美希「―――!」 

美希「20235番……!あった、あったの!やったよハニー!」 

P「やったぞ美希!これで晴れて、春から大学生だ!」 

美希「うん!神様、ファンになってくれたのーっ!」 


※この美希は覚醒しています。 
  本編から数年が経過した、春から大学生の18歳です。


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 09:59:58 :lTOxoA0B0

このSSは数年後のPと覚醒美希の様子を描いたお話の続き物となっています。 
以前のお話を読んでいると、話が分かりやすいかもしれません。 
有志の方々がアイマスSSをまとめたwikiに以前のお話が掲載されておりますので、 
よろしければそちらをご参照ください。 


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:02:25 :lTOxoA0B0

【お疲れ様】 

美希『自信はあったけど……やっぱり不安でした。でもちゃんと合格できて凄く嬉しいです!』 

レポーター『おめでとうございます!春からはいよいよ大学生ですね!』 

美希『はい。ここ最近はのんびりしてたけど……もうしばらくしたら、また皆さんにキラキラしたミキをお見せします』 

P(早速取材攻めにあってるか。……美希も嬉しそうだし、この辺は問題なさそうだな) 

P(しかし美希もいよいよ大学生かー。なんつーか、感慨深い) 

レポーター『大学生になってから、まず最初にやりたいことは?』 

美希『うーんと……』 

美希『まずはミキのハニーに、入学式の晴れ姿、一番に見せてあげたいかな?』 

P「ぶほっ!?」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:07:37 :lTOxoA0B0

美希「はー。ようやく全部終わったの」 

P「いきなりあんなこと言うから、途中から受験や大学のこと全く関係なくなってたじゃないか……」 

美希「いいのいいの。だって、ホントのことなんだもん」 

P「―――まあな。もう今更だし」 

美希「えへへ」 

P「―――美希」 

美希「なぁに、ハニー?」 

P「合格おめでとう。……よく、頑張ったな」 

美希「―――ありがと」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:12:27 :lTOxoA0B0

【これから】 

P「さて受験も一区切りついたし、本格的に動いていくけど。美希は何かやってみたいことってあるか?」 

美希「えーっと……お守りって、願いが叶ったら神社に返さなきゃダメなんだよね?」 

P「ダメってわけじゃないが、まぁ返却するのが一般的……かな?」 

美希「なら、集めたお守りのある街でライブしたいな。ファンになってくれたんだし、ミキのステージを見せてあげたいの!」 

P「つまりライブってワケだな。流石に敷地内は無理だろうが……その方向で動いてみるか」 

美希「ハニーは?どんな感じで、ミキをプロデュースしたい?」 

P「『大人』ってのを少しずつ推していこうかと思ってる。今年は美希がデビューしてから5年目だし、区切りとしては丁度良いだろう」 

美希「5年……もう、そんなになるんだね」 

P「けど、こんな所じゃ止まらない。まだまだ走り続けるぞ。俺も、美希も」 

P「とりあえず……まず出来ることは、これかな?」カチカチ


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:17:41 :lTOxoA0B0

【育ってます】 

美希「―――あのね、ハニー。何事も準備って必要だと思うの」 

美希「ミキ、歌もダンスも撮影もいつだってバッチリだよ?でも……今だけはちょっとだけ、心の準備が欲しいかも」 

美希「ハニーが見たいって言うならいつでも見せてあげたいし、ミキだって嬉しいけど……」 

美希「でもでも!ミキ的には、今回だけは準備の時間が必要ってカンジなの」 

美希「ほら。ハニーも昔、練習でできもしない事が本番で出来る筈がない、って言ってたでしょ?」 

美希「だからミキもしっかり準備して、万全の状態で臨みたいの!」 


P「………。まあ、ここ最近ずっと勉強してたもんな」ムニムニ 

美希「―――1ヶ月!せめて3月までは待ってほしいのー!」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:22:21 :lTOxoA0B0

