■関連SS

女子寮 

乃々「…」スッスッ 

乃々「………」スイー 

乃々「………」 

~♪ 

乃々「…」 

クレユークソラー 

乃々「…」 

カラカーウカゼー 

乃々「……♪」 


2:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 07:15:15.70 :HPQoYV0u0

キミヲツレーテー… 

乃々「……」スッ… 

乃々「(……やっぱりいい歌です)」 

乃々「(心が落ち着きます…)」 

乃々「(…)」スッスッ 

乃々「(…?)」ピタッ 

乃々「(………?)」 


3:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 07:23:55.00 :HPQoYV0u0

乃々「(知らない曲です…)」 

乃々「(歌手は知ってるけど…)」 

乃々「(………)」 

乃々「……」 

乃々「…ボノノート」ボソッ 

乃々「……」 

乃々「(なーんて……フフ)」 


4:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 08:19:37.60 :HPQoYV0u0

乃々「(聞いてみましょう)」スッ 

~♪ 

乃々「…♪」 

――――――――――――――― 
―――――――――― 
――――― 

♪~… 

乃々「(………)」 

乃々「(……いい曲…)」 

乃々「(………)」 

乃々「(……僕の音…)」 

乃々「(……私の音…?)」 

乃々「(……………)」 

乃々「(………)」 

乃々「(……寝ましょう)」 


スッスッ 


ピッ 


5:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 08:46:44.64 :HPQoYV0u0

ガチャッ 

乃々「オハヨウゴザイマス…」コソコソ 

乃々「……」 

キョロキョロ 

乃々「(……)」 

乃々「(…一番乗り?)」 

乃々「(……とりあえず森久保聖域(サンクチュアリ)へ…)」 

ゴソゴソ 

乃々「……ふぅ…」 

「の、乃々」 

乃々「ひぅ!?」ビクッ 

輝子「や、やぁ…フヒ」フリフリ 


6:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 09:05:13.95 :HPQoYV0u0

乃々「しょ、輝子さん…いたんですか」フリフリ 

輝子「な」ガーン 

輝子「ひどい…挨拶したのに……」 

乃々「あ、あぅ…ごめんなさぃー…」 

輝子「な、なんて……冗談…フヒヒ」 

乃々「あぅ…ひどいです…」 

輝子「こ、声が小さすぎたな……うん…フヒ」 


7:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 09:42:20.74 :HPQoYV0u0

ガチャッ 

ちひろ「おはようございまーす」 

輝子「あっ…ちひろさんだ」 

輝子「よ、よし……今度は大きい声で…」 

輝子「ヒャッh」ガッ 

乃々「ま、まってください」ガッ 

輝子「…モガ?」 

ちひろ「誰もいないのかぁ」 


8:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 10:24:32.20 :HPQoYV0u0

乃々「ちひろさんの驚く顔…」パッ 

乃々「…見たくないですか?」 

輝子「……!」 

乃々「ふふ…」ニヤリ 

輝子「の、ののも悪くなったな…周子に影響受けたか?フヒ」 

ちひろ「プロデューサーさん早く来ないかなー……とりあえず仕事確認っと…」 

ガタッ 

乃々「わ、わーっ!」バッ 

輝子「ヒャッハアアァァッ!!キノコの化身ダァァァァ!」バッ 

ちひろ「うおおおおおおおお!?」 


9:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 10:35:08.50 :HPQoYV0u0

ちひろ「……ハァ…ハァ…」 

乃々「……わ、わぁー…」 

輝子「YEAHHHHHHH!!」 

ちひろ「(なにこれ)」 

乃々「…わー」 

