P「くぅ~オヤツの時間だな」 

ちひろ「もうそんな時間ですか……。少し休みますか」 

P「なんか小腹が空いたな」 

ライラ「アイス!!」 

桃華「ティーパーティー!!」 

ありす「クッキー……!!」 

P「相変わらずねだる気満々だな。おい」 

みく「何か作ってあげればいいんじゃにゃい?」ペラ 

P「何かか。でもオヤツというかスイーツ系は作れないの知ってるだろう」 

みく「うん」 

P「まぁいいか。普通にコンビニいくべ」 

「「「えー」」」 

P「そう文句垂れるな。そら、コンビニいくぞ」 

みく「ねぇPチャン。みくも小腹空いたから何か作って欲しいにゃ」ペラ 

P「だから甘いものは作れないんだってば」 

みく「甘くなくていいにゃ。何か軽く食べれるもの。サンドイッチとか」ペラ 

P「サンドイッチか……。そのくらいなら確かに作れるな。材料あったかな」ガサゴソ


2:2014/07/13(日) 21:33:53.19 :gbnE/5tgo

桃華「Pちゃまはみくさんにだけ露骨に優しいですわ」 

雪美「不公平……」 

ライラ「アイス……」 

P「え、いや、そんなことないよ」デレデレ 

みく「そういうのウザいだけだからやめたほうがいいにゃ」ペラ 

P「みくはクールだなぁ……。ずっと雑誌読んでるし……」 

桃華「それで何か出来そうですの?」 

P「うーん。サンドイッチは出来ないけどホットドックは出来るな」 

雪美「ホットドック……?」 

P「そ。まぁ少し待ってろ。これならすぐに出来るから」 

桃華「……それでみくさんはいつもPちゃまの手作りご飯を食べてまして?」 

みく「いつもじゃないにゃ。たまににゃ」ペラ 

桃華「前はあんなにデレデレでしたのに今はまるでキュートからクールに 
   チェンジしたみたいに落ち着いてますわ。それは余裕でして?」 

みく「……桃華チャンはみくとPチャンが四六時中引っ付いてデレデレしてるのみたいにゃ?」 

桃華「……見たくないですわ」 

みく「そういうことにゃ」 

桃華「大人ですわね……」 

P「出来たぞー」 

桃華「本当に早いですわ!」 

ライラ「フォークとナイフを用意しますです」 

P「いらんいらん。手で食え。ああ、でもパンも熱くなってるからな」 

桃華「……パンにソーセージが挟んであるだけ、ですの」 

P「マスタードもあるぞ」 

桃華「これは料理と言いますの?」 

P「言うんじゃないかな。まぁ食ってみろ」 

桃華「そう言われましてもこの程度じゃわたくしは満足」パリッ 

桃華「!?」 

ライラ「おお! ソーセージがパリッとはじけますよ!」 

桃華「パンも焼いただけなのに香ばしく食欲をそそりますの!」 

雪美「」ガツガツ 

みく「さらにこれにマスタードをかけると……?」 

桃華「ピリッとした辛さがアクセントに! こんな単純な素材なのにこんなにおいしいなんて!」 

ライラ「!? ライラさんのホットドックが消えたです!」モグモグ 

P「一瞬で平らげただろ。自分で。ちなみにおかわりはないぞ」 

雪美「」ガックリ 

桃華「しかしなぜこんなにもパリッと……」 

P「茹でたからかね。ぶっちゃけ特殊なことはしてないし」 

桃華「1+1は2というわけではないのですね」 

P「まぁな」 

ちひろ(あれ、私の分は?)


