3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 12:29:46.31 :Vewkm7fMO


の続きです 


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 12:32:23.64 :Vewkm7fMO

?「……え」

P「いや、あの番組のおかげで結婚願望が沸いてな。前々から付き合ってた彼女にプロポーズしたらOKしてくれて、この度めでたくゴールインしたんだよ」

?「え? え? う、嘘ですよね?」

P「いや本当に」指輪キラッ☆

?「ぴ、Pさんが……結婚?」 


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 12:35:09.75 :Vewkm7fMO

P「後任のプロデューサーも決まってるから安心しろ。それじゃ、これからはテレビの向こうで応援してるよ」

?「ま、待って下さい! Pさん、待って――」


ガバッ


?「はぁはぁはぁ……。ゆ、夢……? ふ、ふふ。そうですよね。Pさんに限ってそんな事……」 


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 12:41:37.06 :Vewkm7fMO

?「お休みだからってお昼寝し過ぎちゃいましたね。何時だろう……」ピッ

『待たせな紳士共!』

?「ああ……。まだやってたんですねぇ、これ。薫ちゃんだなんてアグネスが黙ってませんよ……?」

『うん、美味しい』

?「――! ぴ、Pさん……? なんで? 降板したって……」 


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 12:45:26.51 :Vewkm7fMO

『あ、い、じょ、う』チュ

?「……ああ。またあの女狐が騙した訳ですねぇ。ふ、ふふふ……」

?「待ってて下さいねPさん。あなたの横が似合うのは、1人しかいないんですから……」 


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 12:50:06.54 :Vewkm7fMO

ちひろ「じゃあ今回は視聴者の応募から、片桐早苗さん、椎名法子ちゃん、西園寺琴歌ちゃんの3人が出演になります♪ 今回も頑張って下さいね!」

P「まさか本当に応募がくるとは……」

ちひろ「まあまあ。ありがたい事じゃないですか」

P「そりゃ事務所的にはいいでしょうけど、俺からすればまた激務が確定しただけですからね。前回に至っては犯罪者のレッテル貼られかけましたし」

ちひろ「もう貼られてますよ」

P「貴様……」 


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:00:09.31 :Vewkm7fMO

ちひろ「でも安心して下さい。前回の放送の後、薫ちゃんのファンから感謝の手紙がたくさん届いたんですよ。よかったですね仲間がいっぱいいて」

P「同じ部類にするな。てか大丈夫かよそいつら……」

ちひろ「こほん。では今回ですが全て屋外撮影になってます。もちろん今回も夫役がプロデューサーさんだと伝えていませんので、しっかり喜ばせてきて下さい♪」

P「ほどほどに頑張りますよ……」 


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:06:01.34 :Vewkm7fMO

 移動中

P「今更ですが不思議な気分ですね」

スタッフ「何がですか?」

P「いえ、本来裏方仕事のはずなのに、こうして送迎までしてもらって」

スタッフ「あはは、確かに。でもたまにはアイドルの気分になるのもいいじゃないですか」

P「そんなものですかねぇ。あ、そういえば」

スタッフ「まだ何か?」 


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:12:30.19 :Vewkm7fMO

P「なんでタクシーみたく運転席との間に防弾ガラス張られてるんですか。前までこんなの無かったですよね」

スタッフ「……さあ?」

P「あんたまだ疑ってるよな!? ロリコンじゃないですってば!」

スタッフ「またまた。御冗談が上手ですね」

P「貴様……」 


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:14:17.21 :Vewkm7fMO

スタッフ「それに私うら若い乙女だしー? プロデューサーさんの守備範囲外だと知ってるんですが一応の処置は大事かなーって」

P「どこまで人を犯罪者扱いすれば気が済むんだあんた」

スタッフ「……さあ、もうすぐ現場に着きますからつべこべ言ってないで準備してて下さい」

P「くそぅ……」 


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:17:54.19 :Vewkm7fMO

琴歌(選んで頂いた以上どんな仕事でもやり遂げますが、やはりプロデューサー様と共演した方々が羨ましいですね……)

スタッフ「そろそろ夫役の俳優さんが準備出来ますので、先に店内に入ってて下さい」

琴歌「分かりました」

琴歌(しかし、今は目の前のお仕事に集中しましょう。プロデューサー様に誉めてもらえるよう頑張らなくては!)フンス 


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:20:55.83 :Vewkm7fMO

ナレーション「最初は度胸満点のお嬢様。西園寺琴歌さんでお題はお買い物」


P(お、琴歌からか。てか琴歌ってスーパー来た事あるのか?)

