1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:48:34.79 :Xfxz8t/k0
 
アイナ「そうよ。芸能プロダクションなんですけどその社長から依頼がきたわ」 

シロー「依頼ったって身籠っているアイナをおいて行けないよ」 

アイナ「私なら大丈夫よシロー。なんでも所属するアイドルに脅迫文が来たみたいなの」 

アイナ「来月に大きなコンサートがあるからそれまで護衛をお願いしたいそうよ」 

シロー「でもそんな依頼がなんで家にくるんだ?」 

シロー「日本のポリスは優秀って言ってたぞ」 

アイナ「脅迫文の差出人がね…アプサラスと名乗っているの…」 

シロー「そんな…馬鹿な…」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 10:56:40.66 :Xfxz8t/k0

アイナ「実はこの社長サハリン家とは昔からの付き合いなのですよ」 

アイナ「あなたの特別製の義足を手配してくれたのも彼なのです」 

シロー「そうだったのか…ならこの依頼、断れないな」 

シロー「でも本当に一人にして平気か?アイナ」 

アイナ「はい。キキやミケルも近くにいてくれますし」 

シロー「そうか。なら行くよ!!」 

アイナ「はい!あなた様!」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:00:41.00 :Xfxz8t/k0

アイナ「これが依頼の詳細です」 

シロー「ありがとう。明日の午後の便で発つよ」 

アイナ「はい!お気をつけて下さいまし」 

シロー「お土産は期待しててくれよ!アイナ」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:03:59.61 :Xfxz8t/k0

翌日 15:30 日本行きエアポート 

シロー「それじゃあ行ってくる」 

アイナ「はい!行ってらっしゃいませ」 

キキ「お土産忘れんなよ!!」 

シロー「わかってるって、じゃあキキ、アイナとお腹の子を頼むな」 


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:11:09.59 :Xfxz8t/k0

同日 現地時間 19:45 成田 

シロー「ふぅ…やっと着いたか」 

シロー「とりあえずは依頼主の社長の自宅に向かってみるか」 

シロー「それにしても綺麗な空港だなぁ、さすがは先進国だけある」 

ガヤガヤ キャーキャー 

シロー「ん?向こうが騒がしいな。」 


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:19:21.28 :Xfxz8t/k0

♪~♪~ キャー ステキー 

シロー「へぇ、空港でイベントか」 

シロー「アイドルってのも大変だな…」 

シロー「さて、日暮里行きの電車はっと…」 


響「いやー今日のライブも楽しかったさー」 

やよい「うっう~。お客さんは外人の人がいっぱいで楽しかったですぅー」 


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:28:53.64 :Xfxz8t/k0

P「二人ともお疲れ様。空港でのイベントは二人とも初めてだったよな?」 

やよい「あっ!!プロデューサーさん!目が青い人がいっぱいでしたぁ~」 

響「次は自分、国内線のゲート近くでやりたいぞ!!」 

P「そうだな、沖縄便の時間に合うようやってみるよ」 

響「さすがP!自分の考えてる事は何でもお見通しだな!」 

P「それじゃあ二人とも、そろそろ帰るぞー。この後は何もないし直帰でいいよな?」 

響・やよい「はいさーい・お家までおねがいしまぁーす」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:41:42.69 :Xfxz8t/k0

同日 21:00 社長宅 

ピンポーン 

社長「ほいほーい」 

シロー「依頼を受けてまいりました有限会社08警備会社社員、シロー・アマダであります!!」 

社長「おお!!君がアイナの…どうぞあがりたまえ!」 

シロー「はいっ!失礼します!!」 

社長「そんな堅くならずにww義足はどうだい?最新鋭の物だよ」 

シロー「はいっ!その際は助かりました!履き心地も最高です!」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 11:51:35.99 :Xfxz8t/k0

社長「そうかそうか!早速で悪いんだけど脅迫文に目を通してくれないか」 

シロー「了解であります!」 

シロー「・・・(コンサートを中止しないと大変なことになる…差出人は…確かにアプサラスか)」 

社長「どうだい?何か気になる所はあるかね?」 

シロー「この一文だけではなんとも…」 

シロー「それよりライブとやらは延期なり中止なりにはできないのでしょうか?」 

社長「う~ん。それも考えたんだけどねぇ」 

社長「汗だくで練習に励んでいるアイドル達を見ると言いだせなくてねぇ」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 12:05:06.72 :Xfxz8t/k0

社長「それにスポンサーからどうしても中止にはできないっていわれちゃってねぇ」 

シロー「そうでありますか…」 

シロー「では自分はコンサート終了までアイドル達の護衛に専念するであります」 

社長「よろしく頼むよ。明日はみんな揃うから君の紹介と顔合わせを済ませてしまおう」 

社長「今日のところは我が家でゆっくり休んでくれたまえ」 

シロー「はっ!了解であります!」 

社長「それとこれが我が765プロ所属アイドル達のプロフィールだ。読んでおいてくれたまえ」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 12:13:23.59 :Xfxz8t/k0

翌朝 事務所 

P「おはよーございまーす」 

小鳥「あっ!おはようございますプロデューサーさん」 

P「小鳥さんおはよう。まだみんなは来てないんですか?」 

小鳥「はい。社長はあと少しで来るそうです」 

P「そういえば警備会社の人が来るのも今日ですよね?」 

小鳥「社長と一緒に来るんじゃないですか?それにしても脅迫なんて…怖いです…」 

P「ただの悪ふざけならいいんですけどね…」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 12:22:14.46 :Xfxz8t/k0

ガチャ 

春香「おはようございます」 

P「おはよう!春香はいつも早いな」 

美希「春香だけじゃないのーおはようハニー」 

ゾロゾロ 

P「珍しいな、みんな一緒か?」 

貴音「駅前でばったり一緒になったのですあなた様」 


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 12:35:52.97 :Xfxz8t/k0

ガチャ 

社長「いやいやみんなおはようさん。みんな揃っているかね?」 

P「あっ社長!おはようございます。竜宮小町と律子以外はみんないます」 

社長「そういえば律子君たちは地方のイベントだったね…」 

社長「君たちに紹介したい人が来ているんだ…さぁ入ってきたまえ」 

シロー「はっ!!失礼します!!」 

シロー「有限会社08警備から来たシロー・アマダであります!」 

響「(ちょっとかっこいいぞ)」 
シロー「本日から君たちの護衛の任にあたる、よろしく頼む」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 12:48:30.78 :Xfxz8t/k0

