1:2014/07/15(火) 12:31:38.78 :z6utTBqc0

昼、765プロ 



ガチャ 

真美「おっはよー!」 

P「おはようございます、な」 


2:2014/07/15(火) 12:38:46.84 :z6utTBqc0

真美「はーい。 

…って、兄ちゃんだけ?ピヨちゃんは?」 


P「音無さんは備品の買い出し。 

真美は今日レッスンだけだったよな? 

まだ時間があるし、適当に時間を潰しててくれ」 

真美(そう言うと、兄ちゃんはスマホに目を落とした。 

何かに集中しているらしく、もう片方の手でおにぎりを頬張りながら操作してる。 

…つまんない。せっかく早めに来ておしゃべりしようと思ったのに) 


3:2014/07/15(火) 12:45:16.98 :z6utTBqc0

真美( …誰かとメールしてるのかな? 

もしかして、恋人とか? 

…かなり集中してるみたいだから、後ろに回り込んでも気付かれないはず。 

そーっと忍び寄って…) 



P(今日は結構落ちるな。この調子なら…) 

真美「兄ちゃん!誰にメール打ってるの? 

まさか恋人…って」 

P(マズい、画面見られた!) 

真美「あっ、兄ちゃんパズドラやってる!」 

P「げっ」 


4:2014/07/15(火) 12:52:59.14 :z6utTBqc0

真美「兄ちゃん…いくら休憩中だからって仕事中にゲームは無いっしょー」 

P「すまん… 

たまたまこの時間にゲリラが来てたからつい、な。 

頼む、律子や社長にはこのことは内密に…」 

真美「別にいいけど、 

…わかってるよね?」 

P「ゴージャスセレブプリン3日分でどうだ?」 

真美「1週間!」 

P「ぐぬぬ… 

わかった、それで手を打とう」 

真美「やったー!」


7:2014/07/15(火) 13:01:06.84 :z6utTBqc0

真美「それにしても、兄ちゃんもゲームするんだね。 

あんまりそういうイメージ無かったYO」 

P「普段は忙しくてやる暇も無いからな。 

スマホだとちょっと時間が空いた時にできるからたまにやってるんだよ」 

真美「なるほどねー。 

あ、それじゃあ真美がフレンドなってあげるよ! 

これでも、結構やり込んでるんだー」 

P(マズい) 

P「わ、悪い。今はフレンド一杯なんだ 

また今度フレンドの空きができたら頼む」 

真美「ふーん、そっか」 

真美(…)


9:2014/07/15(火) 13:08:44.01 :z6utTBqc0

P「ところで、真美はどんなモンスターを使ってるんだ?」 

真美「よくぞ聞いてくれましたー! 

真美のリーダーは…これだ!」 


『凛聖の双華神・大喬&小喬』 


P「おー、二喬か。 

なかなかいいじゃないか」 

真美「二強…? 

何言ってるのさ兄ちゃん、この子達は大小だYO!」 

P(そういや略称があんまり定まって無かったな… 

とりあえず合わせとくか) 

P「そうだったな、すまんすまん」 


11:2014/07/15(火) 13:17:28.97 :z6utTBqc0

P(よく見たらプラスも振り終わってるし… 

やり込んでるってのは嘘じゃないみたいだな) 

真美「やっぱ可愛くて強いっていうのがいいよねー! 

サブも回復タイプで染めれて女の子PTが作れるし、 

何より双子っところがポイント高い!」 

P「確かに強力だよな。 

初心者にも扱いやすく、サブとしても優秀…」 

真美「…」ジー 

P「な、何だ?」 


12:2014/07/15(火) 13:26:15.07 :z6utTBqc0

真美「兄ちゃん、ホントは真美よりやり込んでない? 

なんかやたら詳しそうだし…」 

P(やば、ちょっと喋りすぎたか) 

P「そ、そんなわけないだろ。 

大体、ゲームにそこまでかける時間なんて無いよ」 

真美「ふーん…まあいっか」 


P(…危なかったな。 

こりゃ真美の前では迂闊なことは言えないな) 

真美(…確かに、兄ちゃんはいっつも真美達のためにお仕事頑張ってくれてるし、パズドラやってる暇なんて無いよね。 

でも、なーんか隠してるっぽいんだよね。 

…もうちょっと様子を見てみよう) 