琴歌「……さて」

琴歌(どうすればいいんでしょう……。カート? を押しながら店内を回ればいいと指示がありましたが、この並べられた商品は自由に取っていいのでしょうか?) 


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:22:41.96 :Vewkm7fMO

P(あ、やっぱり挙動不審になってる。そろそろ行ってやるか)

P「ごめんごめん。トイレが混んでてな」

琴歌「……え? なんでプロデュもごっ!?」

P「プロデューサーじゃなくて夫役だよ」ボソボソ

琴歌(――! なるほど。ふふ、ちひろさんも嘘がお上手なんですから) 


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:24:55.52 :Vewkm7fMO

琴歌「いえ。では買い物の続きを致しましょう?」

P「ああ。それで、今日は何を作るつもりなんだ?」

琴歌「旦那様のお好きなカレーにしようかと」

P「お。それは嬉しいな。じゃあ玉ねぎとニンジンと、ジャガイモと」テキパキ

琴歌「だ、旦那様?」

P「ん?」 


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:26:35.49 :Vewkm7fMO

琴歌「あ、あの。その食材を勝手にカゴに入れていいのですか?」

P「……そういや琴歌ってスーパーは初めてか」

琴歌「恥ずかしながら……」

P「いつもは家政婦さんに任せっきりだもんな。仕方ないよ」

琴歌「申し訳ございません……」 


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:30:33.95 :Vewkm7fMO

P「気にするなって。それに、料理だって無理せずに家政婦さんに任せていいんだぞ?」

琴歌「その……せっかく夫婦になれたのですから、妻としての責務を果たしたくて……」

P「そっか。その気持ちだけで充分嬉しいよ」

琴歌「……私はまだ知らない事がたくさんあると思います。スーパーも、あなたの事も」

P「うん」


琴歌「ですから、これからも私に色んな事を御指導下さいね。旦那様」ニコ


<カート!! ジャナイカーット!! 


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:33:08.95 :Vewkm7fMO

琴歌「ふふっ。せっかくですからスーパーについて御教授して下さいませんか?」

P「まだ次の撮影まで時間あるし、別にいいぞ。まあ大して教える事はないけど」

琴歌「それでも構いませんわ」

P「そうか?」


琴歌「プロデューサー様に新しい事を教えて頂くこのひと時が、何より大切なのですから♪」



琴歌end 


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:35:36.20 :Vewkm7fMO

偽夫「今日はどこに行くの?」

法子「もちろんミ〇ドだよっ☆ 新作が出てるんだって!」

偽夫「はは、本当に法子はドーナツが好きなんだな」

法子「あったり前じゃん!」 


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:37:31.30 :Vewkm7fMO

P「あれ、始まってる?」

スタッフ「まだカメラは回してませんよ。ミ〇ドに着いたら入れ替わってもらって、そこから本番開始です」

P「えげつないな」

スタッフ「いえいえ」

P「誉めてないからな」 


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:38:43.45 :Vewkm7fMO

法子(夫役の人、凄く格好いいしドーナツも食べ放題らしいんだけど、何か物足りないなー)

偽夫「どうかした?」

法子「……え? う、ううん! 何でもない! ほらほら、着いたよ!」

法子(やっぱりプロデューサーならなって思っちゃう……。嫌な子だな、あたしって) 


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:39:45.91 :Vewkm7fMO

スタッフ「じゃあ準備して下さい」

P「あ、はい」


法子「うわー、新作がいっぱい……! とっても美味しそう! ね、どれ食べよっか!」クルッ

P「好きなだけ頼んでいいぞ。せっかくだから新作全部買っちゃうか?」

法子「……あれ?」 


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:42:07.97 :Vewkm7fMO

ナレーション「お次はドーナツといえば私。私といえばドーナツ。ドナキチは敬称ですよの椎名法子さん! お題はお出掛け」


法子「……えーと?」

P「どうした? いっぱいありすぎて決められないのか?」

法子「そうじゃなくてぇ……。あれー……?」 


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:45:00.39 :Vewkm7fMO

P「ちひろさんの嘘。オーケー?」ボソッ

法子「うん……。オーケーだけど……。ごめんなさい、ちょっと待って」

P「うん、ゆっくり選んでいいからな」

法子(……不意打ち過ぎないかなー。顔熱いよぉ……)

