P「よし、今日はここまで!」 

美希「はぁっ……ありがとうございました!」ペコ 

P「そんじゃ、水分補給とクールダウン、忘れないようにな」 

美希「あ、待って。ハニーも頑張ったから、一緒にやろ?」 

P「そっか?」 

美希「クールダウンにトレーナーもアイドルも関係ないの」 

P「そっか。じゃ、頼めるか?」 

美希「はーい」 


※この美希は覚醒しています。 
  本編から数年経過した、18歳の高校3年生です。


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:16:01 :8rllWAxG0

P「ほっ」グッ 

美希「ふっ」ペター 

P「やっぱ美希、身体柔らかいなぁ」 

美希「ハニーだって、もっと柔らかくなると思うんだけどな」 

P「大分頑張ってるけど、まだここまでだな……」 

美希「じゃあ、これできる?」 

P「うん?」 

美希「こう……うつ伏せになって、頭と足をくっつけるやつ」ペタ 

P「んっと……こう、かっ?」プルプル 

美希「あはっ。ハニーの顔、へんなのー」 


P「……あん?」 

美希「ごめんにゃひゃい……」ミョーン


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:20:58 :8rllWAxG0

美希「女の子のほっぺた、ひっぱっちゃダメなの……」ヒリヒリ 

P「頑張ってる人を笑っちゃいけません」 

美希「冗談なのに……ミキ、そんなことしないよ?」 

P「分かってるって。そんなこと」 

美希「え?じゃあ、なんでひっぱったの?」 

P「いや、目の前にあったから」 

美希「理由になってないの!」 

P「ホレ、次は左行くぞ―」グイ 

美希「んぁっ」ペター


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:26:15 :8rllWAxG0

P「はい、戸締りオッケーと」カチッ 

美希「うぅ……やっぱり寒いの」 

P「これからもっと寒くなるらしいぞ。明日は最高気温二桁割り込むみたいだし」 

美希「えー。明日体育あるのに……」 

P「今は何やってんの?」 

美希「えっと、マラソン。近くの川沿いをたくさん走ってるの」 

P「そりゃきっついなー……」 

美希「早く家に帰って、こたつ入りたいな」 

P「出るのが尚更辛くなるぞ。とりあえず今は車で我慢な」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:31:09 :8rllWAxG0

美希「あ……みて、ハニー。あれ!」 

P「うん?」ドルルン 

美希「道の傍の樹。ライトアップされてるよ」 

P「お。この通りのイルミネーション、いよいよ始まったのか」 

美希「もうすぐクリスマスだもん。ミキの友達は、家の周りを飾ってるみたいだよ?」 

P「え、ホントか?あれ、やってる人いるんだな」 

美希「うん。点けるまでは大変だけど、キラキラしてるのがすっごく楽しいんだって」 

P「そっか」 

美希「ねね。事務所の周りも、飾り付けできないかな?」 

P「……それに関してはちょっと賛成しかねる」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:36:01 :8rllWAxG0

P「やっぱ、ある程度はチェックしてたりするのか?」 

美希「うん!イルミネーションはキラキラしてるから」 

P「それはビジュアル面で、って意味でか?」 

美希「えっと、それもあるよ。イルミネーションって、一つ一つは小さな電球なんだよね?」 

P「まあ、そうだな」 

美希「限られた色や付け方で色んな魅せ方ができるのって、凄いことだと思うの。 
    でも、イルミネーションは、それを見る人たちもキラキラするから」 

P「人がキラキラする、か」 

美希「イルミネーションを見たり、その近くを歩いたり。その準備をしたりする人たちもみんな、キラキラしてるの」 

美希「だからミキ、イルミネーションって好きだよ?」 

P「そうだな。―――俺も、そう思うよ」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:41:55 :8rllWAxG0

