1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/27(月) 23:52:20.30 :RL5UefCp0

P「おはようございます」 

p「おはよーございまーす」 

小鳥「おは……」 

小鳥「!?」ガタッ 

P「あ、この子は」 

小鳥「ぷ、プロデューサーさんが事務所に幼女を……!?」ガタガタ 

P「は?」 

p「?」 


2:1:2013/05/27(月) 23:55:39.14 :RL5UefCp0

小鳥「こ、ここでナニをするつもりですか!?」 

小鳥「今ならまだ間に合います!考え直してください!」 

P「いや、娘なんですが」 

小鳥「……ぷ、プロデューサーのPはペ」 

P「待て」 

小鳥「え?娘?娘さん?」 

P「ええ」 

小鳥「あ、ああ……親戚の娘さんですか?姪っ子とか」 

P「違いますって。俺の娘ですよ、俺の娘」 

小鳥「え?」 

小鳥「えええぇぇぇぇぇ!?」 

p「ひうっ!?」ビクッ 

P「ちょっ、怖がりますから」 

小鳥「ご、ごめんなさい」 

p「あぅ……」 


3:1:2013/05/27(月) 23:57:11.48 :RL5UefCp0

小鳥「驚かせちゃってごめんね?ええと……」 

小鳥「私は小鳥。鳥さんの小鳥ね。お名前教えてくれるかな?」 

p「とりさん?」 

P「小鳥さんだよ。ほら、ちゃんとご挨拶しなさい」 

p「うん!えと……pです!はじめまして、ことりおねえちゃん!」ペコッ 

小鳥「お、お姉ちゃん///」 

小鳥「あ、いやいや……はじめましてpちゃん」ペコッ 

P「よしよし、ちゃんと言えたな。偉いぞ」ナデナデ 

p「えへへ」 

小鳥「pちゃんは、お歳はいくつなのかな?」 

p「4さいだよ!」ニコッ 

小鳥「か、可愛いぃ!///」 

P「はは、大袈裟ですよ」 


4:1:2013/05/27(月) 23:58:33.12 :RL5UefCp0

小鳥「ていうかプロデューサーさん!娘さんがいるなんて初耳ですよ?」 

P「ええ、ここじゃ社長しか知らないはずです」 

小鳥「結婚、されてるんですか?」 

P「してた、ですね。今はこの子と俺の二人だけです」 

小鳥「そ、そうなんですか」ホッ 

P「どうかしました?」 

小鳥「ピヨッ!?なんでもないです!」 

p「パパー!パパー!」グイッグイッ 

P「どうしたー?」 

p「だっこー!」 

P「はいはい、しょうがないな。……ほら!」ヒョイ 

p「きゃっ!えへへ~」ギュッ 

小鳥(なにこの可愛い生き物) 


5:1:2013/05/28(火) 00:01:13.54 :1w+vLzZ80

小鳥「あの……聞きにくいことを聞いてもいいですか?」 

P「ええ。変に誤解されても困りますから、事情はちゃんと話しますよ」 

小鳥「奥さんとは……離婚されたんですか?」 

P「いえ、死別です。この子が生まれてすぐに……」 

小鳥「それって、私が聞いちゃっても……?」 

P「何年も前のことですから」 

P「音無さんには……知っていてもらいたいですし」ボソッ 

小鳥「え?」 

P「あ、いえ」 

小鳥(思わず聞こえなかったフリしちゃったけど、今……) 

小鳥(いまさら聞き返せる雰囲気じゃないし……。あーもう、私のバカバカ!) 