シロー「護衛対象を確認したい」 

シロー「アマミ・ハルカ、キサラギ・チハヤ、ホシイ・ミキ、ガナハ・ヒビキ、キクチ・マコト」 

シロー「シジョウ・タカネ、ハギワラ・ユキホ、フタミ・マミ、タカツキ・ヤヨイ」 

シロー「以上の9名で間違いありませんね?」 

社長「うむ。うちにはあと3人アイドルがいるが次のライブには出演しないからね」 

シロー「了解であります。ではまずアイドル諸君に一つ命令がある」 

P「(さすが元軍人…かっこいい…)」 

小鳥「(命令って…)」 

シロー「絶対に死ぬな!以上だ!!」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 12:56:07.68 :Xfxz8t/k0

雪歩「(ふえぇ~死ぬって…)ビクビク」 

千早「(大げさすぎよ)」 

P「死ぬって大げさな過ぎですよシローさん」 

シロー「確かに大げさかもしれないが」 

シロー「自分が狙われているという事を覚えておくように!」 

響「(映画みたいだぞ)ドキドキ」 

シロー「基本的に普段通りの生活をしてもらって構わないが」 

シロー「定時連絡、不審な事があったらすぐに報告するように!わかったな!」 

貴音「了解でございます!!」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:07:18.38 :Xfxz8t/k0

真美「さすがお姫ちん!!適応が早い!」 

雪歩「なんかこの人怖いよぉ」 

春香「よ!よろしくお願いします!」 

P「でもシローさん、一人で9人の護衛ってのはちょっと無茶じゃ…」 

シロー「その点は問題ありませんプロデューサー殿」 

シロー「助っ人を二人呼んでいるであります。今日の午後には到着するかと」 

社長「うんうん。じゃよろしく頼むよ~」 

P「この後は…全員で収録か」 

シロー「自分も同行する。それとアイドル各員はこれを所持するように」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:13:01.24 :Xfxz8t/k0

千早「なんですかこれ?」 

シロー「高性能GPS発信機だ。なくすなよ」 

貴音「了解であります!!」 

P「じゃあみんないくぞーシローさんは助手席に」 

シロー「すまないプロデューサー殿。では行こう」 

小鳥「行ってらっしゃ~い」 


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:20:47.38 :Xfxz8t/k0

車内 

シロー「アイドルと言ってもまだまだ子供ばっかりなんですね」 

P「ええ。でも子供だからってなめてると驚きますよ」 

P「彼女たちはもう立派なプロですからね」 

シロー「(プロ…か…。)」 

春香「プロデューサーさん!それにシローさん!クッキー焼いてきたんですけどよかったらどうぞ」 

P「おぉ。さすが春香!見た目も美味しそうでいいにおいだ」 

真美「真美も一個もーらい」 

シロー「待て!!!!!!食べるな!!!!!!!」 

春香「へっ???」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:27:08.95 :Xfxz8t/k0

雪歩「ヒイィ」 ビクビク 

真「どうしたんですかいきなり!!」 

シロー「このクッキーは間違いなく君が作ったんだな?」 

春香「は…はい。昨日の夜暇だったから…」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:35:00.61 :Xfxz8t/k0

シロー「作ってから誰かの手に触れるような事は?」 

春香「テーブルの上に置いたままでしたから…朝私が味見しましたし…」 

シロー「体調に変化は!?」 

春香「いや…元気です…」 

真美「おにーちゃん気にしすぎだよ→」パクッ 

シロー「あっ!!!おい!!!!!!!」 

真美「美味しいよ→!はるるん!!」 

千早「神経質になりすぎですよシローさん」 

真美「そうそう!日本は平和なのですよ→!…うっ!!」ゴホゴホ 

美希・春香・千早「えっ・・・」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:41:28.96 :Xfxz8t/k0

真「ちょっ…真美!?」 

P「おい!真美どうした!?」 

真美「カハッ…」 

雪歩「う…そ…」 

シロー「すぐに車を止めて!!くそっ!!」 

春香「そんな・・・嘘だよ・・・」 

やよい「真美!!真美ってば!!!」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:49:04.92 :Xfxz8t/k0

真美「なーんちって嘘ぴよーん」テヘペロ 

全員「・・・」 

P「今日のおやつ抜きな」 

やよい「もう!馬鹿!本当にびっくりしたんですからね!」 

真美「へへへ→めんごめんご」 

真美「でもクッキー本当においしかったよ→はるるん!」 

千早「もう!!笑えないわよ!!」 

春香「よかったぁ」 

シロー「はぁ…(先が思いやられる)」 

P「(シローさんごめんなさい…)」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 13:58:44.08 :Xfxz8t/k0

スタジオ 

AD「本番いきまーす!」 

シロー「思っていたより人の出入りが激しいな…」 

P「シローさんコーヒーどうぞ」 

シロー「あぁ。すまないプロデューサー殿」 

P「さっきはすいません。真美には後できつく言っときます」 

シロー「はぁ。それにしても彼女たち」 

シロー「みんないい笑顔ですね。」 

P「うちの自慢のアイドルですからね」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 14:14:46.95 :Xfxz8t/k0

AD「おつかれっしたー765さん収録おわりーっす」 

P「みんなお疲れ様!今日もよかったぞ」 

美希「ハニーがいれば、美希はいつだって輝けるの!!」 

響「自分たちどうだった?シローさんの感想も聞きたいぞ」 

シロー「ああ。みんなよくやっていたと思う。若いのに立派だ」

貴音「ありがたいお言葉!感謝します!」 

シロー「(この子…元軍人か?)それより…」 

シロー「収録中気になった事はなかったか?どんな小さな違和感でもいい」 

真「う~ん。特には…いつも通りでしたよ。ねっ雪歩?」 

雪歩「はいぃ。普段通りですぅ」 

シロー「そうか…今後も何か感じたらすぐ言うように!」 

貴音「イエッサー!!」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 14:27:11.52 :Xfxz8t/k0

P「この後のスケジュールはっと…」 

P「千早、春香、美希、真、雪歩は俺と一緒に別のスタジオ」 

P「貴音、やよい、真美、響は事務所で待機か…どうしますシローさん?」 

シロー「そっちのスタジオには俺の仲間、護衛の助っ人が向かう手筈です」 

シロー「俺は残りの子たちと事務所に」 

P「わかりました。車は使って下さい。こっちは同じ建物内ですんで」 

シロー「了解。終わったら連絡してください。迎えにいきます」 

シロー「じゃあお前たち!行くぞ」 

やよい「うっうー」貴音・真美「イエッサー」響「はいさーい」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 14:40:35.16 :Xfxz8t/k0

