【SS速報VIP】美希「独り暮らし!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431692888/
1 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:28:18.60 :7VsDBEv50
バナナマンのコントをアイマスのキャラでやるだけ
美希「ついに、念願の生活が始まるの!」
3 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:38:28.35 :7VsDBEv50
美希「さてと、何からしよっか!?」
4 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:47:13.07 :7VsDBEv50
美希「フゥフゥ!」ズンドコズンドコ
5 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:57:46.97 :7VsDBEv50
美希「はい。騒ぎすぎました。申し訳ありませんでした。
6 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:08:49.98 :7VsDBEv50
響「それにしても、広い部屋だねー」
7 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:17:30.27 :7VsDBEv50
美希「ハイ、ここが洗面所でーす」
8 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:27:04.21 :7VsDBEv50
美希「この扉を開けると…………」
9 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:33:14.70 :7VsDBEv50
響「……あれ?
10 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:38:14.74 :7VsDBEv50
美希「……大丈夫だよ」
11 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:43:30.88 :7VsDBEv50
美希「ホラ!」ピョン
響「じゃあ、シャワー流してみるね」
14 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:59:07.00 :7VsDBEv50
響「じゃあ、水を出してみるね」
15 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:05:27.76 :7VsDBEv50
美希「あ、あんまり悪い事言わないでよ……!ミキ、ここに住むんだよ?」
16 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:10:18.90 :7VsDBEv50
響「あと、玄関のドアも内開きだし」
18 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:17:44.10 :7VsDBEv50
21 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:38:41.18 :7VsDBEv50
響「……あれ?」
22 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:40:46.87 :7VsDBEv50
美希「こ、こんなの別に近くないよ」
23 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:45:33.14 :7VsDBEv50
響「さてと……、まずは美希の携帯をどうにかしよっか」
24 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:49:54.82 :7VsDBEv50
美希「ひびき!見て見て!」
25 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:54:37.53 :7VsDBEv50
美希「ひびきー!来て来て!」
26 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:59:55.64 :7VsDBEv50
美希「あっ、何だかこのカーペットだけ剥がせそう」
27 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:06:05.54 :lMN8C+FJ0
prrr!!
29 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:10:29.04 :lMN8C+FJ0
prrrrrr!!
30 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:15:47.20 :lMN8C+FJ0
響「……」
31 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:18:54.01 :lMN8C+FJ0
響「……じゃあ…………」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 01:55:20.33 :Cq9p81B1O
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 03:59:26.03 :6UWQ9rqHo
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 05:18:49.56 :50NSzGh1o
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 09:34:23.68 :0I5lMbcAO
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 22:38:27.05 :d//qqob5O
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1 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:28:18.60 :7VsDBEv50
バナナマンのコントをアイマスのキャラでやるだけ
響「はい、せーので降ろすよ!」
美希「せーの!」
ドスン
響「ふぅ!」
美希「ちょっと詰め込みすぎてたかな……。ごめんね?」
響「いいよいいよ。それより、これで荷物最後じゃない?」
美希「ええっと……、あっ、ホントだ。これで全部運び終わった!」
響「じゃあ、…………引っ越し、完了?」
美希「完了!」
響「美希の独り暮らし……、始まり!!」
美希「独り暮らし!!」
ひびみき「いえーー!!」
2 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:33:25.20 :7VsDBEv50
美希「ついに、念願の生活が始まるの!」
響「自分は独り暮らしの先輩だから、何でも聞いてよね」
美希「頼りにしてるね♪」
響「うん!
……ああ、そうだ。ちょっと待ってて」ガサゴソ
美希「え?何?」
響「はいプレゼント!お花!」
美希「うわぁ!ありがとうなの、ひびきー!」
響「そ、そんなに喜ばれると照れるよ……///」
美希「新しい生活に花があるって、すっごくステキだねー」
響「そうでしょ?ローズマリーのマリ子を宜しくね!」
美希「もう名前付いてるんだね……。まあいいか!」
3 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:38:28.35 :7VsDBEv50
美希「さてと、何からしよっか!?」
響「うーん、ダンボールの整理とか?」
美希「じゃあ、引っ越し祭りしよっか!」
響「な、何それ!?」
美希「曲は『It's Show』にしよ!」
響「ちょっと待って!会話して!?」
美希「フゥーーーー!!」ズンチャ
響「美希落ち着いて!」
美希「落ち着いてるよー!」ズンチャズンチャ
響「テンションたっかいなぁー、もう!」
4 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:47:13.07 :7VsDBEv50
美希「フゥフゥ!」ズンドコズンドコ
ピンポーン
響「あっ、美希。誰か来たよ」
美希「ヘイヘイ!」ズンドコズンチャ
響「みき!!誰か来たよ!玄関!」
美希「えっ?ホント?