P「続けますね」 

小鳥「は、はい」 


6:1:2013/05/28(火) 00:03:48.10 :1w+vLzZ80

P「この子の母親……俺の妻だった人は、物心ついた頃からずっと一緒にいた幼馴染だったんです」 

P「ただ、高校生の頃に病気で長く生きられないと言われて……」 

小鳥「……」 

P「俺もまだ子供だったから、他になにも考えられなかったんだと思います」 

P「残り少ない時間で一生分幸せにしてあげようと思って、高校を卒業してすぐに結婚しました」 

小鳥「奥さんのこと、ほんとに好きだったんですね……」 

P「子供っぽい自己満足ですよ」 

P「この子が生まれるときにも、二人して周囲の反対に聞く耳を持たずに押し切ったんですから」 

P「どれだけ迷惑をかけて、どれだけ助けられてるかなんて考えもせずにね」 

小鳥「そんな……」 

P「でもこの子を授かって、ほんの少しの時間だったけど……俺もあいつも幸せだったと思います」 

P「はは……柄じゃないですね、こういうのは」 


7:1:2013/05/28(火) 00:06:11.44 :1w+vLzZ80

小鳥「プロデューサーさん……」グスッ 

P「お、音無さん?泣かないでくださいよ」 

小鳥「だって、そんな辛いこと……」ポロポロ 

P「こうやって落ち着いて話せるぐらいには吹っ切れてますよ」 

P「それに、俺にはこの子がいますからね」 

小鳥「そ、そうですね……ごめんなさい」グシッ 

p「ことりおねえちゃん、だいじょうぶ?どこかいたいの?」 

小鳥「ううん、大丈夫よpちゃん。どこも痛くないから」 

P「そろそろ誰か来るでしょうから、湿っぽいのはやめましょう」 

小鳥「はい!笑顔笑顔!」ニコッ 

p「えへへ、えがおえがお」ニコニコ 

小鳥「……」プルプル 

小鳥「はあぁぁぁ!可愛いぃぃぃぃぃ!」 

p「ほえ?」 

小鳥「天使ですか?むしろ天使ですよね?可愛すぎますよぉ」 

p「てんし?」 

P「はは……変に影響されても困るんで、そういうのは程ほどにお願いします」 

小鳥「ピヨ……気をつけます……」 


8:1:2013/05/28(火) 00:08:46.20 :1w+vLzZ80

小鳥「そういえば、今日になって突然連れてきたのは、どういう……?」 

P「いつも預けてる保育所が臨時で休みになっちゃいまして」 

P「俺の親とか妻のご両親もよく面倒を見てくれてるんですけど、今日はどちらも都合が悪いみたいで」 

小鳥「ああ、一人でお留守番させるのは心配ですよね」 

P「親バカですいません……」 

P「社長に話したら、今日は有給でいいと言われたんですけどね」 

小鳥「そうですよ。こういうときぐらいはお休みしても」 

P「確かに、こんな仕事だからこの子にも寂しい思いをさせてますが」 

P「アイドルのみんなも、今は大事な時期ですから」 

小鳥「それはそうですけど……」 

P「春香とかやよいみたいに面倒見のいい子もいますからね」 

P「なるべく事務仕事で側にいてやるってことで、社長の承諾はもらいました」 

小鳥「もう、しょうがないパパさんですね」 

小鳥「ねー、pちゃん?」 

p「ねー」 

P「そういう刷り込みはやめてくださいよ……」 

小鳥「ふふ、どうしましょうね」 


9:1:2013/05/28(火) 00:10:55.87 :1w+vLzZ80

P「ああもう、仕事しましょう!仕事!」 

小鳥「はいはい、お仕事お仕事」 

p「ねーねー、ことりおねえちゃん」 

小鳥「どうしたの、pちゃん?」 

p「おねえちゃんのおひざにすわっていーい?」 

小鳥「あら。うふふ、どうぞ」ポンポン 

p「うん!ありがとーおねえちゃん」 

p「えいっ!……えいっ!」ピョンピョン 

小鳥「あ、あらあら。乗れない?(ああん、もう!いちいち可愛い!)」 

p「うぅ……うん」シュン 

小鳥「それじゃpちゃん、ちょっと向こうむいて」 

p「むこう?」 

小鳥「そうそう。じゃあ抱き上げるからね……それっ!」グイッ 

p「わっ!おひざのうえー」キャッキャッ 


10:1:2013/05/28(火) 00:13:40.71 :1w+vLzZ80

小鳥「ふふ、どう?」 

p「パパよりやわらかくて、ふわふわしてるー」 

小鳥「pちゃんも、あったかくてプニプニしてるね~」 

p小鳥「「うふふ~」」 

P「……どうせ俺は柔らかくないですよ」ボソッ 

小鳥「拗ねちゃダメですよ」 

P「拗ねてません。p、お仕事の邪魔しちゃダメだぞ」 

p「ジャマなんかしないよー」 

小鳥「pちゃんはいい子だもんね」 

p小鳥「ねー」 

P「ははは、すっかり意気投合してますね」 

p「いきとーごー?」 

小鳥「仲良しってことよ」 

p「えへへ~、ことりおねえちゃんとなかよしさんだね~」 

小鳥「うふふ、pちゃんと仲良しさん」 


11:1:2013/05/28(火) 00:16:22.80 :1w+vLzZ80

小鳥「pちゃん見てたら、プロデューサーさんのこと少しだけわかった気がします」 

P「ん?なにがですか?」 

小鳥「ここのみんなとpちゃんに対するプロデューサーさんの想いって、同じものなのかなって」 

P「ああ、そうかもしれませんね」 

P「歳は違っても、大きい娘みたいなもんですからね、あいつらは」 

小鳥「ここって可愛い子ばっかりじゃないですか」 

P「アイドル事務所ですからね」 

小鳥「美希ちゃんみたく、好意を隠さない子だっているのに」 

P「ええ、まあ」 

小鳥「ほら、妙に達観してる」 

小鳥「よっぽど草食系なのか、鈍感さんだとばかり思ってましたけど、そうでもないですよね?」 

P「まあ人並みには」 

P「鈍感ということなら、音無さんの方がよほど」 

小鳥「ど、どういう意味ですか?」 

P「どういう意味だと思いますか?」 

小鳥「質問返しはずるいですよぉ!」 

P「はは、ごめんなさい」 


12:1:2013/05/28(火) 00:17:49.86 :1w+vLzZ80

P「正直、自分のことはよくわからないし、やっぱり鈍感なんですかね」 

小鳥「……」 

小鳥(うぅ……結局はぐらかされた) 

P「ただ、大切な娘を預ける親御さんの気持ちはよくわかります」 

小鳥「ふふ、一児のパパさんが言うと違いますね」 

P「パパ、パパなんて甘えてくれるのも、今のうちだけでしょうけどね」 

小鳥「あら、そんなことないわよねぇ、pちゃん?」 

p「んぅ?なぁに?」 

小鳥「パパのこと、大きくなっても大好きよね~?」 

p「うん、だいすき!パパのおよめさんになるー」 

P「はは、ありがとなp」 

p「えへへ~」 

小鳥「うふふ」 


13:1:2013/05/28(火) 00:20:33.80 :1w+vLzZ80

P「あの、音無さん」 

小鳥「はい?」 

P「せっかくpと仲良くなってもらえたことだし、よかったら今度」 

小鳥「は、はい!」ドキドキ 

P「三人で」 

 ガチャ 

亜美「おっはよー!」 

小鳥(えぇー!?このタイミングで!?) 

P「おう、おはよう亜美」 

小鳥「お、おはよう亜美ちゃん」 

P「またあとで……」ヒソヒソ 

小鳥「は、はい……!///」 

小鳥(誘ってくれそうだったけど、期待していいのかな?) 

