■四条貴音の「余興」シリーズ
貴音「ちん こんか、ですか」
貴音「春海天香、ですか」
貴音「四条やよい…ですか」P「!?」
貴音「三つ巴の戦い、ですか」
貴音「土日と祝日の過ごし方、ですか」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:18:52 :aWr5OGL70

P「え? な、なんだって…?」 

貴音「ですから 不意に妙な発言をみなにぶつけ、どのような反応をするかを調べ愉しむ娯楽です」 

P「それは娯楽ではないような気がするな…」 

貴音「…妙な発言、ですよ  では私がどのような発言をするか気になりませんか?」 

P「ああ そこ1か所に絞ればかなり気になるな」 

貴音「では、行って参ります故 撮影をお願いします」 

P「うん 撮影必要なのね」 

貴音「今宵の余興は完全に私次第となるもの ふふっ、愉しみです」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:22:07 :aWr5OGL70

春香「あっ 貴音さん!おはようございます! 今日も1日がんばりましょうねっ!」 

貴音「おや春香…おはよう 今日もいい具合に前髪が揃っていますね」 

春香「はい! …はい!?」 

貴音「ですから、いい具合に前髪が…」 

春香「こ、こういう髪型なんですよ! というか貴音さんも揃ってるじゃないですか!」 

貴音「…そうでした 私も気に入っています」サワサワ 

春香「いいですよね! ぱっつんっていうんですよ って知ってますよね…」 

貴音「ほう…ぱっつん 知りませんでした …面妖ですが可愛らしい名称ですね」 

春香「ぱっつん仲間ですね!」 

貴音「ええ…! ぱっつん、仲間ですか…♪」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:26:19 :aWr5OGL70

貴音「はっ 目的を忘れ、つい話してしまいました」 

春香「目的ですか?」 

貴音「いいえ、なんでもありませんよ …それにしても春香、本日もまことに普通ですね」 

春香「はい! …はい!? って2回目ですよ、2回目!」 

貴音「失礼いたしました では春香は異常ですね」 

春香「そういわれても… あはは…」 

貴音「すみません 実はこれも余興なのです 本当は、春香は今日も可愛いですよ」ニコッ 

春香「え、あ…ありがとうございます…」 

貴音「微妙な空気になりました」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:29:27 :aWr5OGL70

千早「ふぅ…スケジュールは… …今日は少し遠出なのね でも歌の仕事だし、頑張らないと」 

貴音「おはよう千早 今日は仕事までの時間、一緒に演歌でもいかがですか」 

千早「おはようございます… え、演歌ですか」 

貴音「嫌でしょうか…歌はお嫌いですか?いえ、そのようなわけがありませんね となると私とでゅえっとは嫌ですか?」 

千早「…ま、待ってください そんなこと言ってませんから」 

貴音「では共に歌いましょう "人生、谷ありゃ板あるさ"」 

千早「…そんな歌しりません」ムスッ 

貴音「怒らないでください 冗談ですよ」 

千早「プロデューサーに、こう言え! とでも言われたんですか? パワハラです」 

貴音「…ええ 実はそうなのです」シクシク 

P(やばい)


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:36:06 :aWr5OGL70

貴音「すみません ではこの歌を… "越えられない山 ~個性~"」 

千早「四条さん ホントに怒りますよ」 

貴音「これもプロデューサーにためしにこの曲名を伝えろと言われました… 許してください、千早」ウルッ 

千早「はっ… し、四条さんすみません そうですよね 四条さんがそんな意地の悪いこというはずない…」 

貴音「いえ…事実、口に出してしまったのは私です 1回私を叩いてください、千早…」 

千早「そんなことできません… プロデューサー、やっぱりそういうところばかり見てるんですね…」 

P(おい貴音 やめてくれ) 

貴音「…ふふっ」ニコッ 

P(さすがは余興大好き 俺へのダメージ気にしてない 天使であり悪魔でもある)


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:41:16 :aWr5OGL70

美希「うーん 今日はあんまり眠くないのー」ゴシゴシ 

貴音「おはよう美希 知っていますか? 普段、比較的眠くなりやすい体質は…」 

美希「えっ、なになに?」 

貴音「実は 死期の近さを… 知らせています」 

美希「あははっ 貴音、真顔で言ってると本当みたいなの!」 

貴音「…はぁ… 普通は…信じないものでしょうね」 

美希「えっ…」 

貴音「もう1つの特徴として その眠気が急になくなったとき その日のうちに、ほぼ命は消えます」 

美希「……ほんと…?」 

貴音「いつ言おうか悩んでいました …すみません 当日に言うなど…」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:45:24 :aWr5OGL70