輝子「フヒィ…」 

ちひろ「(かわいい)」 


10:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 10:38:58.84 :HPQoYV0u0

ガチャッ 

P「おはようございます」 

ガミガミ 

P「ん?なにやってるですか?」 

ちひろ「あっプロデューサーさん」 

乃々「あぅ」 

輝子「フヒ」 

P「お前ら何で正座してるんだ…?」 


11:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 10:57:52.31 :HPQoYV0u0

ちひろ「聞いてくださいよー」 

P「うん」 

ちひろ「私が事務所に来て誰もいないと思って、お仕事しようとしたら…なんと!机の下からですねー」 

P「バッと?」 

ちひろ「そうです!バッときたんですよー」 

P「ふーん」 

ちひろ「私だったからいいけれど、ちっちゃい子だったら大変ですから。お説教中ですっ」 

P「……それはBADな出来事でしたね!」 

ちひろ「…」 

乃々「…」 

輝子「…」 

P「…」 

ちひろ「……楓さんならオフですよ」 


12:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 11:04:35.86 :HPQoYV0u0

P「…」カタカタ 

シキサーン!キキオヤマシヨー! 

ちひろ「…」カタカタ 

ン~?イイヨーソノカワリハズシタラハスハスイップンネー 

P「…」カリカリ 

ノゾムトコロダヨ! 

ちひろ「…」カリカリ 

アテタラサンフンネ~ 

マジカヨ 

prrr 

ガチャッ 

ちひろ「はいこちらCGPの―――」 

P「……」カタ… 


13:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 11:11:53.02 :HPQoYV0u0

P「乃々?」 

乃々「は、はい…?呼ばれて飛び出てもりくぼですけど…」モゾモゾ 

P「はは、なんだそれ」 

乃々「……ふふ…」 

P「もう20分程したら収録いくから、準備しとけよー」 

乃々「わ、分かりました」 

輝子「お、お隣さん、もうお仕事か…」 

乃々「あ、はい…お先にいってきます」 


15:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 11:39:57.66 :HPQoYV0u0

乃々「あ、そうだ…輝子さん」 

輝子「フヒ?」 

乃々「この曲しってますか…?」スッ 

~♪ 

輝子「…うーん……は、初めてきく…」 

P「お、懐かしいな」 

ちひろ「ですねぇ」 


16:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 11:45:49.77 :HPQoYV0u0

乃々「お、お二人ともしってたんですか…?」 

P「あぁ、もうそこそこ前の曲だな」 

ちひろ「2006年ですから…8年前ですね」 

P「は、八年!?もうそんなに経つのか…」 

乃々「…なるほど……」 

P「どうしたんだ?いきなりその曲なんて」 

乃々「昨日動画サイトでみつけて…いい曲だなって」 

P「だな…いい曲だもんな」 

乃々「ですね…」 


17:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 11:55:31.68 :HPQoYV0u0

ちひろ「プロデューサーさん!そろそろ出ないとまずいですよ」 

P「うわ、本当ですね…それじゃあ乃々、いくぞ」 

乃々「あ、はい…」 

P「元気出してけー」 

ちひろ「出してけーっ」 

乃々「あぅ…が、頑張りますけど……」 

輝子「が、がんばれ、のの」フリフリ 

乃々「はい…いってきます」フリフリ 


19:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 13:08:16.62 :HPQoYV0u0

――――――――――――――― 
―――――――――― 
――――― 

ハイ、オツカレサマデシター! 