小鳥(うぅ、恋愛経験値の低さが恨めしい……) 

亜美「お!兄ちゃんとピヨちゃんと……あれ?」 

p「あれ?」 

P「ああ、この子はな」 

亜美「ま、まさか」 

亜美「衝撃スクープ!!765プロの美人事務員に隠し子発覚!?」 

小鳥「ち、違います!」 


14:1:2013/05/28(火) 00:23:13.29 :1w+vLzZ80

p「かくしご?」 

P「覚えなくていから!」 

p「んぅ?……あ!りゅーぐーこまちのあみちゃんだ!」 

亜美「お?亜美のこと知ってんの?」 

p「うん!あみちゃんのおうたは、げんきでかわいくてだいすきだよー」 

亜美「んっふっふ~、嬉しいこと言ってくれちゃって。見込みのある子だね~」 

亜美「ティンときた!ウチでプロデューサーにならないか?」 

P「お前な……」 

p「ぷろりゅーさー?パパ?」 

亜美「パパ?……そういえば、どことなく兄ちゃんに似てるような」 

P「ああ、だからな」 

亜美「兄ちゃんとピヨちゃんの子供!?」 

小鳥「ピヨォ!?」 

P「話を聞けー!」 


15:1:2013/05/28(火) 00:27:43.11 :1w+vLzZ80

色々あって全員集合 

─── 

────── 

美希「ハニーが響よりちっちゃくなって、女の子になっちゃったと思ったの」 

響「自分、そこまで小さくないぞ!」 

真「あはは、それは大げさだけど、たしかにプロデューサーの面影はあるね」 

P「そうか?女の子なんだし、母親に似て欲しいんだけどなぁ」 

あずさ「女の子は父親に似たほうが幸せになるって言うじゃないですか」 

P「そうですね。この子の幸せがなによりです」ナデナデ 

p「んぅ?」 

春香「でも、どうして今までpちゃんのこと、私たちに」 

千早「春香」 

春香「あ……ごめんなさい」 

P「そんな気にしなくていいさ」 

P「寂しいだの悲しいだの言ってられないぐらい、今は毎日が充実してる」 

P「みんなのおかげだよ」 

春香「プロデューサーさん……」 


16:1:2013/05/28(火) 00:31:12.50 :1w+vLzZ80

雪歩「でも、私たちのせいで、pちゃんには寂しい思いをさせてるんじゃ……」 

やよい「お父さんとあまり一緒にいられないのは可愛そうです……」 

P「そうだな。結局仕事を言い訳にしてるんだから」 

春香「そんなこと……!」 

P「やっぱり母親がいてくれたらなぁ、とは思うよ」 

一同「!」 

P「こういうことを女の人に言うと怒られるかな?ははは」 

伊織「あんたが育児をしないダメ親父なら、思い切り蹴ってあげるけどね」 

千早「プロデューサーは……ふ、夫婦で支えあって育児をしてくれそうですね」 

P「今さらこの子のことを人任せになんてできないよ」 

P「俺が寂しくて耐えられない」 

律子「ふふ、いかにもプロデューサー殿ですね」 

真美「兄ちゃんは、家族をすごく大切にしてくれそう……」 

真美「うあうあ!真美ってばなに言ってんの!///」 

あずさ「そういう家庭は素敵よねぇ。憧れるわ」 

P「あずささんが家にいてくれたら、それだけで癒されそうですね。はは」 

一同「……」 

あずさ「あ、あらあら///」 


17:1:2013/05/28(火) 00:33:47.68 :1w+vLzZ80

春香「ねぇねぇ、pちゃん」 

p「なぁに、はるかおねえちゃん」 

春香「pちゃんは……ママがほしい?」 

一同「……!」 

p「ママ?……わかんない」 

春香「わからない?」 

p「うん。もっとパパといっしょにいられるほうがうれしいな」 

P「……」 

春香「あ……そうだよね!ごめんね、変なこと聞いちゃって」 

p「んーん。ママってどんなかんじなのかな?おねえちゃんたちみたいだったらいいな」 

一同「///」 

春香「そ、そっか。私たちの誰かが、pちゃんのママ……」ボソッ 

響「プロデューサーの奥さん……」ボソッ 

小鳥「……」 

小鳥(ライバルはみんないい子で、私よりずっと若くて可愛いアイドル……) 

小鳥(考えてもしょうがないよね!私だって、好きなんだもん……) 