ガチャ 

春香「おはようございまーす!」 

千早「おはようございます」


13:2014/07/15(火) 13:38:17.10 :z6utTBqc0

P「おはよう、2人とも」 

真美「おはよー!」 

P「春香と千早はこの後収録だったな。 

資料はそこにあるから持って行ってくれ」 

春香「はーい。 

…あれ、真美のそれって、パズドラ?」 

真美「そーだよ。 

もしかして、はるるんもパズドラやってるの?」 

春香「うん。 

…っていっても、あんまり育ってないけど」アハハ 

真美「ちなみに、はるるんの相棒は?」 

春香「相棒?」 

真美「リーダーのことだYO」 

春香「えっと…これかな?」 


『 逆心の神魔王・ルシファー』 


15:2014/07/15(火) 13:47:46.74 :z6utTBqc0

真美「おお…堕ルシ…」 

春香「始めたばっかりの時に、ガチャを回したら出てきたんだ。 

なんだか強いらしいから、いつもリーダーで使ってるの」 

真美「確かに強いんだけど…」 

春香「?」 

P(堕ルシはサブ向けだし、スキラゲもできてないとなあ…) 

真美「でも、堕ルシって何かはるるんのイメージにピッタリだよね」 

春香「ええ!?」 

P「確かに」 

春香「プロデューサーさんまで!?」 

春香(あんまり嬉しくない…)


16:2014/07/15(火) 13:52:49.74 :z6utTBqc0

真美「千早お姉ちゃんもパズドラやってるの?」 

千早「ええ、春香に勧められたからダウンロードしてみたのだけど… 

パズルが得意じゃないから、あんまりやってないわ」 

真美「ちなみに、リーダーは誰を使ってるの?」 

千早「リーダー…この子ね」 


『大海の歌姫・セイレーン』


18:2014/07/15(火) 14:01:28.31 :z6utTBqc0

真美「なんか千早お姉ちゃんっぽいね」 

真美(どこがとは言えないけど) 

千早「そうかしら、ありがとう」フフッ 

春香(多分勘違いしてるけど、まあいっか) 

千早「最初のガチャで引いた子だから大事に育てていたのだけれど、なかなかダンジョンがクリアできないのよね…」 

P(まあ、攻撃にLSがかからないと厳しいよな) 

真美「そういえば、究極進化もさせてないんだね、素材はあるっぽいのに」 

千早「究極進化…?」 

真美「あ、まずはそこからなんだ」


19:2014/07/15(火) 14:08:57.00 :z6utTBqc0

真美「素材を選択して、と」シャキーン 

千早「!? 

こんな機能があったのね…」 

真美「そんでもって、進化!」 

千早「!! 

春香、進化したわ! 

更に可愛くなった!」 

春香「うん、そうだね」 

春香(はしゃぐ千早ちゃん可愛いなあ) 

P(はしゃいでる千早の方が可愛い) 


20:2014/07/15(火) 14:19:55.10 :z6utTBqc0

春香「あ、もうこんな時間。 

それじゃあプロデューサーさん、お仕事行ってきます! 

ほら、千早ちゃんも」 

P「ああ、気を付けてな」 

P(千早はスマホの画面を見てニコニコしている) 

春香「皆の分のクッキー焼いてきましたから、良かったらどうぞ」 

P「いつもありがとうな」 

真美「はるるんありがとー!」 

春香「それじゃあ、行ってきます! 

千早ちゃん、行くよ!」 

千早「」ハッ 

P(我に返った千早は赤面しながら事務所を出て行った。 

…写真を撮っておけば良かった) 



ガチャ 

美希「ただいまなのー!」


22:2014/07/15(火) 14:28:41.92 :z6utTBqc0

P「お帰り、美希。 

早かったな」 

美希「ハニーに早く会いたかったから、お仕事頑張ったの! 

ね、褒めて褒めて」 

P「ああ、偉いな、よく頑張った」 

美希「えへへー」 

真美(ミキミキはいつもの様に兄ちゃんの腕に体を密着させている。 

…別に、悔しくなんか無いけどねっ。 

でも何か話題を変えないと…そうだ!) 


23:2014/07/15(火) 14:35:19.23 :z6utTBqc0

真美「ねえ、ミキミキもパズドラやってる?」 

美希「パズドラ? 

えっと、これのこと?」 

真美「そうそう。 

なんか、事務所の皆もやってるんぽいんだよね」 

美希「…てことは、ハニーも?」 

P「…まあ、一応な」 

美希「それじゃあミキ、ハニーとフレンドになるの! 

いいでしょ、ハニー?」 

真美「ダメだよミキミキ! 

