1:2013/08/10(土) 00:00:06.33 :lhc1sdfk0

ガチャ 


凛「おかえりんりんまいだーりん☆」 

凛「ご飯にする? お風呂にする? それとも……りんりん?」 


バタン 


2:2013/08/10(土) 00:02:11.37 :lhc1sdfk0

凛「…………」 


ガチャ 


凛「おかえりんりんまいだーりん☆」 


バタン 

ガチャ 


凛「どうして閉めるの?」 

凛「いや、夢じゃないよ」 

凛「夢だったら子どもと一緒にお出迎えしてるよ」 


4:2013/08/10(土) 00:03:36.08 :lhc1sdfk0

凛「ねえ響子、プロデューサーの反応が聞いてたのと違うんだけど」 

響子「おかしいですね……裸エプロンで迫ればイチコロだって書いてあったのに」 

凛「やっぱ体操服で出迎えるべきだったんだよ」 

響子「あー、選択失敗しましたね」 

凛「この反省を次に活かしていこう」 

響子「そうですね。今度加奈ちゃんからブルマ借ります」 

凛「私も卯月から借りよっと」 

響子「あれ、どうしたんですかPさん?」 

凛「突っ立ってないでリビング行きなよ。晩御飯の用意出来てるよ」 


5:2013/08/10(土) 00:05:11.40 :lhc1sdfk0

凛「このカレー、私と響子で作ったんだ」 

響子「自信作なんですよ!」 

凛「どう、おいしい?」 

響子「……やった、やりましたね凛ちゃん!」 

凛「上手くできて良かったね」 

響子「じゃあ今度は、それぞれの手作り料理で味比べです!」 

凛「負けないよ」 


8:2013/08/10(土) 00:07:59.62 :lhc1sdfk0

響子「私はファイネス・ホホツアイトズュップレ・ミット・ブレートシュトゥルーデル・ウント・アイアーシュティヒです! 卵に自信有りですよ!」 

凛「私はベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノね。デザートに良いよ?」 

響子「どっちが美味しいか、選んでくださいね」 

凛「選ばれなかった方にお尻ペンペン10回ね」 

響子「ごくり……」 

凛「ごくり……」 


9:2013/08/10(土) 00:10:19.45 :lhc1sdfk0

響子「え? どっちも美味しいって?」 

凛「優柔不断だなあ……」 

響子「でもそれって逆に言えばどちらも、より美味しいって言えないくらい、不味いってコトですよね!」 

凛「うわ負けた、どっちも負けた。お尻ペンペンだ」 

響子「ああヤだな絶対痛いですよ、腫れてスリーサイズ変わったらどうしよー」 

凛「ホントは嫌だけど、ルールだから仕方ないよね」 

響子「そうですね、ルールですもんね!」 


10:2013/08/10(土) 00:12:15.98 :lhc1sdfk0

ゴソゴソ 


凛「ほら!」 

響子「さあ!」 




───。 


凛「……」 

響子「……」 

凛「…………」 

響子「…………」 

凛「えいっ」 

響子「ひゃあっ!」 

凛「あはは。もう足が痺れたんだ?」 

響子「せ、正座は苦手なんです……!」 


11:2013/08/10(土) 00:14:49.67 :lhc1sdfk0

凛「寝室の準備できたよ」 

響子「じゃあ、Pさんの背中流しに行きましょうか」 

凛「あ。プロデューサーはスクール水着派じゃなくて、バスタオル派だからね」 

響子「もちろん把握してます!」 

凛「へえ、抜かりないね」 

響子「お嫁さんですから!」 


12:2013/08/10(土) 00:18:35.75 :lhc1sdfk0

凛「おじゃまします」 

響子「鍵閉めまーす」 

凛「写メ撮ります」 

響子「動かないで下さい!」 

凛「もし変な動きをしたら、この混浴写メをちひろさんに送るよ」 

響子「バスタオルガチャが出ますよ、良いんですか!?」 

凛「良いんだ」 


13:2013/08/10(土) 00:20:11.45 :lhc1sdfk0

響子「じゃあ送り付けて、私達を出すように頼みましょう」 

凛「もうしてる」 

響子「最高にクールですよ凛ちゃん!」 




───。 


凛「水風呂とか風邪ひく」 

響子「水責めはちょっと駄目ですね」 

凛「でもお湯よりは好き」 

響子「ええー? お湯の方が何かが燃え上がりませんか?」 

凛「暖めてもらえる」 

響子「たった今から水責め派になります!」 

凛「わかってくれて嬉しいよ」 


14:2013/08/10(土) 00:22:57.89 :lhc1sdfk0

響子「もうおねむの時間です」 

凛「一流は寝付いてから行動するもの」 

響子「結局暖めてもらえなかったし……Pさんはぐっすりですね」 

凛「じゃあ左貰うね」 

響子「なら私は右ですね」 

凛(プロデューサーは左に寝返りを打つことが多い。つまり私の勝ち) 

響子(Pさんは音がするほうに寝返りを打つ。つまり耳元で囁けば私の勝ち) 


キョーコハオレノヨメーキョーコハオレノヨメーキョーコハオレノヨメー 


凛「……響子静かにして」 

響子「えへへ」 


15:2013/08/10(土) 00:24:47.44 :lhc1sdfk0

響子「ふわ……おはよーございまーす」 

凛「今プロデューサーの寝顔を観察している所です」 

響子「さっそく悪戯しましょう」 

凛「落ち着いて。まずは眺めるよ」 

響子「眺め始めてからもう時計の長針が2回転しましたけど」 

凛「あと1回転」 

響子「起きちゃいますよぉ……」 

凛「あと5分。あと5分」 


16:2013/08/10(土) 00:26:31.30 :lhc1sdfk0

凛「……ほら、ネクタイ曲がってるよ。だらしないなあ」 

響子「ほらほら、お弁当も忘れてますよ」 

凛「ハンカチ持った? 水筒は?」 

響子「書類は持ってますか? 携帯の待ち受けは私達ですよね?」 

凛「私のはちゃんとプロデューサーの寝顔だからね」 

響子「私はPさんの横顔にしました!」 

凛「マニアックだね」 

響子「えへへ。フォルダがPさんの写メで一杯ですからね!」 


17:2013/08/10(土) 00:29:04.68 :lhc1sdfk0

響子「ああああ、何でいきなりケータイ取り上げるんですかPさん!」 

凛「ちょ、私はそんな撮ってないよ! だから取らないで! 撮るのはいいけど!」 

響子「止めてくださいぃ! 寝顔フォルダ消さないでぇ!」 

凛「お願い! そのデータは……!」 

響子「うなじフォルダがぁー!!」 

凛「プロデューサーの鬼……!!」 

響子「そうだそうだ!」 


18:2013/08/10(土) 00:31:21.80 :lhc1sdfk0

響子「ごめんなさいごめんなさい待ち受けだけは!」 

凛「うう……ただでさえ少ないのに。200枚に減った……」 

響子「私なんか5分の1の150枚です……!」 

凛「でもまあ、また撮れば良いよね?」 

響子「あ、それもそうですね」 




凛「そういうわけだから、プロデューサー」 

響子「これからもお願いしますね、Pさん!」 


19:2013/08/10(土) 00:35:54.37 :lhc1sdfk0

おしまい 
凛ちゃん響子ちゃん誕生日おめでとう 


元スレ
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