあるよ!」 


桃井あずき「あずきはメモをしなくて、脳に直接インプット大作戦があるから大丈夫!」 


加奈「スゴーイ!わたし、メモを見ないと不安になっちゃうタイプなのに.........」 

あずき「まぁでもメモを取ることは悪い..............」 

加奈「....? どうしたのあずきちゃん?」 

あずき「加奈ちゃん、アレ.........何だか怪しくない!?」 

加奈「え?..........わぁ!スッゴイ怪しい!」 

あずき「外国の人とトナカイ?と、お嬢様っぽい人と.....そして何より」 

加奈「長身で筋骨隆々の男の人!」 

あずき「お父さん....いやでも学生服........」 

加奈「メモ取らないと.......」カキカキ 

あずき「気になる~....ねぇ加奈ちゃん、あの人たちを付けてみる?」 

加奈「えぇ!?」 

あずき「だって気になるじゃん!名付けて追跡大作戦!」 

加奈「そのままだよぉあずきちゃん!でもわたしも気になるから、付けてみたい!」 

あずき「よし、バレないように行こう!」 

加奈「うん!」 



ササッ サッ 



承太郎「............?」


36 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:28:24.64 :jeLiEfar0

サッサ 

イヴ「これはどうでしょうか~」 

桃華「帽子はどうですの?これは?」 

イヴ「いいですね~」 

桃華「承太郎ちゃま、これはどうですの?」 

承太郎「あぁ、いいんじゃあねぇか」 

イヴ「プロデューサーも服は買わないんですか?」 

承太郎「おれはこれだけでいい」 

桃華「毎日同じ服では臭くなりますわよ?」 

承太郎「..............同じのを探すぜ」 

ササッ 




加奈「服はいっつも学生服っと.......」カキカキ 

あずき「あっ、別の場所に行くみたいだよ!」 

イヴ「ブリッツェンに新しい首輪を買ってあげるねぇ~」 

ブリッツェン「ブモフ」 



加奈「あのトナカイさん会話できるの!?」 

承太郎 ピクッ 

あずき「し、しぃー!大きい声出しちゃダメだよ!」ボソボソ 

加奈「ご、ごめん............」 



桃華「やっぱり首輪があった方が清潔感がありますね。野良っぽくなくて」 

ブリッツェン「ブルル」 


承太郎「.............」 

ササッ


37 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:29:33.45 :jeLiEfar0

ササッ 

承太郎「...........」スタスタ 

桃華「あら承太郎ちゃま、どこに行かれますの?」 

承太郎「ちょっとな」 

スタスタスタ 



加奈「あ、あれ、二人を置いて行っちゃったよ?」 

あずき「もしかして帰っちゃったのかも!追ってみよう!」 

ササッ 

スタスタスタ 

ササッ 

承太郎 クルッ 

ササッ! 


