■関連SS
雪歩「私は強くなりたい」
P「春香が分裂した?」
春閣下「PPP臨時集会を始めます」
美希「ハニー!!」
P「……あれ?」春香「どうしたんですか?」
春香「プロデューサーさんwwww今wwwwどんな気持ちですかwwww」
P「この電車は何処に……?」
「走れ千早」
春香「これはプロデューサーさんの……?」
やよい「お兄ちゃんはプロデューサーです!」
真美「兄ちゃん? 寝てるの?」亜美「チャーンス!」
春香「そろそろ寝ようか」真「そうだね」


1:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 13:42:08.62 :KuLQNSpz0

短い予定です。 

千早「そうね……明日も早いもの」 

雪歩「えへへ……真ちゃんの隣♪」 

春香「電気消すよ」 

真「うん」 

カチッ 

雪歩「……」 

雪歩「タラちゃんですぅ」 

全員「!?」


2:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 13:46:21.73 :C9VZRMsD0

カチッ 

春香「何!? 今の誰!?」 

千早「ぶふっ……! ぶくくくく……!」 

春香「見てよ! 千早ちゃんが大変なことになってるじゃない!」 

真「ゆ、雪歩!」 

雪歩「ご、ごめんね……? つい……」 

春香「もう寝るからやめてよ? 千早ちゃん、大丈夫?」 

千早「え、ええ……」 

カチッ


3:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 14:03:01.44 :C9VZRMsD0

春香「……」 

千早「……」 

真「……」 

雪歩「……」 

雪歩「……」 

雪歩「イクラちゃーん」 

真「ハーイ」 

春香&千早「!?」


5:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 14:20:41.01 :C9VZRMsD0

カチッ 

春香「何? 二人で打ち合わせでもしてたの?」 

千早「ぶく!? ぷはははは……!」 

春香「千早ちゃんのキャラが崩壊したじゃない!?」 

雪歩「ごめんなさい……」 

真「そろそろ来るかなぁって思ってたら……つい」 

春香「今度こそ寝るからね? 千早ちゃん」 

千早「だ、だい……じょうぶよ……ぷくく……!」 

春香「千早ちゃん……」 

カチッ


10:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 21:56:15.05 :2nfXf0/40

春香「……」 

千早「……」 

真「……」 

雪歩「……!」 ティン! 

雪歩「真ちゃん、真ちゃん」小声 

真「うん?」小声 

雪歩「私、電車で席が空いてても、扉の近くに立つんだけど……真ちゃんは?」 

真「ボクは座るけど……」 

雪歩「……へぇ」 

真「それでどうしたの?」 

雪歩「終わりだよ?」 

千早「ぶふ……!?」


11:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 22:20:42.46 :oPlE4B0r0

カチッ 

春香「いい加減にしてよ!」 

千早「くっくくく……!」 

春香「今の千早ちゃんは、箸が転がっても笑うぐらい不安定なんだよ? 何で、オチもない話をするの!?」 

真「そんなに怒らなくても……」 

雪歩「ごめんね? 春香ちゃん」 

春香「私は夢の中でプロデューサーさんとあんなことやこんなことしたいの! だから、もう寝るよ!」 

カチッ


16:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 23:12:06.92 :+ZlWaavp0

春香「プロデューサーさん……カブトムシで何するんですかぁ……ふふ……zzz」 

千早「……!」ぷるぷる 

雪歩「……」 

真「……」 

千早「……」←落ち着いた 

雪歩「……」 

真「……」 

雪歩「……ぶふっ!」 

真「くふ……!」 

千早「ぶは……!」 

春香「え、何が起きたの!? 本当に!」 


17:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 23:18:55.12 :sB43HBv00

カチッ 

春香「私、せっかくプロデューサーさんの夢を見てたんだけど!」 

千早「ご、ごめんなさ……くふっ!」 

雪歩「春香ちゃん。千早ちゃんも謝ってるから……」 

春香「雪歩のせいだよね? 何でみんな、おかしなテンションになってるの!?」 

真「アレだよ。静まり返った間に一人でも耐えられなくなったなったら、連鎖的にーー」 

春香「私は寝たいの!」 

カチッ


18:◆IIiEuGs1j.:2014/05/24(土) 23:24:28.51 :0ndF7N3k0

春香「……くー……プロデューサーさん……」 

真「春香の寝言が気になって寝れないんだけど……」 

雪歩「!」ティン! 

