■宿泊シリーズ
P「真美達は千早の家に泊まるのか?」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 16:40:30.40 :ZwMDE/fj0

あずさ「はい♪」 

P「…伊織は車じゃなかったか?」 

伊織「あずさとやよいだけじゃ不安でしょ」 

P「そうか、一緒にお泊りしたかったのか」 

伊織「な、何をどう聞き間違えたらそうなるのよ!」 

やよい「伊織ちゃんとお泊り楽しみですっ」 

伊織「ま、まあ…たまにはこういうのも悪くないわね」 

あずさ「あらあら」 

やよい「他の皆さんはどこいっちゃったんでしょう」 

P「真美達は千早の家に泊めてもらえるらうらしい」 

伊織「千早ってマンションでしょ?あの二人だと近所迷惑じゃないかしら…」 

あずさ「わんちゃんじゃないんだから大丈夫よぉ」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 16:46:09.51 :ZwMDE/fj0

P「それじゃあ、気をつけてな」 

伊織「行く前にあずさの家の地図もらえる? 
    全員の家の分持ってるんでしょ?」 

あずさ「わ、私ってそんなに信用ないですかぁ」 

伊織「万が一よ」 

やよい「伊織ちゃんは慎重派だもんねっ」 

P「それじゃあコピー取って来るからちょっと待っててくれ」 

~~ 
あずさ「それじゃあ行きましょうか」 

P「車に気をつけるんだぞ、特にやよい」 

やよい「伊織ちゃんに手繋いでてもらいますっ」 

あずさ「あらあら、羨ましいわぁ」 

伊織「とりあえず、パジャマの代わりになるものを買えるお店探しね」 

やよい「まだやってるかなぁ…」 

あずさ「こっちにあるような気がするわ~」 

伊織「ちょ、ちょっと勝手に行かないでよ!」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 16:52:42.19 :ZwMDE/fj0

伊織「幼稚園児の集団みたいじゃない…」 
結局伊織→やよい→あずさの順で手を繋いで歩いてる 

やよい「でも、パジャマが買えてよかったですっ」 

あずさ「これでパジャマパーティーが出来るわね♪」 

伊織「パジャマパーティーにはしゃぐ20代って…」 


あずさ「その言い方だと凄く老けて聞こえるから傷つくわ…」シュン 

伊織「ほらもうすぐなんだからシャンと歩きなさいよ 
    ここに来て迷子にでもなられたらたまったもんじゃないわ」 

やよい「お腹空きましたぁ」 

あずさ「腕を振るって作るから期待しててね♪」 


~帰宅~ 
あずさ「たっだいまぁ♪」 

伊織「へえ、案外綺麗にしてるのね」 

やよい「すっごくお洒落ですっ」 

あずさ「洗面所はこっちよ~」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 16:58:11.86 :ZwMDE/fj0

あずさ「(Pi)それじゃあご飯用意しちゃうからTVでも見て待っててねぇ」 

伊織「え?いいわよ別に 
    今日の収録あずさも疲れたでしょ?」 

あずさ「だめだめ、3食きちんと食べないと」 

伊織「でも体重は気にするのね」 

あずさ「聞こえないわぁ~♪」 

やよい「あ、私お手伝いしますっ」 

あずさ「いいのいいの、私結構お料理得意なのよぉ?」 

やよい「そうなんですか?あんまり事務所でお料理のお話したことないです」 

あずさ「いつでもお嫁にいけるように♪」 

伊織「あんたが言うとリアルで切ないわね…」 

やよい「わ、私もお嫁さんにいけるように頑張ります!」 

あずさ「あらあら」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:04:22.74 :ZwMDE/fj0