P「そんじゃ、ちょっとだけ寄り道して行こうか?」 

美希「いいの?」 


【都内某所 駅沿い通り】 

美希「わ、おっきいプレゼントボックスなの!」 

P「交通量多いけど、やっぱオブジェ系統は目立つなぁ」 

美希「街灯もツリーになってるんだね。今年はこんな風に変わったんだ……」 

P「いや、でもここの名物はこれだけじゃないらしいぞ」 

美希「え、そうなの?」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:45:56 :8rllWAxG0

P「毎日とは限らないけどさ、たまにオブジェ乗せた車が走ってるんだよ」 

美希「どんなの?サンタとか?それとも……雪だるま?」 

車<ドルルルルルルン 

美希「」 

P「お、あれだあれ。ちょうどいい感じに走っててよかったな」 

美希「……どむ?」 

P「その例えは女子高生としてどうなんだろうな」 

美希「ジェットストリームアタックなの!」 

P「一体足りないだろ。どこで覚えたんだ、その言葉」 

美希「ハニーのために勉強したの!」 

P「他にやることがあるだろ!嬉しいけど!」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:51:35 :8rllWAxG0

【都内某所 SL広場】 

美希「いつものSLも、今日はちょっとおませさんなの」 

P「この駅の代名詞だからな。その手の奴には飾り付けしてあるケースが多いみたいだ」 

美希「でも、あそこの駅のモアイにはされてなかったよ?」 

P「あれを名物と呼んでいいのか……それじゃ、ちょっとだけ移動するぞ」 

美希「合点承知なの!」 

P「もう少し行った先にさ、3Dのイルミネーションをやってる所があるみたいなんだ」 

美希「3D……飛び出してくるのかな」 

P「俺もよく分からんからな。今後の参考になると思うし、実際に見てみようかと思って」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 22:56:13 :8rllWAxG0

【超高層ビル地下街 ミュージアムゾーン】 

P「……凄い人だな。ここまで多いとはちょっと予想外だった」 

美希「はにっ、どこ……」 

P「美希、こっち」グイ 

美希「ふぁ」ポス 

P「ここで逸れたら大変だからな。俺の傍から離れないように」ギュー 

美希「―――うん」キュ 

P「建物の壁一面をスクリーンにしてるのかぁ。ライブ会場でも使えそうだ」 

美希「ねえ、ハニー」 

P「うん?」 

美希「こういうのって、あすなろ抱きって言うんだよね?」ギュー 

P「ンなロマンチックな状況でもないけどな。ほれ、始まるぞ」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:01:25 :8rllWAxG0

『―――ただ今より、リュミエの森を開演いたします』 

美希「わぁ……!!」 

P「おお……」 


P「美希、どうだった?」 

美希「もービックリだらけ!お菓子の家が出てきたり、シンデレラが始まったり!」 

P「飛び出すよりかは奥行きを感じたけれど……でも、建物全体をうまく使った、すげー演出だなぁ」 

美希「今度ライブするときは、この3D演出使ってみたいな」 

P「お、いいと思うぞ。ステージと組み合わせて、色々できそうだし」 

美希「出来たら真ん中のツリーので写真撮りたかったけど……」 

P「人多過ぎるし、大分遅くなっちゃうしな。今回は我慢してくれ」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:06:10 :8rllWAxG0