雪歩「春香……」 

春香「むにゃ……何ですか……プロデューサーさん……」 

真「会話してる……」 

千早「……!」ぷるぷる


19:◆IIiEuGs1j.:2014/05/25(日) 11:21:13.05 :LsReVYhg0

雪歩「とうとうやったな…….」 

春香「はい……プロデューサーさんのお陰です……」 

雪歩「いいや。春香の頑張りがなかったら、ここまで来れなかったよ」 

春香「私だって……プロデューサーさんが居ないと……ここまで来れませんでしたよ?」 

雪歩「じゃあ……お互いに頑張った、でいいか?」 

春香「はい……うふふ」 

雪歩「あはは……」 

真「何なの、何なのこれ……」 

千早「……!」ぷるぷる


21:◆IIiEuGs1j.:2014/05/26(月) 12:57:46.73 :b/Ztusy50

雪歩「そうだ! 何かご褒美とか欲しくないか?」 

春香「ご、ご褒美……ですか……?」 

雪歩「ああ。春香は誰よりも頑張ってるからな!」 

春香「……違います……」 

雪歩「春香?」 

春香「私……頑張るしかなかったんです……」 

春香「みんなと違って……私は何もないから……」 

雪歩「春香……」


22:◆IIiEuGs1j.:2014/05/26(月) 13:09:33.37 :akXTFVBC0

注意! 春香さんは眠ってます。 

春香「……千早ちゃんと違って歌も上手くない……やよいと違って可愛くない……美希と違って早く寝付……キラキラできない」 

春香「あずささんと違って綺麗じゃない、亜美や真美と違ってみんなを和ませることも出来ない」 

春香「響ちゃんと違ってダンスも出来ない、貴音さんの雰囲気は私には出せない……」 

春香「真みたいに格好良くなれない、雪歩みたいに穴は掘れないし、強くもない……」 

注意! 春香さんは眠ってます。 

雪歩「……」 

春香「……私には何もない……頑張ることしか、出来なかったんです……」 

雪歩「……それは違う」ぎゅっ 

春香「……プロデューサー……さん……?」


23:◆IIiEuGs1j.:2014/05/26(月) 13:31:27.32 :akXTFVBC0

P「春香には春香の良さがあり、みんなにはみんなの良さがあるんだ」 

真「プロデューサー!?」 

千早「いいえ……違う。よく見て」 

P「春香がみんなになれないのは当たり前だろ?」 

雪歩「春香がみんなになれないのと同じで、みんなは春香にはなれない……つまり」 

雪歩P「みんなには真似できない春香の良さがあるんだ」 

真「雪歩の演技力がプロデューサーの幻を見せてるとでも言うのか!?」 

千早「違う。今の萩原さんはプロデューサー、そのもの……彼女は今、踏み出したのよ」 

千早&真「トップアイドルの領域に……!」


25:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 14:40:06.97 :0+lqHG650

春香「……そんなの……そんなの私には……」 

雪歩「まあ、確かに自分では気づかないかもな……春香の魅力は、笑顔だよ」 

春香「……え?」 

雪歩「俺も春香の笑顔に何度、励まされたことか……」 

春香「……そんな……私は……」 

雪歩「春香はそのつもりじゃなかったら……それは余計に凄いことなんだよ」 

春香「……プロデューサーさん……」 

雪歩「俺だけじゃない。他のみんなも春香に助けられている筈だ……だから」ぎゅっ 

春香「……ぷ、プロデューサーさん……!?」 

雪歩「自分には何もないなんて、言わないでくれ……頼む」


26:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 21:04:54.53 :1aitP/Wz0

春香「……プロデューサーさん……」 

真「ボク達はどうしょうか」 

千早「BGMが足りないわ。機械がないから……私達で歌いましょう」 

真「あ、良いね」 

千早&真「夜のショーウィンドウに♪」 

春香「……ありがとうございます……プロデューサーさんがそう言ってくれるなら……私、何処までも、何時までも頑張れます……!」 

雪歩「……春香……先ずは、笑顔から始めないとな?」ふきふき 

春香「……はい……!」


30:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 21:26:53.55 :1aitP/Wz0

春香「……プロデューサーさん……あの……」 

雪歩「ん?」 

春香「私……プロデューサーさんのことが……」 

千早&真「じゃあねなんて言わないで♪ またねって言って♪」 

雪歩「……春香……その先は俺に言わせてくれ」 

春香「……え……?」 

雪歩「……春香。俺は……お前のことが、好きだ」 

春香「……!」 

千早&真「私のモノにならなくていい♪ そばにいるだけでいい♪」


31:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 21:36:15.06 :zPqzVjcl0

春香「……う……ぐす……」 

雪歩「おいおい、また泣いてるのか?」 

春香「……こ、今度は……嬉し泣きだから……良いんです……!」 

雪歩「ま、今はいいか……」 

春香「……プロデューサーさん……」 

雪歩「……ああ」 

春香「……私も……プロデューサーさんのことが……」 