~食事完成~ 
あずさ「じゃーん♪」 

やよい「美味しそうです!…でも、これは何ですか?」 

伊織「甘酒よ、私もあんまり飲む機会がないけど 
    自分で作れるもんなのね、知らなかったわ」 

やよい「お、お酒ですか!?私も伊織ちゃんも未成年です!」 

あずさ「アルコールは入ってないのよ~♪」 

やよい「なのにお酒なんですか…不思議な飲み物です…」 

あずさ「料理は夜遅いので野菜中心にしてみましたぁ」 

伊織「いや、配慮はありがたいけど、あずさ…」 

あずさ「?」 

伊織「お酒飲むの?」 

あずさ「お酒は夜飲むものでしょう?」 

伊織「せっかくローカロリーメニューなのに… 
    だからダイエットなんてする羽目になるのよ」 

あずさ「聞こえないわぁ~♪」 

伊織「都合の良い耳してるのね」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:10:56.71 :ZwMDE/fj0

あずさ「それじゃ、乾杯♪」 

やよい「かんぱいですっ」 
伊織「乾杯」 
カンッ 

あずさ「美味しいわぁ♪」 

やよい「甘酒!甘くて美味しいです!」 

伊織「ほんと、料理も結構イケるじゃない」 

あずさ「いつでもお嫁n…」伊織「さっき聞いたわ」 

あずさ「…」シュン 


~食事終了~ 
伊織「…ちょ、ちょっとまだ飲むの?」 

あずさ「何度でもぉ♪かんぱ~い!」プシュ! 

伊織「はぁ…やよい、お風呂の準備勝手にしちゃって 
   私食器片付けとくわ」 

やよい「は、はいっ」 

あずさ「いいれすよぉ~、私がやりますからぁ♪」 

伊織「あぁ!もう食器運んでるんだから触らないで!絡み酒とか最悪よあずさ!」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:22:58.60 :ZwMDE/fj0

あずさ「ほら伊織ちゃんも一杯いかがぁ?」 

伊織「酒臭いわよ!そんなんだから馬鹿みたいに乳が出てくるのよ!」 

あずさ「あらぁ…伊織ちゃんは小さい方が好き?」 

伊織「それ女にする質問じゃないわよ…」 

やよい「お風呂やっておいたよっ 
     多分10分くらいでお湯もいっぱいになるんじゃないかなーって」 

伊織「ああ、ありがとうやよい 
   それじゃあお風呂に入る仕度だけ先やっちゃいましょう」 


~浴室内~ 
やよい「そうだったんですかっ」 

伊織「やよい、授業聞いてるの?」 

やよい「聞いてるよっ」 

伊織「だってそこ基本じゃない…」 

やよい「聞いてても、なんだかうとうとしちゃって…」 

伊織「それ聞いてないわ」 

やよい「うぅ…起きようと努力はしてるんだけど…」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:28:44.86 :ZwMDE/fj0

伊織「ちゃんと家で復習はしてるの?」 

やよい「し、してるんだけど…授業が頭に入ってないから復習になってないのかなーって…」 

伊織「つまりダメダメな訳ね…」 

やよい「うぅ…」 

ザパー 
伊織「はい、右からシャンプー、リンス、コンディショナー 
    これがボディーソープでこっちが洗顔用」 

ザプン 
伊織「はぁ、温かいわねー 
   まあ、今度の空き時間が重なってる時、事務所で教えてあげるわよ」 

やよい「伊織ちゃんは予習復習とか、してる?」 

伊織「全然?だいたい中学の内容なんて授業聞けばわかるじゃない」 

やよい「うぅ…耳が痛いですぅ」 

伊織「やよいの場合はまず授業を寝ない事から始めないとよね…」 

やよい「うっうー!頑張りまーっす!」 

伊織「返事だけはいつも良いんだけど」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:33:58.76 :ZwMDE/fj0

伊織「やっぱり、ちょっと狭いわね…」 

やよい「そうかなー、私のお家のお風呂より広いと思うんだけど… 
     二人でも入れそうだしっ」ゴシゴシ 

伊織「二人で…?」 

やよい「体洗い終わったら一緒に入ろうねっ」 

伊織「ま、まあやよいがそう言うなら…」 

バタン 
あずさ「寒いわぁ」バシャバシャ ザプン 

伊織「…狭いわ」 

あずさ「こうしてくっつけば温かくなるんじゃないかしらぁ」 
ぎゅー 

伊織「あんたのうすらでかい乳が邪魔なのよ!!」 

あずさ「あらあら」 

伊織「…まぁ、柔らかいのが唯一の救いね」伊織があずさに背中を預ける 

やよい「伊織ちゃんとあずささん、仲良しさんですぅ」 

あずさ「やよいちゃんも体洗い終わったらこっちにおいでぇ♪」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:37:56.70 :ZwMDE/fj0

