■P「ただいまー」 美希「おかえりなさいなの!」シリーズ
P「ただいまー」 美希「おかえりなさいなの!」
P「おはよう、美希」 美希「おはようなの、ハニー!」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:07:28 :XvqKVOCQ0

P「すー…かー…」 

美希「あふ…ふぅ…」 


美希「ふぁ」パチ 

P「Zzz…」 

美希「ん…」ムクリ 

美希「あぁぁあぁ――――ふぅぅうぅ…」 

美希「」ガク 


美希「―――!!」カッ 

美希「星井美希の朝は早い」 

美希「ハニーの朝食を作る所から始まるの」キリッ 

※この美希は覚醒しています。


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:12:30 :XvqKVOCQ0

美希「まずは台所に立って、ご飯の炊上り具合を確かめるの」フワリ 

美希「―――うん、絶好調なの!」 

美希「具は…ゆかりと、梅干しとー…あ、これにしよっと」 

美希「今日のおかずは…おにぎりと、お味噌汁とー…」ガチャ 

美希「…あ、たまご賞味期限切れちゃう。じゃ、卵焼きにしよっかな」 

美希「卵焼きって確か…砂糖入れて、お醤油入れて…」 

美希「…ハニーは甘いのと甘くないの、どっちの方が好きなのかな」 

P「Zzz」スピー


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:17:30 :XvqKVOCQ0

美希「ハニーはまだ寝てるし…」 

美希「春香ややよいに聞くには…まだ早すぎるし」 

美希「うーん…」 

美希「…」 

美希「…こんな所で迷ってる時間は無いの!ハニーが起きちゃう!」キッ 

美希「とりあえず作ってみなきゃ。ダメだったら、次ちゃんとハニーに聞けばいいし」 

美希「好きで始めた事ですから。ハニーの為なら何でも出来ちゃいます」キリッ 

美希「よーし!やってやるの!」 

美希「あれ…でも、どうやって焼けばいいんだろ…」ズーン


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:22:29 :XvqKVOCQ0

<マッコマッコリーン!! 

P「…」 

<マッコマッコリーン!! 

P「この目覚まし…どうにかならんのか…」 

<マッコマッコr ピ 

P「くぁ・・・ふぅ」 

P「敏腕プロデューサーの朝は早い」キリッ 

P「…が、その前に愛妻の寝顔を盗み見る事から始まる!」クルッ 

<ガラーン 

P「………」 


美希「あ…はにぃ…」ジワ 

P「なにこれご褒美?」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:27:34 :XvqKVOCQ0

P「なんだ、作り方が判らないなら、起こしてくれればよかったのに」ジュー 

美希「だって…寝てるのに起こすの、や。って思ったから」ニギニギ 

P「そんなの一々気にする間柄でもないだろうに」 

美希「たまになんだから、ゆっくりしたいでしょ?」 

P「美希に起こされるなら、逆にご褒美かもな」 

美希「え、ホント?えへへ…」 

P「あ、味噌溶いてくれ」 

美希「はいなの」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:32:34 :XvqKVOCQ0

P「っと、そうだ。忘れるところだった」 

美希「なぁに?ハニー」 


P「おはよう、美希。今日も、二人でキラキラしような」 

美希「―――うん!おはようなの、ハニー!!」 

美希「今日も美希と、キラキラ輝こうね!!」 

P「ああ」グリグリ 

美希「…あはっ」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:42:30 :XvqKVOCQ0

P「いただきます」 

美希「いただきますなの」 

P「お、明太子か?」 

美希「うん!あずさがお土産に、って送ってくれたの!」 

P「竜宮の全国ツアーももうすぐ終わりだな。漸く律子たちが戻ってくるか…」 

美希「楽しみ?」 

P「ああ。トイレ掃除しなくて済む」 

美希「それはちょっと律子さんに失礼だと思うの」 

P「ちなみに今日の当番は社長だぞ」 

美希「社長がやる事じゃないよね?」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:47:29 :XvqKVOCQ0