オツカレサマデース 

ガヤガヤ 

乃々「オ、オツカレサマデシター…」コソコソ 

「あっ乃々ちゃん!」 

乃々「は、はいっ!?」ビクッ 

「今日も良かったよー!また今度もよろしくね!」 

乃々「あ、はっ、はい…ありがとうございます…」 


20:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 13:13:49.66 :HPQoYV0u0

P「乃々ー」 

乃々「あっ、プロデューサーさん…」 

「あっPさん!今日も乃々ちゃん良かったですよ!今後ともよろしくお願いしますね!」 

P「本当ですか!良かったです!こちらこそどうぞよろしくお願い致します!」ペコリ 

乃々「ぁ…」ペコリ 


21:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 13:35:05.47 :HPQoYV0u0

P「いやー…乃々お前、最近調子いいんじゃないか?」 

乃々「そ、そうですかね…?」 

P「あぁ。最近色んな人に褒められてるだろ」 

乃々「ま、まぁ…」 

P「ダメな奴は褒められやしないよ、褒められてるって事はお前は頑張ってるって事だ」 

乃々「……えへへ」 

P「この前のリス久保も評判良いしな!!」 

乃々「なっ…!っ…もぉー……ばか」 

P「ははは…次のライブ何かリス久保で一曲ってのもいいんじゃないか?」 


22:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 13:41:58.07 :HPQoYV0u0

乃々「ライブ……ライブですか…」 

P「…ライブはまだ辛いか?」 

乃々「……」 

乃々「……分からないです」 

乃々「……まだ一回しか経験もありませんし…」 

P「うん」 

乃々「…あの時は吹っ切れていたので……よく覚えていませんし…」 

乃々「………」 

乃々「……でも」 


23:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 13:50:44.13 :HPQoYV0u0

P「でも?」 

乃々「……最近……その…楽し、くって…」 

P「……本当か?」 

乃々「……はい」 

P「そうか……そうか!良かった…嬉しいよ」 

乃々「……け、けど…」 

P「うん」 

乃々「ライブで…私の歌を歌って……それで…ただ、歌うだけでいいんでしょうか…?」 

P「…」 

乃々「本当に素敵な歌は…私には歌えません……分からないんです…」 

P「…」 


乃々「どうすればいいんですか…?私の音…って、なんですか?」 


24:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 14:28:26.48 :HPQoYV0u0

乃々「…」 

~♪ 

乃々「……」 

♪~… 

乃々「………」 

――――― 
―――――――――― 
――――――――――――――― 

「……自分の音か…」 

「考えてみた事無かったが…そうだな…例えば声とかだな」 

「いや…声というよりも気持ちだな…」 

「自分の心の中で思っててもさ…中々口に出せない事ってあるだろ?」 

「俺だって感謝の気持ちでも、唐突な事だったりすると出てこないし」 

「圧倒的多数の意見に負けている時に、自分の本当の意見を言えなかったり」 

「誰かがのけ者にされていて、心の中じゃどうにかしてあげたい、って思ってても…それを口に出せる人は中々いない」 

「そういう本当の気持ちが、自分の音なんじゃないのか?」 

「ありのままの自分、っていうのが。自分の音なんだよ」 

「……話しがずれるが、大切なのはそれを理解してもらう事だな」 

「言葉に出さなくても気持ちを理解してもらえると、嬉しくないか?」 

「……俺達、ちひろさんや社長…アイドルの皆は、お前を理解出来るよ」 

「だから一人で抱え込むなよ」 

「お前には、仲間がいるんだから」 

――――――――――――――― 
―――――――――― 
――――― 

乃々「………私は…」 


25:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 14:30:56.34 :HPQoYV0u0

乃々「…おはようございます」ガチャッ 

P「おうおはよう」 

ちひろ「おはようございます♪」 

「…プロデューサーさん!」「乃々」 

P「お」 

乃々「あ…」 

P「いいよ、お前から話しな」 

乃々「え、えっと……私…歌いたい歌が―――」 


26:◆5/VbB6KnKE:2014/09/09(火) 14:39:51.94 :HPQoYV0u0

――――――――――――――― 
―――――――――― 
――――― 

ガチャッ 

トテトテ 

ポスン 

乃々「…」ギュ 

乃々「………」 

乃々「(……ライブ…楽しかったなぁ…)」 

乃々「……」 

乃々「(アイドル……やってて、良かった…)」 

乃々「………」 

乃々「(……私、成長したかな?もう…子供の頃とは違うかな…?)」 

乃々「………」 

乃々「……えへへ」パタパタ 


乃々「伝えられたかな……私の音」 



おしり

SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です
【SS速報VIP】乃々「ボノノート」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410214108/