伊織→やよい→あずさ→湯船 

伊織「…」 

やよい「あずささんの肌モチモチですっ」 

あずさ「あらあらぁ」 

伊織「ちょっと」 

やよい「う?」 

伊織「私お湯に半分しか浸かれてないじゃない!寒いわよ!」 

あずさ「あらぁ、じゃあもっと体で包んであげないと」 

伊織「どうしてそういう発想に至るのよ!逆に不思議よ!」 

やよい「伊織ちゃん!」 

伊織「な、何?」 

やよい「ふ、ふつつかものですが…///」 

あずさ「あらあら♪」 

伊織「馬鹿!もう出るわ!」 

ゴシゴシ、バタン


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:42:03.52 :ZwMDE/fj0

(ドライヤーの音) 

やよい「い、伊織ちゃん怒った?」 

伊織『別に怒ってないわよ』 

やよい「うぅ…」 

伊織『な、何よ…そのくらいで怒る程器小さくないわよ』 

やよい「ほんとぅ?」 

あずさ「伊織ちゃんは優しいもんねぇ♪」 
伊織『と、当然じゃない!伊織ちゃんは可愛いだけじゃないんだから』 

あずさ「それじゃ、私も体を洗うから 
    やよいちゃんものぼせない内に出ちゃいなさい?」 

やよい「はーい」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:49:52.88 :ZwMDE/fj0

~全員風呂上り~ 

あずさ「ドキッ!女の子だらけのパジャマパーティー!」 

やよい「うっうー!」 

伊織「…いや、私もう寝たいんだけど」 

あずさ「だって明日の夜は小町の打ち合わせがあるからパジャマパーティー出来るのは今晩だけよぉ?」 

伊織「しょうがないわね」 

やよい「あのぉ、さっきから気になってたんですけど 
    これ何ですか?」 

あずさ「それはアルバム、私は結構色々な所に旅行で行ってるのよぉ?」 

やよい「み、見てもいいですかっ」 

あずさ「うぅ~ん、パジャマパーティーらしく二人の恋バナを聞きたかったんだけど 
    それはまたの機会にしてアルバムで写真を見ましょうか」 

ペラペラ 

伊織「悲しいくらいに男が映ってないんだけど」 

あずさ「聞こえないわぁ~♪」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 17:57:19.31 :ZwMDE/fj0

伊織「イギリスじゃない、これいつの?」 

あずさ「高校の卒業記念に友達と行ったのよぉ」 

伊織「…いつの?」 

あずさ「うふふ、数えたくないわぁ~♪」 

やよい「海外ってなんだか凄いですね!」 

あずさ「高校生になってみれば案外世界が狭く感じるわよぉ」 

伊織「こっちが国内でこっちが海外?」 

やよい「この方もすっごく綺麗ですっ」 

あずさ「それは友美っていうお友達よ」 

伊織「…あれ、その人ほとんどに写ってるんじゃない?」 

あずさ「うふふ、大体の旅行は友美も一緒に来てもらってたの」 

やよい「仲良しさんですねっ」 

あずさ「ええ、そう”だった”わぁ」 

伊織「…だった?」 

あずさ「私より先に結婚する同級生なんて…」伊織「怖いわよ」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:03:56.10 :ZwMDE/fj0

~~ 
あずさ「それじゃあそろそろ寝ましょうか」 

伊織「やっと開放されたわ…」 

やよい「お布団ふかふかですっ」 

モゾモゾ 

伊織「…あずさ」 

あずさ「はい?」 

伊織「邪魔よ」 

あずさ「あらぁ…ひどいわぁ」シュン 

伊織「私はあんたの抱き枕じゃないのよっ!」 

あずさ「ごめんなさいねぇ、伊織ちゃんの髪ってつい撫でていたくなるものだから…」 

やよい「そ、それはわかります!」 

伊織「なんでそこで共感しちゃうのよ」 

あずさ「それじゃあ私はやよいちゃんと寝ましょう♪」 


~~ 
伊織「…わ、私もやよいの布団で寝る!」あずさ「ふふ、寂しがり屋さんねぇ♪」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:10:32.38 :ZwMDE/fj0