AD「765プロさん到着ーっす」 

D「プロデューサーさんはあちらの部屋で打ち合わせお願いします」 

P「わかりました。じゃあお前たちもしっかりやるんだぞ」 

春香・千早・美希・真・雪歩「はーい」 



P「打ち合わせなのに作家さん遅いな…」 

P「ちょっと聞いてこよう」 ガチャガチャ 

P「開かない…」 ドンドン 

P「すいませーん!!誰かいますかー!」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 15:02:39.14 :Xfxz8t/k0

P「くそっ!!まさか!!」 

P「すいません!!誰か!!誰かーー!!!」 


春香「なんかいつもと違うスタジオ通されましたね」 

千早「いつものところは大物歌手が使ってるんですって」 

真「にしても暗くないか?このスタジオ?」 

雪歩「なんか怖いですぅ」 

春香「すいませーん!765プロのものですけどー!」 

美希「誰もいないみたいなの…」 

??「はぁ…仕事とはいってもこんなガキ共とはねぇ」 

雪歩「ひぃ!!」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 15:14:27.64 :Xfxz8t/k0

真「だっ誰だお前!!」 

??「聞いてどうする?おいおいよく見たらみんな女の子じゃねーか…」 

??「俺も落ちたもんだねぇ」 

真「おい!聞いているのか!!」 

??「うるせぇよ」 グイッ 

真「くっ!!(こいつ!!凄い腕力!!)」 

千早「真!!」 

春香「止めて下さい!!大声出しますよ!!」 

美希「誰かー!誰か来てなのー!!ハニー!!」 

??「もう出してんじゃねーか、ったく」 ドスン 

真「いててて・・・こっのぉ!」 

??「そう熱くなんなよ、別にとって食う訳じゃねーんだからよ」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 15:28:24.43 :Xfxz8t/k0

??「ちょっと脅かすだけって言われてたけど…」 

??「気が変わった」 

美希「ハニー!!助けてなのー!」 

千早「誰か!!誰かいませんか!!!!」 

??「一人ぐらいヤッてもかまわねーだろ」ニヤッ 

真「くそっ!させるかっ!」 

??「お前に決まり♪」 ゴスッ 

真「かはっ…お…お前ぇぇ!!」 

千早「真!!」 

??「お前がはしゃぐからだぜ?はしゃぐから…」 ゴスッ 


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 15:33:00.81 :Xfxz8t/k0

雪歩「いやあぁぁ!!真君!!」 

真「大丈夫だよ…雪歩は…僕が守る!!」 

??「いつまで吠えてられるかな??」 ゴスッ 

春香「もうやめて!!お願いだから!!」 


「そこまでだ」 

??「?」 

「動いたら撃つぜ」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 15:42:37.38 :Xfxz8t/k0

○○「わかったらその子を放しな」 

??「ちっ」 ドサッ 

真「イテテテテ」 

雪歩「大丈夫??」 

真「僕は大丈夫」 

○○「てめぇは…傭兵…ヤザン・ゲーブル!!」 

ヤザン「誰だてめぇは?まいいや。ターゲットが一人増えただけだ」 パシッ 

○○「なっ!閃光弾!」 

ヤザン「あばよにーちゃん!今日は見逃してやるけどな」 

ヤザン「戦場ではびびった奴が死ぬんだよ!覚えときな」 

○○「クソがっ」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 15:56:53.65 :Xfxz8t/k0