承太郎「...............すばしっこい奴らだぜ」 

承太郎「スタープラチナ」 


ドーーーーーーーーン 

パッ 


あずき「.......あれ!?男の人がいない!?」 

加奈「さ、さっきまで前にいたのにッ!」 

承太郎「おれの事か?」 


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ※真後ろ 


あずき「あっ..........あっ.........」 

加奈「ふ、ふぇぇっ」 


38 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:30:32.36 :jeLiEfar0

承太郎「.......で、何故ついて来た」 

あずき「何か面白そうだったから......」 

加奈「不思議で気になったから........」 

承太郎「.......」 

桃華「まぁ許してあげましょう承太郎ちゃま」 

イヴ「そうですよぉ~誰だって不思議に思いますよ」 

承太郎「..............別にかまわんが」 

加奈あずき「すっ、すみませんでした!」 

桃華「気になってるようですので、教えてあげますわ。わたくし、アイドルですの」 

イヴ「私もですよぉ~」 

加奈あずき「アイドル!?」 

あずき「ということはアナタは付き人ですか!?」 

承太郎「...まぁそういうことだぜ」 

加奈「やっと納得できたねあずきちゃん!」 

あずき キラキラ 

加奈「あずきちゃん.....?」 

あずき「アイドル.......アイドル!!あずき、ずっとアイドルに憧れてたの!」 

桃華「あら」 

承太郎「!」


39 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:31:33.78 :jeLiEfar0

あずき「そういうの、確かプロデュースっていうんだよね!?」 

承太郎「あぁ」 

あずき「あずきアイドルになりたい!アイドルになってあずきのセクシーさを見せつけたい!」 

承太郎「...........本当になりたいみてぇだな。こちらとしてはかまわねぇが....」 

あずき「やったぁ!」 

加奈「え、えぇぇぇぇぇぇぇ!?」 

加奈「ほ、本当にアイドルになっちゃうのあずきちゃん!?」 

あずき「うん!」 

承太郎「てめーはどうする?」 

加奈「えぇっとわたしは..........」 

あずき「一緒にやろうよ!」 

承太郎「おっと、強制するもんじゃあねぇ」 

桃華「そうですわ。あくまで本人の意思に従いましょう」 

承太郎「じゃあ、見学してみるか?」 

加奈「見学、ですか?」 

承太郎「あぁ」 

加奈「じゃ、じゃあそれで.......見学してみます!」 

イヴ「とりあえずようこそ~。えーっとお名前は......」 

あずき「あずきだよ!」 

イヴ「あずきさんですね~、私イヴ・サンタクロースと申します~。本物のサンタですよぉ」 

あずき「サンタさん!?」 

加奈「えぇ!?」 

イヴ「はい~、これがトナカイのブリッツェンです」 

ブリッツェン「ブモー!」 

あずき「スッゴーイ!」 

ワイワイ ガヤガヤ 

桃華「わたくしを無視しないでくださいましー」 


40 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:32:30.16 :jeLiEfar0

@ホテルロビー 

桃華「紹介しますわ。こちらがわたくし達CGプロの......って皆さん!」 

凛裕子晴「...........なに?」ダラー 

桃華「いつまでダラけてますの!新しいアイドルの方ですわよ!」 

あずき「えーっと!桃井あずきです!今日からアイドルになりました!宜しくお願いします!」 

凛裕子晴「よろしく~」グデー 

承太郎「...........」 

あずき「あ、あのっ....」 

承太郎「悪いな、さっきの話だがライヴバトルで少々厄介な事があってだな」 

加奈「厄介なこと?」 



承太郎はライヴバトルでの顛末を二人に話した。


41 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:33:10.33 :jeLiEfar0

加奈「精神攻撃...ですか」 

承太郎「あぁ、恐らくな」 

イヴ「ライヴが終わってから、皆さん異常なまでにぐうたらしちゃって」 

三人 グデー 

桃華「立派なレディがはしたないですわ」 

凛「レディだなんて.....そんな若くないし......」 

桃華「え?若くない?」 

承太郎「?」 

加奈「うーん...」 


42 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:34:06.25 :jeLiEfar0

承太郎「凛、体がダルいのか?」 

凛「ダルいというよりも.....年取った感じ?」 

晴「あーわかる」 

承太郎「.......たく、ガキが何を言ってやがる」 

加奈「あはは~.....」 

凛「プロデューサーだって老け顔の17歳のクセに.......」 

加奈あずき「えっ!?!?17歳!?!?」 

承太郎「...................気持ちが若ければ若いんだぜ」 

あずき「学生服、本物だったんだ!てっきりコスプレかと思った....」 

加奈「ほ、ほえ~.....メモしとこ!あっ、そういえばメモ帳買ってなかったんだっけ」 

あずき「手にでも書いとけば?」 

加奈「うん。えっと、『老け顔でも17歳。若さは気から』っと....」 


43 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:34:44.95 :jeLiEfar0

あずき「わっ、もうこんな時間!」 

承太郎「帰るなら名刺を持っていきな。それで電話をかけろ、女が出るはずだ」 

あずき「わかったよ!」 

承太郎「てめーにも渡すぜ」 

加奈「あっ.....ありがとう、ございます.....」 

承太郎「決めるのはテメーだ。それじゃあな」 

あずき「バイバーイ!」 

加奈「..................」


44 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:35:47.18 :jeLiEfar0

@加奈宅 


加奈母「いいじゃないアイドル!」 

加奈父「娘がアイドルだなんて、パパ嬉しいなぁ」 

加奈「そ、そうかな......?」 

父「あぁ!きっとクラスの人気者だぞ!」 

加奈「わたしは別にっ.......うーん」 

母「やってみたら?いい経験になるかもしれないわよ?」 

加奈「どうしよう..........」 






誰かが言った。人間は思考動物であると。 

人間は他動物より深い思考を得意とする。 

思考、そしてそれに伴い生まれる、人間特有の感情。 

『悩み』 

悩みこそが、人間の人生を左右するものである。 

そんなことは今どうでもいい。 

とりあえず今井加奈は悩んでいたッ! 


45 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:36:21.17 :jeLiEfar0

@翌日 



承太郎「........で、決まったか?」 

加奈「まだ........です」 

承太郎「なら、見学はするか?それとも」 

加奈「したいですっ!」 

承太郎「.....わかった」 

イヴ「自分で決めることが何よりですよ~」 

加奈「ありがとうございます、えとサンタさん」 

イヴ「いえいえ~」


46 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:37:04.74 :jeLiEfar0

裕子「プロデューサー、今日はどこに?」 

承太郎「グレイトフルデッドとのライヴバトルだ」 

全員「え!?」 

あずき「昨日負けたってところ?」 

晴「嘘だろ承太郎!?」 

凛「プロデューサー!いったい何を考えて!」 

承太郎「行くぜ」 

凛「あぁ、ちょっと!」 

加奈「大丈夫かなぁ......」


47 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:38:28.77 :jeLiEfar0

@バトルプレイス 


承太郎「.........というわけで、もう一度勝負をしてもらうぜ」 

凛「プ、プロデューサー!」 

瑞樹「私は一向にかまわないわよ?」 

菜々「菜々もいいですよ」 

晴「おい承太郎!まだ謎が解けてねぇぞ!?それに出来ればオレはもう闘いたくない!」 

承太郎「安心しな....闘うのは、桃井と今井だ」 

全員「えっ!?」 

桃華「そんな、無茶ですわ!」 

あずき「も、もうあずき戦えるの!?」 

加奈「わたしまだアイドルになるって決めてないんですけど!」 

承太郎「見てるだけじゃあ何もわからねぇ。だからやってみな」 

加奈「あ.........あぅ....」 


48 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:39:25.33 :jeLiEfar0

瑞樹「新人アイドルね.....誰だろうと、私達は手を抜く気はないわよ?」 

加奈「えっあ、はい!よろしくお願いします!」 

菜々「覚悟は出来てますか?私は出来てますよ!」 

加奈「あっ.....えっと......」 

あずき「出来てます!」 

あずき「加奈ちゃん、一緒に頑張ろう。加奈ちゃんとはここで、別々の道に進んじゃうかもしれないけど.....でも頑張ろう!」 

加奈「あずきちゃん........」 

加奈「うん!」 

瑞樹「さて、鬼はどっちにする?」 

あずき「あずき達は缶を蹴ります。鬼はそっちで」 

菜々「いいんですか?菜々達は強いですよぉ~?」 


49 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:40:35.81 :jeLiEfar0

加奈「どうして鬼を譲ったの?前回はそれで負けたって聞いたんだけど....」 

あずき「謎は謎のままにしたくないんだ。それに負けた理由がわからないのに、逆の立場になったら余計にわからないと思うの」 

加奈「...........」 

あずき「あずきに任せて!....とは言えないけど.....」 

加奈「頑張って勝とう、あずきちゃん」 

あずき「...........うん!」 

瑞樹「さぁ、用意はいいかしら?始めるわよ!」 



ピィーーーー!! 



あずき「蹴ります!ん~~!」 

あずき「DIOの最後の蹴り!!」ドヒューーン! 

承太郎「おいアイツなんて言った」 

桃華「さぁ?」 

瑞樹「わっ、結構飛ぶわね!」 

ササッ! 

サッ! 


50 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:43:31.99 :jeLiEfar0

加奈「(隠れたはいいけど.....やっぱり自信ない....負けちゃう)」 

ザザッ! 

加奈「(来た!)」 

瑞樹「もう全力で走れなくなってるわね」 

菜々「うーん、菜々がJKの時は長距離なんて......あぁいえいえ!菜々はまだJKですけどね!?」 

あずき「(アレが謎の話術.....ッ!どんな仕掛けが......)」 





承太郎「これにどう対処するか.......」 

?「どうも、CGプロの方ですよね?」 

承太郎「テメーは......?」 

美優「三船美優、あの二人のプロデューサーです」 


凛「綺麗な人......」 

イヴ「魅力的です~」 

承太郎「アイドル兼プロデューサーというのは本当みてぇだな。オーラがあるぜ」 

美優「お、オーラだなんてそんなっ!」 

承太郎「.....だが、そっちのアイドルは中々手強いぜ。ムカつく程にな...」 

美優「あの謎を解けたら、勝ち目はありますよ」


51 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:44:41.52 :jeLiEfar0

あずき「(精神攻撃.....だよね。あの会話に謎があるとしか思えない)」 

菜々「菜々の時代は~」 

あずき「(基本“年齢”について話してる......年齢というよりも、“老い”.....?)」 

加奈「年取ると何もかも手遅れになっちゃうのかな.....メモしとこっ」 

加奈「.........あ~........そういえば手帳買い忘れたんだっけ......ペンは....」ゴソゴソ 

加奈「サインペン...か。でも手帳がないと...」 

加奈「.....あれ?次なにすんだっけ?」


52 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:46:50.86 :jeLiEfar0

加奈「あれ、何であずきちゃんがあそこにいるんだろ?隠れてる?」 

加奈「ここどこかな?あの女の人は誰だろう」 

加奈「隠れてた方がいいのかな?」キョロキョロ 

加奈「??」


53 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:48:48.99 :jeLiEfar0

加奈「.........あれ、わたしここで何して.......??」 

加奈「ん?手の甲に何か書いてある?」 


★すぐペンを持て 


加奈「え.......?」 


★2 覚えられる物事は3つまでと思え 


★3 缶を蹴れ。それで勝負は終わる 


加奈「!?」 


加奈「な、なにこれ?誰が書いたの...!? 