兄ちゃん、フレンドいっぱいなんだって」 

美希「むー、それなら仕方無いの」


24:2014/07/15(火) 14:46:21.06 :z6utTBqc0

真美「それでさ、ミキミキは何をリーダーにしてるの?」 

美希「えっとね、ミキのリーダーは…これなの!」 

P真美「!?」 


『極光太陽神・ラー』 


真美「ま、まさかの光ラー… 

ミキミキ、もしかしてめっちゃやり込んでる?」 

美希「? そんなことないよ。 

ミキは育成とか面倒だから、お姉ちゃんに任せてるの」 

真美「でもでも、かなりパズルの練習しないと光ラーは流石に使いこなせないっしょー」 

美希「そうなの? 

これって、同じ色のやつをたくさん繋げればいいだけだよね? 

そんなに難しくないの」 

P(そう言うと、美希は俺と真美の目の前であっさりと天元をクリアして見せた。 

…流石は天才だな) 


26:2014/07/15(火) 15:12:03.43 :z6utTBqc0

ガチャ 

律子「ただいま戻りました」 

亜美「ただいまー!」 

伊織「ただいま…ってあずさ、何で階段を降りようとしてんのよ!」 

P「お帰り。収録お疲れ様」 

律子「お疲れ様です。 

って言っても、これからまたラジオの収録なんですけどね。 

…あら、美希のそれってパズドラ?」 

美希「! えっと、これはその…」 

律子「もう、それ位で怒ったりしないわよ。 

美希も今日の仕事は終わったんでしょ? 

お疲れ様」 

美希「お疲れ様なの」 

美希(怒られるかと思ってヒヤヒヤしたの)


28:2014/07/15(火) 15:19:52.27 :z6utTBqc0

P「それにしても、律子もパズドラのことを知ってるのか」 

律子「ええ、亜美に勧められて… 

それに世間の流行もチェックしておかないといけませんから」 

真美「それで、律ちゃんのリーダーはー?」 

律子「私のリーダーは、この子ね」 


『天上界の使途・エンジェル』 


P「へえ、エンジェルか。 

何か律子にピッタリだな」 

P(色んな意味で) 

律子「!? 

き、急に何を言い出すんですか…///」 

真美(律ちゃん…)


29:2014/07/15(火) 15:32:49.21 :z6utTBqc0

真美「それにしても、律っちゃんは水エンジェルにしたんだね。 

光の方が使いやすいんじゃないの?」 

律子「そう思ったんだけど、進化素材を取ろうと思ったら難し過ぎて…」 

P(まあ、エンジェリットは初心者にはきついよな) 

律子「それに、なんだか親近感が湧いて、こっちでもいいかなって思ったのよ」 

真美「こっちだと眼鏡かけてるもんね。 

お揃いだね、律っちゃん」 

P(後は単純に時間が足りないんだろうな。 

竜宮小町はいま勢いに乗ってるし、ゲームをやってる時間もほとんど無いだろう。 

でも、律子がパズドラにハマったら性格的にかなりのめり込みそうな気もする)


30:2014/07/15(火) 15:40:48.30 :z6utTBqc0

P「そういえば、真美は大小がリーダーだったけど亜美もリーダーは大小なのか?」 

亜美「んっふっふっー、甘いよ兄ちゃん。 

確かに亜美も大小を持ってるけど、双子だからって同じリーダーを使うとは限らないのだ。 

亜美のリーダーはこいつだー!」 


『永久の双星神・イズン&イズーナ』 


P「おお、光イズイズか」 

亜美「どう、めっちゃ可愛いっしょー 
?」


31:2014/07/15(火) 15:51:02.11 :z6utTBqc0

亜美「回復タイプなのにHPがめっちゃ伸びるし、可愛い子だけでPTが作れるのもいいよね! 

あと、双子ってところもめっちゃポイント高いよー!」 

P(神話的に言えば本当は双子じゃないんだけど、それは黙っておくか) 

真美「真美は大小PTにプラス振ってて」 

亜美「亜美はイズイズPTにプラス振ってるんだ」 

真美「やっぱ身近に強いリーダーを出せる人がいると便利だよね、いつでも出してもらえるし」 

亜美「そーそー! 

それにたまに真美のデータを使って遊んだりすると、いつもと違う遊び方ができて楽しいよね!」 

P「双子ならではの楽しみ方か、面白そうだな」


32:2014/07/15(火) 15:59:38.54 :z6utTBqc0

あずさ「ただいま戻りました」 

伊織「ったく、何でちょっと目を離しただけで事務所の前ですら迷子になるのよ」 

あずさ「ごめんなさいね、伊織ちゃん」 

伊織「ま、まあいつものことだしそんなに気にしてないわよ」 

あずさ「…うふふっ 

あら、皆さん携帯を出して何を…あら、パズドラですか」 

真美「あずさお姉ちゃん! 