○○「ちっ逃がしちまったか…」 

春香「あっ…あのっ…」 

○○「あーすまんすまん。もう大丈夫だ、お嬢さんたち」 

○○「到着が遅れて悪かった、シローの知り合いだ」 

千早「じゃああなたが助っ人ですか?」 

○○「まぁそんな所かね」 

美希「それよりハニー!!ハニーがいないの!!」 

春香「探しにいかなくちゃ!!」 

○○「おいおい、元気なお嬢さんたちだ」 

真「…」


114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 16:02:20.84 :Xfxz8t/k0

P「くそっ!!誰もいないのか!!」 

P「ケータイもつながらないし…みんな…」 

春香「プロデューサーさん!!」 ガチャ 

P「春香!!みんな!!!」 

美希「ハニー!!うわあぁぁん」 ダキッ 

P「どうした美希…もしかして何かあったのか!!」 

千早「スタジオに閉じ込められて…知らない男に…」 

P「そんな…みんな怪我は!?変な事されてないか!!?」 

雪歩「私達はだいじょうぶですぅ。でも真君が…」 

P「なっ…真!平気か??」 

真「僕は大丈夫です。危ない所だったんですけど」 

○○「あんたが保護者かい?駄目じゃないか、しっかり見てないと」


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 16:08:41.70 :Xfxz8t/k0

P「誰だ!?」 

真「違うんですプロデューサー。この人が助けてくれたんです」 

千早「シローさんが言ってた助っ人だそうです」 

P「そうだったのか…ありがとう!!本当にありがとう!!」 

○○「今回はラッキーだったけど向こうさんも本気だ」 

○○「これからは気ぃ引き締めないといけねぇな」 

P「(クソ…俺がもっとしっかりしていれば…)」 

○○「まぁでもあんたが気に病む事じゃない。相手はプロだ」 

P「ありがとうございます…それよりお名前は?」 

○○「そうだなぁ。助っ人っていつまでも呼ばれんのは気にくわねぇ」 

○○「俺は…」


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 16:22:24.17 :Xfxz8t/k0

シロー「久しぶりだな、ロックオン」 

P「シローさん!!どうしてここに?」 

シロー「突然GPSの信号が受信できなくなって、心配して来てみたが正解だったな」 

ロック「久しぶりだなシロー。足の調子は?」 

シロー「義足のおかげで不自由はないよ、それより・・・」 

ロック「あぁ。向こうも本気だ」 

シロー「一旦事務所に戻ろう」 

P「他の…子たちは…?」 

シロー「もう一人の助っ人が見ています。問題ありません」 

ロック「もう一人の助っ人って…あいつも来てるのか!?」


132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 16:33:07.85 :Xfxz8t/k0

シロー「あぁ!これで三人そろった」 

ロック「久しぶりだなぁあいつに会うのも」 

P「じゃあ行きましょうか」 

千早「(シローさんもいいけどロックオンさんかっこういいいいいいいいい)」 

雪歩「(また男のひとですぅ…)」 

美希「(ハニーが無事でよかったの…)」 

真「(僕がもっと強くならなくちゃ…)」


134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 16:41:36.23 :Xfxz8t/k0

事務所 
ガチャ 
小鳥「あっみなさんおかえりなさーい」 

P「ただいま…」 

○○「その様子だとやっぱりなんかあったのか?シロー?」 

シロー「あぁ。今から詳しく聞くところだ」 

ロック「おぉ~久しぶりだな!イザーク!!」 

イザーク「ふん!!お前も相変わらずだな!」 

イザーク「それと…もう子守は飽きたぞシロー!」 

シロー「わかってるよ、で、どうだったんだロックオン」


139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 16:48:18.29 :Xfxz8t/k0

ロック「傭兵ヤザン・ゲーブル」 

シロー・イザーク「!!!」 

イザーク「随分大物を雇ったみたいだな」 

シロー「あぁ、あいつはあくまで傭兵、雇い主がいる訳だ…」 

ロック「今回はたまたま間に合ったけどかなりやばい所だったぜ」 

P「そんなに…危険な人なんですか?」 

イザーク「フン!ただの傭兵だ!…めんどくさい相手ではあるがな」 

シロー「最悪の場合を想定してMSを手配しておく」 

ロック「はぁ~まいったね」 

P「(…MS…?)」 

真美「おかえりおにーちゃん!ざっくんこっちで遊ぼうよ→」 

イザーク「変な呼び方をするなあああ!!」


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 17:00:33.63 :Xfxz8t/k0

ロック「なんだ大人気じゃないかイザーク」 

イザーク「黙れっ!!」 

シロー「それよりP殿、アイドルたちを集めて欲しい」 

シロー「これからについて話がしたい」 

P「わかりました」 

P「おーい、みんな来てくれー」 

やよい「あれぇ?誰あの人?」 

千早「ロックオンさんよ、助っ人ですって」 

シロー「とりあえず自己紹介だな」 

ロック「ロックオン・ストラトス、特技は射撃、よろしく!」 

イザーク「イザーク・ジュールだ」 

真美「いざくーん!」 

イザーク「だあああかあああああああらあああああ!!!!!!!!」 

雪歩「(この人なんか怖いですぅ…)」


146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 17:13:57.93 :Xfxz8t/k0

シロー「アイドル諸君に言っておく、向こうは本気だ」 

シロー「本日から24時間体制で君等を護衛することにした」 

シロー「一か所に集まるのも危険だから3つの班に振り分けする」 

P「仕事場が同じように組んだから基本的に三人でずっと行動してもらうことになる」 

P「俺も重要な現場には行くようにするから普段はシローさん達の言う事きくんだぞ」 

シロー「まず春香、千早、美希、この三人は俺が担当する」 

千早「(ロックオンさんがよかった…)」 

シロー「次に貴音、響、やよいはロックオンが担当」 

シロー「最後に真美、雪歩、真はイザークだ」 

やよい「あのぉ…しばらくはお家に帰れないってことですかー?」 

シロー「ああ、そうだ」 

やよい「(どうしよう…)」 

P「やよいの家には俺と小鳥さんがちょくちょく様子見に行くから心配するな!」 

やよい「ありがとうございます~」


147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 17:24:54.99 :Xfxz8t/k0

真美「やった→一緒だね!ざっくん!!」 

イザーク「貴様ぁぁ!」 

雪歩「(一番怖い人ですぅ)」 ビクビク 

真「大丈夫だよ、僕も一緒だから」 ギュッ 

ロック「俺の担当は…年長コンビと…」 

やよい「うっうーやよいですぅー」 

ロック「お、おう、よろしく」 

貴音「なんとお呼びすればよろしいでしょうか!?」 ビシッ 

ロック「あーロックオンいいよ。えー貴音さんだっけ?」 

貴音「サーイエッサー!四条貴音であります!」 

ロック「(なんか面白い子だな)」 

春香「よろしくお願いしますね!シローさん!」 

シロー「あぁ、よろしく頼む。千早?どうした?」 

千早「いっいいえ!なんでもありません!!」 

美希「美希はハニーと一緒がよかったの…」


148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 17:41:06.01 :Xfxz8t/k0