~朝~ 

やよい「むにゃ…ふぁ~」 

やよい(ふふ、伊織ちゃんあんなに嫌がってたのにあずささんに抱きついて寝てる 
     …朝食の準備してあげたいけど、あずささんの家だし冷蔵庫勝手に開けるのも…) 

あずさ「んぅ…くぁ」 

やよい「あ、起きましたぁ?」 

あずさ「あらあらぁ、やよいちゃん朝は早いのね」 

やよい「ついさっき起きた所なんですよぉ」 

あずさ「朝食、お願いしちゃってもいいかしら?」 

やよい「は、はい いいですよ!」 

あずさ「私は伊織ちゃんが起きるまでこうしてるわぁ」 

やよい「ふふ、可愛いですね」 

あずさ「本当に、お人形さんみたいねぇ」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:17:34.53 :ZwMDE/fj0

~30分後~ 
伊織「ふぁ…ん?」 
ボイン 

伊織「…」 

あずさ「あらぁ、おはよう伊織ちゃん♪」 
ぎゅむ 
伊織「むぐ…ぷは、あんたの乳房は殺人兵器ね」 

ガチャ 
やよい「朝ごはんの準備が…はわわ!!」 

あずさ「あらあらぁ」 

やよい「す、すいません…お二人がそういう仲だったなんて知らなくて…」 

伊織「ちょ…違うわ!!」 
バタン 
やよい『朝食並べてきますぅ~』パタパタ 

あずさ「あらあら♪」 

伊織「なんで機嫌よくなってるのよ…」 

あずさ「それじゃ、私達も着替えて行きましょうか 
    やよいちゃんばかりに準備させるのも悪いものねぇ」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:25:31.49 :ZwMDE/fj0

~朝食後~ 
伊織「ごちそうさま」 

あずさ「美味しかったわぁ♪」 

やよい「ありがとうございますっ」 

伊織「せっかくだし、今日は皆で出かけましょうか? 
    全員オフでしょ?」 

やよい「はい、今日はいっぱい遊べます!」 

あずさ「私達は夜に打ち合わせがあるだけよねぇ」 

伊織「収録じゃないし、せっかくなんだから遊びましょうよ」 

やよい「うぅ~今月は若干ピンチです…」 

伊織「大丈夫よ、奢るわ」 

やよい「で、でもそんなの悪いですっ」 

伊織「伊織ちゃんが奢るって言ってるのに 
   それを断るなんて逆に失礼よ!」 

あずさ「朝食のお礼もしたいわぁ」 

やよい「うぅ…そ、それじゃあお言葉に甘えさせてもらいます…」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:29:57.59 :ZwMDE/fj0

あずさ「あ、私前から見たかった映画があるんだけど…」 

伊織「良いわね、安く済むし 
   やよいも映画でいい?」 

やよい「はいっ」 

伊織「ちなみにどんな映画なの?」 

あずさ「こう、胸がときめくような…」 

伊織「アバウトね…」 


~映画館~ 

あずさ「はい、チケット買ってきたわぁ」 

伊織「…これを見るの?」 

やよい「な、なんだかすっごく怖そうです…」 

あずさ「いや、かしら…」シュン 

伊織「私は別に平気だけど…あずささっき、胸がときめくって言ってたじゃない」 

あずさ「ときめくわぁ♪」 

伊織「スプラッターホラーじゃない」やよい「うぅ~」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:43:18.02 :ZwMDE/fj0

伊織「ホラーなら最初に言ってくれれば真や雪歩も誘ったのに…」 

やよい「い、伊織ちゃん…」 

あずさ「場内から追い出されそうねぇ」 

伊織「二人とも泣いちゃったりして…にひひ」 

やよい(私は泣かないようにしないと…) 