美希「え、ね、ねぇ 美希しんじゃうの…?」 

貴音「…残念ながら 近いでしょうね」 

美希「………嘘じゃない?」 

貴音「医学界の神 ソーナ・ウデノスが提唱した、実際に結果の出ていることです…」 

美希「………」 

貴音「美希 …気をしっかり持つのです」 

美希「…は、ははは… 嘘だよ…」 

貴音「ええ 嘘です」 

美希「…えっ」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:48:42 :aWr5OGL70

貴音「冗談ですよ なにせこれは…余興ですから」 

美希「えっ う、嘘? 嘘なの?」 

貴音「ええ そのような医学界の神など存在しません "嘘なのです" を並び替えた名称ですから」ニコッ 

美希「ちょ、ちょっと… そういう嘘はやめてほしいの…」ヘナヘナ 

貴音「すみません しかし本当に寝すぎは身体に悪いのですよ 本当に死期が早まらぬよう、気を付けたほうがいいでしょう」 

美希「わかったの… 安心したら眠くなってきたの」 

貴音「…眠るのですか…」 

美希「お、起きてるの!」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:55:33 :aWr5OGL70

伊織「あー 今日もあっついわね… エアコンまた壊れたわけ?」 

貴音「伊織、おはよう」ニコッ 

伊織「おはよう… なによ いきなり笑顔なんて貴音らしくないわね」 

貴音「伊織 なにか食べ物をください」 

伊織「え…食べ物?」 

貴音「食べ物を… 食べ物食べ物食べ物…!」クワッ 

伊織「ひゃ! っ…わ、わかったわよ! 本当は15時に食べようと思ってたんだけど…」スッ 

貴音「これは…! 高級感の溢れるぷりんですね!」 

伊織「あんたそんなにひもじいの…? 給料は普通にもらってるはずよね…?」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 20:59:40 :aWr5OGL70

貴音「…では…いざ」 

伊織「う… ど、どうぞ」 

貴音「…なんて 冗談ですよ まさか本当にいただけるとは思っていませんでした」 

伊織「冗談? な、なによ また余興ってわけ?」 

貴音「さすがは伊織ですね 余興です」 

伊織「…ぷ、プリン返しなさいよ!」 

貴音「ええ お返しします…」シュン 

伊織「………」スッ 

貴音「………」 

伊織「ああもう! あげるわよ、食べていいからそんな目で見ないでよ」 

貴音「ありがとうございます… 伊織殿、お慕いしております♪」 

伊織「安い"お慕い"ね…」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:04:21 :aWr5OGL70

亜美「お姫ち→ん!おはおは→」 

貴音「ええおはよう 真美」 

亜美「えっ、やだな→おひめちん! 亜美は亜美だよ?」 

貴音「そうですね 真美は真美です」 

亜美「…えっ!」 

貴音「どうしました、真美?」 

亜美「……お、お姫ちん? 亜美のことわかんないの…?」 

貴音「いえ? 双海真美、765プロに所属する元気な双子の姉、でしょう」 

亜美「それ…真美だよ…」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:09:49 :aWr5OGL70

貴音「…ええ、ですから 真美です」 

亜美「亜美は亜美だってば」 

貴音「先ほどから何度もどうしたのです わかっていますよ…」 

亜美「わかってないよ!」 

貴音「亜美はどうしたのですか? 1人でとは珍しいです」 

亜美「…っ……」ウル 

貴音「はっ お…おいでなさい、亜美」 

亜美「えっ」 

貴音「度が過ぎましたね 冗談ですよ」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:14:28 :aWr5OGL70

亜美「な、な→んだ よきょーってやつだね!?」 

貴音「そうです すみません、まさか涙を浮かべるとは…」 

亜美「亜美のこと忘れちゃったのかと思ったよ→」 

貴音「そんなこと… 何十年もすれば保障できませんが、今はあり得ないことですよ」 

亜美「…だよね! おひめちん、ゲームしよゲーム!」 

貴音「かまいませんが、もう少し後にしましょう」 

亜美「わかった! 頑張ってモンスター倒そうね!」 

貴音「ええ… いい子です」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:20:36 :aWr5OGL70