亜美「pちゃんは、ママにするなら誰がいい?」 

真美「ちょっ、亜美!?」 

P「おいおい、そういうのは」 

亜美「いいじゃん、参考ってことでさ」 

真「だ、誰かママになって欲しい人いる?」 

p「ん~~」 


18:1:2013/05/28(火) 00:35:58.43 :1w+vLzZ80

美希「ミキがハニーの奥さんになるんだから、pのママも当然ミキなの」 

伊織「あんた、家事全滅でしょ」 

美希「デコちゃんには言われたくないの」 

伊織「デコちゃんゆーな!」 

美希「ミキはやればできる子なんだよ?」 

雪歩「さすが美希ちゃん、すごい自信ですぅ」 

律子「やらなきゃできないのは誰だってそうよ」 

真美「ミキミキ、料理なんてできんの?」 

美希「……おにぎりなら」 

春香「家事は?」 

美希「……お布団干したりとか」 

やよい「ウチも浩太郎までなら自分でお布団干せますよー」 

美希「う……」 

亜美「やよいっち、容赦ねぇな……」 

p「pもじぶんでおふとんほせるよー」 

美希「うぅ……」ズーン 


20:1:2013/05/28(火) 00:40:12.71 :1w+vLzZ80

響「じ、自分料理得意だぞ」 

響「pは沖縄料理食べたことあるか?」 

p「んぅ……わかんない」 

響「じゃ、じゃあ今度作ってあげようか?」 

あずさ「その手があったか……」ボソッ 

春香「あずささん、聞こえてますよ!」 

あずさ「あ、あら、春香ちゃんたら」 

貴音「響。その際はぜひわたくしも一緒に」 

響「あ、うん。貴音はまた今度な」 

貴音「なんと……!?」 

P「響の沖縄料理なら、俺も食べてみたいよ」 

響「そ、そっか?言ってくれれば、その……いつでも///」 

真「小さい子は、ゴーヤとか食べられないんじゃない?」 

亜美「亜美も苦いのダメ~」 

響「下処理で苦味は抑えられるし、ゴーヤ料理ばっかりじゃないからなんくるないさー」 

p「なんくないさー♪」 

あずさ「響ちゃんのくせに、なんで今日はこんなに冴えてるのかしら……」ボソッ 

春香「あ、あずささん!聞こえてますってば!」 

あずさ「あら、盗み聞きなんて、春香ちゃんはいけない子ね」クスッ 

春香「私が悪いみたいに!?」 


21:1:2013/05/28(火) 00:43:17.93 :1w+vLzZ80

美希「小鳥!」 

小鳥「なに、美希ちゃん?」 

美希「ミキに料理教えて!」 

小鳥「それはいいけど、なんで私?」 

美希「……一番ヒマそうだから?」 

小鳥「ひ、ひどい!」 

美希「鉄人レベルになって、調子に乗ってる響を出し抜いてやるの!」 

響「な、なに言ってるさー」 

小鳥「ていうか、私が教えたぐらいじゃ、そこまでは無理よ」 

美希「なんでもやってみなきゃわからないの」 

小鳥(料理は人並みには出来るけど……) 

小鳥(ハンバーグとかなら、プロデューサーさんもpちゃんも喜んでくれるかな?) 