★4 相手に見つからず隠れろ 


加奈「そ、そうだ....思い出した。わたしは今ライブバトル中で缶蹴りをして今隠れている....。あずきちゃんは仲間で.....そしてそのあと.......」 

加奈「そのあと......えと........えと........」 

加奈「あれ?なんだっけ?」 


★2 覚えられる物事は3つまでと思え 


加奈「ひょっとしてこのペンの文字、わたしの筆跡だ...わたし自身がメモした?嘘...いつ?こんな事書いた覚えはない...」 


★5 音を立てるな 


加奈「ど、どうして......?」


54 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:49:44.81 :jeLiEfar0

加奈「(メモ....あずきちゃんの他にいるあの二人......敵と考えていいのかな?いいんだね?)」 

加奈「(だったらメモ通りに隠れながら缶を蹴――――)」 

加奈「あれ?何をするんだっけ?あの二人は誰?」 

あずき「加奈ちゃん!」ボソボソ 

加奈「あずきちゃん!」 

あずき「シ、シィーーー!!」 

加奈「?」 

あずき「加奈ちゃん、ちょっと体見せて」 


★6 敵は川島瑞樹、安部菜々 


★7 精神攻撃に気を付けろ 


あずき「メモ.....してある......っ」 


★2 覚えられる物事は3つまでと思え 


加奈「一体....なに?」


55 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:52:00.36 :jeLiEfar0

加奈「あずきちゃん、これって」 

あずき「......あずき、さっきからオカシイって思ってたんだ。何か忘れてる気がして....」 

加奈「わたしもそんな感じがする......」 

あずき「手のひらには何か書いてある?」 

加奈「手のひら?番号は別に......」 



【 老け顔でも17歳。若さは気持ち 】 



加奈あずき「!!!」 

あずき「加奈ちゃん......」 

加奈「うん、思い出してきたね。やっと謎が解けた」 

加奈「あの人の言葉が、わたしたちを若返らせてくれた....!」 

あずき「(あの二人は....『老い』に関する会話で、相手の精神を老化させる。そして老化した精神は、物事を3つ以上覚えようとしなくなる)」 





承太郎「.........ようやくわかったぜ」 

美優「バレちゃいましたか......」 

承太郎「通りで晴や凛やホリィが缶を蹴れなかったわけか」 



晴『(相手に見つからないように隠れる!)』記憶① 

晴『(よし!奴らが缶から離れた!)』記憶② 

晴『(今のうちに全力で走る!)』ダッ!記憶③ 

晴『(そして缶を蹴―――――)』ダダダ!記憶④ 

晴 ピタッ 

晴『................オレ、なんで缶を蹴るんだっけ........?』 



承太郎「どうやら、3つ以上の事は忘れちまうみてぇだな。その精神老化により、うちの三人は今へばってる...」 

凛裕子晴 ダルーーーン 

美優「そういうことです」


56 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:53:08.11 :jeLiEfar0

あずき「加奈ちゃん、サーフィス大作戦だよ!」ボソボソ 

加奈「サーフィス?」ボソボソ 

あずき「うん、相手の事を真似てみるんだ。それで、二人は“老い”に関しての耐性があるだろうから、逆に“若さ”には弱いと思うの!だから若さを知らしめて、“老い”に追い込むんだ!」 

加奈「若さ........」 

あずき「せっかく相手の謎が解けたんだ。だからそれを逆に利用してあげよっ!」 

加奈「うんっ!」 



瑞樹「(もう二人の精神は老いているハズ.....新しい物事は3つしか覚えられない.....)」 

菜々「(どこにいるかも大体検討は........ふふっ、あそこですか。菜々には勝てませんよー!)」 

菜々「さぁて、そろそろケリをつけま」 

あずき「加奈ちゃんさ、今流行りのものって何か知ってる?」 

菜々瑞樹「!?!?」 


57 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:54:01.35 :jeLiEfar0

加奈「うん、アレだよね!アレ!」 

あずき「そうそう、アレアレ!本当に可愛いよね!」 




承太郎「おい、喋っちゃあ場所がバレて」 

美優「........マズイですね」 

承太郎「何?」 




あずき「あずき、もうファンになっちゃった!」 

加奈「わたしもー!アレ本当に好きー!」 

瑞樹「ア......アレ?」 

菜々「アレってなんでしょうか....?」 

加奈「でも、今時アレを知らないって、結構オバさんだよね!」 

あずき「うんうん!」 

菜々瑞樹「お、オバさん!?!?」 

菜々「あっ......あーあー!アレですね!な、菜々も知ってますよ!?」 

瑞樹「えっあっ.....わわわわかるわ!!アレのことかしらね~!?」 

加奈「効いてるね、あずきちゃん♪」 

あずき「この調子で行くよ!」


58 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:54:52.95 :jeLiEfar0

あずき「そういえば、この前あずきの通ってた小学校に用事があって行ったんだけど」 

加奈「うんうん」 

あずき「小学生の時は「学校遠いなぁ」って思ってたのに、一瞬で着いちゃった!」 

加奈「へぇ~!でも若い時って何もかもが大きく感じたり遠く感じたりするよね!」 

菜々「わかっ...さ......うぐぐっ....!!」 

加奈「小学生の時の友達に久しぶりに会ったりした?」 

あずき「うん!もう面影とか少なくなっちゃったけど、懐かしかったなぁ」 

加奈「その何年後とかになったら、友人が結婚しちゃうんだよね!「わたしまだなのにぃ」とか!」 

菜々「ゴファ!!」バタリ 

瑞樹「菜々ちゃーーーーんん!!!」 

加奈「よしっ、わたしの精神も若返ってきたッ!」


59 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 11:58:17.95 :jeLiEfar0

瑞樹「私は.......私はそんな手に乗らないわ!絶対に負けないんだから!!」フンスッ 

加奈「(あずきちゃん!川島さんもう効かなそうだよ!?)」 

あずき「(大丈夫っ。とっておきの大作戦があるから!)」 

あずき「名付けて、シビル・ウォー大作戦!」 

瑞樹「瑞樹は老いてないりゅん!きゃぴきゃぴだりゅん!」 

あずき「でも30近くになってさ、ふと『 過去の自分 』思い出すのかもね」 

瑞樹「!?」 

あずき「『私、20さいになったら、カッコイイ人とけっこんするんだー!』って」 

瑞樹「あががががががががががッ!!!!」ガチガチガチガチ 

加奈「シビル・ウォー作戦成功だね!」 

加奈「よぉーっし!後は缶を蹴るだけ!!」ダッ! 

瑞樹「わ、わかわかわかわかないわぁぁぁ!.........ハッ!出てきたわね!缶を踏んでやるんだから!」 

加奈「...........でも、わたし達の勝ちですよ」 

瑞樹「何を言って!缶を踏んで................!」ガッ! 




瑞樹「今..............」パクパク 




瑞樹「お名前.......なんだったかしら..........?」 




加奈「残念、蹴らせてもらいますね」 



缶 カーーーーーーン!! 



瑞樹「あっ」 


残り時間0秒 
ピィーーーーーー!!! 