あずさ「ふぅ なんだか事務所の階段が急に感じて… 汗かいちゃうわー?」 

貴音「そうでしょうか 私には比較的緩やかに感じますが…」 

あずさ「えっ… そ、そうね 緩やかかしら!」 
あずさ(ま、まさか私の足腰が弱って… いやだわ) 

貴音「しかし、私も疲れていると少し苦に感じますよ」 

あずさ「…ど、どっち?」 

貴音「ふふ どちらでしょうね」 

あずさ「……貴音ちゃん、意地悪は嫌よ?」 

貴音「…し、失礼しました 階段の勾配は変化していませんよ」 

あずさ「…そ、そうよねぇ」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:25:23 :aWr5OGL70

貴音「………」 

あずさ「………」 

貴音「あ、あずさ 人間、何事にも"気のせい"というものはありますよ」 

あずさ「そうね…」 

貴音「…あずさ! きっと今日は身体の調子が悪いのです」 

あずさ「そうかもしれないわね…」 

貴音「う… あ、あずさ! 私も正装で行動していると、夫人と勘違いされることが!」 

あずさ「え… あ、あるわよね! そうよね、貴音ちゃんもあるわよね!」パァ 

貴音「ええ 実をいうと、頻繁にありますよ…」 

貴音(よかったです)


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:34:27 :aWr5OGL70

真「よーし 今日はなんか調子いいなぁ… バックダンサーだけど張り切ろっと!」 

貴音「真… なんだか今日は可愛いですね」 

真「え… な、なに貴音? いきなりなに?」 

貴音「今日の真は可愛いです まことに…」 

真「や、やめてよ 照れるよー!」 

貴音「つい、撫でたくなりますね 撫でても良いでしょうか」 

真「なんだか変な貴音だなぁ… でも、撫でるのは別にかまわないよ!」 

貴音「……」ナデナデ


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:38:22 :aWr5OGL70

真「あ、あのさ 今日の僕っていつもより可愛いのかな?」 

貴音「ええ」ナデナデ 

真「そ、そっかぁ 可愛いんだ…」 

貴音「…敢えて言いますが…」 

真「なに?」 

貴音「真はいつも可愛いですよ」ニコッ 

真「貴音… あ…ありがとう… …でも、お世辞はいいよ…」 

貴音「ふふっ 私はお世辞は苦手なのです」 

真「そっか…そっか! …へへ」ニコッ 

貴音「…まこと、真はまこまこしいですね」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:42:14 :aWr5OGL70

雪歩「四条さん! あの、ラーメンのお土産もらったんですけど…」 

貴音「…そうですか」 

雪歩「え… い、要らないですか?」 

貴音「ええ 本日の私は、らぁめんなどに興味はありません」ウズウズ 

雪歩「そ、そうですか… 他にラーメン好きな人っていたかなぁ…」 

貴音「や、やよいに差し上げるとよいのでは 家族も多いですし…」ウズウズ 

雪歩「あっそうですね し、四条さんはこんなお土産のラーメンになんか興味ないですよね… すみませんっ」 

貴音「はい まったくもって…」ウズウズウズ 

雪歩「……」シュン


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:46:19 :aWr5OGL70

雪歩「3人分じゃ、やよいちゃんにあげても… 困っちゃうよね…」ボソッ 

貴音「………すみませんでした雪歩 今すぐに茹でてください 全責任は私が取ります」 

雪歩「え…?」 

貴音「そのお土産らぁめんを私に!ぜひください!」 

雪歩「よ、よかったぁ! すぐに作ってきますね!」タタタッ 
雪歩(全責任ってなんだろう) 

貴音「雪歩、まことに優しい子ですね 私の好みを考え、わざわざ… うっ…」 

貴音「む、無理をするものではありませんね… らぁめんに興味がないなどという意見… うっ、無理のし過ぎで若干の嘔吐感が…」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:51:49 :aWr5OGL70