貴音「美希の料理ですか。では試食は、このぐるめあいどる四条貴音が」 

美希「それはダメ!ハニーとpにイチバンに食べてもらうの!」 

貴音「なんと……!?」 

小鳥「さすがに私は味見しないと……」 

美希「味見だけならしょうがないの」 


22:1:2013/05/28(火) 00:45:39.15 :1w+vLzZ80

やよい「うっうー!今度プロデューサーとpちゃんでいっしょにもやし祭りに来てください!」 

p「もやしまつり?」 

P「ああ、やよいのご飯は美味いぞ~」 

p「じゃあパパといっしょにいくー!」 

やよい「えへへ///」 

貴音「わ、わたくしも……!」 

やよい「貴音さんが食べるほどの量は、さすがにもやしでも買えないかなーって……」 

貴音「そんなぁ……」ウルウル 

P「はは、食材費ぐらいは俺が出すよ」 

やよい「いいんですか!?」パァァ 

貴音「あ、あなた様ぁ……」パァァ 

真美「えー?お姫ちんだけずるいよー!」 

亜美「そーだそーだ!亜美たちにも食べさせろー!」 

亜真美「も・や・し!!も・や・し!!」 


23:1:2013/05/28(火) 00:47:53.43 :1w+vLzZ80

律子「亜美真美、うるさい!」 

律子「だいたい、そんな大勢で行ったら迷惑になるでしょ」 

亜真美「「ブー!」」 

真美「りっちゃんの性悪メガネー!」 

亜美「りっちゃんの小姑メガネー!」 

律子「はあ!?」ギロッ 

亜真美「「ひいぃ!?」」ビクッ 

p「ふえっ!?」ビクッ 

律子「ちがっ、違うのよ?pちゃんに言ったんじゃないの」アタフタ 

p「うぅ……」 

真美「あのメガネのお姉ちゃん、怖いよね~」 

亜美「大丈夫だよ!亜美たちが守ってあげるかんね!」 

律子「この……!」 

p「ひぅ……!」ジワァ 

律子「あ、あああ、ご、ごめんね?pちゃんはなにも悪くないのよ?」アタフタ 

伊織「双子にいいように乗せられちゃって。律子もまだまだね」 

亜真美「「にひひ♪」」 

律子「あんたたち、覚えてなさいよ……!」ワナワナ 


24:1:2013/05/28(火) 00:50:34.25 :1w+vLzZ80

P「ははは、メガネのお姉ちゃんは、ほんとはすごく優しいんだぞ?」 

p「う、うん」 

律子「え?ぷ、プロデューサー殿///」 

P「お姉ちゃんのお歌、歌えるもんな?」 

p「うん、うたえるよ!」 

律子「へ?私の歌?」 

P「ああ、律子のアイドル時代の秘蔵映像をな、よく一緒に観てるんだよ」 

律子「えぇ!?な、なんでそんなものを?」 

P「なんでって、いつアイドルとして復帰してもらうかもわからないからな」 

P「プロデューサーとしては押さえておかないと」 

律子「勘弁してください……。今さらアイドルなんて、もう無理ですよ」 

伊織「あら、いいじゃない。竜宮小町は4人のユニットでしょ?」 

あずさ「そうですよ~。たまには一緒に舞台に立ちましょうよ~」 

律子「いや、そんなこといわれても」 

あずさ「pちゃんも、律子お姉ちゃんが歌ってるところ見たいよね~?」 

p「うん!」キラキラ 

律子「そ、そんなキラキラした目で見ないで///」 

亜美「りっちゃんもモウロクされたね~」 

あずさ「篭絡よ、亜美ちゃん」 

真美「これが兄ちゃんの血筋か……末恐ろしいね」 


25:1:2013/05/28(火) 00:53:46.89 :1w+vLzZ80

春香「pちゃん、あとひと押しだよ!律子お姉ちゃんのお歌が?」 

p「ききたい!」キラキラ 

律子「うぅ……///卑怯よ、春香!」 

春香「えー?」のヮの 

やよい「私もまた同じ舞台に立ちたいです!」キラキラ 

律子「やよいまで……」 

雪歩「アイドルだった頃から、律子さん、いつも私たちを引っ張ってくれてましたよね」 

雪歩「はぅ!考えてみたら、当時からずっと迷惑かけてますぅ!」 

律子「なんでそうなるのよ」 

千早「萩原さん、落ち着いて。律子にはみんな助けられてるんだから」 

律子「千早……」 

千早「律子のことだから、私たちがお願いしたらきっと断れないわよ」 

律子「なんだとぉ!?」 

真「律子がアイドルに復帰するなら、付き合いの長いボクたちが盛り上げないとね!」 

律子「付き合い長いんだから察してよ……」 


26:1:2013/05/28(火) 00:56:13.81 :1w+vLzZ80

春香「pちゃんは、お姉ちゃんたちのどんなお歌が好きかな?」 

p「おねえちゃんたち、みんないっしょのおうた!」 

春香「だよね~」 

律子「はぁ……」 

小鳥「ふふ、これはもう断れませんね」 

律子「もう、どうなっても知りませんよ」 

P「図らずも、律子復帰がpの初プロデュースになったな」 

小鳥「pちゃんも将来は敏腕プロデューサーかしら?ふふ」 

p「ぷろりゅー?」 

律子「余裕ぶってますけどね、私の手が回らない分、プロデューサー殿の仕事が増えるんですよ?」 

P「最高のライブにできるなら安いもんだな」 

律子「ああもう、わかりましたよ」 