雪歩「それは、本人に言った方が良いんじゃないかな?」 

春香「……え……雪歩……あれ……?」 

雪歩「おはよう」にこっ 

春香「……」ピキッ


34:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 21:41:16.81 :gic8531V0

雪歩「……」正座 

千早「……」正座 

真「……」正座 

春香「……言いたいことある?」 

雪歩「……私は春香ちゃんにいい夢を見てもらおうと……」 

春香「へぇ……そうなんだ?」 

真「春香が怒ってるよ……」 

千早「別の歌が良かったのかしら……」 

真「ダンス付きじゃなかったからかも……」 

千早「……あり得るわ」 

春香「二人とも、少しだけ黙ってて?」 

千早&真「はい」

 
35:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 21:50:30.32 :/3gbdOEW0

雪歩「今からでも寝よう?」 

春香「目が冴えちゃったよ! もう寝れる気がしないよ!」 

雪歩「でも……夜は寝る時間だよ?」 

春香「雪歩がそれ言うの!? もう、今日はみんな、寝かさないから!」 

雪歩「理不尽だよぉ……」 

春香「そ、それに……私がプロデューサーさんのことが……好きってこともバラされちゃったし……」 

真(前から知ってたけど……) 

千早(……可愛い)


36:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 21:56:58.83 :rS871Ttr0

春香「とにかく! みんなの好きな人を聞き出すまで寝かさないから!」 

雪歩「そんな……」 

千早「……私は構わないのだけど」 

真「まあ……ボクも」 

春香「?」 

千早「……後ろの人を納得させてから、かしら」 

律子「……」 

春香「……」 

律子「そんなに寝たくないのなら、朝まで説教コース……なんて、どうかしら?」 

春香「……え」


37:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 22:11:23.97 :wX5AHlt80

そして……朝。 

春香「うぅ……結局、朝まで説教だったよ……」 

P「災難だったな。春香」 

春香「ぷ、プロデューサーさん……!」 

P「律子もあんなに怒ることないのにな……でも、事情ぐらい話したら良かったんじゃないか?」 

春香「あー……話せないていうか……なんて言うか……私も騒いだ時点で同罪ですし……」 

P「ん? ……そうか」


38:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 22:15:57.80 :O1xQZ4mN0

春香「……あの、プロデューサーさん……」 

P「何だ?」 

春香「もし……もし、私がトップアイドルになったら……」 

P「もし、じゃない」 

春香「え?」 

P「トップアイドルになるんだよ。春香は」 

春香「……はい」 

P「それで、トップアイドルになったら……何だ?」 

春香「内緒です」 

P「何だよ、それ」 

春香「良いんです! トップアイドルになってから、必ず言いますから」 

P「……そうか」


39:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 22:30:24.80 :H7BHNzyC0

春香「プロデューサー……うわあっ!?」ドンガラ☆ 

がしっ 

P「大丈夫か?」 

春香「プロデューサーさん……ありがとうございます……あの……」 

P「……何だ?」 

春香「私……絶対、トップアイドルになります……でも、その途中で転けちゃうかも知れません……」 

春香「その時は……今みたいに……支えてくれますか?」 

P「当たり前だろ。安心したか?」 

春香「あ、ありがとうございます!」 

P「よし、何か食いに行くか」 

春香「本当ですか!? はい! 行きます!」


40:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 22:35:51.43 :dK3kOeey0

雪歩「うふふ……私はあの時、完璧にプロデューサーに演じてたんだよ」 

雪歩「演じるということは、その対象の気持ちになり、理解しないといけないんだ……」 

雪歩「だから……きっと」 

律子「早く反省文書きなさい」 

雪歩「あ、はい」 

だから、きっと……春香ちゃんの想いは届くよ。 


end 


41:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 22:38:46.23 :315Ngxiz0

おまけ 

響「そろそろ寝ない?」 

貴音「そうですね……」 

雪歩「……」 

響「雪歩?」 

雪歩「ううん……何でもないよ」 

雪歩「それじゃあ……寝ようか?」 

ティーン 

おまけ終わり


42:◆IIiEuGs1j.:2014/05/27(火) 22:40:34.76 :315Ngxiz0

何がやりたかったなんて、自分にもわかりません。 

タラちゃんですぅ、がやりたかっただけなんて……んなこと……。 

ありがとうございました。


元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400906528