雪歩「できましたぁ! 四条さん、勢いで3つとも茹でちゃいました…」 

貴音「…? 何を言っているのです、それで問題ありませんよ」 

雪歩「そ、そうですか… なるととほうれんそうしかなかったんですけど…どうぞ」 

貴音「ありがとう 全身全霊で食しますよ」ニコッ 

貴音「…いただきます」ズルルモグモグ 

雪歩「お、おいしそうに食べてくれてうれしいですぅ」 

貴音「ふふっ …っん おいしいですよ」モグモグ 

雪歩「よかったぁ」 

貴音「雪歩… 今度、良きお茶を持ちましょう… お礼はそのときにしますよ」 

雪歩「そんな 気にしないでください!」 

貴音「雪歩のような嫁が欲しいですね」 

雪歩「…そ、そうですかぁ…」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:55:29 :aWr5OGL70

律子「っはぁー 肩こってるなぁこれ…」 

貴音「律子嬢 お疲れ様です…」モミモミ 

律子「おーっ? なんか悪いわね、肩揉んでもらうなんて」 

貴音「いえ… …プロデューサーには聞いたことがないのですが…やはり仕事は大変ですか?」 

律子「んーまぁね でも、やりがいがあるからこうやって頑張れるのよ 楽しいしね」 

貴音「そうですか…それならば良いのです …律子嬢のような夫がいたら、幸せに暮らせそうですね…」 

律子「…ん? なんか微妙に引っかかる言い方ね 夫って…」 

貴音「そうですね 今の時代、妻が働く家庭もおかしくはありませんね」 

律子「え、ええ… ところで何の話…?」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 21:59:29 :aWr5OGL70

貴音「律子嬢は結婚は考えていますか?」 

律子「うーん…? まだ全然よ 20中盤くらいに焦ればいいかなーって」 

貴音「そうですか」 

律子「う、うん だって今は仕事が楽しいし…ってなんでこの話になったのよ…?」 

貴音「特に理由はありませんよ」ニコッ 

律子「そ、そう 貴音は? 18ならもう結婚はできるけど」 

貴音「ふふ とっぷしーくれっと、といいたいところですが」 

律子「ですが?」 

貴音「そのような相手はおりませぬ故…」 

律子「あー ってそれいったら私もそうよ…」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:04:18 :aWr5OGL70

貴音「ふふっ」 

律子「ん?」 

貴音「いえ 律子嬢とは、何故か自然に話せますね」 

律子「そういえばそうかも 歳が近いのもあるからじゃない?」 

貴音「…はて、律子嬢の今の齢は…」 

律子「19だけど…?」 

貴音「なんと! …そうでしたね」 

律子「そこで驚かないでよ」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:09:04 :aWr5OGL70

真美「どりゃ→ 真美ハグ→!」 

貴音「おや… どうしたのですか真美」 

真美「えっへへ この間のハグハグお姫ちんのお返しだよ」 

貴音「ああ… あの余興の… っ!」 

真美「ど、どしたの?おひめちん!」 

貴音「あ、いえ 真美…」 

真美「なに→?」 

貴音「もう一度、貴音お姉ちゃんと呼んでいいのですよ」 

真美「え?」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:13:51 :aWr5OGL70

貴音「…なんでもありません 真美ちゃん」 

真美「ま、真美ちゃん!?」 

貴音「ええ 何か変でしょうか 真美ちゃん」 

真美「お姫ちんが"ちゃん"付けるのはちょっとヘンだよ→」 

貴音「そうですか では真美ちん」 

真美「ま、まみちん!?」 

貴音「はい 私がお姫ちんならば真美は真美ちんでしょう」 

真美「そしたら貴音ちんだよ…?」 

貴音「ふふ 名前を呼びましたね では次にお姉ちゃんと」 

真美「お姫ちんがこわいよ→!」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:18:42 :aWr5OGL70

響「あれ 貴音ー またその席に座ってるの? てことは、よきょー中?」 

貴音「ええ 余興中ですよ」 

響「ふぅん… 自分にはまだよく分かんないぞ… なっハム蔵?」 

貴音「はむぞう… ああ…そういえば ワニの肉は珍味らしいですね」 

響「あー 外国では食べるんだっけ…?」 

貴音「不意に…少し食べてみたいのですが… どこかにいいワニを知りませんか?」 

響「た、貴音…? ワニ子はダメだぞ!?」 

貴音「ああ… いるではありませんか…」ユラリ 

響「わーっ! ダメ、ダメー!」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:25:37 :aWr5OGL70