ねえ、あずさお姉ちゃんはパズドラのリーダー何にしてるの?」 

あずさ「ええと、私は…この子ですね」 


『緑聖の豊麗神・フレイヤ』 


33:2014/07/15(火) 16:07:09.69 :z6utTBqc0

P(おお、これは…) 

律子「あら、可愛らしい子ですね」 

あずさ「はい、最初のガチャで出て来た子なので、とても気に入ってるんです」 

美希「何ともあずさらしいの」 

亜美「確かに、あずさお姉ちゃんにそっくりですなー」 

真美「その通りですなー。 

大きなお山が2つ…」 

伊織「何馬鹿なこと言ってるのよ。 

所詮はゲームのイラストじゃない」


36:2014/07/15(火) 16:18:21.20 :z6utTBqc0

亜美「もー、いおりんは素直じゃないなー。 

なんだかんだ言っていおりんだって結構パズドラやってるじゃん」 

伊織「あのね、ゲームなんて所詮は一時の暇潰しなのよ。 

そんなものに無駄にお金をかけたり、熱中してるようじゃこの先心配よ。 

あと、データ上のイラストで鼻の下を伸ばしたり、ね」ギロッ 

P(伊織の視線が痛いです) 

真美「むー、そんなに言うならいおりんのリーダーも見せてよ」 

伊織「私のリーダーはこれよ」 


『道名守の玄武・メイメイ』


43:2014/07/15(火) 16:36:18.25 :z6utTBqc0

P(一瞬でその場の空気が変わった。 

楽しくパズドラの話をしていたはずなのに、気が付けば笑ってはいけない765プロが始まっていた。 

亜美と真美は今にも吹き出しそうだ。 

そして、場の均衡を破ったのは、美希だった) 

美希「あはっ、でこちゃんってゲームの中でもでこちゃんを使ってるんだね。 

何だかおかしいの」 

P(伊織には申し訳ないが、美希の一言でその場にいた全員が吹き出してしまった) 

伊織「な、なあっ…」カアァッ 

P(そして、伊織の怒りは当然) 

伊織「美希ィィィィー!!」 

P(美希に向かった) 


47:2014/07/15(火) 16:48:49.70 :z6utTBqc0

P(伊織は顔を真っ赤にしながら美希を追いかけている) 

真美「み、ミキミキのアレは卑怯っしょー」 

亜美「あんなの笑わない方が無理だよー」 

律子「あんた達、笑い過ぎよ。 

伊織が可哀想…ック」プルプル 

あずさ「もう、皆ダメよ、そんなに笑っちゃ… 

私もあんまり強く言えないけど…」 

P「しかし、伊織のメイメイ、スキルレベルが微妙に上がってるな…」 

亜美「あー、そういえばこの前いおりん『何で上がらないのよ!』って怒りながらチェイサー集めてたっけ」 

P(さっきの妙に達観した台詞はそれが原因か)


48:2014/07/15(火) 16:58:38.05 :z6utTBqc0

P(何とか伊織を宥めることに成功して、律子と竜宮小町は次の収録に向かった) 

美希「でこちゃん本気で追いかけて来たから疲れたの… 

ミキちょっと休んでるね…zzz」 

P(眠るの早っ) 

真美「それにしても、知らなかったけど皆パズドラやってたんだねー」 

P「ああ、最近は皆忙しくなってこうやって話すのも久しぶりだったからな」 

真美「この調子だと、本当に皆パズドラやってたりして…」 



ガチャ 

やよい「ただいま戻りましたー!」 

真「ただいまー!」 

雪歩「ただいまですぅ」


49:2014/07/15(火) 17:06:33.18 :z6utTBqc0

P「お帰り。 

収録はどうだった?」 

やよい「ばっちりですー! 

真さんも雪歩さんもお料理のセンスが良くて、収録がすっごく早く終わったんですよ!」 

真「いやあ、やよいの教え方が上手かったおかげだよ」 

雪歩「やよいちゃん、私の知らないお料理のことたくさん知っていて、とっても勉強になりました」 

P「そうか、上手くいったみたいで良かった。お疲れさん。 

棚のお菓子、好きなの食べていいからな」 

真美「ねえねえ3人とも、もしかしてパズドラやってたりする?」


50:2014/07/15(火) 17:13:39.32 :z6utTBqc0

やよい「どうしたの突然?」 

真美「いやあ、さっきから皆に聞いてるんだけど、思ってたよりも皆遊んでてさー。 

もしかしたら全員やっているのでは…と思ったのだよ。 

やよいっちはどう?パズドラやってる?」 

やよい「あう、私は自分の携帯持ってないから… 

伊織ちゃんの携帯で遊ばせてもらったことはあるんだけど」 

真美「あり?でもやよいっちスマホ持ってるじゃん」 

やよい「これは社長さんがお仕事用にって渡してくれたものだから、遊ぶために使ったらダメなの!」 

P(やよいマジいい子)


54:2014/07/15(火) 17:23:01.73 :z6utTBqc0

やよい「あ、でも伊織ちゃんが見せてくれた『あるらうね』って子はすっごく可愛いなって思ったよ! 

