1：1◆lWfjP4x3Ao：2013/07/15(月) 19:28:19.76 ：BiYyWG8do



2：1◆lWfjP4x3Ao：2013/07/15(月) 19:29:15.37 ：BiYyWG8do






















歌鈴「さぁ、朝食の準備が出来てますよ、そろそろ行きましょうーきゃっ！」 


































普段、巫女をなされている道明寺殿のご実家は、神社なのでしょうか？ 















































歌鈴「そう、でしたか…それは…その、ざ、残念です…」 
















草木も眠る…には少し早いけれど、皆が寝静まった夜中、珠美は、 



ブン！ブン！ 










歌鈴「ど、どうしたんです？こんな夜中に…」 












道明寺殿は珠美に近づくと、いきなり珠美の左手を持ちあげます。 










このまま道明寺殿にあのような顔をされてしまっては、心の蓋がはじけ飛んでしまいそうです。 







珠美「っつつ…ど、道明寺殿！！大丈夫ですか！！」 









珠美「道明寺殿…」 












21：1◆lWfjP4x3Ao：2013/07/15(月) 19:46:47.00 ：BiYyWG8do















珠美「珠美は！どちらも全力で頑張ってます！そりゃ、まだ結果が出ていません！ 













珠美「…先鋒候補だった同級生に言われました…『あんたが私に勝ったのは、 







珠美「ど、道明寺殿？」 








珠美は、道明寺殿の胸から顔を上げます。 





歌鈴「珠美ちゃんが空気読めない、なんて嘘ですよ」 







珠美「…くちゅん！」 














道明寺殿は急に顔を赤らめて、なにやらもぞもぞとしております。 





































珠美が一人で入るには若干広すぎる湯船。 


























歌鈴「わ、私、ほんとは、私も名前で呼んで欲しかったんです！ 









少し恥ずかしくて、つい、『殿』と付けてしまいました。 






珠美「―――はうぅ―――」 


























歌鈴「普段使うものは向こうに送ってしまってますから」 









歌鈴「はい。今日は地元の自治体が主催の、ちょっとしたイベントのゲストでした。」 


















Ｐ殿は、ちょっとニヤついた顔で珠美にスタッフ用のパスを渡します。 


















歌鈴「そうでしょうか…私には、珠美ちゃんのこの手、素敵に見えますよ？」 












歌鈴「…あ、ごごごめんなひゃい！」 













歌鈴「…だ、大丈夫ですか？」 
















珠美「……えっと…」 





















珠美「珠美が小さいころ、アイドルが剣士役を演じていたＴＶドラマがありました。 


















珠美「歌鈴がステージ上で集中している姿は、何と言いますか、無心で、自我を無くしているような感じで、 













珠美「こんなにきれいで、珠美の思いを受け取って下さるこの手を持つ、 
















































































































































































Ｐ　「…そうだな、道明寺歌鈴！」