P「すまんな、なるべく顔出すようにするから」 

シロー「それと事務所にも一人待機要員を呼んでおいた」 

シロー「P殿や小鳥さんにも危害が及ばないとは限らないからな」 

シロー「明日到着予定で頼りになる奴だ」 

小鳥「安心ですね!」 

シロー「今日は3つホテルをとってある、それぞれ休んでくれ」 

シロー「頼むぞイザーク、ロックオン」 

イザーク・ロックオン「了解」 

真美「お泊まり会みたいで楽しいね!」 

イザーク「浮かれるなよ糞ガキ」 

貴音「では参りましょうロックオン隊長!」 

ロック「お、おう」 

春香「千早ちゃんとお泊まりひさしぶりだね♪」 

千早「そうね春香、美希もよろしくね」 

美希「はいなのー」


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 17:54:46.55 :Xfxz8t/k0

???「向こうも戦力を整えてきたか…」 

ヤザン「俺は次に何をすればいいんだい?雇い主さんよぉ」 

???「こっちも人員は補充してある。お前はシロー・アマダをおさえろ」 

ヤザン「殺しても構わないんだろぉ?」 

???「好きにしろ」 

「ただいま到着しました」 

???「おう…やっと来たか」 

「暴れられるときいて」 

???「お前たち兄弟には期待してる」 

「まずは何を?」 

???「ロックオン・ストラトス、イザーク・ジュール、遊んでやれ」 

「了解」 

???「こちらも駒はそろった」 

???「予言の日は近い…」


155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 18:04:03.85 :Xfxz8t/k0

イザーク班 ホテル 

イザーク「貴様ら明日も早いのだろう?もう休め」 

真美「えぇ→せっかくだし遊ぼうよ→ざっくん!!」 

真「こら真美!あんまり困らせちゃ駄目だよ」 

イザーク「おい貴様、ロックオンから聞いたぞ」 

イザーク「ヤザンに立ち向かったそうだな」 

真「は…はい…みんなを守ろうと思って」 

イザーク「大した心意気だがもう馬鹿な事は考えるな」 

真「ちょっ!馬鹿な事って!みんなが危険だったんですよ!!」 

イザーク「相手はプロだ。お前みたいな小娘がしゃしゃった所で殺されるのがオチだ」 

真「くっ…」 

イザーク「それにお前たちを守るのが俺の仕事だ、何も考えず守られていればいい」 

真「あ…はい…(なんか頼りになりそうな人だな)」 

真美「ざっくん一緒にお風呂はいろ→」 

イザーク「ななななな何を馬鹿な事をいってる!さっさと寝ろ!」


156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 18:15:02.55 :Xfxz8t/k0

シロー班 ホテル 
春香「シローさんシローさん!何か食べたいものありますか?」 

シロー「どうしたんだ?急に?」 

千早「このホテルキッチンがついてるみたいなんです」 

春香「夕ご飯まだですよね?3人でつくろうって」 

美希「美希は食べる係なのー」 

シロー「アイドルの手料理を食べれるなんて光栄だな、嫌いな物はないぞ」 

春香「わかりましたーじゃあハンバーグつくりますね♪」 

千早「じゃあ私玉ねぎきるわね」 

美希「シローさんは恋人とかいないのー?」 

シロー「俺はもう結婚しているぞ、子供ももうすぐ生まれる」 

3人「おおおお!!」 

千早「名前はもう決めたんですか?」 

シロー「いいやまだだ。最近はどうしようかと考えてばっかりだ」 

美希「奥さんの写真とかないのー?」 

シロー「あるぞ。みたいのか?」


157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 18:21:51.81 :Xfxz8t/k0

春香「うわあ!みたいです!!」 

シロー「ほら」 

美希「うわー凄い美人さんなのー!」 

春香「本当だーお人形さんみたいですね」 

千早「くっ…」 

シロー「アイナって言うんだ、一生添い遂げると誓った人だ」 

3人「すてきー!!」 

シロー「(アイドルといっても中身は普通の女の子だよな)」 

シロー「(こうゆう話に一番興味ある年頃か)」 

シロー「君たちは恋人とか好きな人はいないのかい?」 

美希「美希にはハニーがいるの!!」 

春香・千早「…」 

シロー「まぁアイドルだし難しいとは思うが」 

シロー「貴重なこの時間を無駄にするなよ」 


162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 18:42:54.10 :Xfxz8t/k0

ロックオン班 ホテル 

響「うわー自分こんなに広いホテル初めてだぞ!」 

やよい「すっごいきれいですー」 

ロック「4人だからなー。こら!ベットで飛び跳ねない!!」 

やよい「うっうー!ふかふかですー」 

響「こらハム蔵!大人しくしないと駄目だぞ!」 

ロック「(おうふ…ペット禁止…)」 

貴音「隊長!お風呂にしますか?ご飯にしますか?それともらあめん?」 

ロック「最後がおかしい最後が」 

やよい「お風呂も広いですー!!!」 

ロック「はぁ…」 

響「ねーねーイヌ美もよんでいいか??」 

ロック「ダメ!ゼッタイ!」 

貴音「隊長…私最後を間違えてしまいました…お風呂、ごはん、それとも私?」 

ロック「アイドルが言っちゃ駄目っ!」


166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 18:54:40.60 :Xfxz8t/k0

「(兄さんこっちははじめるよ)」 

「(あぁ、気をつけろよ)」 

ガチャン 
やよい「ふぇ?」響「真っ暗だぞ」貴音「隊長!!」 

ロック「3人とも動くなよ!!」 

ロック「無事か!?」 

3人「はい…」 ガチャ 

ロック「(部屋に入ってきたか…)3人はベットの下へ」 

「やあ、元クレー射撃チャンプ、ニール・ディランディ」 

ロック「(俺の本名を知ってやがる!)」 

「暗くちゃ射撃も糞もないよね。おとなしく死んでくれないかな?」 

ロック「喋りすぎなんだよ!電気を落とした意味がまるでねぇな」 バンバン 

「全然。何処撃ってるんだい?」 

ロック「(なにぃ!後ろ!こいつ速い!)」 バン 

「今のは惜しかったかな」 

ガチャン ロック「非常電源か…」


167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 19:05:19.35 :Xfxz8t/k0

「おや残念」 

ロック「てめぇは…KPSAの…オルバ・フロスト!!!!」 

オルバ「僕たちも少しは有名になれたのかな」 

ロック「なんで…なんでKPSAが!!!」 

オルバ「失礼だね。元KPSAだよ。あそこにいても意味ないからね」 

ロック「2年前…アイルランド自爆テロ…ゆるさねぇ!!!」 

オルバ「なんだい?もしかして被害者だったりするのかい?」 

ロック「てめぇぇぇぇぇぇ!!!!」 

貴音「(隊長…)」 

響「あれ?ハム蔵がいないぞ…」 

オルバ「そう熱くならないで欲しいな、今日は挨拶だけのつもりだったのに」 

ロック「くっ!!(当たらねぇ!!)」 

ハム蔵「キュキュキュキュキュキュー!!」 

オルバ「なっ!!なんだこのネズミ!!」 


169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 19:13:14.19 :Xfxz8t/k0

響「ハム蔵はネズミじゃないぞ!!」 

ロック「(今っ)」 バン 

オルバ「くっ…今日はここまで。またね」 

ロック「待て!この野郎!!」 

貴音「隊長!!」 

ロック「なんだ!?今それどころじゃ…」 パシン 