律子「そのかわり、私のプロデュースをお願いする以上、半端な仕事は許しませんからね?」 

P「おう、任せとけ!」 


27:1:2013/05/28(火) 00:59:16.45 :1w+vLzZ80

律子「それじゃ、私たちはそろそろ出発ね」 

亜美「らじゃー!」 

伊織「準備できてるわ」 

あずさ「今日も頑張りましょうね」 

P「美希と響と貴音もそろそろだな」 

P「今日はpを見てなきゃならないから、俺は行けないけど」 

美希「ん!ミキに任せておけば心配ないの!」 

響「自分たち完璧だからな!」 

貴音「あなた様の信頼を裏切るようなことはいたしません」 

P「おう、頼んだぞ」 

p「たのんだー」 

美希「いってくるの」 

響「いってくるね!」 

貴音「いってまいります」 

一同「いってらっしゃーい」 


28:1:2013/05/28(火) 01:02:12.78 :1w+vLzZ80

律子「じゃ、こっちも」 

亜美「あ、りっちゃんちょっと待って」 

亜美「真美、ちょっときて」チョイチョイ 

真美「なに?」 

亜美「今日はチャンスなんだから、ボーっとしてちゃダメだかんね?」 

真美「なにが?」 

亜美「pちゃんと仲良くなって、ママにしたいランキング1位をゲットしなきゃ!」 

真美「え、えぇ!?なに言ってんのさ?」 

亜美「そういうのいいから。真美のことが亜美にわからないわけないっしょ」 

真美「う、うん……///」 

真美「でもさ!兄ちゃんは、その……あずさお姉ちゃんとかりっちゃんの方が……」 

亜美「そんな甘々ちゃんじゃ、ほんとに兄ちゃんとられちゃうよ?」 

真美「それはヤダ!……っぽい」 

亜美「だしょ?亜美だって、真美以外の人と兄ちゃんがくっついたらヤダかんね」 

真美「でもでも、兄ちゃん真美のこと子供扱いだし……」 

亜美「んっふっふ~、だからこそだよ、真美クン」 

真美「ど、どういうこと?」 


29:1:2013/05/28(火) 01:04:46.57 :1w+vLzZ80

亜美「真美はイチバン年下だし、今すぐ兄ちゃんを落とすのは難しい」 

真美「落とすって……///」 

亜美「しかぁし!それはpちゃんにイチバン歳が近いということでもある!」 

真美「おお!つまり、誰よりもpちゃんと仲良くなれる?」 

亜美「そのとおぉり!そしてpちゃんが真美にデレデレになれば……」 

真美「pちゃんにデレデレの兄ちゃんも、それを無視できない!」 

亜真美「「んっふっふ~」」 

真美「亜美ってば、もしかしてコーメー?」 

亜美「チュータツも泣いて逃げ出すってヤツ?」 

亜真美「「んっふっふ~」」 

律子「亜美ー!なにやってるの!」 

伊織「おいてくわよー!」 

亜美「ああん、待ってよー!今いくよー!」 

亜美「それでは真美クン、健闘を祈る!」 

亜真美「「明日の勝利のために!」」 

亜美「ごめんりっちゃん、お待たせー」 

律子「まったくもう……それじゃ」 

竜宮「いってきまーす」 

一同「いってらっしゃーい」 


30:1:2013/05/28(火) 01:08:40.97 :1w+vLzZ80

春香「pちゃん、クッキー食べる?」 

p「たべるー!」 

P「あんまり食べ過ぎると、ごはん食べられなくなっちゃうからなー」 

p「わかってるよー」 

真「女の子は甘いものは別腹だもんね」 

p「ねー」 

P「こらこら、いらんこと教えるな」 

真「うへっ、ごめんなさーい」 

春香「えへへ~、春香お姉ちゃん特製クッキーですよ!」 

p「おねえちゃん、おかしつくれるの?すごーい!」 

春香「簡単だよ~。今度一緒に作ろうか?」 

p「うん!つくるー」 

春香「ふふ、かぁわいいなぁ、もう///」 

真美「人が少なくなるのを待ってからクッキー投下とは、さすがはるるん侮れない」 

千早「なに言ってるの、真美?」 

真美「ひとりごとー」 


31:1:2013/05/28(火) 01:10:34.00 :1w+vLzZ80

雪歩「私、お茶淹れてくるね~」 

やよい「あ、私も手伝います!」 

雪歩「うん、お願いね、やよいちゃん」 

雪歩「pちゃんはお茶で大丈夫かな?」 

p「う~……」 

P「悪い、ジュースか牛乳にしてやってくれ」 

雪歩「わかりましたぁ」 

春香「プロデューサーさんと小鳥さんも、こっちで一緒にどうですか?」 

P「ん~?今ちょっと手が離せないな」 

小鳥「私も。クッキーは後でいただくわね」 

春香「はーい。じゃあ、お二人の分は分けておきますね」 


32:1:2013/05/28(火) 01:13:19.12 :1w+vLzZ80

p「ねーねー、おうたのおねえちゃん」 

千早「……」 

春香「千早ちゃんじゃない?」 

千早「え?わ、私?」 

p「うん!おうたのおねえちゃん!」 

P「子供ながら、千早が一番上手いってわかってるみたいでな」 

千早「そ、そうですか///えっと、なにかな?」 

p「どうすればおうたがじょうずになりますか?」 

千早「それは……どう言えばいいのかしら」 

春香「お歌のお姉ちゃん!私も上手くなりたいです!」 