美希「あ、美味しい」モキュモキュ 

P「だろ?卵焼きだけは自信ありだ」モグモグ 

美希「ハニーはちょっと甘めが好きなんだね?」 

P「まぁな。後、できれば大きい方が好きだ」 

美希「ねね。今度作り方、教えてほしいな!」 

P「嫌だ」 

美希「酷いの!あと早すぎるの!」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:52:34 :XvqKVOCQ0

P「卵焼きは母親の味って言うからな…」 

P「俺の嫁さんになる気があるなら、それくらい自力で習得して見せろ!!」ビシィ 

美希「…!!成程…分かったの」 

美希「絶対!絶対にハニーの舌を、えいやーって言わせてやるの!」メラメラァ! 

P「それはちょっと違う気がする」 

美希「甘いけどそれだけじゃないの…大きさは…」 

P「今は飯を食え」ペシ 

美希「あう」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 21:57:30 :XvqKVOCQ0

P「ごちそうさま」 

美希「お粗末様でした」 

P「すまん、ちょっとニュースチェックだけするから」 

美希「わかったの。お弁当用意しておくね」 

P「頼んだ」 

美希「はいなのー」パタパタ 

P「……」 

P(制服エプロン…実に素晴らしい)グッ


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:02:30 :XvqKVOCQ0

P「敏腕プロデューサーの朝は早い」キリッ 

P「最新の流行情報を把握する事から、一日が始まる!」ピッ 

北斗『全国のお嬢さん…と、それに恋する男性諸君。伊集院北斗です』 

北斗『今日も皆さんに、最新の流行情報をお届けします』 

北斗『しっかりチェックして、最高に輝いて下さいね☆』 

P「…久々にあいつ等とも飯食いに行きたいなぁ」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:07:46 :XvqKVOCQ0

美希「ハニー!お弁当出来た、」 

P「……」 

美希(…とと、今は邪魔しちゃいけないの) 

P「……」 

美希(…凄く、真剣な目) 

美希(あの日から…沢山、一緒にいて。色んなハニーを見たけれど) 

美希(この横顔だけは、ずっと変わらないの)


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:12:29 :XvqKVOCQ0

『美希が輝ける舞台は、必ず俺が用意してやる!』 

『だから、美希!俺について来てくれ!…いや』 

『星井美希!俺に―――』 

美希「…えへ」 

P「ん?―――ああ、美希か」 

美希「うん。…酷いって思うな、さっきから隣にいたのに」 

P「っと、それはすまん。どうかしたのか」 

美希「ううん。ハニーはやっぱり格好いいな、って」 

P「…はぁ?」 

美希「なんでもないの!」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:17:33 :XvqKVOCQ0

P「そろそろ出るぞ、美希」 

美希「合点承知なの!」 

P「鞄」 

美希「はい!」 

P「お泊りセット」 

美希「家までお願い!」 

P「弁当」 

美希「ばっちりなの!」 

P「最後に笑顔」 

美希「あはっ☆」 

P「パーフェクトだ…」 

美希「あ、ネクタイ曲がってるの」キュッ 

P「おっとすまん」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:22:29 :XvqKVOCQ0

P「起動開始。エンジン始動」 

美希「視界良好。進路クリア!」 

P「全機能、連動確認。セイフティー解除!」 

美希「システム、オールグリーン。発進、どうぞなの!」 

P「了解。765プロ、出るぞ!」 

美希「おーっ!」ドルルン 

P「いやぁ…やっぱしこれやるとテンションが上がるな!」 

美希「でも人が多い時はやめた方がいいかもなの」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:27:32 :XvqKVOCQ0

美希「ハニーの部屋にもたくさん飾ってあったけど、ロボット好きなの?」 

P「大好物です。最近は作れなくてちょっと寂しいけどな」 

美希「へぇ…じゃあ、あの黒っぽいのも作った奴?」 

P「いや、あれは冬馬から貰った」 

美希「え、あまとうから?」 

P「ああ。あいつ、声優で出た事あるみたいだからな。本人も好きみたいだし」 

美希「そうなんだ。ミキも声のお仕事してみたいな」 

P「検討してみるか。ちゃんとレッスンした上で、な」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:32:48 :XvqKVOCQ0