美希「ね。もし出来るなら、色んなイルミネーション見てみたいな」 

P「……行きたいなら、仕事前や帰りに寄ってみようか。今日はもう遅いから、ここまでだけど」 

美希「じゃあしばらくは、会うたびデートだね!楽しみなの~」 

P「そうなるかな。とはいえやることやらなきゃダメだぞ」 

美希「その点は抜かり無いから、ご安心ください」 


【翌日 某都立高校 校門前】 
美希「ハニー、ただいまっ」 

P「お帰り、美希。そんじゃ早速だけど移動するぞ」 

美希「ハニーに……力を」 

P「GX、出るぜ!」ドルルン


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:11:22 :8rllWAxG0

【都内某所 駅前広場】 

美希「ここにも、いっぱい人がいるんだね」 

P「今日も俺の傍から離れないようにな」ギュー 

美希「もしかして今日……おっきめのコート選んできてくれた?」 

P「……大分寒くなりそうだったからな」 

美希「そうなんだ。―――ありがと」キュ 

P「それはともかく、ここも昨日の場所と同じみたいに駅全体に投影するみたいだぞ」 

美希「楽しみなの~。どんなふうにキラキラするのかな?」 


『―――本日のイルミネーションは大変混雑しているため、中止となりました。次回開催予定は未定です。 
 ご来場の皆様には大変なご迷惑を―――』 


P「Oh……」 
美希「No……」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:16:16 :8rllWAxG0

【駅前仲通り STARLIGHT WALK】 

P「みれなくて残念だったな」 

美希「でもでも、ほら。この通り、ずっと先まで光が続いてるの!」 

P「単純だけど、ここまで長いと映えるよな。」 

美希「なんだか、星の道を歩いてるみたい。もうちょっと高い位置からも見てみたい、かな?」 

P「俯瞰からってことか。わかるわ」 

美希「ねえねえ、ハニー!道沿いにでっかいツリーがあるよ!」 

P「はしゃいでるなぁ。」 

―――――――――


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:21:52 :8rllWAxG0

【大型複合施設 テレビ局前】 
P「美希、今日もお疲れさん」 

美希「お疲れ様でしたなの。収録もクリスマス一色だったね」 

P「まあ、季節ネタとしても丁度いいしな。美希にも合ってるし、尚更だよ」 

美希「ミキ、そんなにクリスマスっぽいかな?」 

P「人を楽しませるっていう点では、アイドルもクリスマスも同じだからな」 

美希「そっか。―――そうだよね」 

P「さて、それじゃ帰るか?」 

美希「あ、まって。この近くにあるみたいだから、そこ見てから帰りたいな」 

P「そっか。了解した」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:27:21 :8rllWAxG0

【テレビ局隣 エントランス広場】 

美希「でっかいたまご?」 

P「俺もそう見えた」 

美希「でっかいくも?」 

P「照らされてないから尚更不気味だよな」 

美希「あ、でもここからだと、下のイルミネーションよく見えるね」 

P「俯瞰で見るとまた趣が違っていいよな。映り込んだ水面もよく見えるし」 

美希「タワーも見えるし、街も綺麗だけれど……ひとつだけ、よく分かんないことがあるの」 

P「うん」 

美希「真冬なのに、スクール水着の女の子が書かれたポスターがたくさん貼ってあるのはなんか変なの! 
    キャッチコピーも『天才でごめんなさい』って。そんなに自信があるのかな?」 

P「………。まぁ、イルミネーション見に来てこれがあったら、ビックリするわな」 


―――――――――


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:31:45 :8rllWAxG0

【都市型ショッピングセンター 6F 屋上テラス】 
P「水辺に浮かぶ光り輝くリース、か」 

美希「雪も降ってて、なんだかここだけ違う世界みたい。凄く、ロマンチックかも」 

P「地上から隔絶された光の世界、ってところかな。シチュエーションとしては完璧だな」 

美希「提携してるの、千葉のあそこだよね。ミキ、あんまり行ったことないけれど」 

P「―――受験が終わったら行ってみようか?」 

美希「ホント!?ねね、二人で?」 

P「二人以外で誰と行くんだよ。ミキの合格が決まってから、になるけど」 

美希「うん!今から楽しみなの~」 

P「それじゃ、下降りるぞ」 

美希「はいなの」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:36:28 :8rllWAxG0

【都内複合施設 エントランス】 

<はい、チーズ! 
<次の方、どうぞー! 
<写真撮影は、どうか道路から出ないように――― 

P「撮ってみるか?」 

美希「でも、前に出るとミキってわかっちゃうかも」 

P「いや、ここなら大丈夫かもしれない。ちょっと待ってろ」 

美希「ハニー?」 


P「よし、おっけー。んじゃ美希、撮ろうか?」 

美希「えっ?でも」 

P「ほら、ウィッグも眼鏡も外して。顔、出していいから」パパッ 

美希「大丈夫、なの?」 

P「安心しろって。ほら、並んで並んで」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:42:24 :8rllWAxG0

P「~♪」 

美希(―――どうして、誰もミキに気付かないの……?) 