ロック「え…」 

貴音「今の隊長は冷静じゃありません!心の乱れはイージーミスをうみます!」 

貴音「どうか…どうか落ち着いてくださいませ…」 

ロック「…あぁ…すまんかった」 

ロック「こんなんじゃ駄目だよな…ありがとう」 

ロック「響、やよい無事か?」 

響、やよい「なんとか…」 

ロック「そうか…よかった…貴音、サンキュウーな」 

ロック「シローに連絡するか…」


170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 19:24:00.07 :Xfxz8t/k0

オルバ「ごめん兄さん。奴の射撃の腕は健在だったよ」 

シャギア「そうか…それがわかっただけでも十分だ。そろそろ私も遊びにいこうか」 

イザーク「(あいつらは寝たか…)」 

ピンポーン 「ルームサービスでーす」 

イザーク「(ふん!!来たか!白々しい)」 

イザーク「おいガキども起きろ」 

真美「ふえぇ?」 

イザーク「真、二人を連れてバスルームへ。俺が行くまで出てくるな」 

真「はっはい!行こう二人とも」 

ピンポーン 「ルームサービスですよー」 

イザーク「開いている!入って来い!!」 

シャギア「どうだ?っぽかっただろう?」 

イザーク「ふん!誰かと思えばフロスト兄弟のでかい方か」 

シャギア「随分と余裕なんだな。さすがアカデミー次席」 

イザーク「次に次席と言ったら殺すからな」


173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 19:35:26.56 :Xfxz8t/k0

イザーク「俺は貴様と遊ぶ程暇ではない、さっさと雇い主を連れてこい」 

シャギア「失礼だな。私達は雇われではない。」 

イザーク「なに?」 

シャギア「あのお方こそこの世界を導く御方なのだ」 

イザーク「(一体誰だ?)」 

シャギア「まあいい。今日は挨拶だけだ。ライブ当日までは手は出さない」 

イザーク「何を馬鹿な事を言っている?すんなり帰すと思うか?」 

シャギア「お前は私に手出し出せない、実はKPSAを抜けてね」 

シャギア「今は表向きピアノ教室の先生なのだよ…」 

シャギア「私の生徒の写真見るかい?」 ピラッ 

イザーク「に…ニコル!?貴様っ!!」 

シャギア「だからあわてるな、別に卑怯な真似はしない。決戦はライブの日だ」 

シャギア「じゃあ私は帰るよ」 

イザーク「糞が…」


175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 19:47:38.84 :Xfxz8t/k0

春香「シローさん!できましたよ!ハンバーグ!」 

シロー「おう。今行く」 

美希「いいにおいなのー。美希もうお腹ぺこぺこなのー」 

千早「サラダは私が作りました」 

シロー「おぉ!美味しそうじゃないか」 

春香「それではみなさん」 

全員「いただきます!」 

シロー「おおうまいうまい」 

美希「うん♪おいしいのー」 

春香「千早ちゃんのサラダもグーだね」 

千早「春香のおかげよ」


181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 20:01:06.31 :2+Bur3Gu0
 
シロー「ごちそうさまでした」 

美希「おいしかったのー」 

春香「そーいって貰えるとうれしいな♪」 

千早「あら…すぐ近くの土手で花火大会やってるみたい」 

美希・春香「じー」 

シロー「駄目だぞ」 

美希「シローが一緒ならきっと大丈夫なの」 

春香「シローさん!花火ですよ!花火!」


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 20:04:22.68 :l8cPFp980

シロー「しかたないなぁ」 

シロー「絶対傍を離れない、約束できるか」 

春香「はい!やったね千早ちゃん!」 

シロー「(日本ならむしろ人目がある方が安心かもな)」 

シロー「じゃあ行くぞ」 

美希「はいなのー」


185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 20:09:27.63 :/lf9z0LO0

千早「あんまり人いないわね」 

春香「ちっちゃい花火大会みたいだからね」 

美希「でもきれいなの」 

シロー「あぁ。綺麗だな。アイナにも見せたかった」 

春香「ラブラブですね!シローさん!」 

シロー「ばっ、からかうんじゃない!」 

千早「正直シローさん最初はちょっと怖かったです」 

千早「でも案外かわいいところあるんですね」 クスッ 

シロー「う…うるさい!」 

「ほぉ、風情があるねぇ」


187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 20:16:17.23 :1dznqu0n0

シロー「貴様はっ!!」 

ヤザン「久しぶりだなぁお嬢ちゃん達」 

シロー「みんなは俺の後ろに!」 

ヤザン「そして初めまして、シロー・アマダ」 

ヤザン「君の功績はよく耳にするよ、たいしたもんだ」 

シロー「お前の依頼主は誰だ!なぜ彼女達を狙う!?」 

ヤザン「俺の知ったこっちゃないねぇ」 

ヤザン「俺はただ金貰って仕事してるだけさ」 

シロー「クズが…」 

ヤザン「さぁーてお喋りはここまでだ」 

ヤザン「死んでもらおうかね」 

シロー「誰がっ!!」


188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/02(木) 20:24:36.14 :Xfxz8t/k0

ヤザン「これまで殺した奴はいちいち覚えてねぇけどなぁ」 

ヤザン「お前もその仲間に入れてやるよ!」 

シロー「ほざけっ!」 

キャー ケンカヨー ケイサツヨンデー 

ヤザン「ちっ!人が集まってきやがった」 

シロー「MSの操縦はうまくても白兵戦には慣れてないんじゃないのか?」 

ヤザン「ほざくなガキが!」 

???「そこまでだ」 

ヤザン・シロー「!」 

???「今日はもう引けヤザン」 

ヤザン「撤退だと!中途半端な!」 

???「命令だ」 

シロー「そんな…あなたは…」

191:♯momomo:2012/02/02(木) 20:31:55.04 :Xfxz8t/k0

???「久しぶりだねアマダ少尉」 

シロー「あなたは…ラウ・ル・クルーゼ…」 

シロー「プラントのトップエースがなぜ彼女たちを・・・」 

ラウ「彼女たちはまぶしすぎる」


196:1 ◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 20:40:07.81 :Xfxz8t/k0

シロー「何だと??」 

ラウ「私の望む世界に彼女たちの居場所はないんだよ」 

シロー「なにをっ!!」 

ラウ「まあいい。全ての決着はライブ当日に」


199:1 ◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 20:53:34.08 :7yLnqjHu0
 
シロー「待てよ!なぜアプサラスを名乗った!」 

ラウ「彼女の兄に開発を頼んだのは私なのだよ」 

シロー「なん…だと?」 

ラウ「本当ならアプサラスこそが鍵だったのに」 

ラウ「見事に君がぶち壊してくれた」 

ラウ「まぁ彼もいい道化だった」 

シロー「貴様あぁぁぁ!」 

ラウ「おっと、ここでやり合うかい?」 

ラウ「何人巻き添えで死人が出るか賭けるかね?」 

シロー「くっ!」 

ラウ「そう急がなくても審判は下るさ」 

ラウ「ライヴ当日を楽しみにしてたまえ」 

シロー「…」


204:1 ◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 21:02:48.16 :p528C4vg0

