1:2014/11/19(水) 22:08:37.15 :0czEhEML0

シンデレラジオの外伝です 
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ 


本編 

外伝 


2:2014/11/19(水) 22:11:47.67 :0czEhEMLo

杏「あー…こたつあったかー…」 

杏「急に寒くなったもんなぁ…きらりにこたつ出してもらってよかった…」 

杏「ふわぁぁぁ…今日はずっとこたつでだらだらしてよ…」 

杏「こたつから出ないで済むように、今日一日の食事は手の届く範囲に用意してある…」 

杏「ゲームとマンガもあるし、完璧…!」 

杏「トイレとお風呂は…まぁ、仕方ないー」 

杏「さ、とりあえずまずは寝よう…」


4:2014/11/19(水) 22:12:29.12 :0czEhEMLo

ピンポーン 

杏「……………」 

ピンポーンピンポーン 

杏「……し、知らん。杏は知らんぞ」 

ドンドンドン! 

杏「知らんったら知らん…!」 

ドンドンドン! 

???『杏おねーさん!いやがらねーんですか!』 

杏「ああぁぁ…やっぱり…」 

杏「玄関まで行くのがダルい…鍵開けとくべきだったか…いや、それは無用心か」 

杏「くっ、こたつから出たくない…!」 

ドンドンドン! 

杏「はぁ……仕方ない……」


6:2014/11/19(水) 22:13:09.91 :0czEhEMLo

ガチャ 

仁奈「やっと出やがりました!」 

こずえ「おそいのぉー…」 

杏「だってー、こたつから出たくなかったんだもん」 

仁奈「こたつ…!」 

こずえ「こたつー…」 

杏「んで、今日は何?もしかしてまたお世話しに来てくれたとか?」 

仁奈「その通りでごぜーます!洗濯しにきましたよ!」 

こずえ「おそうじー…するのー…」 

杏「それはありがたい。とりあえず外は寒いので早く入りたまへ」 

仁奈「はーい!」 

こたつ「はいるのー…」


8:2014/11/19(水) 22:13:49.10 :0czEhEMLo

仁奈「わーい!こたつでごぜーますよ!!」モゾモゾ 

こずえ「こたつー……」モゾモゾ 

杏「いや、お世話しに来たんじゃ…」 

仁奈「すやすや」 

こずえ「すぅすぅ」 

杏「寝た…!?」 

杏「……ま、いいか…杏も寝よ…」モゾモゾ 

杏「ぐうぐう」


11:2014/11/19(水) 22:15:44.00 :0czEhEMLo

仁奈「むにゃ…」 

こずえ「くぅ…」 

杏「んー…」 

仁奈「………って、そうじゃねーでごぜーますよ!!」ガバッ 

杏「えっ…な、なになに…」 

こずえ「ふわぁ…?」 

仁奈「仁奈達は杏おねーさんのお世話をしにきたんでごぜーますよ!」 

仁奈「そして、あわよくばいっぱい褒めてもらおうと…」 

杏「欲望がだだ漏れになってるよ」 

仁奈「はっ…!仁奈としたことが…」 

こずえ「こずえはー…こたつでー…あんずとごろごろするー…」ギュー 

杏「おわー」 

仁奈「あっ、こずえおねーさん!今日はお掃除をするって約束じゃ…」 

杏「まぁまぁ、仁奈も来い来い」 

仁奈「はーい!!」ギュー 

杏(扱いやすい)