『元気のおまじない』っていう技の名前もとっても素敵かなーって」 

P(確かに、やよいにはアルラウネがぴったりだな) 

真美「なるほどなるほど… 

連続記録はここで途絶えちゃったかー。 

それじゃあ次、まこちんは?」 

真「ボクはパズドラやってるよ。 

そんでもって、リーダーはこの子!」 


『薔薇戦姫・グレイスヴァルキリー 』


56:2014/07/15(火) 17:29:18.64 :z6utTBqc0

真美「おお、ヴァルだ!」 

真「やっぱり、かっこ良くて可愛いっていうのが魅力だよね! 

PTのメンバーも揃えやすいし」 

真美「真美と亜美も回復PT使ってるんだ! 
まこちん、良かったらフレンドになろうよ!」 

真「ホント!? 

へへっ、やーりぃ!」 

P(こういうのを見ると、なんか微笑ましい) 


57:2014/07/15(火) 17:41:04.30 :z6utTBqc0

真「ボクも、いつかヴァルみたいなフリフリのドレスを着てみたいなあ」チラッ 

P(善処します) 

雪歩「ダメだよ真ちゃん! 

真ちゃんにはフリフリのドレスより、かっこいい衣装の方が絶対に似合うよ!」 

P(真にヴァンパイアロードの衣装…似合いそうだな) 

真美「もー、雪ぴょんその辺にしときなYO」 

雪歩「あ…ごめんね、真ちゃん」 

真「いや、いつものことだし、大丈夫」 

真美(いつものことって…大丈夫なのかな?) 

真美「それより、雪ぴょんもパズドラやってる?」 

雪歩「うん、私のリーダーは…この子ですぅ」 


『煌命聖海神・イシス』


59:2014/07/15(火) 17:53:11.42 :z6utTBqc0

真美「光イシスかー。 

あんまり強そうな感じがしないんだよね」 

雪歩「そんなことないよ? 

水属性や体力タイプで統一したりできるし、バインドを回復してくれるし…」 

P(イシスは結構悪くない性能してるんだよな。 

強力なライバルが多いからなかなか目立たないけど) 

雪歩「それに、このイラストがとっても気に入ってるんだ。 

私もこんな風に綺麗な女性になれたらなぁ、って」 

真美「雪ぴょんならすぐになれるっしょー」 

やよい「雪歩さんスタイル良いですから、すぐにイシスさんにも追いついちゃいますね!」 

雪歩「そ、そんなこと… 

私なんて、ひんそーでちんちくりんで…」 

アナホッテウマッテマスー! 
ユキホー! 

P(いつもの風景)


60:2014/07/15(火) 18:03:46.77 :z6utTBqc0

P(その後、やよい、真、雪歩は家の用事があるとのことで帰宅した) 

P「なあ真美」 

真美「何、兄ちゃん?」 

P「お前、この後レッスンだろ。 

いい加減準備を…」 

真美「わかってるYO! 

でも、ここで終わっちゃったら、なーんか中途半端な感じでイヤじゃん? 

真美、ここまで来たんだから最後までやり遂げたい!」 

P「お前はその情熱をもう少し仕事に… 

まあいいか、あいつらもすぐ戻るだろうし。 

その代わり、すぐレッスンに行ける準備はしておけよ」 

真美「ラジャー!」 



ガチャ 

響「ただいまだぞー!」 

貴音「ただいま戻りました」


62:2014/07/15(火) 18:14:07.18 :z6utTBqc0

P「お帰り、レッスンお疲れ様」 

響「今日のレッスンはすごくきつかったぞ… 

自分、もうくたくたさー」 

貴音「しかし、非常に充実しておりました。 

今から次のらいぶが楽しみです」 

真美「ねえねえ、ひびきん、お姫ちん、2人ともパズドラやってる?」 

貴音「真美、突然どうしたのです?」 

真美「かくかくしかじか!」 

貴音「まるまるうまうま、なるほど、そういうことでしたか」 

響(自分全然分からなかったぞ)


65:2014/07/15(火) 18:25:04.07 :z6utTBqc0

貴音「それで響、あなたはどのもんすたぁを使っているのですか?」 

響「え? …ああそういうことか。 

自分が使っているのはこいつさー!」 


『金毛の猿神・孫悟空』 


真美「なるほど、そう来たか。 

ひびきんらしいね!」 

響「名前も付けたんだ! 