翌日 事務所 

小鳥「皆さんおはよーございます。ピヨピヨ」 

P「そーいえばもう一人の助っ人って」 

「こんにちわ」 

シロー「来たか」 

「久しぶりですシローさん!」 

シロー「おうカトルも元気そうで何よりだ」 

カトル「頼まれてたMS手配しときましたよ。」 

シロー「助かるよ」 

カトル「それより脅迫状の送り主って…」 

イザーク「ふん!ラウ・ル・クルーゼ…奴は昔から何を考えてるかわからなかったからな」 

ロック「それにフロスト兄弟、傭兵ヤザン、厄介だぜまったく」 

シロー「いずれにしろ決戦はライヴ当日か…」


207:1 ◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 21:09:34.83 :Pdz5IsZz0

春香「あのー、ライヴ…大丈夫でしょうか?」 

響「なんか段々凄いことになってきてると思うぞ」 

シロー「大丈夫だ。君たちのライヴは誰にも邪魔はさせない」 

ロック「そーだぜぇ。お嬢ちゃん達のステージを楽しみにしてる人が沢山いるんだろ?」 

イザーク「あいつらは俺達に任せておけばいい。貴様らはよけいな事は考えずにしっかりやれ」 

カトル「僕も精一杯がんばります!あと伊織ちゃんのサインください」 

シロー「…」


211:1 ◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 21:28:32.12 :Pdz5IsZz0

カトル「いやぁやよいちゃんもかわいいけどやっぱり伊織ちゃんですよ!」 

カトル「ちっちゃい子っていいなぁ。天使ですよね。」 

小鳥「…」 ビキビキ 

P「それじゃあ皆!レッスンしようか!全員で合わせられる日は少ないぞ」 

P「それと各自体調管理はしっかりするように!風邪なんてひいたら元も子もないからな」 

全員「はーい」


213:1 ◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 21:41:24.44 :2lCBitVq0