審判「勝者はCGプロー!!」 

あずき加奈「「やったぁぁぁぁーーーー!!」」 




承太郎「..........フン」 

美優「負けました....」 

瑞樹「あっ......あっ.....」 

菜々 ブクブク 

承太郎「........カードは、逆転と復活を暗示する、『愚者』と『審判』だぜ」


60 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:00:30.72 :jeLiEfar0

(左)川島瑞樹 
年齢 28歳 
日本・大阪生まれ 
所属:ミューミュープロ 
誕生日:11月25日(射手座) 
身長―159cm 体重―44kg 
3サイズ:87―57―85 
血液型:A型 

破壊力―A スピード―B 射程距離―B 
持続力―D 動作性―E  成長性―E 

①相当老いを気にしているらしく、日々のアンチエイジングは欠かさない。アナウンサーとして活動していた芸歴を持つ。口癖は「わかるわ」 

②グレイトフルデッドの一人 



(右)安部菜々 
年齢 永遠の17歳 
ウサミン星生まれ 
所属:ミューミュープロ 
誕生日:5月15日(牡牛座) 
身長―146cm 体重―40kg 
3サイズ:84―57―84 
血液型:O型 

破壊力―B スピード―B 射程距離―B 
持続力―C 動作性―D  成長性―E 

①自称17歳の年齢詐称疑惑アイドル。出身はウサミン星。なおウサミン星は東京から電車で一時間の距離。ベネチア程遠くない。メイド喫茶でバイトをしていた。 

②グレイトフルデッドの片方。 




グレイトフルデッド――― 
『老い』に関しての話題を作り、相手に恐怖の感情を植え付ける精神攻撃。精神的に老いた相手は、脳の活性化を遅らせ、「物事を3つ以上覚えなくなる。それが女性だろうと男性だろうと、体温が高かろうと低かろうと関係ないのだ。


61 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:01:37.18 :jeLiEfar0

承太郎「初戦で勝つとはな、よくやったぜ」 

あずき「あずきにかかれば、楽勝だよ!」 

加奈「わ、わたしも一生懸命頑張りました!」 

承太郎「あぁ...........」 

加奈「あっ..........えっと」 

承太郎「どうする、アイドルはやるか?」 

加奈「.......はい!わたしアイドルやりたいです!」 

あずき「加奈ちゃん!」 

加奈「今日わたし、スッゴク楽しくて!一生忘れられないんだなって!」 

イヴ「やっぱり加奈さんはここに来なくちゃ駄目だったんですよぉ!」 

加奈「そ、そうですか......?」 

イヴ「はい~」 

凛「よろしくね、えと.....加奈、でいいかな?」 

加奈「はいっ!今井加奈、頑張ります!かなかなファイファイ!」 

承太郎「何だそれは」 

加奈「えっと、おまじないみたいな?」 

イヴ「イヴイヴファイファイ♪」 

凛「じゃあプロデューサーの場合はちゃまちゃまファイファイ?」 

承太郎「おいやめな」


62 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:03:03.99 :jeLiEfar0

美優「見事なライブバトルでした」 

承太郎「そっちもだぜ」 

美優「いいえ、新人アイドルに謎を暴かれるなんて私達もまだまだ未熟です。いい教訓になりました」 

承太郎「そうか..........。だがあのコスプレ野郎を使って、探ろうなんざ姑息なマネはするもんじゃあねぇ」 

美優「.......?なんの事でしょうか..........?」 

承太郎「何?」 

美優「私の所のアイドルはあの二人だけですよ?」 

承太郎「じゃあアイツは一体...........」 






凛「完全に伸びちゃってるね」 

あずき「えっと、安部さん、川島さん」 

二人「はい~........?」ブクブク 

加奈「次に会った時はお友達?いい先輩として会えると嬉しいです!お二人のお肌のツヤとか」 

あずき「若さの秘訣とか聞きたいです!」 

二人「!」 

瑞樹「私が.....若い.......?」 

あずき「はいっ」 

菜々「菜々が.......17歳!?」 

加奈「はい♪」 

菜々瑞樹「「ふっかーーーーーつ!!!」」 

瑞樹「若さの秘訣なんて、いつでも教えてあげるわ!」 

菜々「菜々だって若さ......何て言ったって17歳ですしね!?」 

瑞樹「今日は負けちゃったけど、あなた達に出会えて良かったわ。これからも宜しくね」 

加奈あずき「「はいっ!」」


63 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:04:53.48 :jeLiEfar0

テニール「素晴らしいバトルだった」 

みく「新人にしてはやるにゃあ」 

承太郎「あぁ........」 

晴「なぁ承太郎、次はどこに行くんだ?」 

承太郎「次は中国地方に行く」 

美波「中国地方.....!?」 

テニール「どうした美波?」 

美波「.........」 

美波「プロデューサーさん、次のお仕事って、どこですか?」 

テニール「北海道だが」 

美波「あの.....あの人達についていっていいですか!?」 

テニール「何!?」 

承太郎「ん?」 

テニール「な、何を言って!」 

美波「移籍するわけではないんですが...私、どうしてもアッチに用事があるんです!」 

承太郎「おいどうした」 

テニール「あぁ、どうやらうちの美波が君達と一緒に中国地方へ向かいたいらしんだ。移籍するわけではないし、もしよろしければ連れてってやってくれないか?」 

承太郎「まぁいいが..........理由を聞かせな」 

美波「はい.......理由は....」 





美波「“復讐”です」 


64 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:06:18.44 :jeLiEfar0

桃井あずき 

年齢 15歳 
日本・長野生まれ 
所属:CGプロ 
誕生日 7月7日(蟹座) 
身長―145cm 体重―40kg 
3サイズ:80―55―78 
血液型:A型 

破壊力―B スピード―B 射程距離―B 
持続力―D 動作性―B   成長性―A 

①「~大作戦」が口癖で、元気とセクシーが売りのアイドル。趣味は金魚すくい。本編では取り扱わなかったが、桃井あずきを含む4人で編成された「フリルドスクエア」というユニットが存在する。 

②好奇心、全てのスタートを意味する『愚者』 



今井加奈 

年齢 16歳 
日本・高知生まれ 
所属:CGプロ 
誕生日 3月3日(魚座) 
身長―153cm 体重―41kg 
3サイズ:81―56―79 
血液型:O型 

破壊力―C スピード―A 射程距離―E 
持続力―D 動作性―A   成長性―A 

①メモを見ないと、落ち着かない性格でメモを取る事が多い。田舎育ち故に、都会というものに憧れを持っている。グレイトフルデッド戦でアイドルになる事を決意。 

②復活の『審判』のカード


65 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:08:12.74 :jeLiEfar0

美波「晴ちゃん、だったかしら」 

晴「ん?あぁ」 

美波「ものすごく変な質問をさせてくれる?」 

晴「変な質問?」 

美波「詮索するようだけど、学校はどこに通っていた?」 

晴「確かに、いきなり変な質問だな」 






承太郎「......一体、どういうことだ」 

美波「.....弟をイジめたアイドルを探しているんです」 

一同「!」 

晴「........学校は愛媛だ。結構田舎だぜ」 

美波「.........失礼な詮索だったね。許してね」 

承太郎「...............」 

美波「もう2年になります。私の弟は学校でその子に毎日絡まれて、いい思いをしていなかった。転校とまではいかなかったけど、弟は毎日辛い思いをしながら帰ってきた。私は見るに耐えなかった!」 

美波「そして私は誓ったッ!その子がアイドルになった今、ライヴバトルで正々堂々闘って弟の復讐をするって!」 

みく「美波ちゃん、そんな想いがあったなんて知らなかったにゃあ.........」 

美波「そして私は一年前、ある人と出会ったんです」 

承太郎「ある人.......?」 

美波「はい、名前も知らない美しい男の人.....とても、あなたに似た....」 

あずき「プロデューサーに似た?」 

承太郎「........」


66 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:10:36.44 :jeLiEfar0

美波「あれは、私が弟の話を聞いて街でふらついていた時.......」 




美波『水晶に像が!写っているのは!』 

『幻想像(ビジョン)だ。君....自身の心の中が、わたしの能力を通じて念写させているのだ』 

美波『私の心の中........?』 

『君は悩みを抱えている...苦しみを抱いている。今の水晶の像が君の「苦しみ」なんだね?そいつは、アイドルだ.....アイドルを倒したければ、君自身がアイドルになるんだ』 

『奴は......中国地方にいる.......』 








美波「私は、あの人の言葉を信じてアイドルになりました。それが正しいことだと.....」 

裕子「........」 

美波「だから私は、あなた達が向かう中国地方に行くことに決めたんです。今の私は、アイドルとして成長しました」 

承太郎「勝ったら、どうするつもりだ?」 

美波「.....話がしたいんです。その子と」 

加奈「...なんだか、重い話?ですね」 

承太郎「.......わかった。連れて行ってやる。そのかわり一時的にCGプロに所属することになるがかまわねぇか?」 

美波「はい」 

テニール「わたしも許可しよう」 

美波「ありがとうございます、プロデューサーさん」 

承太郎「ならとっとと仕度しな。メモと大作戦野郎も」 

加奈「メモって!加奈です!今井加奈!」 

あずき「大作戦野郎だなんてヒッドーイ!あずきはねぇ!あずきっていうセクシーな名前が!」 

ワーワー ギャーギャー ............... 


