1:2015/03/05(木) 18:20:57.49 :+JDrInri0

都内某所 

黒井「買い出しも済ませたし、一息入れるとするか」 

黒井「ふむ、お茶処か。たまには悪くないな」 


5:2015/03/05(木) 18:33:44.88 :+JDrInri0

黒井「む?貴様は忌々しい765プロのちんちくりんアイドルではないか」 

雪歩「ひっ!く、黒井社長!?」 

黒井「ウィ。ここで何をしている?」 

雪歩「あ、あの…私、日本茶が趣味なので…」 

黒井「ほう」 


6:2015/03/05(木) 18:40:39.31 :+JDrInri0

雪歩「そ、その…ここはお茶も販売してるので、買っていこうかと…」 

黒井「ほう。まぁいい。今から一息入れようと思ってたのだが貴様もどうだ?」 

雪歩「え!?あ、あの私は…」 

黒井「あぁ、すまない店員さん、待たせてしまったな。二名だ」 

雪歩「あっ、あの!ひぃっ!」 


7:2015/03/05(木) 18:46:51.91 :+JDrInri0

黒井「私はこの栗あんみつにするか。貴様はどうする?」 

雪歩「あっ、あの…私は……お、同じ奴で…」 

黒井「ウィ。…ふむ後はお茶も選べるのか」 

黒井「私は日本茶はそこまで詳しくないのだがどうしたものか」 


8:2015/03/05(木) 18:54:18.99 :+JDrInri0

雪歩「あの…和菓子とかにだったらさっぱりめのお茶が合うかと…」 

黒井「ほう、棒茶とかかね?」 

雪歩「そ、そうですぅ!あとは玄米茶とか番茶とかも!」 

黒井「貴様は何にする?合わせよう」 

雪歩「えっと、じゃあ棒茶でお願いしますぅ」 

黒井「ウィ。そこのマダム、栗あんみつと棒茶を2つずつ貰おう」 


10:2015/03/05(木) 19:03:56.48 :d+d5b79B0
日本茶に詳しくないのに棒茶とかすんなり言うのはさすがセレブ


12:2015/03/05(木) 19:18:45.77 :+JDrInri0

── 
─ 

黒井「ふむ、美味いな」 

雪歩「幸せですぅ」 

黒井「茶もかなり美味いな」 

雪歩「ここの棒茶は玉露を作る時の過程の茎なので、良い物なんです」 

黒井「ほう」 


14:2015/03/05(木) 19:23:55.67 :+JDrInri0

黒井「そういえば京都で飲んだ玉露には驚いたな」 

黒井「普通のお茶より温いのに味がしっかり出ていた」 

雪歩「玉露は温度が高すぎると苦みが出てしまうので…」 

黒井「なるほどな」 


16:2015/03/05(木) 19:31:26.31 :+JDrInri0

黒井「食後にほうじ茶を頼むがどうする?」 

雪歩「あ、私もお願いします」 

黒井「ウィ。あとは帰りに買って帰ろうと思うのだが」 

雪歩「?」 

黒井「少し選ぶのを手伝って貰おう」 

雪歩「は、はい!」 


18:2015/03/05(木) 19:36:38.03 :+JDrInri0

── 
─ 

雪歩「ご、ごちそうさまでした!」 

黒井「ウィ。こちらこそ世話になったな」 

雪歩「いえ!日本茶が好きな人が増えるのは大歓迎ですぅ!」 

黒井「そうか。私はコーヒーと紅茶なら詳しんだがな…」 

黒井「では失礼するよ。アデュー!」 

雪歩「あ、ありがとうございました~!」 


20:2015/03/05(木) 19:42:05.12 :uwLSSLuDO
相変わらずのいいおじさんwwww


21:2015/03/05(木) 19:54:29.28 :+JDrInri0

─── 
── 
─ 

横浜某所 

黒井「さて、観光も終わったことだし戻るとするか」 



???「おや、黒井殿ではありませんか」 


22:2015/03/05(木) 19:56:46.79 :+JDrInri0

黒井「む?貴音ちゃんではないか。それに雪歩ちゃんもいるのか」 

貴音「奇遇ですね、黒井殿」 

雪歩「こ、こんにちは~」 

黒井「ウィ。二人でどうしたのかね?」 


23:2015/03/05(木) 19:59:23.19 :+JDrInri0

貴音「はい。先程ろけが終わったので夕餉に向かおうと思いまして」 

黒井「ほう」 

貴音「よろしければ黒井殿もいかがでしょうか?」 

黒井「そうだな。それも悪くない」 


24:2015/03/05(木) 20:02:26.49 :+JDrInri0

黒井「なにか予定は決まっているのかね?」 

貴音「はい。関○も近いので二十郎に伺おうかと」 

雪歩「え!?」 

黒井「に、二十郎は私には少しキツイな…」 

貴音「なんと!」 


26:2015/03/05(木) 20:06:52.03 :+JDrInri0

黒井「ゆ、雪歩ちゃんは何か食べたい物はないかね?」 

雪歩「え!わ、私ですか??」 

黒井「好物とかないのかね?」 

雪歩「えっと…私は…」 

── 
─ 


27:2015/03/05(木) 20:11:57.30 :+JDrInri0

横浜某所 焼き肉店 

黒井「ウィ。三名だ」 

貴音「らぁめんも捨てがたいですが、これは楽しみです」 

雪歩「えへへ」 


28:2015/03/05(木) 20:19:43.28 :+JDrInri0

黒井「では頼むとするか」 

黒井「まずはカル「タン塩を!」 

雪歩「最初は塩ですよね!」 

黒井「も、勿論その通りだな」 


29:2015/03/05(木) 20:20:41.20 :d+d5b79B0
…あっ(察し)

30:2015/03/05(木) 20:21:29.45 :oYXMpCMY0
焼肉奉行ゆきぽきたか!