美希「ね、ハニー」 

P「うん?」 

美希「学祭、来れそう?」 

P「なんだっけそれ。初耳」 

美希「嘘言わないでなの!前から散々言ってるのに」 

P「さすがにバレたか。…今の所は行けそうだよ」 

美希「でも、お仕事は大丈夫なの?」 

P「…仕事にしておいたから大丈夫だ」ニヤ 

美希「…成る程なの♪」ニコ


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:37:30 :XvqKVOCQ0

P「美希は何に出る予定なんだ?」 

美希「ライブ出演決まってるよ。一般公開日じゃないけれど」 

P「まぁ、その日にぶつけたら大変だろうしな…」 

美希「後はねー…秘密なの!」 

P「なんだよそれ」 

美希「当日までのお楽しみなの」 

P「んじゃ、期待させてもらうとするか」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:42:35 :XvqKVOCQ0

P「到着ゥ!」 

美希「ハニーありがと!じゃ、行ってくるね!」 

P「おう、しっかり勉強して来いよ」 

美希「……」 

P「どうした?」 

美希「行ってきますのキス、してほしいな」 

P「」ドルルン 

美希「えっ、嘘!?何も言わずに行かないでほしいのー!!」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:47:37 :XvqKVOCQ0

美希「そのまま行っちゃうとは予想外だったの…」 

P「追いかけてくるとは思わんかった。目立ってるぞ」 

美希「目立たせてるのはハニーなの…」 

P「…ぐうの音も出ない」 

美希「…はぁ。それじゃ、行ってくるね」 

P「っと、美希」 

美希「なぁに?…ふみゅっ」プニ 

P「…今はこれで我慢してくれよな」 

美希「…あはっ。フルチャージなの!それじゃ、また後でね!」タタタ


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:53:04 :XvqKVOCQ0

P「……」ヒラヒラ 

P「……」 

P「…そろそろ行くか」ドルルン 

P「……」 

P「俺のスイッチ、どこだろうな」 


美希「センセ、おはようございますなの!」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 22:58:31 :XvqKVOCQ0

P「おはようございます」ガチャ 

小鳥「あ、おはようございます、プロデューサーさん!」ピヨ 

P「あれ、小鳥さん。まだ誰もいないかと思いましたが」 

小鳥「あはは…実は仕事がまだ山積み、て状況でして…」 

P「成る程なぁ…律子もいないし仕方ないな」 

小鳥「あ、早速ですが、これとこれとこれ。追加で週末までにお願いしますね」 

P「Oh…」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:02:33 :XvqKVOCQ0

小鳥「あれ?プロデューサーさん、今日はお弁当ですか?」 

P「あ、はい」 

小鳥「珍しいですね?」 

P「ああ、美希が作ってくれました」 

小鳥「!?」 

小鳥「」ブツブツ 

P「…小鳥さん?」 

小鳥「プロデューサーさん!」ガシッ 

P「は、はい!?」 

小鳥「ゆうべは おたのしみでしたね ▼」グッ 

P「黙れピヨ助」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:07:43 :XvqKVOCQ0

小鳥「―――以上が今朝来た連絡です。」 

P「分かりました。小鳥さん、先日の企画書できてます?」 

小鳥「大丈夫です!印刷してボックスに纏めてありますよ」 

春香「おはようございまーす!」ガチャ 

P「おはよう、春香!」 


美希「……」カリカリ 

美希「あふぅ」 

美希(ハニー、今頃何してるかなぁ)


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:12:29 :XvqKVOCQ0

P「はい、分かりました。検討させて頂きますので…はい」 

P「…貴音、番組出演、と」カリカリ 

小鳥「―――はい、765プロダクションです」ガチャ 

P(オーディションはこんなもんか。撮影もあるし、レッスン開始は…)カタカタ 


美希「ファイト、なのー!」タッタッ 

<オオー! 