【お守り】 

友A「じゃあ、春から引っ越すんだ?」 

美希「うん。流石に家からだと遠いし……あんまり会えなくなっちゃうね?」 

友B「しょーがないって。ウチだって引っ越すもん。美希はまだ都内だからいいじゃん」 

美希「でも全国でライブする時には、もしかしたら会えるかもしれないよ?」 

友A「そういう意味ではアイドルっていいよねー。東西南北、日本中のどこだって行けるもん」 

友B「あ、合格したってことはさ。そのお守りの塊も見納め?」 

友A「なんかだんだん増えてったよね。ミキミキのお守り」 

美希「うん。ハニーが用意してくれたの」 


―――――――――


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:27:43 :lTOxoA0B0

美希「―――」パン、パン 


美希「ほら、見てハニー。学問の神様のお守りなの」 

P「湯島天神だから、菅原道真公か。神様の力も借りて、いよいよ美希も百人力って訳だな」 

美希「頑張るのはミキだけど……でも、お願いして、信じることも大切なのかな、って」 

P「なら、神様も美希のファンにしてみるか?毎日励んでれば、御利益があるかもしれんぞ?」 

美希「神様が、ミキのファン……あはっ、なんか面白いかも!」 

美希「それじゃ受験っていうステージで、神様をメロメロにしちゃうの♪」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:32:33 :lTOxoA0B0

【ついで?】 

P「美希、ほらこれ」 

美希「あ、お守り……北野天満宮?」 

P「ここも天神様で有名だったからさ。一層御利益あるかと思って」 

美希「……わざわざ、行ってきてくれたの?」 

P「たまたま近くで仕事あったから。丁度よかったよ」 

美希「―――ありがと、ハニー。ミキ、ずっと大切にするから」 

P「ずっとは無理だろ、ずっとは。お守り一年周期なんだから」 

美希「あ、そっか。せっかく貰えたのに……」 

P「ま、如何せん相手は神様だしな。そこは仕方ないさ」 

美希「ミキとハニーの力でなんとかならない?」 

P「大分無茶がありそう」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:37:55 :lTOxoA0B0

P「美希!ほらこれ、ここも天神様で有名だぞ?」 

美希「太宰府天満宮……九州まで行って来たの?」 


P「美希―。防府天満宮のお守り、持ってきたぞー」 

美希「え……。ハニー、昨日遅くまで仕事だったんじゃ」 


P「ただいまー、美希。あ、これお土産な。何と今度は大阪天満宮だぞ」 

美希「えっ」 


P「おはようさん、美希。今日確か模擬テストだったろ?小平潟天満宮のお守り、持ってくといいぞ」 

美希「」 


P「美希、調子はどうだ?なんとなんと、今日は弘前天満宮の―――」 

美希「買い過ぎなの!」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:43:33 :lTOxoA0B0

【¥35,000→¥55,000】 

友A「なんて言うかー……恋人馬鹿?」 

美希「む。ハニーをバカって言ったら許さないからね」 

友B「はいはい。で、こうして受験が終わったわけだけど。またすぐに仕事始まるの?」 

美希「少しずつ量は増やしていくけど、でも3月いっぱいまでは融通効くよ?」 

友B「よっしゃ!なら、久々に遊びいかない?こうして集まれるのもあと少しなんだしさー」 

美希「オッケー。ハニーに聞いてみるの!」 

友C「お、どこか行く計画ですか?」 

美希「あ、すずちゃん」 

友C「ねね、ミキミキ。どこか行くならぁー、お願いがあるんだけどぉー」 

美希「お金なら貸さないの」 

友C「ぶー」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:48:04 :lTOxoA0B0

【こども】 

美希「それじゃハニー、おやすみなさいなの」ギュー 

P「ああ。また連絡するな」グリグリ 

美希「うん。ちゃーんとおはようコールしてね?」 

P「おう!美希も早く寝ろよ」ドルルン 


P「ただいまー、っと」パタム 

P<ドサッ 

P<ピ、ポ、パ 

P<プルルルル


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:52:28 :lTOxoA0B0

律子『はい、秋月です。……プロデューサー?』 

P「あ、律子。今大丈夫か?」 

律子「??―――大丈夫ですけれど」 


P「―――律子ぉぉぉぉぉ!!」 

律子『!!?』キーン 

P「やったぁぁぁ!!!美希合格したよぉぉぉ!!ウヒョー!!嬉しいいいいい!!」 

律子『こ、子どもじゃないんですから真夜中に大声出さないで下さい!!』 

P「すまんすまん!!でも嬉しいんだああああああ!!!」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 10:56:50 :lTOxoA0B0