黒井「ウィ。我が社協賛のキャンペーン、存分に楽しんでいるようだな?一般庶民」 

美希「黒井社長?―――あ、そういうことだったんだ」 

P「ありがとうございます、黒井社長。突然だったのに受けて下さいまして」 

黒井「構わん。ただし、一度で頼むぞ。流石に長時間は、こちらでもフォローできんからな」 

P「―――だとさ。可及的速やかに遂行するぞ、美希」 

美希「うん!」 


カメラマン「それじゃ、撮りますよー!」 

美希「ハニー!もっと近くで、手、出して?」 

P「こ、こうか?」 

―――カシャッ


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:46:57 :8rllWAxG0

美希「ミキのピンも撮ったのは、宣材に使うためだったんだね」 

P「ごめんな、相談もせずに。―――もし嫌なら、すぐに差し止める」 

美希「ううん。それだったら大丈夫なの。それに―――ハニーとのツーショットも、撮れたから」 

P「手でハートマーク作るのって、よく見るシチュだけど実際にやってみると照れくさいな。二人一緒だと、尚更だ」 

美希「えへへ。これ、友達に自慢しちゃおうっと」 

P「差し支えない範囲内で、な」 


―――――――――


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:51:39 :8rllWAxG0

【都内某所駅 サザンテラス口前】 

美希「―――駅からも、通りからもそんなに離れてないのに」 

美希「凄く落ち着いてて……ここも、別の世界みたい」 

P「街路樹につけてるのはあったけど、ここの方が身近に感じられるな」 

美希「ね、あれみて。奥にあるの、この前の収録で紹介してたツリーだよね」 

P「確か……『流れ星のツリー』だっけか?」 

美希「並んでみてもいい?」 

P「あれなら大丈夫だと思うよ。やってみるか」 

美希「やたっ。ハニー、こっちこっち!」 

P「っとと。引っ張るなって!」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/27 23:57:32 :8rllWAxG0

P「えっと……桃が『恋』、黄色が『豊かさ』。赤が『勇気』で、青が『平和』。緑が『健康』に……紫が『知性』、か」 

美希「ミキとハニーだったら、虹色間違いナシなの!」 

P「そううまく行くもんかね」 

美希「ここに、手をあわせればいいんだよね」 

P「ちゃんとタイミング合わせてな。それじゃ、行くぞー」 

美希「せーのっ」ピト 

<~♪ 【青(平和)】 

P「お、青。ってことは『平和』か。来年一年間、無事に過ごせそうだな」 

美希「……む―」 

P「しかし我が姫君は納得していない御様子」 

美希「ハニー、もう一回やろ!」 

P「えっ、もう一度並ぶのか?この列」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:01:53 :3zHi7d8S0