体育教師「何このやる気の違い」


52:>>50 本編から何年か経ってるのです:2012/06/27 23:18:52 :XvqKVOCQ0

P「美味い…」 

小鳥「おにぎりなのは美希ちゃんらしいですね」 

P「土下座したってあげませんよ」フフン 

小鳥「凄い顔してますね…」 

小鳥「だがその幻想を打ち砕く!」シュッ 

P「抜かせ、ピヨっ子がぁ!!」ガシィ! 


美希「ハニー、喜んでくれてるかな」モグモグ 

モブ「もーらい」ヒョイ 

美希「あー!駄目なのー!」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:23:40 :XvqKVOCQ0

貴音「――ふっ!」キュッ 

P「いいぞ貴音!そのリズムをキープしろ!」 

P「やよいは貴音を離すな!腕が落ちてるぞ!」 

やよい「わかりましたっ!」 

P「雪歩、顔が硬い!観客をちゃんと意識しろ!」 

雪歩「は、はい!」 

P「…と、もうこんな時間か。すまん、一度抜ける」 


P「くそ、ちょっと遅れちまうな」 

P「待ってろ美希。愛しのハニーが、LOVEを片手に今行くぞ!」ドルルン


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:27:33 :XvqKVOCQ0

美希「ハニー!待ちくたびれたの!」 

P「すまん、待たせた!早く出るぞ!」 

美希「オッケー!どれくらいで着きそう?」 

P「捕まらなければ30分だ。台本チェック、済ませておけよ!」 

美希「うん!」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:32:40 :XvqKVOCQ0

P「はい、4時までには到着しますので。…よろしくお願いします!」ピッ 

美希「撮影、大丈夫そう?」 

P「ああ。到着したらすぐ始めるってさ」ブロロロ 

美希「ハニーは…すぐ、戻っちゃうよね?」 

P「最初のシーンは見てるよ。その後は無理だけど」 

美希「十分なの。全力で頑張るから、しっかり見て欲しいな」 

P「全力で頑張るなら居なくてもいいか。すぐ抜ける」 

美希「話が違うの!居れるなら残ってよー!」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:37:41 :XvqKVOCQ0

美希『ねえ…一つ、我儘言っても、いい?』 

美希『…私は、ちょっと疲れちゃったけど』 

美希『ごめんなさい、我儘なのはわかってる。でも…一緒に居たいから!』 

P(ここまで役に入れ込めるのは流石だな。メイクなしでも栄えてるし) 

P(…ただ…ちょっと違うような…?) 


カーット! 

美希「ふぅ、なの」ケロッ 

P「」チョイチョイ 

美希(あれ、ハニー?…あ、台本?)


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:42:38 :XvqKVOCQ0

美希(なんかちょっと違うかなーって思ったから…監督と相談してみたの) 

美希(ミキだったら、ずっと一緒に居たいの。待ってるだけなんて、や、って。) 

P(…そっか。けど話が大幅に変わるんじゃ) 

美希(とりあえずやってみて、って言われたから。その辺はこれから相談なの) 

P(そっか。なら、さっきの部分は…) 


AD「な、何だか目と目が逢ってますけれど、どうしたんでしょう」 

監督「好きだと気づいたんだろ。いつも通りだから気にするな」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:47:30 :XvqKVOCQ0

P(じゃあ、そろそろ行くから。頑張れよ)ヒラヒラ 

美希(うん!ハニーも気をつけてね!) 

P(帰り、気をつけてな) 

<サイカイシマスー! 