......... 



...


67 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:12:44.46 :jeLiEfar0

円屋婆「光よ....一つ尋ねるが...「生きる」ということは何じゃ?」 

南条光「.........欲するものを手に入れる事。ひと言で言うなら、人が生きるということは、『ただそれだけ』。ヒーローのフィギュアが欲しい、変身ベルトが欲しい、仮面が欲しい.......」 


エンヤ婆「しかし欲するものを手に入れる時、必ず戦いが起こるな光?」 

光「確かに.....」 

エンヤ婆「闘いに敗れ、欲するものが手に入らなかった場合、挫折感と敗北感を味わい、傷つき...そして次なる闘いの時「恐怖」を感じることになるのじゃ........」 

エンヤ婆「ワシは「恐怖」を克服することが「生きる」ことだと思う。世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな「恐怖」を持たぬ者ッ!わかるか光」 

光「アタシはレベルの高いプロダクションに所属した......なにか「恐怖」することでも?」 

エンヤ婆「..............『かもしれぬ』」 

光「何を案じているのですか.....?」 

エンヤ婆「CGプロダクション.....」 

光「CG!?あの関東に創設された新しいプロダクションの事ですか!?アタシ達の敵ではありません!」 

エンヤ婆「うむ.......しかしそやつらがこのエンヤ婆にこうも頭にまとわりついてくるとは....奴らはプロダクション創設から時間はあまり経っていない。しかし既に近畿、九州、北海道がやられた!運命というものを信じざるをえなくなるのじゃ。正確に言おうぞ!CGに恐怖しているのではない、 
CGプロダクションはあなどれんということじゃ!」 

光「あなどれないというだけで、わざわざプロデューサーが出向くつもりですか?」 

エンヤ婆「そうじゃ」 

光「くだらない!あなたはそのような行動をしてはいけないです!既に『節制』の上田鈴帆が奴らにライヴバトルをしかけたハズ!」 

光「そして中国地方には!アタシの友達、小関麗奈がいます!」 

光「友の麗奈が、奴らを始末するでしょう!アタシ達が出向く程のことはありませんッ!」 

エンヤ婆「変わったアイドルじゃ......まぁ、麗奈に任せるとしよう....」 


68 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:13:29.57 :jeLiEfar0

三船美優 

年齢 26歳 
日本・岩手生まれ 
所属:ミューミュープロ 
誕生日 2月25日(魚座) 
身長―165cm 体重―46kg 
3サイズ:85―60―85 
血液型:AB型 

破壊力―C スピード―B 射程距離―A 
持続力―B 動作性―B   成長性―C 

①アイドル兼プロデューサーでありながらも、冷静かつ自分の経験を活かしたプロデュース活動で、アイドルをトップへ導く。 

②三船美優(ミューミュー)


69 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:14:39.04 :jeLiEfar0



【 悪魔 】 



鳥取砂丘として有名な鳥取県、出雲大社が構える島根県、桃太郎発祥の地と呼ばれる岡山県、非戦争を訴える原爆ドームが建つ広島県、数々の歴史を持つ下関の街、山口県!以上5つの県で構成される中国地方!中国地方の名の由来はハッキリしておらず、その昔、都である京都を中心として「近国」「中国」「遠国」の分類した時にちょうど真ん中に位置する説や、京の都と、西の拠点である九州(大宰府)の中間に位置する地域である説など、説は多く存在する。承太郎一行は次のライブバトルを控えていたッ! 