伊織「そうだ、どうせなら何か頼もうかしら」 

あずさ「すごく太りそうなメニューで、怖いわぁ」 

伊織「あずさはダイエットの前にお酒をやめなさいよ」 

あずさ「伊織ちゃん手厳しいわねぇ…」 

伊織「あ、オレンジジュース頂戴」 

店員「はい、少々お待ちください」 

~劇場内~ 
伊織「ちょ、ちょっとやよい…大丈夫?」 

やよい「だ、大丈夫ですっ」 

伊織「震えてるけど…」 

やよい「ぶ、ぶしゃぶるいです!」伊織「…武者震いのこと?」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:50:03.02 :ZwMDE/fj0

ビー 
あずさ「♪」 

やよい「…」 

伊織「か、顔白いわよ…ホントに大丈夫?」 

やよい「…」 

伊織「ちょ、ちょっと何か言ってくれないと私が怖いわ、やよい?」 
ユサユサ 
やよい「…ビクッ」キョロキョロ 

伊織「私よ」 

やよい「ゆ、幽霊に触られたのかなーって…はは」 

伊織(まだ始まってもいないのにこの調子で大丈夫かしら…) 



~映画終わり~ 
やよい「…」 

あずさ「面白かったわぁ♪」ツヤツヤ 

伊織「いや、あんたがおんぶしてる子放心してるけど」 

あずさ「喫茶店で飲み物でも飲ませてあげましょう」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 18:55:59.27 :ZwMDE/fj0

~喫茶店~ 

あずさ「よいしょ」 

やよい「…」 

伊織「やよい?」 

やよい「…っは!? 
    え、映画は…」 

あずさ「もう終わったわぁ」 

やよい「じょ、ジョニーはどうなっ…やっぱり言わなくていいですっ」 

伊織「本当に意識飛んでたのね…」 

あずさ「あの時ジョニーの部屋に入ってきた幽霊が…」 

やよい「はわわわっ!」 

伊織「や、やめなさいよ! 
  さっさと注文しましょう」 

あずさ「はい♪」 

やよい「…や、やっぱり教えてくださいぃ」 


伊織「もう、じゃあ怖くないように噛み砕いて教えてあげるわ」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 19:04:38.80 :ZwMDE/fj0

伊織「カクカクシカジカ」 

やよい「そ、そうだったんだ…」 

店員「お待たせしました、オレンジジュースとコーヒーとココアです」 

あずさ「あらぁ、ありがとうございます 
    はい、ここでも伊織ちゃんオレンジジュースなのねぇ」 

伊織「さっきのオレンジジュースは量は多かったけど味はイマイチだったわ」 

やよい「あずささん、コーヒー飲めるんですかっ」 

あずさ「皆いつかは飲めるようになるわぁ」 

やよい「そ、そうでしょうか…」 

伊織「コーヒー飲めなくたって生きていけるわよ」 

やよい「でも、コーヒー飲めたらすっごくカッコイイと思う!」 

伊織「あんたの感性よくわかんないわねぇ…」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 19:08:58.97 :ZwMDE/fj0

Prrrr 
伊織「…、亜美からだわ」 

やよい「メール?」 

伊織「…ップ」 

あずさ「何かしらぁ」 

伊織「これ、写真よ写真 
   やよいのマネだって」 

あずさ「あらぁ、可愛いわぁ」 

やよい「わ、私ってこんな感じですか…」 

伊織「似てるわよね」 
あずさ「えぇ、とっても可愛いわぁ」 

やよい「うぅ…似てるのは髪型だけですぅ」 

伊織「そんな事ないわよ 
   このふにゃっとした笑顔とかやよいそっくり」 

やよい「うぅ…」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 19:11:52.02 :ZwMDE/fj0