……引っ越したばかりなのに?」
響「うーん、新聞屋とかじゃない?」
美希「ええー、今のテンションだと、新聞とっちゃうかも!」
響「別にとればいいじゃん」
美希「じゃあ、一緒に行くのー!」
響「いえー!」
5 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 21:57:46.97 :7VsDBEv50
美希「はい。騒ぎすぎました。申し訳ありませんでした。
ハイ、はい。そうです。気を付けます。はい。違います。はい。今後よろしくお願いします」
バタン
美希「………」
響「ま、まあちょっと、うるさかったかな……?」
美希「…………ウン」
響「……でも、あのおじさんも、怒鳴らなくてもいいのにね、うん」
美希「…………ううん、ミキが悪いの」
響「じゃあ、これから気を付けよう?」
美希「……………………ウン」
響「…………ちょっとぉ!何テンション下げてるの?」
美希「え?」
響「もう済んだ事は仕方ないって!新生活初日だよ?楽しく行こうよ!」
美希「ひびき!シーー!」
響「これくらいなら、大丈夫だよ。リビングに戻ろ?」
6 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:08:49.98 :7VsDBEv50
響「それにしても、広い部屋だねー」
美希「一応ね」
響「壁も新築みたいに綺麗だし、キッチンも付いてるんでしょ?凄いね」
美希「そう?」
響「そうそう!凄い凄い!」
美希「い、言い過ぎだよ……」エヘヘ
響「よし!探検しよう!」
美希「ワンルームだよ!?」
響「何か秘密があるかもしれないでしょ!ホラ、案内してよ!」
美希「まったくひびきは子供なの!」
7 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:17:30.27 :7VsDBEv50
美希「ハイ、ここが洗面所でーす」
響「うわぁ、お風呂とトイレ別じゃん」
美希「ダメなの?」
響「ううん、いい事だよ。あんまり無いんだから」
美希「そうなんだ。一目見て決めちゃったから、そういう事知らなかったよ」
響「もしかして、結構家賃高いの?駅から近いし、オートロックも一応付いてるよね」
美希「うーん、良く分からないけど、結構安いかな?」
響「こんなに整ってるのに?いくら?」
美希「月2万2千円なの」
響「えっ?」
美希「これって結構安いよね?」
響「ま、まあね……。いい買い物したよ、うん」
美希「でしょー?」エヘヘ
響(安すぎる気がするぞ…………)
8 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:27:04.21 :7VsDBEv50
美希「この扉を開けると…………」
響「開けると……?」
美希「お手洗いなのー!」
響「わーい!」
美希「しかも、音姫付きだよ!」
響「独り暮らしだからいらないんじゃないの?」
美希「急に真面目なツッコミをするのは止めてほしいの」
9 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:33:14.70 :7VsDBEv50
響「……あれ?
これ……、水はどうやって流すの?」
美希「え?それは、レバーか何かで……」
響「横に何も無いよ?」
美希「そんな筈は…………、あっ、上にヒモが垂れてる。これを使うんだよ」
響「へぇー、珍しいタイプだね」
美希「水が流せないかと思ってびっくりしたよもう」
響「あっ、でも……」
美希「でも?」
響「便座に座ったら手が届かないんじゃない?」
10 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:38:14.74 :7VsDBEv50
美希「……大丈夫だよ」
響「ちょっと試してみたら?」
美希「うん……」ヨッコラショ
響(もしかしてこの家…………)
美希「あっ、ギリギリ!ギリギリセーフ!
ちょっと飛び跳ねれば届きそう!」
響「それはセーフとは言わないよ……」
11 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:43:30.88 :7VsDBEv50
美希「ホラ!」ピョン
クイッ
チョロ…ロ……
響「……」
美希「いやー、よかったね」
響「……水、弱くない?」
美希「……そう?」
響「弱いよ」
美希「だ、大丈夫だよ。だって、ミキの新居だよ?」
響「その理屈の意味は置いといて……、ちょっと確かめたい事があるからシャワー使っていい?」
美希「え?いいけど……」
13 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:51:21.92 :7VsDBEv50
響「じゃあ、シャワー流してみるね」
美希「う、うん」
キュッ
ジョボボ……
響「わぁ!冷たい!」
美希「何やってるのひびき……、もっと勢いよく出さないと。
肘まで濡れてるよ?」
響「……今の、結構強めに捻ったよ」
美希「……た、溜めて使うからいいもん」
響「流しも見てくるね!」
美希「見なくていいよ!」
響「良くないって!」
14 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 22:59:07.00 :7VsDBEv50
響「じゃあ、水を出してみるね」
美希「いいって言ってるのに……」
キュッ
プッシューーーーーーーーーァ!!!!!!!
ドドドドドドドドド
響「うわぁ!!」
美希「キャァ!?!?」
響「つっ、強すぎるよ!!!