孫悟空のサル太郎っていうんだぞ! 

それにすっごく強いんだ! 

ドロップを8個以上繋げると、すごい攻撃になるんだぞ!」 

響(結構繋げるの失敗しちゃうけど) 

P(結構LSの発動失敗してそうだな)


70:2014/07/15(火) 18:34:58.71 :z6utTBqc0

真美「それじゃあお姫ちんは? 

正直、パズドラやってるイメージがあんまり無いけど…」 

P(というか、スマホを扱ってるイメージが無い) 

貴音「ふふ、わたくしも嗜んでおりますよ。 

使っているのはこの方です」 


『夜想詠神・ツクヨミ』 


真美「…あれ?」 

貴音「どうかしましたか、真美?」 

「お姫ちん、光ヨミと間違えてない? 

闇ヨミだと攻撃の倍率上がんないよ?」 

貴音「いえ、これで合っていますよ」


74:2014/07/15(火) 18:49:51.20 :z6utTBqc0

貴音「確かに、強い攻撃力を追い求めるのがあるべき姿かもしれません。 

しかし、心を落ち着け、与えられた盤面の中でできうる限りのこんぼを繋げていくのもまた一興。 

ただ最強を追い求める以外にも、様々な遊び方ができるのがこのげえむの魅力ではないでしょうか。 

真美「うーん、真美にはよく分かんないや」 

貴音「…真美は回復たいぷを良く使うようですね。 

それはなぜですか?」 

真美「ゴツゴツしたモンスターより、可愛いPTで行けた方が楽しいから!」 

貴音「つまり、そういうことです」クスッ 

真美「あっ、そういうことか! 

ありがと、お姫ちん!」


76:2014/07/15(火) 18:57:58.82 :z6utTBqc0

P「…」 

響「どうしたんだ、プロデューサー?」 

P「いや、何でもない」 

P(確かに、真美が言ったように闇ヨミはLSで攻撃力が上がらないから普段リーダーとして使われることはない。 

だが、あるモンスターと組み合わせて使うと、かなり強力なPTを作ることが出来る… 

貴音の奴、まさか…) 

貴音「」チラッ 

P「?」 

貴音「」ニコッ 

P「!!」 


響「プロデューサー?ほんとに大丈夫か?」 


P(…まさか、な) 


77:2014/07/15(火) 19:06:33.98 :z6utTBqc0

P(美希がこのままだとずっと眠り続けてしまいそうだったので、響と貴音に頼んで起こして連れ帰ってもらった。 

そして…事務所には再び俺と真美だけになった) 


P「真美、もう十分満足したろ? 

もうレッスンの時間だ。行って来い」 

真美「…まだだよ」 

P「何?」 

真美「まだ兄ちゃんの分が、終わってない」 

P(…もう逃げられない、か)


78:2014/07/15(火) 19:15:34.25 :z6utTBqc0

真美「兄ちゃん、さっき真美が『本当は詳しいんじゃないの?』って聞いてから、ほとんど会話に入って来なくなっちゃうんだもん。 

会話の中心から離れて黙々と仕事なんて、兄ちゃんらしくないよ。 

…それに、さっき兄ちゃんの携帯を覗いた時に見えちゃったんだ。 

…兄ちゃんのPT、赤おでんばっかりだった」 

P「…!」 

真美「…やっぱり、見間違いじゃなかったんだね」


79:2014/07/15(火) 19:23:36.16 :z6utTBqc0

真美「もう言い逃れしても無駄だかんね。 

兄ちゃんのbox、見せて」 

真美(だいたい予想は付いてたけど、兄ちゃんのboxはすごいことになってた。 

神タイプ、フェス限定、コラボガチャは全コンプ。 

プラス297は50体以上。 

そして極め付けは…) 

真美「ランク、680!?」 


83:2014/07/15(火) 19:33:45.09 :z6utTBqc0

真美(でも、おかしい。 

兄ちゃんは仕事が忙しく、遊ぶ時間なんてほとんどなかったはずだ。 

レアモンスターやプラスはガチャを引けば補えるけど、ランクだけはそうはいかない。 

どれだけ必要かは分かんないけど、かなりの回数ダンジョンをクリアしないといけない。 

一体どういうこと…) 



ガチャ 

小鳥「ただいま戻りました。」 

P「おかえりなさい、音無さん」 

真美「おかえり、ピヨちゃん」 

小鳥「あら、真美ちゃん…? 

