■関連SS

モバマスのSSです。書き溜めしてるけど、短いです。 

登場人物はモバPと楓さんだけです。 


過去作品 


2:2015/02/12(木) 01:45:37.95 :dCym67H/0

モバP宅 

楓「聞いてますか? プロデューサーさん」 

モバP「...はぁ、まぁ、そのなんというか」 

楓「やれ25歳児だの、自由すぎるだの」 

モバP(いきなり訪ねてきたと思ったら...) 

楓「まったく失礼しちゃいますよね?」プンプン 

モバP(楓さんに対する世間のイメージについて愚痴ってる...) 


3:2015/02/12(木) 01:46:17.84 :dCym67H/0

楓「私は立派な大人ですよね?」 

モバP「とりあえず膝の上から降りてください」 

楓「え、でもくっついてないと寒いですよ?」モゾモゾ 

モバP「ちょ、動かないで!! 色々とやばいですから!!」 


4:2015/02/12(木) 01:47:13.93 :dCym67H/0

モバP「ふぅ、やばかった...」 

楓「何がですか?」モグモグ 

モバP「いえ、こちらの話です。あと、勝手に八つ橋食べないでください」 

楓「えー... でも美味しいですよ、この八つ橋?」 

モバP「周子の実家から頂いたんですよ。よく贈ってくれるんです」 

楓「周子ちゃんの実家から週五で貰ってるんですね。ふふ♪」 

モバP(可愛いなぁ、ちくしょう) 


5:2015/02/12(木) 01:48:22.68 :dCym67H/0

モバP「ところで楓さん、困りますよ」 

楓「あ、大丈夫です。お泊りの用意はしてますから」 

モバP「いや、そうじゃなくて。...え、泊まるの!?」 

楓「え? もちろんじゃないですか」 

モバP「いやいや!! アイドルが男の部屋に来るなんて...」 

楓「私、今日から二連休なので♪」 

モバP「なら温泉にでも行ったらいいじゃないですか」 

楓「一緒に行ってくれるんですか?」 


6:2015/02/12(木) 01:49:12.44 :dCym67H/0

モバP「俺は明日も仕事がありますので」 

楓「じゃあ、プロデューサーさんの部屋にいるしかないですね」 

モバP「どんな理屈ですか」 

楓「プロデューサーさんと一緒にいたいからです♪」 

モバP「あ、ちょっとまって。嬉しすぎて鼻血でそう」ボタボタ 


7:2015/02/12(木) 01:50:25.72 :dCym67H/0

楓「よく凛ちゃんがプロデューサーさんのシャツの匂いを嗅いでますよね」 

モバP「初めは注意してたんですけど... 今じゃ慣れましたね」 

楓「志希ちゃんも嗅いでるけど、プロデューサーさんはいい匂いがするんですか?」 

モバP「どうなんでしょう? 凛たち以外からは何も言われませんけど...」 

楓「ちょっと嗅いでみてもいいですか?」ズイッ 

モバP「ちょ、楓さん!! 近いです!! 顔が!!///」 


8:2015/02/12(木) 01:51:39.30 :dCym67H/0

楓「あ、ちょっと。もう、プロデューサーさん、動かないでください」ズイズイ 

モバP「いやでもこれじゃあ...///」  

楓「うーん...」クンクン 

モバP(楓さんが俺に抱きついてきて、胸に顔を埋めて匂いを嗅いでる...) 

楓「あ、なんだか落ち着くかも...」クンクン 


9:2015/02/12(木) 01:52:21.00 :dCym67H/0

モバP(やばいやばいやばい!! 平常心平常心!! ああでも楓さん、めっちゃいい匂いする!!) 

楓「なんだかずっとこうしていたいかも...///」 

モバP(かすかに香るシャンプーの香りと、楓さん自身からただよう甘い香りで、頭がとろける...) 

楓「ふふっ 私もプロデューサーさんの匂いの虜になっちゃいそうです///」 

モバP(とりあえず深呼吸して落ち着こう。胸いっぱい吸い込もう、そうしよう)スーハースーハー 


10:2015/02/12(木) 01:53:09.03 :dCym67H/0

楓「プロデューサーさん、お腹がすきました」グー 

モバP「あれだけ八つ橋食べておきながらですか?」 

楓「甘いものは別腹です」フンス 

モバP「いや、それご飯を食べ終わったときに言う台詞ですからね?」 

楓「何かないですか、さきいかとかスモークチーズとか」ガサゴソ 

モバP「なんで酒のツマミ限定なんですか」 

楓「ツマミをつまみ食い... ふふ♪」 

モバP「ああん、もう、本当に可愛いなぁ」 


11:2015/02/12(木) 01:53:59.76 :dCym67H/0

楓「プロデューサーさん、この箱の中身はなんですか?」 

モバP「ああ、事務所のアイドル達の活躍をまとめたものです」 

楓「え、全員の分を保存してるんですか?」 

モバP「ええ、彼女達が活躍してるのが嬉しくて」 

楓「見てもいいですか?」ワクワク 

モバP「ええ、どうぞ」 

モバP「でも仕事の資料だからそんなに面白くないかもしれませんよ?」 

楓「そうなんですか? でもなんだかワクワクします♪」 


12:2015/02/12(木) 01:54:47.49 :dCym67H/0

楓(ほんの小さな記事からCD、さらにはグラビア写真集まで) 

楓(本当にアイドル全員分を集めてる...) 