晴「えーっと、観光スポット......何かないか?」 

裕子「砂丘?」 

イヴ「大社?」 

あずき「桃太郎大作戦?」 

加奈「う~ん......何もないと言えば何もないかも」 

承太郎「中々気に入った。いい所だぜ」 

晴「マジか承太郎!マジに言ってんの?お前」 

桃華「それではバトルプレイスに向かいますわよ」 


70 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:15:39.92 :jeLiEfar0

凛「そういえばプロデューサー、あずきと加奈のタロットはどうなの?」 

あずき「タロット?」 

桃華「承太郎ちゃまはそれぞれのアイドルの性格や運命をタロットで決めたりするんですの」 

加奈「へぇ~!面白いですね!」 

あずき「あずきは!?あずきは!?」 

承太郎「桃井は愚者、今井は審判だ。意味は自分で調べておきな」 

加奈「し、審判!」 

美波「どうしてタロットに詳しいんですか?」 

晴「それ、オレも気になってた」 

承太郎「...昔、といえば嘘だが、タロットに詳しい友人がいてな。旅で暇な時は話を聞いてただけだ...」 

裕子「プロデューサーにも友達がいるんですね!どんな方なんですか?」 

承太郎「.....なんにでも説教臭くて、熱い奴だったぜ」 

イヴ「だった?」 

承太郎「...............あぁ」 

ブリッツェン「?」


71 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:17:25.08 :jeLiEfar0

凛「中国地方まで来ちゃったけど、美波はさみしくないの?」 

美波「大丈夫、あの子達に匹敵するくらい、こっちも楽しいもの」 

晴「そもそもどういう関係でユニットを組んでたんだ?」 

美波「えっと、私と七海ちゃんが海洋系で繋がってたんだけど、途中でみくちゃんが入ってきたから、天敵アイドルみたいな感じね」 

桃華「天敵アイドル....」 

美波「ユニット名は、ななみなみくって言ってね」 

裕子「お、覚えやすいんだか覚えにくいんだか....」 

美波「復讐のために、ずっと活動してきたの。やっと今、それが果たせる時が来たの」 

桃華「一体どんな方なんですの?」 

美波「髪は茶で長くて、上に二つちょこんと結んでて、小悪魔って感じって弟から聞いたけど...」 

美波「!!!」 






美波「あの姿.......ッ!まさか、ついにッ!」 

凛「どうしたの美波!」 

裕子「何事ですか!?」 

美波「あの子が来たんです!私の弟をイジめた.....ついに会える!」 

加奈「あ、あの子が美波さんの....!」 

承太郎「ライヴバトルで連絡しておいた相手だ」 

晴「行くぜ!」 

小関麗奈「.....遅かったじゃない。アンタ達がアタシの対戦相手?」 


美波「そう....私は新田美波。弟の恨みを晴らすために!」


72 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:18:30.54 :jeLiEfar0

美波「あなたが弟にしたこと......忘れてないからね!」 

麗奈「ハァ?何言ってんの?」 

美波「話はライヴバトルであなたを倒してから!」 

麗奈「それじゃあ、正々堂々ライヴバトルで勝負しようじゃないの」 

美波「望むところだわ!曲名はどうするの?」 

麗奈「ランダムで決めるわ。曲は......これよ!」ガサゴソ 



バーーーーーン 



『 Get Back!! 』 



承太郎「そういやジジイのウォークマンに入ってたな....」 




デゥンデ デゥンデ デゥンデ ♪ 

美波「Jojo was a man who thought he was a lonerBut he knew it wouldn't last.」 

麗奈「Jojo left his home in Tucson, ArizonaFor some California grass.」 

美波「Get back, get back.Get back to where you once belonged.」 

麗奈「Get back, get back.Get back to where you once belonged.」 

美波麗奈「Get back Jojo.」 




裕子「何ですかコレ」 

凛「........」 

加奈「えーっと、洋楽はライヴバトルで」 

晴「メモらなくていいだろ」 

あずき「あずきは結構好きだけどな~」 

桃華「何と言うか....とてもシュールですわ......」


73 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:19:58.01 :jeLiEfar0

この世の中で、アイドルは無数に存在する。その中で、今日ライヴバトルを行っている者達がいる。それぞれの個性も持ち、それぞれの力を持ち、それぞれの魅力を持ち闘う。 
白坂小梅のゾンビ衣装でライヴをするリンプピズキット戦。 
藤原肇の釣り対決、ビーチボーイズ戦。 
浅利七海の遊泳ダークブルームーン戦 
白菊ほたるの災難イベントバトル、ハイウェイトゥヘル戦 
そして後に開催される最大のレースイベント....... 
誰もが闘っているこの世の中.... 
何億と存在する人間の中で悪魔と闘うことなど、ちっぽけなものにすぎないのだ。


74 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:21:22.23 :jeLiEfar0

承太郎「結果は.......」 



新田美波 ファン投票1位 勝利 



美波「やったぁ!」 

麗奈「な、なぁ―――ッ!?」 

承太郎「英語の歌詞が問題だったな。あの悪魔が英語に付いていけなかったところがある」 

桃華「でも大分流暢でしたけど」 

麗奈「そんな......!アタシが!?このレイナサマが!?」 

美波「さぁ、詳しく話して貰いましょうか?事細かに、じっくりと.....」 

麗奈「なんのことよ!アタシがアンタに何かしたってわけ!?」 

美波「私の名前、もう一度言ってみて」 

麗奈「新田...............へっ、新田!?」 

美波「そう、あなたのクラスメイトの姉よ」 

麗奈「あっ......あっ.....」 

美波「弟をイジめていたのは本当?」 

麗奈「イジめてなんかないわよ!」 

美波「強制的に一緒に登下校させたり、わざと教科書を忘れて弟から奪ったり、毎日ちょっかい出して来たりイラズラしてきたり!」 

美波「弟は困ってたわ!!」 

凛「ん?」 

桃華「へ?」 

裕子「え?」 

晴「は?」 

イヴ「ん~?」 

あずき「あれ?」 

かな「それって?」 

承太郎「....................好きの裏返しじゃあねぇか」 

ブリッツェン「ブモ.........」 


75 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:22:29.32 :jeLiEfar0

美波 ズーン 

麗奈 ズーン 

桃華「えと、状況を説明しますと...、新田さんは弟が小関さんにいじめられてると聞き、それを真に受けて復讐を誓った」 

凛「でもそれはスキの裏返しで、恋愛下手な小関さんは結果、好きと伝えられない形でしか表せなかった」 

裕子「それに新田姉弟は気付かなかった。そして小関さんはそのことがバレて沈んでいる」 

晴「鈍感もいいところだろ...」 

美波「復讐とは.....いったい.....」 

麗奈「バレた......このレイナサマが...こんな恥を....」 

美波 ズーン 

麗奈 ズーン 

晴「急にアホくさくなったぞ」 





美波「えっと....小関さん?」 

麗奈「なっ、なに!?」 

美波「あの.....疑ってと言うか、勝手に決めつけてごめんなさい!」 

麗奈「べ、別にいいわよ......///」 

美波「あと.......」 

美波「頑張ってね!私応援してるから!」 

麗奈「なっ!?///」 

美波「それじゃあね!いいライヴバトルだったわ!」 

タッタッタ...... 

承太郎「新田が逃げたぞ」 

あずき「恥ずかしくていられなくなったんだろうね」 

加奈「......」


76 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:23:35.81 :jeLiEfar0

光「今!アタシの友達が負けた!」 

光「今........アタシの友達の麗奈に起こった不幸が友の絆の直感でわかる.....!」 

光「大切な友よぉ~~!麗奈と同じ苦しみは!麗奈と同じこの心で感じるよ!」 

光「さぞ辛かっただろうにぃぃ!!プロデューサーのために闘った麗奈は立派だったよ~!しかし心の清い(?)麗奈に卑怯な手を使ったんだろうなぁ!」 

光「許さない....!絶対に許さない!!恐るべき対価は必ず支払わせてやるッ!悲しいよ~!」 

光「しくしく...心の清い...我が愛する友...しくしく」 

光「....愛しい友を失った今....もうアタシの生きがいはプロデューサーだけ....プロデューサーを喜ばして差し上げるのがアタシの生きがい。自身ありげにCGプロを打つと言ってしまったプロデューサーに合わす顔などない....なんという生き恥!」 

光「ならば....今度はこのヒーローアイドル南条光が相手だッ!」 

光「アタシ自身の『正義』の力でッ!!!」


77 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:24:20.58 :jeLiEfar0

(左)小関麗奈 
年齢 13歳 
日本・山形生まれ 
所属:エンヤプロ 
誕生日 3月5日(魚座) 
身長―148cm 体重―41kg 
3サイズ:75―50―77 
血液型:B型 

破壊力―C スピード―A 射程距離―D 
持続力―D 動作性―B   成長性―A 

①いたずらが大好きで、よく人を困らせる。 
女王様気分で、常に人を見下している。 

②『悪魔』のカード 



(右)南条光 
年齢 14歳 
日本・徳島生まれ 
所属:エンヤプロ 
誕生日 9月13日(乙女座) 
身長―140cm 体重―41kg 
3サイズ:79―59―80 
血液型:B型 

破壊力―B スピード―A 射程距離―D 
持続力―A 動作性―A   成長性―A 

①特撮系が大好きで、自部屋もヒーローフィギュアが立ち並ぶ。 

②『正義』のカード


78 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:25:32.06 :jeLiEfar0

【 ヒーローバーサス 】 




承太郎「中国地方に来たはいいが、ホテルが見当たらねーな」 

晴「結構田舎か?中国地方出身の奴っているのか?」(愛媛) 

凛「いないかな?」(東京) 

裕子「詳しい人おらず!」(福井) 

あずき「あずきは東だしなぁ」(長野) 

加奈「わたしのところは結構田舎だよ」(高知) 

桃華「う~ん、お父様の付き添いで来た記憶が...」(神戸) 

イヴ「まず日本自体まだちゃんと把握できてないので~」(グリーンランド) 

ブリッツェン「ブモ~」(グリーンランド) 

美波「私、広島ですよ!」 

晴「おぉ!じゃあ有名なホテルとか!」 

美波「そうね.....観光地としてはあまり有名じゃないけれど...」 

エンヤ婆「.....」 

承太郎「.......ん?」 

エンヤ婆 ペコリ 

一同 ペコリ 

エンヤ婆「旅のお方の様じゃな...この田舎ですじゃ、もうこの街には宿などありませぬ。わたしゃ民宿をやっておりますが、今夜は良かったら、わたしの宿にお泊りになりませんかのォ....安くしておきますよって」 