【被害者の会】 

律子「……ってことが昨日ありまして」 

小鳥「律子さんもですか?」 

律子「―――小鳥さんも?」 

小鳥「ええ。昨日、仕事終わりに飲んでたら……」 

律子「―――はぁ」 


赤羽根P「おはようございま……うわ、なんかあったんですか?」ガチャ 

小鳥「おはようございます、赤羽根さん」 

律子「ちょっとプロデューサーにね……」 

赤P「え……。もしかして、律子もか?」 

律子「……『も』?」 

小鳥「何人に話してるんですかプロデューサーさん……」 


―――――――――


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:02:45 :lTOxoA0B0

赤P「打ち合わせ、思ったより早く終わりましたね」 

P「そうだな。―――と、すまん。ちょっと寄りたい所があるんだ。いいか?」 

赤P「あ、はい」 

P「悪いな。帰りに飯奢るよ」 


赤P「北野天満宮……美希の合格祈願ですか?」 

P「おう。これくらいしか、できることないからな」ピラッ 

赤P(諭吉!?) 

P「」パンパン 

P「美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように 
  美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように 
  美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように 
  美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように 
  美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように美希が合格しますように」 

赤P「」 

P「あ、この後お札貰うからな。ついでにダルマも。その後は清水寺で祈願だ」 

赤P「Oh……」 

―――――――――


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:07:15 :lTOxoA0B0

赤P「―――ってこともありまして」 

小鳥「プロデューサーさん、結構な頻度で外に出てましたよね?」 

律子「事務所に美希が来るたびお守りの数増えてると思ったら……」 

小鳥「諭吉が一枚……諭吉が二枚……」 

赤P「お守り複数持つと神様が喧嘩するって聞いたことあるんだけど、大丈夫なのか?」 

律子「数はあっても、全部道真公だから大丈夫じゃない?後それ、必ずしもそうとは限らないみたいよ」 

赤P「あ、そうなのか。なら問題はないんだな」 

小鳥「問題の焦点がずれてる気がします」 


P「おっはようございまーす!」バターン 

律子「………」 

P「あれ、律子?どうした?」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:12:41 :lTOxoA0B0

律子「くどくどくどくどくどくどくどくど」 

P「はい……はい……すみません」 

赤P「弁護の余地がない」 

小鳥「ちなみにお聞きしますけれど、昨日は何人くらいに連絡したんですか?」 

P「関係各所には美希と連絡しました……。個人的には……みんな含めると6人ってところです……」 

小鳥「私、赤羽根さん、律子さん、社長……と、後二人?」 

赤P「先輩と美希の共通の知り合いか……誰だろう?」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:19:00 :lTOxoA0B0

【被害者の会・出張版】 

冬馬「あ―……」 

翔太「冬馬君、なんか今日調子悪くない?」 

冬馬「悪い、ちょっと眠い……」 

北斗「またアニメ見てたのか?そっちの仕事増えてきたとはいえ、体調管理を怠るのは感心しないな」 

冬馬「無理矢理叩き起こされたんだよ!俺は悪くねぇ!」 

黒井「確かに貴様にも同情の余地はある。だがレッスン中に気を抜いて良いことにはならんぞ、冬馬よ」 

黒井「次のフェスは年末のアイマスGP前哨戦、当然765プロも出てくるだろう。 
   確実に勝利し、更なる進化を遂げたジュピターを世に知らしめるのだ!」 

冬馬「ああ。今年は俺達961プロが貰う……!。待ってろよ、765プロ!」 

翔太「―――『も?』」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:23:02 :lTOxoA0B0