楓(しかもアイドル毎にスクラップブックを作って、当時の様子まで記入してるなんて) 

楓「プロデューサーは本当に仕事熱心ですね」 

モバP「え、何か言いましたか?」 

楓「ふふ、なんでもありません♪」 


13:2015/02/12(木) 01:55:45.76 :dCym67H/0

楓(私のもあるのかしら... あ、あった) 

楓(どれどれ... あ、これCDデビューの時の記事だ) 

楓(懐かしい... 今までの努力が報われた気がして嬉しかったな) 

楓(あら、記事の横にプロデューサーさんの添え書きが) 


14:2015/02/12(木) 01:56:28.09 :dCym67H/0

楓さんがついにCDデビューした!! 

今までの楓さんの努力が報われたようで、見ているこっちも嬉しい。 

インタビューを受ける楓さんはとても輝いていて素敵だった。 

きっとこれから多くの人たちが彼女の魅力に気付くだろう。 

でもそれに最初に気付いたのは自分だと思うとなんだか誇らしい。 


15:2015/02/12(木) 01:57:27.51 :dCym67H/0

楓(...そんな風に思っていてくれたんだ) 

楓(あのときのプロデューサー、自分のことのように喜んでくれてたわね) 

楓(ページをめくるにつれて、記事が大きくなっていく) 

楓(そしてプロデューサーの添え書きも長くなってる) 


16:2015/02/12(木) 01:58:11.10 :dCym67H/0

今日は初めてのライブだったので、楓さんも緊張していた。 

初めて会ったときに聞いたが、楓さんは人に自分の考えを伝えるのが 

苦手らしい。 

最近はあまりそういうことはないみたいだが、やはり大きな舞台となると、 

緊張のせいか、それが出てしまうみたいだ。 


17:2015/02/12(木) 01:58:56.28 :dCym67H/0

楓(そうだった。私はあのとき初めての単独ライブですごく緊張していたんだっけ) 

楓(スタッフさんに曲のイメージや演出の希望を伝えたくても、上手く言えなかったのよね) 


18:2015/02/12(木) 01:59:31.94 :dCym67H/0

なんとか緊張をほぐそうと色々考えたが、どれも上手くいきそうもない。 

半ば勢いで、ダジャレを言ってみたら、楓さんが大爆笑してた。 

そのせいか、だいぶ緊張がほぐれたみたいだ。 

ライブも大成功だったし、本当によかった。 


19:2015/02/12(木) 02:00:40.39 :dCym67H/0

楓(そう、このときのことは決して忘れない) 

楓(ライブの時に着る衣装を見て、緊張がピークに達した私を見かねたプロデューサーさんが) 


モバP『か、楓さん!! その衣装、と、とってもいいっしょ?』 


20:2015/02/12(木) 02:01:23.04 :dCym67H/0

楓(顔を真っ赤にしながら言ってくれたのよね) 

楓(呆気にとられたけど、恥ずかしそうなプロデューサーさんの顔を見たら) 

楓(思わず笑っちゃったんだっけ)フフ♪ 

楓(そのときからすっかり、ダジャレにはまっちゃったのよね) 

楓(...あら、この写真って) 


21:2015/02/12(木) 02:02:18.57 :dCym67H/0

収録が終わったあとに楓さんに呼ばれていたけど、打ち合わせが長引いてしまった。 

待ち合わせ場所に走って向かったら、楓さんがチョコを用意して待っていてくれた。 

なぜか6個入りのうちの1個だけだったが、とても嬉しかった。 

「あともう少し遅かったら、全部食べちゃってましたよ?」 

と少し怒った顔だったが、どこかほっとしたような表情もしていた気がする。 

来年は何が何でも間に合わせよう。その機会があればだけど。 

そしてもし許されるなら――― 


22:2015/02/12(木) 02:02:52.73 :dCym67H/0

楓「...///) 


楓(プロデューサーさんったら///) 

楓(今年は期待してもいいのかしら? ふふ♪) 


23:2015/02/12(木) 02:03:37.40 :dCym67H/0

楓「プロデューサーさん、ありがとうございました」 

モバP「いえ、どういたしまして。でも面白かったですか?」 

楓「ええ、とっても。皆の活躍や当時の状況が細かく記されてたので」 

モバP「そうですか。次の仕事に活かせるかと思って書いてるんですけどね」 

楓「本当に私達のことを考えてくださってるんですね」 

モバP「もちろんです。大切なアイドルですから」 

楓「...私もですか?」 


24:2015/02/12(木) 02:04:21.61 :dCym67H/0

モバP「え? ええ、そうです。大切なアイドルですよ?」 

楓「ふふ、それだけですか?」ズイッ 

モバP「か、楓さん?///」ドキドキ 

楓「...ねぇ、プロデューサーさん。今月の14日は予定ありますか?」 

モバP「っ!? い、いえ!! 無いです!!」 


25:2015/02/12(木) 02:05:01.22 :dCym67H/0

楓「だったら、お仕事が終わったらお時間、頂けますか?」 

モバP「もちろんです!!」 

楓「今度は遅刻したらだめですからね?」 

モバP「なにがあっても遅刻しません!!」 


26:2015/02/12(木) 02:06:01.87 :dCym67H/0

楓(去年のバレンタインの添え書きの最後に書かれてた言葉...) 



そしてもし許されるなら、これからもずっと彼女のそばにいて 

チョコを貰い続けられるような存在になりたい。 



楓「私、チョコっとだけ期待しちゃいますからね? プロデューサー♪」 





おわり 


27:2015/02/12(木) 02:08:18.01 :dCym67H/0

これにて終了です。最後までお付き合いいただいてありがとうございます。 
楓さんの魅力が少しでも引き出せていればいいのですが... 

また機会があれば投稿させていただきます。そのときもぜひお付き合いください。


28:2015/02/12(木) 06:47:30.12 :X+Po6YsS0
乙です。良かったです!

30:2015/02/12(木) 22:31:55.51 :vdx1bJfQo
とても良かった、楓さんはかわいいなあ!!!


元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423673087