もうレッスンの時間のはずじゃ…」 

P「音無さん」 

小鳥「はい?」 



P「真美にパズドラのこと、ばれちゃいました」


86:2014/07/15(火) 19:42:16.86 :z6utTBqc0

真美「….つまり」 

P「俺がガチャを回しまくって」 

小鳥「私がダンジョンを回しまくっていました…」 


真美(考えてみれば簡単な話で、協力してプレイしていたのは真美と亜美だけじゃなかったんだ。 

兄ちゃんに足りなかったダンジョンを回す時間をピヨちゃんが補っていた。 

それだけの話だ) 

小鳥「…一応言っておくけど、仕事をサボっていたわけではないのよ? 

ただ、空いた時間にちょっと…」 

真美「ピヨちゃん」 

小鳥「はい」 

真美「お仕事の時間にゲームをする大人って、どうかと思う」 

小鳥「」


89:2014/07/15(火) 19:50:13.71 :z6utTBqc0

真美「兄ちゃんもどうして黙ってたりしたのさ? 

別に言ってくれても良かったのに…」 

P「だって、ソシャゲに課金なんていいイメージが無いからなあ…」 

真美(最初は流行りのゲームを試しにやってみよう、という感じだったらしい。 

そして何となくガチャを引いてみたらいつの間にか止まらなくなり、コンプしないと気が済まなくなっていた。 

そしてある時友人にboxを見せたら…) 

真美「ドン引きされたんだ」 

P「ああ」 


94:2014/07/15(火) 20:03:25.14 :z6utTBqc0

P「アイドルからしてみれば、ソシャゲに数百万も課金するプロデューサーって、あんまりいい印象じゃないだろう? 

下手したら嫌われるんじゃないかって…」 

真美「…馬鹿だなあ、兄ちゃんは」 

P「え?」 

真美「そんなことくらいで、兄ちゃんのこと嫌いになるわけ無いっしょー。 

それよりも、兄ちゃんに隠し事されたことの方がショックだった。 

もしかしたら、嫌われたんじゃないかって…」 

P「そんな事…」 

真美「それに、どんな事にお金を使おうが兄ちゃんが働いて稼いだお金なんだから、何に使おうが兄ちゃんの勝手だよ。 

文句なんて言いたい人にだけ言わせておけばいいんだよ」 

P「真美…」 

真美「兄ちゃん、真美達のこと信じてよね 
。 

765プロの仲間なんだから!」 

P「…ありがとう」


96:2014/07/15(火) 20:13:30.57 :z6utTBqc0

P(翌日、皆に俺のパズドラのデータについて打ち明けた。 

やよいは課金学を聞いて目を回していたが、他の子達からは思ったよりも非難の目は向けられなかった。 


律子に仕事中にゲームをしないこと、という念書を書かされたので、しばらくはパズドラのペースは下がるだろう。 

でも、新たに増えた12人のフレンドのおかげで、俺のパズドラは今までよりもずっと楽しいものになるだろう) 


97:2014/07/15(火) 20:18:35.12 :z6utTBqc0

トト&ソティス降臨記念ということで、書いてみました。何とか始まる前に終えることができた… 

各アイドルがどんなモンスターを使うかなどを考えるのはなかなか楽しかったです。 

降臨をある程度遊んでから、おまけを投下予定です。 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。





107:2014/07/15(火) 22:49:50.06 :z6utTBqc0

おまけを投下していきます。


111:2014/07/15(火) 22:55:25.34 :z6utTBqc0

某日、テレビ局 



P(今日は真美達の出る歌番組の付き添いだ) 

?「お、765プロじゃねえか」 

P「なんだ、羅刹じゃないか」 

羅刹「誰が羅刹だ! 

冬馬だよ、天ヶ瀬冬馬!!」 

P「冗談だよ、久しぶりだな、冬馬。 

ジュピターの2人も」 

北斗「どうも」 

翔太「こんにちはー」


112:2014/07/15(火) 23:02:40.69 :z6utTBqc0

P「ジュピターもまた人気が出て来たみたいだな。 

次クールからレギュラー3つなんて凄いじゃないか」 

冬馬「まだまだだぜ、俺達が目指すのは頂点だけだ! 

すぐに追いついてやるから、首を洗って待ってろよ!」 

P「ああ、楽しみにしてるよ」 

翔太「冬馬君は相変わらず熱いなー」 

北斗「まあ、それがいいところでもあるんだけどね」


114:2014/07/15(火) 23:11:33.31 :z6utTBqc0

北斗「そういえば、新しいパズドラのCM見ましたよ。 

皆活き活きとしていて、良かったです」 

翔太「ああ、765プロのアイドル全員でパズドラやってるアレ? 