貴音「響? 今の家は…確か遠くはないのでしたね」ニコッ 

響「たかねぇ… ね、ねえ! 貴音だって家族を食べられたらいやでしょ!?」 

貴音「私の家族は食べられる対象ではありませんが」 

響「あーそういうことじゃなくてぇー… わ、ワニ子ー」 

貴音「ふふっ …なんて、冗談です  大丈夫…ワニ子をいただくはずがないですよ、響」 

響「…そ、そっか… そうだよね、いくら貴音でも」 

貴音「ワニ肉を食べてみたいのは本当ですが」 

響「わーっ!」 

貴音「響は可愛いですね 大丈夫ですよ ふふっ」 

響「最後の"ふふっ"がなければ完璧に信じるぞ…」 

貴音「おや… ふふっ」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:29:14 :aWr5OGL70

やよい「あ、貴音さん! うっうー! こんにちはです!」 

貴音「やよい、ごきげんよう 今宵ももやしですか?」 

やよい「そうですよぉ! よくわかりましたね!」 

貴音「いえ やよいが事務所に入る瞬間の"すきっぷ感"でわかりましたから」 

やよい「えーっ そんなにご機嫌でしたかぁ…?」 

貴音「ええ …あぁそうです、やよい」 

やよい「はい?」 

貴音「先日の夜も、もやしですか?」 

やよい「昨日は違いますねー」 

貴音「では明日は…もやしですか…?」 

やよい「ち、ちがいますー」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:33:21 :aWr5OGL70

貴音「…む そういえば今日は鞄にもやしが入っております やよいに差し上げましょう」サッ 

やよい「あ、ありがとうございますー」 

貴音「これで、明日ももやしですね」 

やよい「あの、貴音さん」 

貴音「どうしました?」 

やよい「べ、別にもやしが大好きってわけじゃなくて… 安いから… あ、おいしいですけど…」 

貴音「…ふふっ わかっていますよ すみません、やよいを少しからかってみただけです」 

やよい「貴音さん 意地悪です」シュン


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:37:39 :aWr5OGL70

貴音「ま、まことに申し訳ありません… やよい…」 

やよい「えへへ 怒ってないですよー!」 

貴音「優しく、強いやよいは…そう まるで母のようですね」 

やよい「えーっ それ、あずささんが真さんに言われてましたよ? あずささんと私なんかじゃ、違いすぎて…」 

貴音「やよい? あいどるは個性を生かして光るのですよ 評価してくれている方がいるのに"私なんか"と自分を過小評価してはいけません」 

やよい「はい…!」 

貴音「いい子です あの…今宵は、やよいの家で食を共にしても良いでしょうか?」 

やよい「えっ…はい いいですよ! もやしパーティなので、モリモリ食べてくださいね!」 

貴音「ありがとうやよい …なにか、良いものを用意して向かいます故…お楽しみに」 

やよい「うっうー! 楽しみにしてます!」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:43:51 :aWr5OGL70

貴音「小鳥嬢」 

小鳥「…え、今日は特に関わってないけど…?」 

貴音「そうではありません 帰りは、やよいの家に寄るために仕事場から直帰したいのですが」 

小鳥「ああ、わかったわ 仕事終わりの時間にここを出た、ってことにしておくね」 

貴音「ええ よろしくお願い致します」 

小鳥「ところで、いい絵はとれたの?」 

貴音「それはプロデューサーのみぞ知ること…」 

P「うん 今コピーしてるとこだ」 

小鳥「くださいね」 

P「1分100円ですからね」 

貴音「もし…? これは商用ではありませんよ」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:49:20 :aWr5OGL70

P「うそだよ コピーして保存するだけだ」 

小鳥「あまり変わらないじゃないですか…さてはやっぱり1人じめ…」 

P「こ、小鳥さんにもあげますから」 

小鳥「ふふん 当然です!」 

貴音「…こう、やり取りを見ていると まるで夫婦のようですね」 

P「なっ、た、貴音 小鳥さんに失礼だろ」 

小鳥「夫婦… っていえいえ!別に失礼じゃないですよ!」 

P「えっ…」 

小鳥「えっ…」 

貴音「ふふっ 余興ながら、高みを目指し いずれはお二方のきゅぴーっとになるのが私のあいどるの次の夢です」 

貴音「…なんて、冗談ですよ」 


おわり


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/26 22:56:21 :aWr5OGL70

余興シリーズもネタがなくなってきたから投下ペース落ちると思う 
読んでくれてる人ありがとう


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338031132