【お仕事】 

律子「プロデューサー。次の『ぷちます!』の収録、26日で進めていますが如何ですか?」 

P「分かった、調整しとく。原作コミックのイベントもそろそろありましたよね?」 

小鳥「物販の納品もほぼ終わってます。先日会場の下見も終わりましたし、今のところ目立ったトラブルは無し。予定通り、このままいけそうです。」 

律子「じゃ、後は番宣部隊に告知頑張ってもらいましょうか!」 

P「あの二人、想像以上に嵌ってたなー。最初聞いた時はどうなるかと思ったけど」 

律子「私もちょっと不安でしたけれど。結果的に雪歩も貴音も、ぷちにはピッタリでしたね」 

小鳥「それから……こっちのお披露目の準備も進めなきゃいけませんね」 

P「赤羽根、選考はどの程度進んでる?」 

赤P「この前2次選考が終わりました。次最終で全員確定しようと思ってます」 

小鳥「プロフィールの整理したいので、決まっている子たちの資料頂けますか?」 

赤P「はい。これが今決まってる15人です」ピラッ


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:27:11 :lTOxoA0B0

P「おー、いろんな子がいるな。む、なんかこの子は……俺が担当だったころの千早と似た匂いがする」 

小鳥「こ、この子10歳なの!?亜美ちゃんと真美ちゃんがデビューした時よりも若いじゃない!? 
    あ、でもこの人とは飲みにいけそうね……仕事終わりに誘ってみようかしら?」 

律子「ホント、いろんな世代の子たち集めたわねー。頭数も増えるし、良くも悪くもガラッと変わりそうだわ」 

赤P「どの子たちも光るものを持ってます。社長や間島さんにも、手伝ってもらってますが……」 

P「社長も間島さんも、信用してるからお前を選出してくれてるんだって。自信持って、選んで来い!」 

赤P「―――はい!」 

律子「新設劇場を中心とした、これまでとは違ったプロデュース……。私達プロデューサーの腕の見せ所ね」 

赤P「あ、律子。お前も今回は表に出てもらいたいんだけど、いいか?」 

律子「りょーかい。はー、ステージ衣装とか何年かなぁ……」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:32:48 :lTOxoA0B0

【せんぱい】 

真「単位かー……。ボクも大変だったけど、仕事ってことである程度は大目に見て貰えたかな。 
  その分レポートの提出量とかは多くなったけど、プロデューサーならある程度考慮してくれるんじゃない?」 

美希「自分で時間割組まなきゃならないんだね。大学生ってなんか不思議なの」 

真「あはは、ボクも最初思った!けどその分好きな授業とれて楽しいんだよね。……面倒な物もあるけど」 

美希「ソツギョウロンブン、だっけ?」 

真「はー、とうとう来ちゃったよ……。ちゃんと提出できるかな……」 

美希「テーマは何でもいいんだよね?ならミキ、ハニーの格好良さについて書いてみたいな」 

真「主観入り過ぎで弾かれるんじゃ。プロデューサーは喜ぶかもしれないけど」 

美希「そう?なら―――『アイドルは何を以てアイドルとなるのか』?」 

真「ちょっと、いやかなり読んでみたい。それ」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:39:00 :lTOxoA0B0

美希「あ、そだ真君。この前のPV見たよ?」 

真「え、美希も!?……どうだった?」 

美希「時々表情が硬いかな?て思ったけど、逆にヒロインの子の戸惑いと素直になれない感じがよく出てたと思うの。 
    何よりラストシーンの魅せ方が凄く綺麗で……もう見てるこっちが恥ずかしくなる位だったよ~」 

真「ほ、ホント!?へへっ、頑張った甲斐があった!」 

美希「真君はカッコいいけど、でもカワイイ真君もミキ的にはバッチリってカンジ。最近は両方よく見るし、ミキも負けてられないの!」 

真「あ、そうだ。今度さ……プロデューサーとのこと、色々聞かせてくれないかな?」 

美希「へ? 美希とハニーの?」 

真「うん!あのPV結構好評みたいでさ。今度はドラマでヒロイン役貰えそうなんだ。 
  けどボクあんまりそういうの詳しくないし……美希なら、色々とわかるかと思って」 