12:2014/11/19(水) 22:17:07.79 :0czEhEMLo

仁奈「杏おねーさん、今日ずっとこたつでごろごろするつもりだったんですか?」 

杏「そだよー。こたつから出なくて済むように、必要そうな物は手の届くとこに置いてるのさ」 

仁奈「なるほど…流石杏おねーさん…!」 

杏「どや」 

こずえ「おやつとー…じゅーすー…」 

仁奈「マンガとゲームもあるですよ」 

杏「これだけ用意しておけば、もう殆どこたつから出る必要なくなるからねー」 

杏「2人もおやつとか勝手に食べていいからねー」 

仁奈「寝転がったまま食べるのはお行儀がわりーですよ」 

こずえ「すわってたべないと…だめー…」 

杏「えー…でも、肩から下を外に出したくないし…」 

仁奈「杏おねーさんがこたつむりになってしまいましたよ…」 

こずえ「こたつむりー…」 

仁奈「この髪を、こうすればかたつむりの目みてーになりますよ!」 

こずえ「こうー…?」 

杏「やーめー」


13:2014/11/19(水) 22:18:17.68 :0czEhEMLo

仁奈「でも、ずっとこたつにいるってやっぱり退屈じゃねーですか?」 

杏「そんなことないってー、ずっとだらだら出来て幸せだぞー」 

仁奈「そうなんですか?」 

こずえ「ふわぁ…」 

杏「2人とも今日は帰るまでずっとこたつでだらだらしてるといいさー」 

杏「そしたら素晴らしさがわかるよ」 

仁奈「分かりました!仁奈も今日はこたつむりの気持ちになるですよ!」 

こずえ「こたつむりー…なるー…」 

杏「うんうん」 

杏(よし、これでこたつから出て遊ぶ事にはならないだろう…) 

杏(2人をこたつむりに仕立て上げ、ずっとだらだら出来る様に…ふふふ)


14:2014/11/19(水) 22:19:44.01 :0czEhEMLo

杏「せっかくだから、なんかゲームでもやるー?」 

仁奈「やりてーですよ!」 

こずえ「げーむ…するー…」 

杏「仁奈もこずえも、いつもは杏達がやってるの見てるだけだもんね」 

仁奈「もんすたーはんたーはむずかしそーですよ…」 

こずえ「いっぱい…たたかってるのー…」 

杏「2人にモンハンはちょっと早いからねぇ…今日は、なんかパーティゲームでもやろうか」 

仁奈「パーティゲームでごぜーますか?」 

杏「そうそう、モンスターを倒したりーとかじゃなくて、みんなでわいわいやる感じの」 

仁奈「面白そうですよ!」 

こずえ「やってみたいのー…」 

杏「んー…そだな…じゃあ、マリパでいいかなぁ」 

杏「…しまった、Wiiは出してないから準備しなきゃ…」 

仁奈・こずえ「……」キラキラ 

杏「うぐ…ちょ、ちょっと待ってて」 

仁奈「はーい!」 

こずえ「ふわぁ…」


15:2014/11/19(水) 22:20:35.37 :0czEhEMLo

杏「よ、よし、これで準備オッケー。ふぅ、こたつこたつ…」モゾモゾ 

仁奈「楽しみでごぜーますよ!」 

こずえ「あんずとー…になとー…げーむー…」 

杏「これやるの久しぶりだなぁ」 

仁奈「仁奈達でもちゃんと遊べるですか?」 

杏「うん、そんな難しいゲームでもないし大丈夫じゃないかな」 

こずえ「えへー…がんばるのー…」 

杏「ま、分からないことがあったら聞きたまへ」 

仁奈「はーい!」 

こずえ「わかったのー…」 

杏「パーティモードだと長くなりそうだし…ミニゲームモードでいいか」 

杏「こっちならいつでもやめられるし」


16:2014/11/19(水) 22:21:41.20 :0czEhEMLo

―15分後― 

仁奈「あわわわ、穴に落ちてしまいました…!」 

杏「あー、リモコン振ったら脱出できるよー」 

仁奈「こ、こうでごぜーますか!」ブンブン 

杏「そ、そんなに思いっきりじゃなくて大丈夫だよ」 

こずえ「ふわぁ…」 

杏「こずえ、止まってる、止まってる」 

こずえ「ふわぁ…?」 

杏「そうそう」 

仁奈「早く!早く転がるですよ!」 

杏「落ち着け落ち着け。そんな激しくしなくて大丈夫だから」 

杏(なんか想像以上に賑やかな事になってしまった…まぁ、いいか)