3:2014/07/13(日) 21:34:20.06 :gbnE/5tgo

別の日 

P「今日はなんか仕事が少なそうだな。ちょっと手の込んだ物でも軽食に作ろうかな」 

雪美「」ガタッ 

雫「わーい。おやつですー」 

七海「何を作るんれす~?」 

P「そうだな……。確か雫の家の牛乳があるからあれを使って何か作るか」 

雫「何を作るんでしょうねー」 

雪美「この前は……ホットドックだった……」 

七海「いいれすね~。牛乳を使った簡単レシピってなんれしょ~」 

雫「うーん。甘いのは作れないんですよね~」 

雪美「うん……」 

七海「……グラタン?」 

雫「それはちょっと時間がかかる気がしますー。 
  もっと簡単そうなー……。コーンポタージュ?」 

雪美「軽食……?」 

P「うーっす。出来たぞー」 

雫「待ってましたー」 

七海「さぁ答えはなんれすか~」 

雪美「これは……」


4:2014/07/13(日) 21:34:45.94 :gbnE/5tgo

P「フレンチトーストだ。お好みでハチミツもどうぞ」 

雫「わー、おいしそうですー」 

七海「思ったよりもスイーツっぽいのが出てきたれす~」 

P「このぐらいなら朝食に作るからな。ほら、お食べお食べ」 

雪美「」モグモグ 

雫「思ったより染み込んでて、しかもふわふわですー!」 

七海「パンも一口サイズにカットしてるから食べやすいれすね~」 

P「本格的に作るとなると一日とか浸すらしいけどそこまでやるのはめんどくせえ。 
 小さければ染み込むのも早くなるし、焼くのも簡単だからな」 

雫「おかわりはないんですかー?」 

P「そんなに作ってないよ。小腹埋めるだけだしな」 

七海「今度はお魚料理が食べたいれす~」 

P「魚料理の軽食ってなんだ……?」


5:2014/07/13(日) 21:35:11.98 :gbnE/5tgo

別の日 

P「むー、昼飯が足りなかったかな。どら、ちょっと作るかねー」 

雪美「」ガタッ 

ありす「何か作りましょうか」 

桃華「ありすさんは座っててくださいまし」 

ありす「えっ……」 

P「今日はイチゴがないしまた今度な。でも他の物は色々あるな」ガサゴソ 

ありす「私だって料理の練習をしているんですよ」 

桃華「イチゴ以外の料理をしてまして?」 

ありす「……イチゴ以外の料理?」 

桃華「その何を言っているのかわからないって反応でもう十分ですわ」 

ありす「でもイチゴを使った簡単な料理……。例えばイチゴの練乳かけとか出来ますよ」 

桃華「それは料理ですの……?」 

ありす「Pさんももっとイチゴを使うべきです」 

桃華「ありすさんはいつからそんなイチゴ好きになってしまったのでしょう」 

P「出来たぞー」 

雪美「……?」 

ありす「これは……」 

桃華「なんですの?」


6:2014/07/13(日) 21:35:39.15 :gbnE/5tgo

P「正式な名前は知らん。俺はホールインワントーストって教えられたけど 
 どこにも載ってないんだよな」 

ありす「パンの中央に入っているのはタマゴ……ですよね」 

P「ああ、そうだ。まぁとりあえず熱いうちに食べろ。ナイフとフォーク使ったほうがいいぞ」 

ありす「確かに持つには熱そうですね。いただきます」 

桃華「……!! これは!」 

雪美「」モグモグ 

P「パンは切ってないものを買ってくる。市販で売ってるやつじゃちょっと薄いからな。 
 それを厚切りした後、中央にコップか何かで穴を作る。あまり深く掘ると貫通するから 
 慎重にな。そこに別に用意しておいた半熟タマゴを入れる。生のまま入れてもいいが 
 中のほうに熱が届かない場合があるからな。予め調理しておいたほうがいい。その後、 
 パンの表面にバターを塗って、マヨネーズを少しかける。で、オーブントースターだ。 
 表面に焼き目がついたら完成。ハチミツをかけるのもいいかもしれないな」 

桃華「発想としてはハニートーストに近いですわね」 

P「まぁそうだな。あそこまで厚切りにはしないし、ごてごてでもないけど。 
 市販のパンならマヨネーズの囲いを作ってその中にタマゴを落としてオーブンってのも 
 ある」 

ありす「……Pさん。料理教えてください」 

P「えー、俺教えるの下手だからヤダ。ちひろさんとかに教えてもらってよ」 

雪美「」モグモグ 

ありす「ちひろさんは料理出来ないじゃないですか」 

ちひろ「え゛っ!? そそそそんなことないですよ?」 

P「能ある鷹は爪を隠すって言うだろ? それだよ」 

ありす「なるほど。では今度教えてくださいね」 

ちひろ「」ダラダラダラダラ 

雪美「おいしかった……」 

P「そりゃよかった。……雪美、ちょっとこっちこい」 

雪美「何……?」テクテク 

P「」フニフニ 

桃華「Pちゃま! レディーのお腹を揉むなんて!」 

ありす「セクハラですよ! セクハラ!」 

P「お前、太っただろ」 

雪美「え」 

P「最近ずっと軽食取ってたからな。選ぶんだな。ダンスを頑張るか軽食を諦めるか」 

雪美「レッスン……行って来る……!」 

その後、雪美がヘレンとサンバを踊るユニットを組んだのはまた別のお話。


7:2014/07/13(日) 21:36:05.72 :gbnE/5tgo

別の日 

P「あれ、もうこんな時間か」 

みく「丑三つ時ってやつにゃ」 

P「なんか小腹すかね?」 

みく「お、作っちゃう?」 

P「作るぜぇ~超作るぜぇ~」 

みく「今日のメニューは!?」 

P「ダカダカダカダカダン! 冷蔵庫オープン!」ガチャ 

P「やべぇ、何もねぇや」 

みく「みくの期待返して!」 

P「しまったな。買い出しは明日しようと思ってたんだ。あるのは米とタマゴと調味料」 

みく「ということは……?」 

P「チャーハンの時間だああああああああ!!」 

みく「具ナシチャーハンにゃ!」 

P「まずは油の代わりにマヨネーズをフライパンにいれまーす」 

P「溶け始めたらご飯入れてよくかき混ぜて炒めまーす」 

P「次にタマゴを入れてかき混ぜまーす」 

P「後は塩と胡椒を少し振って……」 

P「出来上がり!!」 

みく「いっただっきまーす!」 

みく「うまいにゃ! やっぱりPチャンの飯は最高にゃ!」 

P「だろう?」 

みく「……最近Pチャンみんなにばっか作っててみくに全然作ってくれなかったにゃ。 
   でも許してあげるにゃ」 

P「おう。ありがとな」 

みく「よし、腹ごしらえも済んだし続きするにゃ!」 

P「よーし、じゃあ俺の番からな。アンタップ、アップキープ、ドローはなし、と」


8:2014/07/13(日) 21:38:36.85 :gbnE/5tgo

以上 
スレタイ立てた後にミスってるの気付いたけどまぁいいや。 
ホールインワントーストは本当に正式名称わからないからぐぐってもでない。 
うまそうな飯の描写ってやっぱり難しいわ。 

これに似た何か 


元スレ
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