美希「あくまでミキとハニーのお話だから、あんまり参考にならないかも知れないけど……。でも、真君が聞きたいならお話するね」 

P「美希、真ー。トレーニングルーム空いたぞー」 

真「はい!じゃ、行こうか美希。」 

美希「うん!」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:42:53 :lTOxoA0B0

【詰め込みました】 

P(『ぷちます!』。個性豊かなうちのアイドル達を可愛く表現した作品で、それが今アニメ化して放送中だ) 

P(作者さんにはホント感謝だな。ぷちどる達も可愛いし、あいつ等には新しい仕事を開拓来たし、グッズの売れ行きも好調だし) 


美希「『返すの、返すのー!』」 

美希「『ナノッ!ナノナノッ!!』」 

律子「『お願いします、プロデューサー!あれ止めてきてぇー!』」 

間島P「『え、俺?』」 

監督「―――はい、OKです!次、菊地さん、星井さん、我那覇さん、如月さんでお願いします!」 

美希「はい!」 

響「むー、自分のぷちどるはまだ出ないのか……」 

千早「響のぷちはもう少し先らしいわよ?その時は……またゴンザレスの出番かしら?」 

真「『ヤー、ヤー。まきゃ?』……うぅ、上手く出せるかな」 


P「しかしまぁ……凄い人口密度だな」 

高木「私の出番はまだかね?」ソワソワ


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:48:00 :lTOxoA0B0

【ぷちみき】 

美希「はーにぃ♪」ギュー 

P「うぉ、どうした?」 

美希「はにぃ、はーにぃ、は~にぃ~♪」グリグリ 

P「あはは、ぷちますの練習か?」 

美希「あのね。あふぅって、夏になると毛が生え変わって、金髪から茶色の髪になるんだって」 

P「へー。ぷちどるって季節に応じて見た目が変わる子が多いな」 

美希「ちひゃーもそうだし、やよももっさりするし。ゆきぽは、しっぽが生えるみたいだよ?」 

美希「でも、性格が変わるのはあふぅだけみたい。真君や、プロデューサーのこと大好きになるの」 

P「そっか」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:53:27 :lTOxoA0B0

美希「勿体ないよね。あふぅくらいの大きさだったら、頭に乗ったり一緒に寝たり…… 
    もっといろんな形でハニーと一緒に居られるのに」 

P「けど、あの中のプロデューサーは厳密には俺じゃないからな。真はともかく、他の人にに変に懐かれるのは、困る」 

美希「ふぁっ」 

P「それに美希があふぅの大きさだったら、こんな風に腕組んだり、キスしたり出来なくなるし……それはちょっと嫌かな」 

美希「う、そっか。むー……悩ましいね」 

P「あふぅはあふぅで魅力的ではあるけど。俺の美希は、今ここに居る美希の方がいいかな」 

美希「うん。ミキも―――こうやって一緒に居られる方がいいの」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 11:57:54 :lTOxoA0B0

【がまん】 

ディレクター「星井さん。次の撮影なんですが、カラーコンタクトを使っていただきます」 

美希「」ピク 

D「後からCGで変えてもいいのですけれど、補正以上に弄るのでどうしても不自然になってしまうんです。慣れない物とは思いますが、よろしくお願いします」 

美希「―――わかりました。じゃあ、付けてきますね」 


P「美希、付け心地はどうだ?」 

美希「眼がゴロゴロする……」 

P「撮影の間の辛抱だ、リテイク無しならすぐ終わる。さっさと済ませて、戻ってこい」 

美希「―――」スゥ 

美希「OK。それじゃ、行ってくるの!」キッ 


美希『桜舞う季節。オンナノコが―――“変わる”』


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 12:01:59 :lTOxoA0B0

美希「うぅ……」グシ 

P「コンタクトなんて早々使わないもんな……。よく頑張ったな、美希」 

美希「目、痛い……」 

P「目薬注してやるから。ココ来い。」ポンポン 


美希「……んっ」ピタッ 

P「目閉じるなって。ほら、頑張れ!」 

美希「いつもならハニーの膝枕って喜べるのに……」グス 

P「よーし、いくぞ」ソー 

美希「―――んぅっ」ピタッ 

P「ホレ、後は左目だ。もう少しだぞー」 

D(楽屋でやればいいのに) 