ジェットライターみたいじゃん!!!
何コレ!?風呂トイレの分こっちから出てるんじゃないの!?」
美希「で、出てるならいいでしょ!?」
響「出過ぎだよ!こんなんじゃお皿洗えないよ!
ていうかお皿吹っ飛ぶよ!!」
美希「シャワーで洗うからいいもん!」
響「よくない!」
15 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:05:27.76 :7VsDBEv50
美希「あ、あんまり悪い事言わないでよ……!ミキ、ここに住むんだよ?」
響「いや、ダメな所はハッキリさせないと」
美希「ちょっとぐらいなら我慢するよ……」
響「…………今まで言わないでおいたけど、悪い点はちょっとじゃないよ」
美希「えっ?例えば?」
響「怒られたおじさんの部屋、覚えてる?107だよ。この部屋102でしょ?
騒がしかったとは言え、音が貫通しすぎだよ」
美希「そ、そういえば……」
16 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:10:18.90 :7VsDBEv50
響「あと、玄関のドアも内開きだし」
美希「……どういう事?」
響「普通は玄関のドアって外開きなんだよ。内開きだと、ドア開ける時に玄関の靴を薙ぎ払う事になるでしょ?」
美希「な、なるほど……」
響「しかも、ドア開けて家入って靴脱いでドア閉じたら、靴が外に出ちゃうんだよ?
知らない人が見たら『あれ~?あの人ドア開ける前に靴脱いでるの??』……ってなっちゃうよ!」
美希「……でもホラ、共同玄関にオートロック付いてるんだよ?プラマイゼロだよ!」
響「オートロックは機能してないよ。非常口が出入り自由だからね。
荷物運んでる最中も、途中からは面倒だからそっちから入ってきてたし」
美希「なんてこったいなの……」
18 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:17:44.10 :7VsDBEv50
響「管理者に電話しよう」
美希「べ、別にいいよ……」
響「こういう事は早めに対処しないと駄目なんだよ」
美希「でも、既に住民トラブル起こしたのに、また何かするのは……」
響「ダーメ!まあ、玄関とかは分かんないけど、水回りはどうにかなるかもよ?
まったく、こういう所引っ込み思案なんだから……。
えっと、電話番号は……、あっ、書いてある」ポパピ
美希「…………ありがとね」
響「いや、それはいいんだけど……、……あれ?あれ?」
美希「ウロウロして、何か探してるの?」
響「……電波探してる」
美希「…………まさか……」
響「美希の携帯でも確認してみて」
美希「…………け、圏外だ……」
響「……………………じ、自宅が圏外って……」
20 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:28:42.29 :7VsDBEv50
美希「うぅ…………玄関も洗面所も圏外なの……」
響「やっぱり……」
美希「そして、洗面所の隙間に携帯落としちゃったの……」
響「ええっ!?何してるの……。
ていうか、なんでそんな所に隙間があるの?」
美希「別に隙間くらいは普通の家でもあるでしょ!」
響「無いよ。普通じゃない」
美希「普通だよ!問題ないって!」
響「もう携帯落としちゃってるじゃん」
美希「ホントだ……!」ハッ
21 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:38:41.18 :7VsDBEv50
響「……あれ?」
美希「……また何か見つけたの?」
響「見つけたっていうか…………、何だか臭わない?下水の臭い」スンスン
美希「た、確かに……。
……キッチンの方から臭ってくるね……」
響「さっき水出したからかな……?