真「ボクも!」 

真美「真美も!」 

千早「あなたたちはレッスンでなんとかしなさい」 

春香真真美「「「えー」」」 

千早「そうね……心の中の情景や想いを歌にする」 

千早「お絵かきと同じことを声で表現するんだけど……」 

p「?」 

千早「といっても、わからないわよね」 


33:1:2013/05/28(火) 01:15:46.82 :1w+vLzZ80

春香「難しいです、お歌のお姉ちゃん」 

真美「もっとわかりやすく」 

千早「プロデューサー。春香と真美が歌のレッスンを倍に増やしてほしいそうです」 

P「お~、3倍だな~」 

春香「うぇ!?冗談だよぉ、千早ちゃんったら」 

真美「兄ちゃんも、なにちゃっかりマシマシしてんのさ!」 

千早「まったく……」 

千早「pちゃんは、お歌が好き?」 

p「うん!うたうのだいすきだよ!」 

千早「その気持ちがあれば、きっと上手くなるわ」 

千早「ずっとお歌を好きなままでいてね?」 

p「うん!ありがとーおねえちゃん」ニコニコ 

千早「ふふ……///ほんと可愛いわね、この子///」 

春香「あれー?私も昔から歌うの好きだったんだけどなー?おっかしいなー」 

千早「春香は黙ってて」 

春香「ヴぁい、ごめんなさい……」 


34:1:2013/05/28(火) 01:19:54.07 :1w+vLzZ80

雪歩「お茶でーす」 

やよい「pちゃんは牛乳でよかったかな?」 

p「うん!ありがとう、やよいおねえちゃん!」 

やよい「はわっ///かすみの小さい頃を思い出します~」 

雪歩「ふふ、かすみちゃんも可愛いものねぇ」 

雪歩「はい、プロデューサーと小鳥さん、お茶です」 

P「お、ありがとう雪歩」 

小鳥「ありがとう雪歩ちゃん。いただくわ」 

春香「pちゃん、こんなに可愛いいんだから、やっぱり将来はアイドルだよね、アイドル」 

p「アイドル?おねえちゃんたち?」 

春香「そ、お姉ちゃんたちみたいなアイドル。pちゃんならきっとなれるよ」 

春香「ですよね、プロデューサーさん?」 

P「ん?さすがにもうちょっと大きくならないとな」 

P「真美たちぐらいになってから、本人がやりたいっていうなら考えるよ」 

真美「やっぱ兄ちゃんがプロデュースすんの?」 

P「ん~……たぶん他の人に任せるだろうな」 

真美「どして?」 

P「他の子と自分の娘に、同じように振る舞える自信がないから」 

小鳥「あら、プロデューサーさんはウチのみんなも、pちゃんと同じように大切にしてるじゃないですか」 

春香「そうですよ~。むしろpちゃんがヤキモチ妬いちゃうんじゃないですか」 

P「それはそれで父親としてはな」 


35:1:2013/05/28(火) 01:22:10.27 :1w+vLzZ80

千早「身内と仕事するのって難しいんですね」 

真美「そっかな。亜美と一緒の仕事は楽しいよ」 

P「そりゃ、あれだけフリーダムにやりたいことやってればな」 

真美「むっ!そこは真美たちのアドリブ力のタダモノってやつだよ、兄ちゃん」 

P「賜物な」 

真「ボクひとりっ子だから、姉妹でアイドルって、ちょっと憧れるなぁ」 

雪歩「ふふ、私も」 

雪歩「そうだ、やよいちゃんとかすみちゃんのユニットなんてどうかな?」 

やよい「わ、私とかすみですか!?」 

春香真真美「いいね!」 

千早「素晴らしいわ萩原さん!」 

P「ははは、かすみちゃんがよければ、ぜひともプロデュースさせてもらいたいな」 

やよい「かすみにはまだ早すぎですよー!」 

P「長介くんと三人ならどうだ?なんなら俺から話をしようか?」 

やよい「二人ともまだ早いですー!」 

p「パパ!やよいおねえちゃんをいじめちゃ、めっ!」 

P「そ、そんなことしてないぞ」 

真美「パパ、めっ!」 

P「おい」 

やよい「pちゃんはいい子だね~」ナデナデ 

p「えへへ~」 

P「うぅ……男親って、こうして娘に反発されるようになるのかなぁ……」 

小鳥「気が早すぎですよ……」 


36:1:2013/05/28(火) 01:24:21.67 :1w+vLzZ80

春香「奥さんて、綺麗な人だったんですか?」 

P「ああ、俺なんかにはもったいないぐらいな」 

千早「また春香は、そんなことを……」 

春香「だ、だって、千早ちゃんだって気になるでしょ?」 

千早「私は……」 

P「何年も前の事なんだから、そんな気にするなって」 

千早「はあ……プロデューサーがそうおっしゃるなら」 

真美「ちなみに、ウチだと誰に似てる?」 

一同「!」ピクッ 

P「ん~……雰囲気的には雪歩かな。おとなしい子だったし」 

雪歩「わ、私ですかぁ?」 

雪歩「わわ私なんかがプロデューサーの奥さんなんて……えへへ///」 

春香「むぅ」 

真美「ゆきぴょん、先走りすぎ」 

真「ボクと正反対……」ズーン 

春香「髪型は似てる……あれ、似てない?……似てないかも……いや!ここは無理にでも似てることに……」ブツブツ 

小鳥(髪型だけなら私のほうが似てるわ、春香ちゃん!) 