美希「……」 

美希「よーし!ハニーのためにも頑張るの!」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:53:14 :XvqKVOCQ0

P「ふー、ただいま」ガチャ 

P「…と言っても誰もいないけど」 

P「晩飯作らんと…」 

P「…美希、もう戻ったかな」 

P「…ん?」ピリリリリ 

P「電話…美希か?」ピ


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/27 23:57:46 :XvqKVOCQ0

P『もしもし、美希か?』 

美希「ハニー!お疲れ様なの。今、電話大丈夫?」 

P『ああ、今帰ったところだよ。撮影どうだった?』 

美希「うーん、やっぱり急に変更し過ぎだって。元に戻すことになっちゃった」 

P『…そっか。まぁ、今回は美希だけの仕事じゃないからな』 

美希「でも、少しだけ脚本変わることになったの。今それ読んでたところ」 

P『即日変更とは仕事が早いな…。何話から修正になるんだ?』 

美希「7話の最初。今撮ってるのが中盤だから、まだ修正効くみたい」 

P『なら大丈夫かな。しっかり読み込んどけよ』 

美希「新たなミキにご期待下さいなの」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28 00:03:00 :tJgGtvV30

美希「ハニーはあの後お仕事だったんだよね?」 

P『それ以外に何があるんだ…貴音たちのレッスンに付き合ってたよ』 

美希「そっか、どうだった?」 

P『マスタークラスなら問題無いだろう。やよいも勘が戻ってきてるみたいだし』 

美希「ほらね?ハニーは心配し過ぎなの」 

P『実際に見てみない事には、ちゃんと判断できんからな』 

美希「それもそうだよね。あ、そうそう。今日、帰りに千早さんがね――――」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28 00:07:46 :tJgGtvV30

P「…こんな時間になっちまったか。そろそろ切るぞ」 

美希『えー』 

P「明日も学校だろ。宿題終わったのか?」 

美希『ハニーの前では宿題なんて些細な問題なの!』 

P「…期末で平均下回ったら勉強合宿でもするか」 

美希『あ、いいねそれ!ハニーからたくさん教えてもらいたいな!』 

P「いや、律子と小鳥さんに頼むから。俺は営業」 

美希『テストなんて朝飯前なの』


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28 00:12:47 :tJgGtvV30

P『それじゃあ、おやすみ。ちゃんとやることやっとけよ』 

美希「ハニー!最後にあれ言ってほしいの!」 

P『あれ?』 

美希「それはもちろん、『美希、愛s」 

プツ ツーツーツー 

美希「」 

美希「…もぉぉぉぉお!!こんなのばっかりなの!」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28 00:17:49 :tJgGtvV30

美希「ほんっっと!ハニーは乙女心が判ってないの!!」カポーン 

美希「昨日みたいに家に行けるの、いつになるかわかんないのに!」 

美希「大体ハニーはミキの扱いが酷過ぎるの!置いて行ったり電話切ったり嘘ついたり…」 

美希「あの情熱的な大告白も台無しなの!」 

美希「流石のミキも我慢の限界なの。次逢ったら、ツンツンしてやるー!」 

美希「次逢ったら…次逢えたら…」 

美希「……」ブクブク 

美希「…次、逢えたら」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28 00:22:26 :tJgGtvV30

P「流石に切ったのはやり過ぎだったかもなー」モゴモゴ 

P「昨日の今日だったから妙に積極的だったし…」 

P「あんまり言うと軽くなりそうで言いたくないんだが…」ゴク 

P「…うーん、でも…」 

P「―――いちごババロア、買っておくか」 

P「久々に一緒に食べたいし。事務所で次逢ったら誘ってみよう」 

P「…」 

P「…次逢ったら、か…」ズルズル


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28 00:26:37 :tJgGtvV30

美希「…ハニー」 

P「…美希」 


『早くまた、逢いたいな』 


おわり


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28 00:33:49 :tJgGtvV30

以上です。途中の支援どうもありがとうございました。 
書いてる最中に色々穴に気づいて「うわああああ」思いながら投下してたよ・・・ 

続き物がある前提で書くと分かりにくい部分も多くなってしまうでしょうし、 
次書く時はその話で完結できるよう気を付けますね。 

とにかく覚醒美希流行れ。


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340798848