すっごい楽しそうだったよねー」 

P「そう言ってもらえると嬉しいよ。 

偶々パズドラのプロデューサーと会う機会があってな、事務所内でパズドラが流行ってるって話をしたらトントン拍子で話が決まったんだ」 

北斗「それはまた、すごいですね…」 

冬馬「765プロがCMに出たからって、パズドラの実力は負けてねえからな!」 


116:2014/07/15(火) 23:19:10.75 :z6utTBqc0

翔太「冬馬君、いくら何でも無理に張り合おうとしすぎだって」アハハ 

冬馬「うるせえ! 

何事も勝負は全力なんだよ!」 

北斗「冬馬、熱くなるのはいいが程々にな」 

P「冬馬の口振りだと、お前達も結構パズドラをやってるみたいだな。 

良かったらどんなPTを使ってるか見せてくれないか?」 

冬馬「おう!いいぜ。 

これが、俺達ジュピターの使うモンスターだぜ!」 


『覚醒ゼウス・ディオス』


118:2014/07/15(火) 23:30:32.96 :z6utTBqc0

P(…何となくそんな予感がしたが、まさか予想が当たるとは) 

冬馬「フッ、あまりの強さに言葉も出ねえみたいだな」 

P(あ、よく見たらハイパーだこれ) 

冬馬「苦労したぜ…ここまで育てるのに。 

だが、ガチャ限にも負けないステータス、強力なスキル、まさに俺達に相応しいモンスター、だぜ!」 

P「お、おうそうだな」 


北斗(…すいません、Pさん、冬馬のやつ、熱くなってしまって)ヒソヒソ 

P(いいさ。実際、ディオスはかなり強力な性能を持ってるから。 

ただ…な?)ヒソヒソ 

北斗(ええ、まあ…アレですね。) 


120:2014/07/15(火) 23:38:14.06 :z6utTBqc0

翔太(冬馬君、ディオスに結構思い入れがあるみたい。 

スキルにボク達のユニット名が入ってるし、育てるのにも苦労してたし…)ヒソヒソ 

P(お前達は他のモンスターを使ったりしないのか?)ヒソヒソ 

北斗(たまに冬馬に隠れて使ったりはしてますけど、やっぱりこいつですね。 

長く使ってると、俺まで愛着が湧いて来ちゃって)ヒソヒソ 

翔太(ボクもそんな感じ。 

まあ、これはこれで楽しいからいいんだけどね)ヒソヒソ 

冬馬「おい、お前らさっきから何コソコソ話してんだよ!」 

P「…冬馬」 

冬馬「な、何だよ」 

P「いい友達を持ったな」 


121:2014/07/15(火) 23:47:45.28 :z6utTBqc0

冬馬「おう! 

こいつらは最高の仲間で、最高のダチだからな! 

こいつらとなら、トップだって目指せる! 

だから待ってろ765プロ、すぐ追いついてやる!」ビシッ 

北斗「じゃあ俺達はそろそろ行きます。 

また近い内に会いましょう」 

翔太「じゃーねー」 

P「ああ、また会おうな」 




北斗「…それにしても冬馬、さっきのはちょっとクサすぎじゃないか?」 

翔太「そうそう、あんな目立つところで叫んじゃって、驚いちゃったよ。」 

冬馬「う、うるせえ! 

俺だって恥ずかしかったんだ」 

北斗「…まあ、悪くは無いけどな」 

翔太「…そうだね」ヘヘッ


124:2014/07/15(火) 23:56:01.75 :z6utTBqc0

ほぼ同時刻、961プロ 

黒井「…挑戦すること三十数回、遂にここまで来た。 

さあ、暗黒覚醒ゼウスよ、我がアヌビスパーティの絶対的火力の前に沈むが良い!」 


『闇獄冥狼神・アヌビス』 


黒井「行くぞ!継界召龍陣!!」 


盤面:火25個、闇5個 


黒井「…おのれええええええ!!!!」 


125:2014/07/16(水) 00:03:13.16 :xYL3OIhn0

高木「黒井め、変な意地を張らないで光アヌビスにすれば良かったものを… 

まあ、あの陣ではどうしようもなかったか」ハハハ 

高木「ちなみに、私の使っているリーダーはこいつだ」 


『国造の神・オオクニヌシ』 


高木「自分の実力に見合ったリーダーを選ばないと、パズドラは楽しめないからね。 

諸君も、お気に入りのリーダーを見つけてパズドラを楽しんでくれたまえ! 

もちろん、プロデュースも怠らずにね?」 



おわり


126:2014/07/16(水) 00:13:53.97 :xYL3OIhn0

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。 


元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405395098/