38:1:2013/05/28(火) 01:27:08.61 :1w+vLzZ80

真美「み、見た目もゆきぴょん?」 

P「ん?そうだな~……敢えて言うと伊織かな」 

P「髪が長くて、なんていうかお人形さんみたいな感じでな」 

小鳥春香「「髪型も似てなかった!?」」 

P「え?」 

小鳥「な、なんでもないです!あはは……」 

真「ていうか、雪歩みたいにお淑やかで儚げな伊織って……」 

春香「勝てる気がしない……」 

真美「そんなの反則っしょ……」 

千早「……胸じゃないのね」ホッ 

雪歩「やっぱり……私なんかダメダメですぅ!」 

やよい「わー!雪歩さん落ち着いてー!」 

小鳥(私なんて、どれだけ無理ゲーなのよ……)ズーン 

p「クッキーおいしいね!」サクサク 

春香「あ、あはは……ありがとpちゃん」 

春香「ほら、みんなも食べてね?」 

一同「いただきまーす……」 


40:1:2013/05/28(火) 01:30:19.41 :1w+vLzZ80

P「さて、今日はこの6人で同じ収録だな」 

春香「あ、はい!」 

雪歩「この人数で一緒になるのは久しぶりですぅ」 

真「へへっ、楽しみだね」 

やよい「はりきっていきましょー!」 

真美「兄ちゃんとpちゃんはどうすんの?」 

P「現場だとpに付きっきりってわけにもいかないからなぁ」 

P「社長からも、なるべく事務仕事で一緒にいろと言われてるし」 

雪歩「そうですよぉ。こういうときぐらいは一緒にいてあげてください」 

千早「そうね。現場は私たちだけでなんとかなりますから」 

P「すまないな。送迎はするよ」 

春香「せっかくだし、pちゃんにお仕事の現場を見せてあげたいなぁ」 

春香「今日は人数多いし、私たちでpちゃんを見ていられますよ?」 

真美「そうだよ。真美たちの仕事ぶりを見て、アイドルに興味を持ってくれるかもしれないっしょ」 

千早「二人とも、そんな無理言っちゃ……」 

やよい「私も、プロデューサーとpちゃんが来てくれるとうれしいかなぁーって」 

千早「高槻さんもこう言ってるじゃないですか、プロデューサー」ズイッ 

真「千早……さすがにそれは引くよ……」 


41:1:2013/05/28(火) 01:32:20.64 :1w+vLzZ80

P「しかしなぁ……」 

小鳥「こんな機会、滅多にないでしょうし、いいじゃないですか」 

P「それはまあ、そうですが……」 

小鳥「pちゃんもお姉ちゃんたちと一緒の方がいいよね~」 

p「うん!パパもいっしょでしょ?」 

P「おう、一緒だぞ」 

p「パパといっしょー!」 

小鳥「うふふ」 

P「それじゃ、すいません。事務所の方はお願いします」 

小鳥「はい、留守は任せてください」 

P「あ、現場に出るなら律子に連絡入れとかないと」 

P「真、車のキー」ポイッ 

真「おっと!」パシッ 

P「準備が出来たら先に車で待っててくれ」 

真「わっかりましたー!」 


42:1:2013/05/28(火) 01:34:09.93 :1w+vLzZ80

p「ことりおねえちゃんは、いっしょじゃないの?」 

小鳥「ごめんね。私はお留守番しなきゃならないの」 

p「う~……」 

小鳥「pちゃんたちが帰ってきたらお仕事終わりだから、そしたら」 

小鳥「えっと……なにしようか?」 

p「ことりおねえちゃんといっしょに、おうたがうたいたい!」 

小鳥「ええ、お歌ね。……って、ええ!?」 

p「んぅ?」 

小鳥「お歌はちょっと苦手かなぁ、って」 

p「えー?ことりおねえちゃんはおうたがじょうずって、パパいってたよ?」 

小鳥「プロ……パパが?」 

小鳥「パパは、おうちで私のこと話したりするの?」 

p「うん!おとなしさんって、ことりおねえちゃんだよね?」 

小鳥「そうよ」 

p「パパ、いつもおねえちゃんのこといっぱいはなしてくれるよ」 

小鳥「そ、そうなんだ。何か変なこと言われてないかしら……」 

p「へんなことってなぁに?」 

小鳥「なんでもないのよ!うん!」 


43:1:2013/05/28(火) 01:36:23.10 :1w+vLzZ80

p「あのね、すごくやさしくてかわいくて、びじんさんだっていってた」 

小鳥「へ?」 

p「えへへ、パパのいってたとおりだね」 

小鳥「や、やさしくてかわいくてびじんさん?」 

p「うん!」 

小鳥「プロデューサーさんが……///」 

p「どうしたの、おねえちゃん?」 

小鳥「え?いや、嬉しいなぁ……って///」 

p「pもうれしいー」 

p小鳥「「えへへ~」」 

p「ことりおねえちゃんと、もっといっしょにいれたらうれしいな」 

小鳥「うん、私もよ。pちゃんとパパと、もっと一緒にいられるといいのにね」 

p「だいじょうぶだよ!」 

小鳥「どうして?」 

p「パパもね、ことりおねえちゃんにpのママになってほしいっていってた!」 

小鳥「」 

小鳥「わ、わた、まま」プシュー 


45:1:2013/05/28(火) 01:38:22.56 :1w+vLzZ80

春香「pちゃーん!一緒にいこー!」 

p「はーい!ことりおねえちゃん?」 

小鳥「は、はい!ママ!じゃない、小鳥お姉ちゃんです!」 

p「?」 

小鳥「あ、え~と……いってらっしゃい」 

p「いってきまーす!」 

小鳥「気をつけてねー」 

p「はーい!」 

雪歩「pちゃん、シートベルトとか大丈夫かな?」 

真美「大丈夫っしょ。pちゃん、真美お姉ちゃんと一緒に座ろうね」 

p「うん!おひざにすわっていい?」 

真美「いいよー」 

春香「あ、真美ずるいよ!」 

真美「へへっ、早い者勝ちっしょ」 

春香「むぅ。pちゃん、帰りは春香お姉ちゃんと一緒に座ろうね」 

p「うん!」 


46:1:2013/05/28(火) 01:40:16.94 :1w+vLzZ80

千早「まったく、春香と真美の方がよっぽど子供みたいね」 

やよい「うぅー……私もpちゃんといっしょに座りたいですー……」 

千早「二人とも!高槻さんに譲りなさい!」 

春香真美「「えぇー」」 

雪歩「千早ちゃん……」 

真「あはは……それじゃ小鳥さん、いってきまーす!」 

一同「いってきまーす!」 

小鳥「はい、みんないってらっしゃい!」 

小鳥(ママ……ママになってほしいって……) 

小鳥「えへ、えへへ///」 


47:1:2013/05/28(火) 01:42:19.43 :1w+vLzZ80

P「───うん、そっちはよろしく。終わったらまた連絡するよ」 

P「おう、それじゃ」 

 ピッ 

小鳥「も、妄想のしすぎで、幻覚を見たわけじゃ……ないわよね、うん!」 

小鳥「リアルですよ、リアル!」 

P「なにがですか?」 

小鳥「ピヨォ!?」ビクッ 

P「うおぅ!?なにごとですか?」 

小鳥「な、ななななんでもないでしゅ!です!///」 

P「おもいっきり挙動不審ですよ」 

小鳥「ほんとになんでも!///」 

P「そうですか?みんなはもう車の方に?」 

小鳥「はい。pちゃんと一緒に、さっき」 


48:1:2013/05/28(火) 01:44:11.43 :1w+vLzZ80

小鳥「あまり女の子を待たせちゃダメですよ」 

P「そうですね。落ち着いて話したいし」 

小鳥「え?」 

P「朝の話の続きです」 

小鳥「朝の……?」 

小鳥「あ!……えと、pちゃんと三人で?」 

P「ええ、今日仕事が終わってから、pと三人で食事に行きませんか?」 

小鳥「それはもうぜひ!はい!」 

P「はは、断られなくてよかった」 

小鳥「こ、断るなんて、まさか!」 

小鳥「誘ってもらえて……嬉しいです///」 

P「そう言ってもらえると自信が持てます」 

小鳥「自信、ですか?」 

P「ええ、今日は大事な話がありますから」 

小鳥「大事な……」 

P「pと、俺にとってとても大事なことです」 

小鳥「そ、それって……」 


49:1:2013/05/28(火) 01:45:47.89 :1w+vLzZ80

P「ここまで言えば、鈍感な音無さんでも」 

小鳥「わかりません!か、彼氏いない歴=年齢をなめないでください!」 

小鳥「な、何言ってるの私!?///今のは聞かなかったことにして!」 

P「もったいなくて、聞かなかったことにはできませんね」 

小鳥「ピヨォォォ!穴掘って埋まりたいですぅ!」 

P「雪歩じゃないんだから無理ですよ」 

小鳥「ええ!どうせ彼氏いない歴2X年ですから、はっきり言ってくれなきゃわかりませんよ!」 

P「仕事中だから、これ以上は言えません」 

小鳥「そんなぁ……」 


50:1:2013/05/28(火) 01:48:06.88 :1w+vLzZ80

小鳥「このままじゃ、気になって仕事が手につかないですよぉ……」 

P「明日、俺が手伝いますよ」 

小鳥「はい……。あの、信じて待ってていいんですね?」 

P「そうしてください。俺の気持ちは決まってますから」 

小鳥「は、はい!///」 

P「好きですよ、小鳥さん。いってきます!」 

小鳥「いってら……え!?ああ、待って!待ってくださいってば!」 

小鳥「もう、プロデューサーさん……///」 



小鳥「私も大好きですよ!」 



おわり 


52:1:2013/05/28(火) 01:53:25.47 :1w+vLzZ80

ピョ疲 

昨日の真美のと、これで書き溜めてある分は使い切った 
いつになるかわからんけど、次はちーちゃんか我那覇くんだな 

ピヨちゃん以外がみんなピエロなのはごめんなさい 
読んでくれたみんな、ありがとう 

おやすみ!


元スレ
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