■お姉さんアイドルシリーズ
兵藤レナ「遊んで行かない？」
三船美優「フルオーダーメイド」
相馬夏美「空の上で」






夏美「おっはよーございまーす！」ｶﾞﾁｬ 






夏美「問題？どれどれ…… あ―――――っ!! 」ｷﾞｮｯ 







―夜・都内居酒屋― 







夏美「いえ、そういう子じゃないんですけど。ただ彼女全く悪びれない様子で、やたら 





美優「変な事して怒らせちゃったら国際問題になりますよ……」ｵﾄﾞｵﾄﾞ 



















瑞樹「瑞樹よ。海外には旅行でしか行った事がないからよく分からないけど、国内じゃ 




P「では自己紹介も終わったし、仕事の話に入りましょうか。今回は瑞樹さんと夏美さんの 






P「それは良かったです。では詳しいスケジュールはこちらの用紙に……」 










ヘレン「だってそうじゃない？私は歌とダンスをする為に日本に来たのに、どうして全く 





P「はい。今回のお仕事はヘレンさんに日本を知って戴こうという趣旨も含まれています。 




　ｽﾀｽﾀｽﾀ……ﾊﾞﾀﾝ 








瑞樹「大丈夫大丈夫。町工場の頑固職人や偏屈な編集局長に比べたら、外国人の小娘 







＊＊＊ 












ベテトレ「ん？見かけない顔だな。新人か？」ｽﾀｽﾀ 





ヘレン「あら、あなたがそうなの。私上級コースを受ける予定なのよ。マスターコースを 




18：1◆t7Wsrwb.1.：2013/03/24(日) 17:42:33.35 ：BDU7bnsa0

　ｶﾞﾁｬ ぱたぱたぱた…… ぎゅっ 









ルキトレ「こ～ら雪美ちゃん、しっかりレッスンしなくちゃダメよ？」ｶﾞﾁｬ 





ルキトレ「すみません、すぐに連れて帰りますから……」ﾍﾟｺﾍﾟｺ 







ベテトレ「ほう、見ていただけで気付いたとは大したものだな。おい、お前はもっとよく 






　ぎゅっ 









ヘレン「別に構わないけど…… でも遊んであげないわよ？」 






―レッスン場・上級コース― 











ベテトレ「そこ！余計な事しゃべってないでレッスンに集中しろ！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ 


















瑞樹「相変わらず仲が悪いみたいね。ま、こっちはこっちで楽しくやりましょう」ﾆｺ 





　＜ｵﾈｶﾞｲｼﾏｰｽ!　＜ｻｲﾝｸﾀﾞｻｰｲ!　＜ﾈｴｻｰﾝ! 








ヘレン「ふんっ、こんな小さい島国で離れても知れてるじゃない。そういうセリフは 







―――――――――― 














＊＊＊ 










チーフ「よぅ姉ちゃん。口に合うか？」ｽﾀｽﾀ 






チーフ「そのうち分かるさ。ところで姉ちゃん、言いたくなければ答えなくていいが、 



















――― 










夏美「ありがとうございます!! 私も全力で」ヘレン「くだらないわね」夏美「は？」ｶﾁﾝ 






瑞樹「それは私の都合でヘレンには関係ないわ。確かにスタッフと馴れ合いもあって 






瑞樹「あなたの実力が世界で通用しても、世界はあなたを必要としないかもしれないわ。 









ヘレン「いいわよ、受けて立つわ。でも私根回しとかした事ないから、普通に座ってる 




――― 








チーフ「いざとなれば近くの支社から替えのスタッフが来るだろう。それにあちらさんも 








チーフ「ったくバカ共が、いつもよりやる気満々じゃねえか。悪いがそういう事だから、 






瑞樹「本気と言うか限界突破、リミットブレイクね。乱発したら体が保たないから 






―△テレビ現場― 









チーフ「アホなチーフと頭のユルい女子アナを使うからこういう事になるんだよ。前は 






△スタッフ1「いや、だってチーフもカメラもリポーターもいないし、下っ端の俺達だけ 












瑞樹「あんたんとこのカスチーフのしょうもない事故のせいで取材先の人に迷惑かける 




瑞樹「撮影はうちらが引き受けたるわ。あんたはもっかい取材させてもらえるように 








　＜ｳﾜ、ｺﾉｹﾞﾝｺｳﾅｲﾖｳｽｶｽｶｼﾞｬﾅｲ!　＜ﾀｲﾑｽｹｼﾞｭｰﾙﾖｺｾ!　 








夏美「瑞樹さんがあんなひど…過激な言葉を遣っているの初めて見ました。いつもは関西 




瑞樹「聞こえてるわよチーフ！そこでウチの子達をナンパしてるヒマがあるんだったら 







チーフ「お前はチーフを何やと思っとるんや…… よっしゃ！そんじゃワシが久しぶりに 





瑞樹「口を動かさずに手動かす！こっち原稿終わったわよ！ほらさっさとしなさい！」 






57：1◆t7Wsrwb.1.：2013/03/24(日) 21:34:19.40 ：BDU7bnsa0

＊＊＊ 











ヘレン「それは良かったわ。これおみやげね。ゴトウチキ○ィだっけ？このストラップ 





雪美「ううん…… ちょうだい…… 私のあげる…… これでおそろい……」ﾆｺｯ 








　ぱたぱたぱた…… 








ヘレン「鍛え方が違うわよ。まぁ、世界レベルの私でも少しキツかったけどね。瑞樹も 





真奈美「瑞樹さんは誰をどう動かせば仕事が回るか、徹底的に知り尽くしているからな。 




真奈美「そうだな。それなら尚更、瑞樹さんに組織での動き方を教えてもらえばいいさ。 









―おまけ― 









66：1◆t7Wsrwb.1.：2013/03/24(日) 21:56:52.55 ：BDU7bnsa0








瑞樹「大物さんおはようございます。あら、レナちゃんもいたの？」ﾍﾟｺﾘ 






瑞樹「レナちゃんはみんなのアイドルですから。それにレナちゃんのファンはラスベガス 












レナ（留美の奴、いくらオーディションが受からないからって仕事選びなさいよ！ 






礼子「あら、瑞樹とレナじゃない。こんな所で何してるの？」ｽﾀｽﾀ 








礼子「やあねえ大物ちゃん、そんなに怖がらなくていいわよ～♪ 働きすぎで幻覚でも 










礼子「これを機にそろそろ引退も考えたら？南の島に別荘が欲しかったらいつでも相談 




礼子「あらあら、こんなところで寝ちゃうなんてよっぽど疲れてたのね。それじゃあ私は 









ここまで。川島さんカッコいいよ川島さんということで。