Prrrr 
伊織「今度はどんな写真かしら」 

伊織「…」 

やよい「あ、伊織ちゃんですっ」 

伊織「似てないわ」 

あずさ「まあ、そっくり」 

伊織「似てないわよ! 
    スーパーアイドル伊織ちゃんがこんな無愛想な顔してる訳ないじゃない!」 

あずさ「この全てを見下した眼とかそっくりよぉ」 

やよい「はいっ」 

伊織「ふ、二人してそんな事…」 

~~ 
以下暫く亜美真美からの物まねメール


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 19:19:08.23 :ZwMDE/fj0

Prrrr 
あずさ「やっと私の番ねぇ」 

伊織「きっと胸に詰めるものが見つからなかったのよ」 

やよい「はわわ、お洋服の中にすごい一杯詰まってます!」 

あずさ「あらあらぁ♪」 

伊織「この何も考えてなさそうな表情は確かにそっくりね」 

やよい「伊織ちゃん…」 

伊織「それにしても、最近は亜美も髪伸びてきて 
    こうやって髪下ろされちゃうといよいよ区別つかなくなってきたわね」 

やよい「でも、その方がお仕事代わりに受けられたりして便利かもっ」 

あずさ「…二人とも区別つかないの?」 


伊織「髪の結び目以外じゃつかないけど…まさか区別つくの?」 

あずさ「うふふ、竜宮小町としても大分仕事したじゃない?」 

伊織「え…わ、私が変なのかしら 
   やよいは区別つかないわよね?」 

やよい「うん、亜美達とはいっぱい遊んでるけど…」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 19:39:58.24 :ZwMDE/fj0

伊織「やっぱり、普通は区別つかないもんなのよ」 

やよい「疑ってる訳ではないですけど、よければどっちが亜美か教えてくれますかー?」 

あずさ「これは右が亜美ちゃんよぉその写真は左、その写真はこの屈んでる方が亜美ちゃんで…」 

伊織「送信っと… 
   だいたいどこで区別してるのよ」 

あずさ「えぇ?雰囲気でだいたいわかると思うけどぉ…」 

やよい「それって、なんだか凄いかもっ」 

Prrrr 
伊織「どれどれ」 

[From:双海亜美 
 件名:Re:Re:無題 
 すご→い!?どうしてわかったの!?(絵文字)] 

伊織「本当に合ってる…」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 19:55:57.99 :ZwMDE/fj0

伊織「あずさって亜美とそんなに仲良かったっけ?」 

やよい「でも、あずさお姉ちゃんって呼ばれてるから…」 

伊織「それなら、千早だってそうじゃない」 

あずさ「うふふ、千早ちゃんも真美ちゃんたち区別出来たと思うわ?」 

伊織「エスパーが二人… 
   確認してみたいところだけど、私千早とメールしたことないのよね 
   アドレスは一応持ってるけど」 

やよい「えぇ!?そんなのもったいないです!」 

伊織「も、もったいない…?」 

やよい「千早さんのメールってとっても素敵なんだよ!」 

あずさ「確かに、千早ちゃんらしいといえばそうねぇ♪」 

やよい「伊織ちゃん!せっかくだからメールしてみなよ!」 

伊織「な、なんでそんな猛プッシュなのよ… 
    しかたないわね…」 

[To:如月千早 
 件名:真美と亜美 
 本文:区別つく?何が判断材料になってるのか、情報ヨロシク☆] 

伊織「送信…なんだか私までどきどきしてきたわ」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 20:02:54.47 :ZwMDE/fj0

伊織(一体どんなメールが来るのかしら… 
   千早ってメールは全部YesかNoの返事しかしなさそうなんだけど…) 

あずさ「伊織ちゃん…今なんだか失礼なこと考えてたわぁ♪」 

伊織「心を読まないでよ!」 

Prrr 
伊織「返事は意外と早いのね…」 

[From:如月千早 
 件名:Re:真美と亜美 
 本文:雰囲気で、大方は区別出来ます。] 

伊織(敬語…!?) 