真美「ねーねー皆は誰が一番かっこいいと思う→?」 

真「僕は断然イザークさんだなぁ」 

千早「ロックオンさんに決まってるわ」 

響「自分は(オルバさんなんて言えないぞ…)わかんないさぁ」 

美希「美希はハニー一筋なのー 

雪歩「カトルさんが一番やさしそうですぅ」 

貴音「私は皆さんそれぞれ素晴らしい殿方だと思います」 

やよい「みんなかっこいいですー」 

千早「春香は?」 

春香「私は…」


215:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 21:56:23.13 :Xfxz8t/k0

春香「私もやっぱりプロデューサーさんが一番かなぁ」 

美希「春香はやっぱり美希のライバルなの!」 

春香「えへへ。美希が相手じゃ敵わないよ」 

雪歩「あのぉ、本当にライブ…できるかなぁ…」 

真「きっと大丈夫さ!イザークさんがいるし」 

真美「ロックんも頼りになるよ→!」 

春香「そうだね!私達は私達にできる事をしようよ!!」 

千早「そうね」


216:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 22:03:52.89 :Xfxz8t/k0

ライブ当日 早朝 事務所 

春香「プロデューサーさん!いよいよライブ当日ですよ!当日!」 

P「あぁ!お前たちもこの日のためによく練習してきたな!」 

P「後は本番で成果を見せるだけだ!!」 

雪歩「緊張して足が震えますぅ…」 

真「ぼ…僕もだ」 

真美「武者震いってやつだね→」 

貴音「響…やっと私たちもここまで来れたのですね」 

響「貴音がいてくれたからさー」 

春香「千早ちゃん!とうとう私達の念願のライブだね」 

千早「そうね、あとは全力を尽くしましょう」


217:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 22:08:25.40 :Xfxz8t/k0

シロー「とりあえず今からみんなで会場へ向かうぞ」 

シロー「その後会場の警備は日本のポリスにまかせて俺たちは会場近くのドッグで待機」 

シロー「アイドル諸君のステージが生で見れないのが残念ではあるが」 

シロー「必ず成功すると信じている。以上だ」 

貴音「サーイエッサー!!」 

P「それじゃあ向かうぞー」 


218:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 22:19:05.91 :Xfxz8t/k0

会場前 
P「さぁついたぞー」 

シロー「さて俺たちはここまでか…」 

真美「ザっくん見ていかないの→?」 

イザーク「俺は俺のやるべき事があるからな」 

真美「そっか→」 

真「イザークさん!!お気をつけてください!!」 

イザーク「貴様もしっかりやれよ。外の事は任せろ」 

真「はい!!」 

貴音「ロックオン隊長…」 

ロック「大丈夫。クールにやるさ」 

貴音「はい!!」 

千早「(やっぱりかっこいい…)」 

雪歩「あのぉ…カトルさんも戦うんですかぁ?」 

カトル「うん!僕も戦うよ。こう見えてやる時はやる男だからね」 

雪歩「怪我…しないようにしてくださいぃ」


222:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 22:27:08.23 :Xfxz8t/k0

春香「シローさん!お気をつけて」 

シロー「もちろんだ!そうだ春香、またハンバーグ作ってくれるか?」 

春香「もちろんです!!」 

P「じゃあそろそろ控室に…」 

アイドル「はーい」 

P「本当に今日までありがとうございます」 

シロー「いえいえ、本当の戦いはこれからです」 

P「よろしくお願いします」 

シロー「了解であります。それと小鳥さんをお借りしていいでしょうか?」 

小鳥「ピヨ?」 

シロー「実は管制官役にと思ってたカトルも出撃する可能性が出てきたので」 

P「出撃?そういえばMSってなんなんですか?」 

イザーク「今にわかる」 

P「そうですか…じゃあ小鳥さんお願いします」 

小鳥「ピヨ…」


224:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 22:35:18.58 :Xfxz8t/k0

ライブハウス近くのドッグ 

シロー「さて…どうだカトル?」 

カトル「今のところ付近に大型の熱源はないよ」 

イザーク「恐らく来るとしたら海からだな」 

ロック「何処から来ようと俺が狙い撃つけどな」 

カトル「ライブ開始まであと5時間ですね」 

シロー「監視は俺がしとくから各自MSの整備をやっててくれ」 

「了解」 

シロー「小鳥さん、発進シークエンスのナビを覚えてもらえないか?」 

小鳥「ピヨ…」 

シロー「大丈夫、簡単ですよ」 

小鳥「はいっ!頑張るであります」


228:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 22:55:42.34 :Xfxz8t/k0

ライブ開始一時間前 

シロー「東京湾上に大型の熱源確認!!数4!!来たか」 

シロー「小鳥さん!じゃあ後よろしくお願いします!!」 

小鳥「了解!!」 

小鳥「システムオールグリーン!イザークさん発進どうぞ!」 

イザーク「イザーク・ジュール、デュエル!出るぞ!」 

小鳥「リニアボルテージ上昇、730を突破!射出タイミングをロックオン・ストラトスに譲渡します」 

ロック「了解。ロックオン・ストラトス、ケルディム、目標を狙い撃つ!!」 

小鳥「システムオールクリア!カトルさん!出れます!」 

カトル「了解!行くよ僕のサンドロック!!」 

小鳥「シローさんいつでも行けます」 

シロー「了解!シロー・アマダ、Ez-8カスタム!発進だ!!!」 

小鳥「(間違えずにできた…)」


233:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:08:14.71 :Xfxz8t/k0

シロー「目標を肉眼で確認!」 

シロー「やはり新型できたか!!」 

イザーク「俺は兄貴の方をやるからな!」 

ロック「オルバは任せな!聞きたい事もあるしな!!」 

カトル「僕はヤザンを、シローは隊長機を頼みます!!」 

シロー「了解だ!各個展開して撃破!いいか、絶対に死ぬな」 

「了解!」 

オルバ「僕の相手は君か…でも残念ながら目標はライブドームなんだよね」 

オルバ「これで…終わりだよ!!」 

ロック「長距離砲撃!!ハロ!シールドビット展開!」 

ハロ「了解!了解!」 

オルバ「へぇ面白いもの持ってるじゃないか楽しめそうだよ」 

ロック「ハロ!シールドビット6機はそのままライブドームに!残り2機で援護頼む」 

ハロ「了解!了解!」


235:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:17:14.88 :Xfxz8t/k0

ロック「クソっ動きがはえぇ!」 

オルバ「そんなんじゃ僕のアシュタロンは落とせないよ!」 

ロック「可変機か!!だったら!!」 

ハロ「ライフルビット展開!ライフルビット展開!」 

オルバ「そんなものぉ!!!」 

ロック「ここだ!狙い撃つぜ!!」 

オルバ「なっ!ブースターユニットを!!」 

ロック「足が止まればいい的ってね!!」 

オルバ「お前!!」 

ロック「最後に一つ聞いてやる。2年前のアイルランド自爆テロ」 

ロック「指揮したのは誰だ!?」 

オルバ「僕たちだよ。兄さんと僕。いつだって二人で…」 

オルバ「いつだって二人でやってきたんだ!!」 

ロック「…」


237:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:26:48.87 :Xfxz8t/k0

ロック「お前はどんな気持ちで人を殺すんだ?」 

オルバ「決まっているさ!僕は僕たちを冷遇したこの世界が憎い!!」 

オルバ「だから壊す!!僕と!!兄さんと二人で!!」 

ロック「なぜわかり合おうとしない??争いは何の解決にもならない!」 

オルバ「綺麗事を!わかり合うだって!?その気はないね!!」 

ロック「…ハロ!」 

ハロ「了解!了解!」 

オルバ「同じ事を何度も!!見飽きたんだよ!!」 

オルバ「本体を叩けば!!射撃特化型ならとりつけば終わりさ!!」 

ロック「(俺は!!)」 

オルバ「なっ自機の背後から自機ごとっ!!」 

オルバ「くそおおおおお」 

ロック「わかりあえないのか…俺たちは…」 

シャギア「オルバ!!よくもおお!!」 

イザーク「お前の相手は俺様だ」


239:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:39:42.25 :Xfxz8t/k0

シャギア「次席にかまっている暇はない!!」 

イザーク「言ったよな。次言ったら殺すってなぁ!」 

イザーク「(それにしてもクローにあの火力…厄介だな)」 

シャギア「そんな機体!ヴァサーゴの火力の前では塵に等しい!」 

シャギア「堕ちろぉ!」 

イザーク「くっ」 

シャギア「これで終わりだ!!」 

イザーク「まだ!!ふおおおおおお!!」 

シャギア「なっ?装甲の下に?」 

シャギア「ぐああああ」


241:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:44:25.93 :Xfxz8t/k0

ヤザン「あの兄弟も所詮この程度かい!!」 

ヤザン「後はこのヤザン様がまとめてあの世に連れてってやんよぉ!」 

カトル「させません!!」 

ヤザン「雑魚が!!黙って死にな!!」 

カトル「僕は負けられない!!生きて伊織と添い遂げる!!」 

ヤザン「何っ自爆だと!!!」 

ちゅどーん


243:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:46:55.98 :Xfxz8t/k0

ラウ「彼らも私と並んで進む器ではなかったようだ」 

シロー「人の命を…何だと思っているんだ!!」 

ラウ「命は罪だよシロー・アマダ。君もこれをあの密林で学んだだろう?」


246:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:53:25.15 :Xfxz8t/k0

ラウ「撃たれたから撃ち、殺されたから殺す」 

ラウ「そういう生き物なのだよ!人は!」 

シロー「違う!!俺とアイナはわかりあえた!立場や自分の過去さえ超えて」 

ラウ「君たちにはできた?しかし彼らにはできるかね?」 

ラウ「断言しよう!人は乗り越えられない!己の罪も!過去も!」 

シロー「それでも命は…命は他人が奪っていいものじゃない!!」 

ラウ「彼女達の歌で世界が変わると思うか?全ての人が救われるとおもうか!」 

シロー「思わない!でもあの子たちはしんじている!」 

ラウ「そんな理由で!!」 

シロー「ぐあああ!!」


247:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:55:56.17 :Xfxz8t/k0

シロー「倍返しだあああああああ」 

ラウ「フン!そんな旧型の兵器で!」 

シロー「守ったらまけだああああ!!」 

ラウ「何っ!!しまった!!」 


250:◆R.zNYB7Mwo:2012/02/02(木) 23:59:45.14 :Xfxz8t/k0

春香「結局シローさんたち…挨拶にも来てくれませんでしたね」 

真美「老兵はただ去るのみって先生がいってたの→」 

P「(あの後結局シローさんだけ発見されなかった)」 

P「(この子たちには言えないけど)」 

小鳥「みんなー手紙が来てるわよー」 

小鳥「差出人はアイナだって」 

小鳥「なになに…子供の名前は春香にしました。ですって」 


おわりー


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328147314