美希「えいっ」 
<~♪ 【桃色(恋)】 

美希「とおっ」 
<~♪ 【赤(勇気)】 

美希「てやーっ」 
<~♪ 【黄色(豊かさ)】 


美希「も、もう一回」 

P「迷惑になるからやめなさい」グィー 

美希「あう」ズルズル


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:06:26 :3zHi7d8S0

P「いくつか回って来たけどさ。美希なら、どんなイルミネーションを作りたい?」 

美希「ミキの、イルミネーション?」 

P「ああ。美希なら、どんな風にみんなをキラキラさせたいか」 

美希「ミキは……ミキなら、星の海を作りたい、かな」 

美希「あたり一面をなるべく暗くして、地面や街路樹や……足元にたくさん光を集めてね」 

美希「目の前に広がるいっぱいの星の海の中で、一番近くに居る人が、一番大切な人なの。 
    ―――そんなイルミネーション、作ってみたいな」 

P「そっか」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:13:20 :3zHi7d8S0

美希「ハニーと回った場所は、どこも凄くキラキラしてたの。街も、空も、景色も、みんなも」 

美希「光の力で街が変わって、景色や空も様変わりして。そんな景色を、みんながニコニコしながら見てて」 

美希「イルミネーションって、綺麗なだけじゃない。みんなを輝かせる凄い力があるってこと、改めて感じられたから」 

P「そっか。息抜きのつもりだったけど―――得るものが多いようで、よかった」 

美希「それに、ハニーと一緒の時間、いっぱい作れたから」 

美希「誰かと一緒に―――ハニーと一緒だったから、ミキもワクワクして、キラキラできたの」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:16:14 :3zHi7d8S0

美希「ハニー、ありがと。ミキにたくさんのキラキラを見せてくれて」 

P「礼を言われることでもないともうけどな。俺も楽しませてもらったし」 

美希「そうかもしれないけど。それでも、ありがとなの」 

P「―――そっか。じゃあ、どういたしまして」 


P「そんじゃこれで、26日の校内模試まで集中して勉強できるな」 

美希「………」 


美希「えっ」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:21:58 :3zHi7d8S0

【26日夜 プロデューサーの家】 
P「33と34は3と5。はい、世界史はここまで」 

美希「両方とも正解。えっと……合計で814点なの」 

P「模試とは言え9割超えは凄いな。ひとまずお疲れ様、美希」 

美希「なんで今年は26日まで学校あるんだろ……」 

P「やる内容自体増えてるし仕方ないな。運が悪かったと思って諦めろ」 

美希「う―……でも、折角のクリスマスだったのに」 

P「受験生にクリスマスなんて有ってないようなもんだろ。我慢だ、我慢」 

美希「そうかもしれないけど。あの状況で言うって、ロマンスの欠片もないの」 

P「仰る通りで」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:27:24 :3zHi7d8S0

美希「でも……部屋、飾り付けてくれたんだね」 

P「規模は小さいかもしれないけど、これも立派なイルミネーション、てな」 

美希「この前来た時は全然だったのに。いつ、用意してくれたの?」 

P「そう言うのは聞かないお約束だぞ」 

美希「そう?じゃあ来年はミキが、ハニーをびっくりさせるイルミネーションも用意してみせるの!」 

P「大きい舞台が必要なら、俺が用意するからな」 

美希「両方ともハニーと将来やりたいことリストに追加しておこっと」 

P「んじゃ、勉強はここまで。料理運ぶから、机の上片付けてくれ」 

美希「はーい」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:33:05 :3zHi7d8S0

P「そんじゃ美希。一日遅れの、メリークリスマス」キンッ 

美希「メリークリスマス、なの」キン 



おわる


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/28 00:40:34 :3zHi7d8S0

はい、という訳でおしまいです。途中の支援ありがとうございました。 
クリスマスネタなのに大遅刻してごめんなさい。 

知り合いとイルミネーションについて話す機会があったので、ちょうどいいかなーと思って色々回ってみました。 
有料無料問わずかなりの種類が合って楽しめますね。今回のでは有料のは意図的に省きましたけれど。 
東京ミッドタウンと新宿サザンテラス口が個人的にはお勧めです。ついでに新宿の流れ星のツリーは30分ほど粘ってみたところ、 
赤21回、青21回、黄色13回、緑11回、紫16回、桃色19回、虹色3回でしたとさ。 
興味があれば是非来年足を運んでみてください。来年もやっているかどうかは、わかりませんが。 

それではここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356613847