やよい「あー、千早さんも雰囲気だって!」 

あずさ「ほらねぇ♪」 

伊織「敬語…事務所の仲間に敬語使われると想像以上にショックね…」 

やよい「う?」 

あずさ「それは伊織ちゃんがまだまだ仲良しじゃないからよ」 

グサ! 
伊織「うぅ…やよいにはどんなメールが来るのよ!」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 20:13:08.98 :ZwMDE/fj0

やよい「私に来たメールはー、こんなのかな!」 

[From:千早さん(ペンギンの絵文字) 
 件名:カスミソウの花束 
 本文:このあいだ、ファンの方から花束をいただいたの。 
 カスミソウだけの、シンプルなもの…。私のイメージと言って。 
 高槻さんはひまわりのように元気な花が似合うと思うわ。] 

伊織「きーっ!なんで一行じゃないのよ! 
   なんで向こうからメール着てるのよ!!」 

やよい「えへへ」 

伊織「同じ苗字呼びでも、ここまで扱いに差があるなんて…」 

あずさ「よしよし」 

伊織「私はあずさで我慢するわ…」 

あずさ「我慢されちゃいます♪」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 20:21:47.41 :ZwMDE/fj0

伊織「うぅ…」 

あずさ「よしよし♪」 

やよい「そういえば、あずささんはよくここに来るんですか?」 

あずさ「ん?そうねぇ、毎月来てるかもしれないわぁ」 

伊織「確かにここのオレンジジュースは中々美味しいものね」 

あずさ「なんだか、同じ場所に居れば運命の人が見つけてくれそうじゃない?」 

伊織「…」 

やよい「なんだか素敵です!」 

伊織「え!?引く流れでしょ今の!?」 

~~ 
やよい「でも、運命の人ってどういう人なんですか?」 

あずさ「運命の人は、運命の人よぉ♪」 

伊織「つまり何も考えてないのね」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 20:29:24.51 :ZwMDE/fj0

伊織「つまりは理想の男ってことでしょ?」 

あずさ「そうねぇ」 

やよい「私はプロデューサーがいいですっ」 

伊織「げほっ!ごほっ!」 

あずさ「あらあらぁ♪」 

伊織「な、何言ってるのよ!」 

やよい「へ?プロデューサー…」 

伊織「ちょ、ちょっと!外で滅多な事言わないでよ!」 

やよい「な、何か変なこと言ったでしょうか…」 

伊織「…さ!あずさの理想の男性像でも聞きましょう!」 

あずさ「はい♪」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 20:37:03.15 :ZwMDE/fj0

あずさ「年上かしらぁ」 

伊織「あずさは頼られる事のほうが多いんじゃない?」 

あずさ「なんだか、同年代の男の人は弟みたいに思えちゃって、なんだか…」 

伊織「それはそれで凄まじいわね…」 

やよい「プロデューサーは年上ですっ」 

伊織「だからなんであんたはさっきからアイツを引きずるのよ!」 

やよい「あずささんとプロデューサーの子供になりたいですっ」 

あずさ「あらあらぁ♪」 

伊織「いや、あずさそこは怒っていいのよ、年齢の所とか」 

あずさ「やよいちゃんみたいな娘が子供だったら育児簡単そうでいいわねぇ」 

やよい「いまなら50%オフです!」 

伊織「何のセールよ」 

あずさ「買ったわぁ♪」 

やよい「おめでとうございます!初の購入者ですので記念に伊織ちゃんもです!」 

あずさ「賑やかでいいわねぇ」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/13(月) 20:48:23.76 :ZwMDE/fj0

伊織「なんだかんだで、結構話し込んじゃったわね」 

あずさ「楽しかったわぁ♪」 

やよい「それじゃあ、そろそろお暇しましょうか」 

~あずさ宅前~ 

伊織「時間的にここでお別れね」 

あずさ「打ち合わせの間やよいちゃんに私の家で待っててもらってもう一泊とか…」 

伊織「大人なんだからぐだぐだ言わないの 
   やよいもそろそろ家の様子見に行きたいわよね?」 

やよい「はい…、あんまり空けると長介が心配です…」 

あずさ「残念ねぇ…」 

伊織「まあ、またの機会があるわよ 
   荷物ちゃんと忘れ物ないかチェックした?」 

やよい「はいっ」 

伊織「それじゃあ、気をつけて帰りなさいね 
    私はまたあずさが酔っ払っちゃわないように見張ってないとね」 

あずさ「またお泊りしに来てねぇ♪」 

やよい「はい!また今度お願いしますね!」  おわり


元スレ
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