―――――――――


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 12:12:04 :lTOxoA0B0

【大きく育ちました】 

P「さて美希……。準備はいいか?」 

美希「―――うん。いつでも大丈夫なの」 

小鳥「それじゃあ美希ちゃん。まずは身長からね」 

美希「んしょっ、と」ギシッ 


P「……これでお終い、っと。摘まめたお腹も大分引き締まったか。」 

美希「はぁ~……何とか間に合ったのー」 

P「鍋食った時も割りと変わったからなぁ。その辺の管理もキチンとしていかないと」 

小鳥「それじゃ、美希ちゃんのプロフィール更新しておきますね。後は、この前決まった子たちと、伊織ちゃんと千早ちゃんだけです」 

小鳥(164cmの50kg、スリーサイズが91-61-88……順調に成長してるわね!みんなの成長が数字でみられるのは、事務員の役得よね~) 

P「3月かー。少しずつ暖かくなってきたし、いよいよ春到来かな」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 12:15:09 :lTOxoA0B0

【お片づけ】 

美希「ハニー!こっちのお皿仕舞うの手伝って」 

P「鍋とか皿とか、結構嵩張るよなぁ。しかも割れ物だから扱い丁寧にしなきゃいけないし」 

美希「これは初めてハニーの家に来た時に用意したのでー……こっちは、前お泊りした時に買った奴でー」 

P「なあ美希、業者に頼まなくて良かったのか?引越しは結構な重労働だし、任せていい部分だと思うぞ?」 

美希「ダメなの。引越し屋さんにお願いするだけじゃ、お部屋の片付けっていえないもん」 

P「まぁ、現にこうして山ほどゴミが出てる訳だしな……」 

美希「それに、お姉ちゃんが―――」 

菜緒『美希。もし春からプロデューサーさんと一緒に住むつもりなら、引っ越しの準備位は自分たちでやりなさい。
    アイドルとは言え一人の女の子。忙しさにかまけてたら、家事なんて身につかないまま終わっちゃうわよ?』

美希「って言ってたから」 

P「確かにそうかもしれん。けどこの大量のトロフィーやら楯やら、記念品とかを一つずつ梱包するのは骨だな……」 

美希「ミキとハニーがこれまで残してきた足跡の結果だもん。これも一つの愛の試練なの」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 12:18:16 :lTOxoA0B0

美希「―――あふぅ」 

P「やっぱ疲れるか。ちょっと休憩しようか?」 

美希「でも……早く片付けなきゃ」 

P「朝から頑張りっぱなしだし、少しだけ休んでもいいんじゃないか? 
 確かに急がなきゃいけないけど、今日だけで済ませなきゃならん訳じゃないし」 

P「必要な時には全力で、休める時には休む。のんびり行くのも、時には大切なことだ」 

美希「ん……なら、ちょっとだけ」 

P「はいよ。少し待っててくれ、今の飲み物と御菓子持ってくるから」 

美希「あ、ミキも……」 

P「いや、今回は俺がやるよ。美希は待ってな」 

美希「うん……あふぅ」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 12:24:27 :lTOxoA0B0

P「美希、とりあえず貰い物の通りもんがあったんだけど」 
美希「……あふ……すぅ」 

P「―――寝ちゃったか。朝早くから頑張ってくれてたもんな」 

美希「………は、に……」 

P「はいはい」グリグリ 

美希「……ん♪」 

P「―――ふあぁ、今日暖かいなぁ……」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 12:28:12 :lTOxoA0B0

美希「あふ……んぅ……」 

P「すー……かー……」 


【おやすみなさい】 



おわる


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/31 12:33:48 :lTOxoA0B0

はい、という訳でお終いです。途中の支援ありがとうございました。 

美希の凄さはライブやステージの時の格好良さ、仕事上でのポリシーやPとの信頼関係にあると思いますが、 
やっぱりこうしてPとのんびり過ごしている時が一番輝くと思うのです。 
今回全部通しての一貫性はありませんが、『ある日の日常』ということでご容赦ください。 

それではここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364691343