換気するね」
美希「ハァ……、次から次に…………、もう……」
響「うわっ」
美希「……今度は何?」
響「…………この”景色”は、了承して入居してるんだよね?」
美希「景色?」
響「窓の外……、墓地だよ?」
美希「」
22 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:40:46.87 :7VsDBEv50
美希「こ、こんなの別に近くないよ」
響「近いよ」
ガララッ
響「触れるよ。『井之上家』」ペタペタ
美希「うぅ……知らなかった……」
響「えっ!?」
美希「だ、だって!内見に来たの夜だったもん!」
響「どうして夜に内見を……」
美希「マンションの人が、夜に来てくださいって……」
響「普通は内見って昼だよ……」
美希「しょ、しょうがないでしょ!?そんなルール知らないもん」
響「いや、美希が悪い訳じゃないんだって。
お墓とかの心理的な難でも説明の義務はあるんだよ。完全に業者が悪いよ」
美希「もう嫌……」
23 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:45:33.14 :7VsDBEv50
響「さてと……、まずは美希の携帯をどうにかしよっか」
美希「うん、長い棒か何か……、なんて都合よく無いよね……」
響「ハンガーとか使えばいいんじゃない?」
美希「なるほど!響ってば、今日は何だかスッゴク頼もしいの!」
響「そ、そんなことないぞ///」
美希「あるの。響がいなかったら、極めてたいへんな事態に陥っていたの」
響「ホントにね」
美希「じゃあ、取り出してくるね!」
24 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:49:54.82 :7VsDBEv50
美希「ひびき!見て見て!」
響「……また新たな問題?」
美希「違うよ、ほら、500円玉!落ちてた。隙間に」
響「そっか、よかったね……」ハハッ
美希「ヒサンな状況に置かれた為にちょっとした幸せが愛おしいの!」
響「冷静だな……。携帯は?」
美希「取れたよ、ホラ。
綺麗にしておきたいし、他の所も見てくるね!」
響「空き部屋の清掃が甘いのは良くないけど……」
美希「もうそんな些細な事は気にならないの!」
響「ねー」
25 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:54:37.53 :7VsDBEv50
美希「ひびきー!来て来て!」
響「……何?」
美希「はい、1000円札!」
響「これも見つけたの?」
美希「うん、カーペットの隙間に刺さってたの」
響「隙間多いな……」
美希「しかも2枚!もう2500円だよ!」
響「ちょっと嬉しいね。お正月の交通整理のバイトの時給くらいあるじゃん」
美希「ひびきの下積み時代を垣間見たの」
響「この分だと、もっといっぱい出てくるかもね」
美希「百万円くらい出てきたらどうする!?」
響「引っ越せば?」
美希「うん!!」
26 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/15(金) 23:59:55.64 :7VsDBEv50
美希「あっ、何だかこのカーペットだけ剥がせそう」
響「破っちゃ駄目だよ?」
美希「分かってる分かってる!えい」
ベロン
響「………………………………………………………………」
美希「……………………………………………………………………」
響「…………赤黒いね」
美希「いや、まだ分からないよ。まだ分からない」
響「…………あっ、御札が張ってある」
美希「そう……ですか…………」
響「おさつかと思ったら、おふだでしたー!」
美希「……」
響「ナンチャッテ」
美希「……中々面白いの」
響「ありがと」
27 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:06:05.54 :lMN8C+FJ0
prrr!!
美希「あっ、電話なの」
響「えっ…………?
け、圏外じゃなかったの……?」
美希「あっ……。
えっと、圏外じゃなかったのかも!よかったよかった!」
響「こっちの携帯は、まだ圏外だよ」
美希「よ、余計な情報を……!!」
prrrrrrrrrr!!
響「出なよ」
美希「えっなんで!?やだ!!」
響「お化けとは限らないよ」
美希「そのワードを口にしてはならないの!!」
29 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:10:29.04 :lMN8C+FJ0
prrrrrr!!
美希「……」プルプル
ピッ
美希「も、もも、も、もし…もし……?」
美希「あっ!貴音ぇ!」
響(なんだ貴音か……)
美希「……ええ?何それ?
えっ??
あっ、ちょっとたかねぇ!」
響「……」
美希「……切れちゃった」
響「……何て?」
美希「その……、よく分からないんだけど……」
響「うん……」
美希「いきなり、『大丈夫ですか!?』って……」
響「だ、大丈夫って……、何……?」
美希「で、急に切れちゃった……」
響「なるほど……」
美希「あっ、もう圏外になってる」ハハッ
30 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:15:47.20 :lMN8C+FJ0
響「……」
美希「……」
響「そろそろ帰ろうかな……」
美希「ええっ!!?泊まっていってよ!!」
響「泊まっ…………!」
美希「……」
響「じゃあ、これ……」
美希「えっ!?マリ子持って行っちゃうの!?」
響「いや……、ここに供えておくよ……」
美希「どうも……」
31 :◆vhCUm6ebTg :2015/05/16(土) 00:18:54.01 :lMN8C+FJ0
響「……じゃあ…………」
美希「……」
響「ウチ来る?」
美希「うん!!!」
響「荷物は?」
美希「引越し屋さんに頼む!!」
響「この部屋は?」
美希「もう来ない!!」
響「よし!さっさと出て行こう」
パタン!!
響「うっひゃあ!」
美希「マリ子が倒れた……」
響「やっぱマリ子持って帰る!!」
美希「急いで!!」
☆おわり☆
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 01:55:20.33 :Cq9p81B1O
物件選びは大事だなー
玄関内開きは気を付けよう
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 03:59:26.03 :6UWQ9rqHo
設計的に、防災上でも出口は外開きが常識
内開きな時点で録な設計者じゃないんで回避安定
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 05:18:49.56 :50NSzGh1o
乙
勉強になった
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 09:34:23.68 :0I5lMbcAO
乙
なんだろう、ちょっと弱気な美希ってなんだかグッとくる
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/16(土) 22:38:27.05 :d//qqob5O
美希「よ、余計な情報を……!!」
凄いテンパってる感じするよなw
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【SS速報VIP】美希「独り暮らし!」
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