P「なんでうずくまってるんだ?」


法子「……違うの、違うのぉ……」ポロポロ

P「」

スタッフ「」 


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:47:08.91 :Vewkm7fMO

法子「嬉しくてね? すっごく笑いたいのに、止まらないの……」ポロポロ

P「え、えーと……」

法子「あなたとこうしてお買い物して、ドーナツを一緒に食べれるって思ったら……ね。な、なんでか、ね……うわあぁぁぁぁん!」

P「……法子」ギュッ

法子「ぐすっ……。な、なぁに……?」 


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:49:01.99 :Vewkm7fMO

P「これからずっとそばにいるんだ。このくらいで泣いてちゃキリがないぞ?」

法子「そ、そうだよね……」

P「それに、俺は笑ってる法子が大好きなんだ。だから、笑ってくれないか?」

法子「う、うん。ごめんなさい。あたしらしくなかったよね」ゴシゴシ

P「気にしなくていいよ。ほら、泣き止んだならドーナツ選ぼ?」 


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:51:03.17 :Vewkm7fMO

法子「ううん。もう決まったから大丈夫」

P「どれにしたんだ?」

法子「どれでもいいよ」

P「おいおい」

法子「だって、気付いちゃったんだもん」

P「え?」


法子「あなたと一緒に食べるドーナツなら、どれでも最高なんだって!」


<ティッシュ ア、ワタシモクダサイ… 


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:53:13.43 :Vewkm7fMO

法子「いくらプロデューサーでも許さないよ?」

P「ごめんな?」

法子「ううん、そんなんじゃ絶対許さない」

P「どうしたら許してくれるんだよ……」

法子「まずはドーナツ半分こにして食べよ?」

P「……うん?」

法子「だーかーらー」


法子「最高のドーナツを食べさせてくれたら、許してあげるの!」


法子end 


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:55:37.06 :Vewkm7fMO

 移動中


スタッフ「今思えば監督を止めればよかった」

P「もっと早く気付いて下さいよ……」

スタッフ「だって、ねえ?」

P「同意を求められても困ります」

スタッフ「それよりも、ねえ?」

P「なんですか」 


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:56:44.03 :Vewkm7fMO

スタッフ「抱きついてましたよ、ねえ?」

P「泣き止ますにはあれしかないかと……」

スタッフ「13歳ですよ、ねえ?」

P「」

スタッフ「あ、もう着きますんで準備お願いしまーす」

P「一瞬でもあなたを信じた私が馬鹿でした」 


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 13:59:27.72 :Vewkm7fMO

スタッフ「ここの5階の2号室です」

P「5階2号室ですね。最後は早苗さんか」

スタッフ「……驚かないよう心構えはしっかりしておいて下さい」

P「また最後はおかしな内容にしてるのか」

スタッフ「いや、こんな新婚さんもいますよ? 割とたくさん」

P「どういう意味ですか?」

スタッフ「ご自身の目で」

P「相変わらずそれだけは頑なだな……」 


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:02:01.09 :Vewkm7fMO

ナレーション「番組をシメるのはやっぱりこの人。誰か私を捕まえて。片桐早苗さんで、お題は――」


P(ん? 最後聞き取れなかったぞ? まあ大した事じゃないか)ピンポーン

早苗「はいはーい。ちょっと待ってねー! はい、お帰り!」ガチャッ

P「」 


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:04:21.50 :Vewkm7fMO

早苗「……おろ? おやー?」キョロキョロ

P「……さ、早苗?」

早苗「……ああ。なるほどね。今日は一際格好良く見えたからうちの旦那じゃないのかと思ったじゃない」

P「あ、あはは……」

早苗「んー? どうかした?」 


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:06:04.16 :Vewkm7fMO

P「どうもこうも……。その体で走るんじゃない」

早苗「あはは。愛しの旦那様が帰ってきたと思ったら気が逸っちゃってね」

P「あはは。そうかぁ……。そうきたかー……」


早苗「さ、早く中に入ろ?」お腹ポッコリ

P「ソウダネー」 


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:09:28.38 :Vewkm7fMO

早苗「ほら、向こう向いて。上着脱がしてあげるから」

P「今日も甲斐甲斐しいな、うちの嫁さんは」

早苗「そう? そんな事言われちゃ照れるじゃんか」バシバシ

P「ははは、(マジで)痛い痛い」 


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:11:42.05 :Vewkm7fMO

早苗「……それに、この体じゃピー君の為に出来る事って限られちゃうからね」

P「無理しなくていいぞ? もう早苗だけの体じゃないんだから」

早苗「そうなんだけどねー。あたしがこんな状態だからって怠けてたら、ピー君浮気しそうだし」

P「信用ないな」

早苗「信頼はしてるけど、信用はしてないね。だってピー君だもん」

P「ひでぇ……」 