承太郎「それは本当か婆さん」 

エンヤ婆「はい.....どうぞ、こちらへ」


79 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:26:16.92 :jeLiEfar0

桃華「それにしても何もない所に宿だなんて、変わった所に建てますのね」 

加奈「こういうのも、経営の一つなのかな」 

凛「今の時代旅してる人なんて少ないだろうに」 

美波「でもイヴちゃんみたいな旅人にとっては最適じゃないかしら」 

イヴ「そうですね~....って私旅人じゃありません~」 

晴「サンタだもんな!」キラキラ 

あずき裕子「(晴ちゃん可愛い)」 

承太郎「.......」 

エンヤ婆「ささ!CGプロ様、あれがわたしのホテルですじゃ。ご案内致しますよって....ついてきてくだしゃれ」 

エンヤ婆「あのホテルは小さいですが、その昔大きなアイドル事務所でして...数々のアイドルが所属していたというエピソードが....」 

凛「あるの?」 

エンヤ婆「いえ、じぇんじぇんありませぬが、結構いいホテルだと自負しておるのでごじゃりますよ。ホテルは今他にお客はおりませぬが、夕食はお肉がよろしいですか?それともお魚がいいですか?」 

承太郎「待ちな婆さん....あんた今、ジョースターという名を呼んだか。何故その名がわかった?」 

エンヤ婆「!!!」 


80 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:27:25.28 :jeLiEfar0

全員「.........」 

エンヤ婆「.....いっ、いやですねぇお客さん、今さっきそちらの方がCGプロと名乗ったじゃあありませんか」 

あずき「えっ、あずき?そういえば、言ったような....?」 

エンヤ婆「言いましたよォ。客商売を長年やってるから人様の名前はパッと憶えてしまうんですからねェ!たしかですよォ~」 

晴「う~ん、そもそもCG出すような話題だったっけ?まいいや、早く入ろうぜ」 

承太郎「あぁ....」 

エンヤ婆「ささ、どうぞ」 

ガチャ 

キィィィィ 

バタン 

桃華「あら、中は結構事務所っぽいですわね」 

加奈「とっても斬新!」 

イヴ「でもオシャレですよぉ~♪」 

ブリッツェン「ブモ?」 

イヴ「どうしたの?わっ!皆さん見てくださいアレ~!」 

晴「おぉ~、ヒーローフィギュアが大量に飾ってあるな」 

あずき「よくわからないけど、お婆さんの趣味?」 

エンヤ婆「いえいえ、アレは孫の趣味ですじゃ。それを見に来る人もお客さんの中におりましてのォ」 

凛「へぇ」 





光「プロっ......おばあちゃーん!」 

エンヤ婆「おぉ光、ほらお客さんが来てくれたよ。もてなしてあげなさい」 

光「あっ、いらっしゃいませ!」 

美波「あら可愛い、年はいくつかしら?」 

光「14!」 

美波「結構お姉さんなのね!妹にしてみたい♪」 

光「アハハハハハ!」 

光「(何をのんきな事を!新田さん、麗奈を倒したアナタを絶対に許さないんだからッ!)」 

エンヤ婆「ほら光、お客さんをお部屋に案内してあげなさい」 

光「はい!」


81 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:28:11.32 :jeLiEfar0

@二階 


光「ここがお部屋になりまーっす」 

晴「やっぱり事務っぽいな」 

凛「何か怪しいけど、安いからいっか」 

裕子「ベッドになるソファーだ!」 

承太郎「.......」 








エンヤ婆「さて光、新田の素性を調べてゴシップ記事に売るぞ!」 

光「えっそれはダメですよプロデューサー!」 

エンヤ婆「何を言っておる!お前は麗奈が負けて悔しくないのか!?」 

光「悔しいですけど....でもそれは卑怯ですよ!アタシは正々堂々ライヴバトルで勝負して!」 

エンヤ婆「鈴帆はあんなに律儀で、わしのいうことを聞いたんだがねェ....」 

光「鈴帆....?鈴帆はライヴバトルで負けたと聞きましたが?」 

エンヤ婆「違うよ、奴にはちょっとしたスパイをやってもらったのさ。元からCGプロとかいう厄介な事務所を潰すためでもあったからねェ」 

光「プロデューサー!そんな卑怯な!」 

美波「あの~、どうしたんですか?」 

エンヤ婆「!」 

光「うわぁ!?!?」ドンガラガッシャーン


82 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:29:28.50 :jeLiEfar0

美波「だ、大丈夫!?ほら、手をとって。一体どうしたの?」 

光「あぁいや、何でもないんです!ちょっと腰を打っただけで!」 

美波「若いんだから、しっかりしなくちゃダメよ」ポンポン 

光「大丈夫です!すみません!(うぅ....敵に慰められるとは....ッ!)」 

美波「おばあちゃんの大事な一人孫なんだから、体を大切にしないと悲しませちゃうわよ?」 

光「は、はぁ.....でも孫はもう一人いますから」 

美波「そうなの?お出かけでもしてるのかな?」 

エンヤ婆「(てめーに敗北したんだよォチクショ―――ッ!)」 

美波「じゃあ、そのお孫さんを私と思って接してくれていいですから♪」 

エンヤ婆「は、はぁ」 

エンヤ婆「(もう我慢ならんわい!今ここでコイツを捕まえてネタにしてやるわい!)」 

エンヤ婆「うりゃァァァ――――!」 

美波「きゃあ!?」 

光「プロデューサー!?」 





ドガァァーーーーン!!! 

全員「!?」 

エンヤ婆「な.....なんですのじゃ...いきなりノックもせんと入ってきて...何の用じゃ?びっくりしますじゃ...」 

承太郎「.......新田のやつを探しに来たんだ。今、ノックと言ったのか?ノックはしたぜ。 

何かに夢中になりすぎて聞こえなかったのと違うか?婆さんよ.....」 

エンヤ婆「!」 

承太郎「そもそも........」 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ 

承太郎「同じくだりを二度もやらすんじゃあねぇ!!」 

エンヤ婆「ひ、ヒィィィィィィ―――――ッ!!」


83 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:30:07.40 :jeLiEfar0

新田美波 

年齢 19歳 
日本・広島生まれ 
所属:フジツボプロ 
誕生日 7月27日(獅子座) 
身長―165cm 体重―45kg 
3サイズ:82―55―85 
血液型:O型 

破壊力―B スピード―A 射程距離―B 
持続力―A 動作性―A   成長性―A 

①大学ではラクロス部に所属しているため、基礎ステータスが高い。 
冷静で、判断力が高く、お姉さん的な位置にあたる。 

②父親が海洋学者 


84 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:31:54.39 :jeLiEfar0

承太郎「つまり.......あのコスプレ野郎はスパイとして派遣されたという訳か.....」 

エンヤ婆「は、はいっ.....」 

桃華「ふーん」 

美波「どうして私を襲ったりしたんですか?」 

エンヤ婆「お前が!わしの可愛いアイドルをギタギタにしたからさ!」 

裕子「麗奈ちゃんのことですか?」 

エンヤ婆「そうじゃわい!」 

あずき「でも、美波ちゃんは麗奈ちゃんを応援してるから、結果オーライなんじゃ?」 

エンヤ婆「応援?結果オーライ?」 

光「な、なんのこと....?」 

承太郎「イマイチ話が噛み合わねぇ.....メモ、説明してやれ」 

加奈「は、はいっ」 


小関麗奈は好きの裏返しで美波の弟をイジっていただけで、いじめだったわけではなかったということ。結果、ライヴバトルで真実を知り、美波は麗奈を応援する形で話がついたこと。これで美波の復讐は全て消え去ったこと。加奈は事細かに説明した。 