32:2015/03/05(木) 20:21:39.27 :+JDrInri0

店員「では以上でよろしいでしょうか?」 

黒井「ウィ」 

雪歩「楽しみですぅ」 

貴音「ええ」 


33:2015/03/05(木) 20:26:04.87 :+JDrInri0

黒井「よし、雪歩ちゃん!」 

雪歩「はい?」 

黒井「ここは雪歩ちゃんが仕切りたまえ」 

雪歩「え?わ、悪いですぅ」 

黒井「それに貴音ちゃんも食べるのに専念したいだろう」 

貴音「それはありがたい事ですね」 


34:2015/03/05(木) 20:29:37.51 :+JDrInri0

黒井「て、適材適所というやつだよ」 

雪歩「そうなんですかぁ?」 

黒井「ウィ。適度な所で取り分けてくれたまえ」 

雪歩「が、頑張りますぅ~!」 

黒井「ふぅ…」 


35:2015/03/05(木) 20:36:57.93 :+JDrInri0

店員「お待たせしました」 

雪歩「わぁ!美味しそうですぅ!」 

雪歩「では焼いていきますね!」 

黒井「うむ」 

雪歩「タン塩は良く焼かないと危ないのでしっかり焼きますね!」 

貴音「わくわく」 


36:2015/03/05(木) 20:43:47.12 :+JDrInri0

雪歩「焼けましたよ四条さん、黒井社長!」 

黒井「ではいただくとしよう」 

貴音「ええ」 

黒井「うむ、美味いな」 

貴音「はい、まこと美味です」 

雪歩「美味しいですぅ!あっ、店員さん網の交換お願いしますぅ!」 


37:2015/03/05(木) 20:47:37.14 :+JDrInri0

雪歩「お肉を裏返すときは一回で十分なんです」 

雪歩「でないと肉汁が逃げちゃうんです!」 

黒井「そ、そうか」 

黒井(雪歩ちゃんはやはり焼き肉奉行だったか…早めに気づいて正解だったな…) 

貴音「黒井殿!お替りしても?」 

黒井「む?ああ、好きなだけ頼みたまえ」 

貴音「ではお言葉に甘えて」 


38:2015/03/05(木) 20:50:09.82 :+JDrInri0

雪歩「えへへっ、楽しいね四条さん!」 

貴音「ええ」モグモグ 

─── 
─ 


39:2015/03/05(木) 20:51:32.77 :uwLSSLuDO
さすがセレブ察し能力も高いな


40:2015/03/05(木) 20:55:55.19 :+JDrInri0

雪歩「あのっ、ごちそうさまでした~!」 

貴音「ご馳走様でした、黒井殿」 

黒井「ウ、ウィ…スーパーセレブな私には造作もない事だよ…」 

貴音「では失礼するとしましょう、雪歩」 

雪歩「はい!楽しかったので、また誘ってくださいね!」 

黒井「う、うむ。ではまた逢おう、アデュー!」 


41:2015/03/05(木) 21:02:21.66 :lC3+kIl5o
狼狽えてるじゃねえかwwwwww


42:2015/03/05(木) 21:04:17.43 :+JDrInri0

───── 
─── 
─ 

765プロ 

P「おはようございますー!」 

小鳥「おはようございます!」 

P「いやぁ、昨日のやよいと伊織のライヴは大成功でしたね!」 



???「……いいライブだった、掛け値なしに」 


43:2015/03/05(木) 21:06:59.88 :+JDrInri0

P「この声は!ってあれ?た、黒井社長!?」 



黒井「そう、私だ」 

P「紛らわしんですよ!それで今日も観光ですか?」 

黒井「まぁな。少しはセレブを理解出来るようになったのかね?」 

P「大きなお世話ですよ」 


44:2015/03/05(木) 21:11:10.25 :+JDrInri0

黒井「音無君、これはみんなで分けたまえ」 

黒井「もちろん高木の分は無いがな!はーはははっ!」 

小鳥「わぁ、抹茶ロール!」 

黒井「ではこれで失礼するよ、アデュー!」 

小鳥「お気をつけてー!」 




おわり 


45:2015/03/05(木) 21:12:39.12 :+JDrInri0

お目汚し失礼しました 



46:2015/03/05(木) 21:12:39.30 :uwLSSLuDO
小鳥完全に懐柔されとるなwwww

47:2015/03/05(木) 21:16:30.23 :mq2QwxiVo
何万円分食べたんですかね…

48:2015/03/05(木) 21:20:27.34 :tcDi+VwAO
乙 
食とアイドルとPへのおちょくりにこだわりのある男 
その名は黒井祟男

53:2015/03/06(金) 02:22:40.73 :wQAZUNHgO
>>P「この声は!ってあれ?た、黒井社長!?」 

この人実は高木社長の変装の可能性は…

54:2015/03/06(金) 04:10:09.31 :VB6S9SLxo
いい観光だった、掛け値なしに


元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425547257