17:2014/11/19(水) 22:22:20.84 :0czEhEMLo

―15分後― 

杏「これはグラグラしてる足場から落とされたら負けってやつだねー」 

仁奈「ふふふ、まずは杏おねーさんを最初に落とさせてもらいますよ!」 

杏「お、やるかー」 

仁奈「こずえおねーさん!協力して杏おねーさんを落とすですよ!」 

こずえ「うんー…おとすよー…」 

杏「ははは、かかってきたまえー」 

仁奈「いくですよ!」 

こずえ「ふわぁ…」 

杏「あっ」 

仁奈「あっ」 

こずえ「あれー…?」 

杏「こずえが仁奈を絶妙なタイミングで蹴り落とした…」 

仁奈「こ、こずえおねーさんー!?」 

こずえ「まちがえたのー…」


18:2014/11/19(水) 22:24:02.37 :0czEhEMLo

―15分後― 

杏「これは崖のぼりするミニゲームだねー」 

仁奈「崖に書いてるボタンを押すんでごぜーますね!」 

杏「そうそう」 

こずえ「いちー…えー…にー…」 

仁奈「1、2…A…1…!」 

杏「アイ、カツ、アイ、カツ」 

仁奈「アイカツでごぜーますか?」 

杏「崖を登るアイドルがいるらしい」 

仁奈「仁奈達もいつか崖を登るですか…!」 

杏「それはやりたくないなぁ…」 

仁奈「崖を登るのが得意な動物の気持ちになれば…」 

杏「そんな動物いるかな?」 

こずえ「がけのぼりー…」


19:2014/11/19(水) 22:24:57.64 :0czEhEMLo

―15分後― 

仁奈「ピザ作りのミニゲームでごぜーますか!」 

杏「自分が持ってるピザの具を、全部のピースに乗せられたらクリアだねー」 

仁奈「仁奈が持ってるのはキノコでごぜーますね!」 

杏「杏はサラミだねー」 

こずえ「こずえはー…なにー…?」 

杏「ブロッコリーだね」 

こずえ「ぶっころりー…?」 

杏「ちょ、こずえさん、ブロッコリー、ブロッコリー」 

こずえ「ぶろっこりー…」 

杏「そうそう」 

仁奈「今、やべー発言が聞こえたですよ…」 

杏「き、気にしたら負けだ」


20:2014/11/19(水) 22:25:44.92 :0czEhEMLo

―15分後― 

杏「ふー、久しぶりにガッツリ遊んだなーマリパ」 

仁奈「面白かったですよ!」 

こずえ「また…やりたいのー…」 

杏「だねー、また今度やるかー」 

仁奈「わーい!」 

こずえ「えへー…」 

グー 

杏「おや?」 

仁奈「うぅ…お、お腹空いたですよ」 

杏「ん、もうそんな時間かー」 

こずえ「こずえもー…おなかすいたー…」 

杏「んじゃ、ここに用意しといたおやつでも…」 

仁奈「仁奈、ピザが食べてーですよ」 

こずえ「こずえもー…」 

杏「ピザかぁ…さっきのピザのミニゲームやってたら食べたくなった的な?」 

仁奈「その通りでごぜーますよ…」 

こずえ「うんー…」


21:2014/11/19(水) 22:26:33.64 :0czEhEMLo

杏「んー、まぁ、いいか。杏もピザ食べたいし、デリバリー頼むかー」 

仁奈「わーい!」 

こずえ「やったー…」 

杏「チラシが確かこの辺にー…」 

ドサドサー 

杏「あー、積んでた漫画が」 

仁奈「片付けないと…」 

杏「んー…まぁ、その内また積みなおしとくよー」 

仁奈(絶対やらねーですよ…) 