光「そ、そんなくだらない......」ヘナヘナ 

エンヤ婆「ただの恋.....」ヘナヘナ 

承太郎「だから、あの野郎は実際俺達を恨んじゃあいない。テメーらの勘違いだ」 

光「麗奈......」 

加奈「じゃここはホテルじゃなくて事務所を改良したんですね」 

承太郎「どうする?ライヴバトルはやるか?」 

光「........ま、待ってほしい」 

承太郎「待つ?」 

光「うん、今は心の準備と言うか、拍子抜けで力が出ない....だから、待ってて」 

承太郎「....いいぜ、四国代表のテメーとのライヴバトルは後日だ。それまで待っててやる」 

美波「その時は、私と闘いましょう」 

光「うんっ!」 

承太郎「エンヤ」 

エンヤ婆「は、はヒィ!」 

承太郎「もう二度と、悪いことは考えねェようにな.....」 

ゴゴゴゴゴゴ 

エンヤ婆「はいぃぃ!!」 

承太郎「行くぜ」 

全員「はいっ!」 


85 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:33:08.60 :jeLiEfar0

九州・中国を制覇した、承太郎率いるCGプロ!しかし四国代表、南条光との決着はまだ付いていない!彼女は一段と成長して、CGプロの前に立ちはだかるだろうッ!承太郎は美波を返すべく、再び九州へと向かったのだった! 





テニール「用事は済んだのか、美波」 

美波「はい。留守にして申し訳ありませんでした」 

みく「もう、仲裁役の美波ちゃんがいなくて大変だったんだから!」 

美波「どうして?」 

みく「七海ちゃんが毎日魚を食べさせようとしてくるのにゃ!」 

七海「絶対食べさせてあげますからねぇ~」 

みく「ノーサンキューにゃ!」 

美波「ふふっ♪」 

美波「......空条さん、本当にありがとうございました」 

承太郎「いや、こちらも手間が省けたぜ」 

イヴ「うぅ....美波さん行っちゃうんですか?....グスッ」 

裕子「サイキック仲間を失ってしまった...」 

晴「いつ誰がサイキッカーになったんだユッコ」 

あずき「寂しいよぉ~!」 

美波「私も皆と会えなくなるのが、寂しい......」 

凛「でも仕方ないよね。さ、帰ろう」 

加奈「凛ちゃん泣いてる?」 

凛「な、泣いてなんかっ!」 

美波「じゃあね、皆、短い間だったけどとっても楽しかったわ。本当にありがとう.....」 

承太郎「..................あぁ」


86 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:35:13.29 :jeLiEfar0

承太郎「さ、行くぜ。帰りの飛行機に間に合わなくなる」 

凛「それじゃあね、美波......次会う時は...」 

晴「やっぱ泣いてんじゃねーか」 

凛「なっ!」 

裕子「じゃあね!美波ちゃん!」 

あずき「あずき、絶対忘れないからね!」 

加奈「私も!」 

イヴ「さよ~なら~」 

ブリッツェン「ブモー!」 

美波「さようなら.........」 

美波「...........」 

プロデューサー ツギノイゴトハ? マダダ エー 

テニール「.....さ、我々も帰るとするか」 

七海「帰って皆でお魚を食べるのれす~」 

みく「みくは絶対に嫌にゃあ!」 

七海「じゃないと克服できませんよぉ~?」 

みく「うぐぐっ.....」 

美波「.............」 

テニール「ん?美波........」 

テニール「.............」 

テニール「美波、気になるのかい?」 

美波「プロデューサーさん!..........はい」 

テニール「.......」


87 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:35:53.31 :jeLiEfar0

テニール「行っていいよ」 

美波「え!?」 

テニール「キミの決めた事だ。私は何も言わないよ」 

美波「で、でも......」 

テニール「大丈夫だ、私達の事は気にするな。キミがいなくなると少々痛手だが、あの二人が心配かね?」 

みく「み、みく、お魚食べてみようかな....」 

七海「ではまずサバとイワシとマグロとヒラメにカレイに」 

みく「いきなりハードル高すぎにゃ~~!!!」 

美波「.....いいえ、心配じゃありません」 

テニール「ならば行っておいで。キミには色々な経験をしてほしい。運命は自分で切り開くものだ。私が開いたわけではない」 

美波「プロデューサーさ.........」 

美波「....美波、いきますっ」 

テニール「あぁ。ほら、彼らを見失う前に」 

美波「はいっ....今まで、ありがとうございました!みくちゃん、七海ちゃんも!本当にありがとう!!」 

みく「にゃ?」 

七海「れす?」 

美波「それでは!」 

タッタッタ......... 

みく「あれ、Pちゃん。美波ちゃんはどこに行くにゃ?」 

テニール「美波は移籍した」 

七海みく「にゃれすっ!?」 

テニール「これからはお魚と猫の、天敵アイドルとして頑張ってもらうぞ!」 

みく「え?」 



みく「え~~~~~~~~!?」 


88 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:37:07.55 :jeLiEfar0

@後日CGプロ 




承太郎「正直焦ったぜ....その後新田が来てな」 

ちひろ「そのままうちに所属、これぞ電撃移籍ですね♪美波ちゃんのタロットは何だったんですか?」 

承太郎「てめーまで知ってるのか....まぁいい」ピッ 

承太郎「太陽か.....意味は明るい太陽、あとは」 

『 セ○○ス 』 

承太郎「あっ」 

ちひろ「どうしたんですか?」 

承太郎「何でもねぇ............」 







承太郎「九州、北海道、中国、四国を潰せば、後は多くはないな。どこかしこも強敵ばかりだったぜ....」 

ちひろ「お疲れ様です♪スタミナドリンク注文しておきましょうか?」 

承太郎「勘弁しな」 

ちひろ「東日本は強敵が勢揃いですよ。東北、中部、そして関東ですね」 

承太郎「一番近い関東から攻略すれば良かったんじゃあないか?」 

ちひろ「いいえ、関東には日本を代表するアイドル事務所があります。今のままでは、CGは勝てません。ですから必然的に最後の相手になります」 

承太郎「そいつは一体何だ」 

ちひろ「名前は......765プロです』 




承太郎「765プロ.....か」 


89 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:38:14.92 :jeLiEfar0

ちひろ「今や全国各地を飛び回る超売れっ子事務所です。私もあまり情報は入手していませんが、人を雇ってから日を数えずにトップアイドルになったみたいです」 

承太郎「大したプロデューサーだな.....」 

ちひろ「どうやら外人さんみたいで、とても色気のある方らしいですよ♪」 

承太郎「................」 




美波『はい、名前も知らない美しい男の人.....とても、あなたに似た....』 


アナスタシア『ズヴェズダ.....星のアザを持った、男の人、です』 


承太郎「....................チィッ」 







携帯<ピピッ 

ちひろ「あら、メール」スチャ 

ちひろ「............えっ?」 

承太郎「どうした」 

ちひろ「プロデューサーさん、これ見てください」 

承太郎「.................」 




承太郎「スティールプロダクションラン.......だと?」 





90 :◆9G12fmecqU :2015/05/25(月) 12:39:30.85 :jeLiEfar0

次回はこちらがタイトルになります。 
承太郎「スティールプロダクションラン.......だと?」 

無駄に長くてスミマせぇん....ありがとうございました!