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:14:18.95 :Vewkm7fMO

早苗「あはは。冗談冗談! ……じゃないけどね」

P「早苗?」

早苗「……ねえピー君? 裏切っちゃやだよ? 見捨てないでよ?」

P「そんな事する訳ないだろ」 


65:ピーは本名って事で:2013/04/12(金) 14:17:23.32 :Vewkm7fMO

早苗「うん……、だよね。あはは、妊娠中は疑心暗鬼になるって言うけど本当だったんだね」

P「不安ならいつでも相談しろよ? 俺に出来るのはそれしか無いんだから」

早苗「うん……ありがと。でも大丈夫」

P「そうか?」


早苗「裏切ったりなんかしたら、ちゃんとシメて教育してやるんだから♪」


<キョウイクシテー!! ウルサイソコ 


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:19:28.32 :Vewkm7fMO

P「焦った……」

早苗「あたしの方が、だよ。まったく……。後でちひろちゃんシメとかないと」

P「頼りになります」

早苗「でしょー♪ だからP君」

P「はい?」


早苗「早く逮捕しないと、逃げちゃうからね♪」


早苗end 


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:22:14.41 :Vewkm7fMO

P「」ゲッソリ

ちひろ「毎回やつれてますねぇ。そんな時にはこれ! エナ茶ですよエナ茶! 今なら700mcのところを300mcで御提供させて頂きます!」

P「ぐっ……。く、ください……」

ちひろ「毎度ありがとうございます♪」

P「ちきしょう……」 


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:24:11.63 :Vewkm7fMO

ちひろ「それにしてもまたロリコン疑惑が浮上したみたいですね」

P「あのスタッフ言いふらしてやがるな……」

ちひろ「まあ今更な感も否めないですから追及する気はありませんけどね」

P「弁解の余地は」

ちひろ「ありません」

P「貴様ら……」 


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:25:45.05 :Vewkm7fMO

ちひろ「いいじゃないですか。別に今後の私生活に問題がある訳じゃないんですから」

P「社会的な問題が発生するんですよ。主に名誉が傷つけられます」

ちひろ「どうとでもなりますよ。たぶん。きっと。うん」

P「せめて自信を持って言え」 


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:27:06.01 :Vewkm7fMO

ちひろ「こほん。まあ応募があればまた次回もあるんですから、休めるうちに休んどいて下さいね。あ、良かったら飲みに行きますか? たまには心の洗濯も必要ですよ?」

P「お付き合いしたいところですが、明日はフェスがありますから。今日は帰って寝るとします」

ちひろ「じゃあまた今度にでも行きましょうか♪」

P「その時はお供させて頂きますよ。それでは、お先に失礼します」

ちひろ「お疲れ様でしたー♪」



ちひろ「やれやれ。難儀な性格ですねぇ私も」 


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:30:57.32 :Vewkm7fMO

P「さてと……ん? 助手席に鞄なんて置いてたかな?」

?「Pさん……?」ノソッ

P「」

?「ふふ……。こんな時間まで何をしてたんですかねぇ?」


P「ま、まゆ?」

まゆ「はい♪ あなたのまゆですよぉ♪」 


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:33:02.25 :Vewkm7fMO

P「な、なんで!? 鍵閉めてたよな!?」

まゆ「Pさんの持ってる物はぁ、まゆもちゃあんと同じ物持ってるんですよぉ」チャリチャリ

P「」

まゆ「ねぇPさん? あの番組は降板したんじゃなかったんですかぁ?」

P「え? あ、ああ。先方が俳優を使うからって」 


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:35:42.34 :Vewkm7fMO

まゆ「じゃあなんでまだ出てるんですかぁ?」

P「で、出てないってば」

まゆ「嘘だッ!」

P「」

まゆ「例え顔が映ってなくても、声が吹き替えられてても、まゆがPさんを見間違う訳ないじゃないですかぁ」

P「そ、そんな事言われても違うものはちが――」
まゆ「体格。手首のほくろの数。足の長さ。全部同じ他人なんてそうそういますかねぇ?」

P「」 


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:37:35.20 :Vewkm7fMO

まゆ「ふふ……。でも知ってますよぉ。Pさんが悪い訳じゃないって」

P「え? え?」

まゆ「全部あの女狐に指示されたんですよねぇ。可哀想なPさん……」

P「」

まゆ「でももう大丈夫ですよぉ。まゆ、荷物をまとめて来ましたから」 


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/12(金) 14:39:18.20 :Vewkm7fMO

P「そ、その鞄にか?」

まゆ「はい♪ 通帳と印鑑と、あとPさんからもらった宝物だけ詰めてきました。お洋服は向こうに着いてから買えばいいですからねぇ♪」

P「む、向こう……?」


まゆ「ええ♪ ……駆け落ち先で、ですよぉ♪」



アッー!!



おわり 


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1365737079