杏「どれにするー?」 

こずえ「ふわぁ…いっぱいあるー…」 

仁奈「どれも美味しそうで迷うですよ」 

杏「うーん、じゃあ、このハーフ&ハーフとかにする?1枚で2種類楽しめる」 

仁奈「あ、それがいいですよ!」 

こずえ「いろんなの…たべたいー」 

杏「うーん、それなら…こっちかこっちかなぁ」 

仁奈「仁奈はこっちがいいですよ!」 

こずえ「こずえもー…」 

杏「じゃあ、それで決まりね。あー、電話しなきゃ…えーと、携帯…携帯…」


22:2014/11/19(水) 22:27:12.89 :0czEhEMLo

―1時間後― 

『アリガトゴザッシター』 

杏「ピザ来たぞー。てか、外ホント寒い」 

仁奈「わーい!」 

こずえ「ぴざー…」 

仁奈「ジュース、ばっちり用意してるですよ」 

杏「よくやったー。手、ちゃんと洗ったかー?」 

仁奈「はーい!」 

こずえ「はーい…」 

杏「んじゃ、早速食べよう」 

仁奈「んー…良い匂いですよ…」 

こずえ「くんくん…」 

杏「じゃ、いただきまーす」 

仁奈「いただきます!」 

こずえ「いただき…ますー」


23:2014/11/19(水) 22:27:58.67 :0czEhEMLo

杏「熱っ…ふー…あーむ…」 

仁奈「ふー!ふー!はふっ…」 

こずえ「ふー…ふー……もぐ……」 

杏「あー、やっぱピザうまー」 

仁奈「ピザうめぇですよ…」 

こずえ「おいしー…」 

杏「ごくごく…ぷはぁ」 

仁奈「杏おねーさん、コーラうめーですか?」 

杏「うん。ピザって言ったらやっぱりコーラかなーって」 

仁奈「しゅわしゅわ、すぐお腹が苦しくなるですよ」 

こずえ「けぷって…なっちゃうのー…」 

杏「あー、まぁ、炭酸はねー」 

仁奈「仁奈はオレンジジュースがいいです!」 

こずえ「こずえもー」 

杏「好きなの飲めばいいさー」


24:2014/11/19(水) 22:29:16.30 :0czEhEMLo

杏「そういえば、結局洗濯と掃除は今日はもうやらないの?」 

仁奈「あっ」 

杏「完全に忘れてたな…」 

仁奈「ま、また今度しに来るですよ!」 

杏「そ…そうか、まぁ、構わんよ」 

こずえ「また…来るのー」 

杏「今度来るときは、事前に連絡をくれると嬉しいよ」 

仁奈「ドッキリはダメでごぜーましたか」 

杏「いや、ほら、鍵を開けにこたつから出るのがイヤ」 

仁奈「そういうことでやがりましたか」 

こずえ「あんずー…こたつむりー…」 

杏「極力こたつから出ないスタイルでいきたいんだよー」 

仁奈「今日も、仁奈達が呼んでもなかなか出て来やがらなかったですからね」 

杏「正直、居留守しようか迷った」 

仁奈「それはあんまりでごぜーますよ!」 

こずえ「だめなのー…」 

杏「はいはい、わかったわかったー」


25:2014/11/19(水) 22:29:46.57 :0czEhEMLo

杏「ごちそうさまー」 

仁奈「ごちそうさまでした!」 

こずえ「ごちそうさまでしたー…」 

杏「あー、美味しかった」 

仁奈「お腹いっぱいでしばらく動けねーですよ…」 

こずえ「うごけないのー…」 

杏「じゃ、またこたつに戻ってごろごろするかー」 

仁奈「食べてすぐ横になったら牛さんになってしまいますよ」 

こずえ「うしー…もーもー…」 

杏「ならないならないー…はー、こたつ幸せ…」 

仁奈「杏おねーさんがそういうなら…ごろごろ」 

こずえ「ごろごろー…」


26:2014/11/19(水) 22:31:06.28 :0czEhEMLo

杏「どーだー、一日中こたつに入ってだらだらするのもいいものだろうー」 

仁奈「はいっ、杏おねーさんやこずえおねーさんと一緒だから楽しかったですよ!」 

こずえ「たのしかったー…」 

杏「そうだろうそうだろう、だから、冬の間はこたつむりになって…ん?」 

仁奈「これからは、お休みの日は毎日杏おねーさんの家にこたつむりしに来るですよ!」 

こずえ「こたつむりー…」 

杏「ちょっ…い、いや、家にこたつあるでしょ?何も毎回ウチに来ること…」 

仁奈「杏おねーさんと一緒にこたつむりするからいいんでごぜーますよ!」 

こずえ「あんずと…こたつむりじゃないと…だめー」 

杏「ええぇぇ…」 

仁奈「さ、あとは帰るまでお昼寝でごぜーます!」 

こずえ「おひるねー…」 

杏「いや、ちょ、待っ…」 

仁奈「すや…」 

こずえ「すぅ…」 

杏「……ど、どうしてこうなった…!」


27:2014/11/19(水) 22:33:04.66 :0czEhEMLo

―数日後― 

杏「ということがあって」 

幸子「策士策に溺れるというやつですね」 

杏「うっ…」 

小梅「わ、私も…今度、杏さんの家に…こたつむりしに行きたい…」 

輝子「フヒ…じゃ、じゃあ、私も…」 

幸子「なら、当然ボクもですね!」 

仁奈「こたつむりと聞いてとんできましたよ!」 

こずえ「また…こたつむりー…?」 

紗南「なになに、何の話ー?」 

菜々「こたつという素敵な言葉が聞こえてきました!」 

杏「ちょっと!ウチのこたつに何人入る気なのさ!?」 

菜々「こたつから沢山の顔が…」 

杏「すっごいシュールな光景なんだけど」 

菜々「なんか、昔のロボットアニメの敵のメカにいそうですよね」 

杏「あー…探せばいそうだ…」 


おしり


28:2014/11/19(水) 22:33:40.90 :0czEhEMLo

仁奈ちゃんCDデビュー記念 
CV久野ちゃんさんがいいなーってずっと思ってたのでめっちょ嬉しいです 


見てくれた人ありがとう


元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416402507