2:代行サンクス:2013/03/13(水) 21:14:48.52 :grzC1Hfu0
ある日の事務所―――
P「李衣菜、李衣菜ー? ちょっと来てくれー」
李衣菜「はーいっ。なんですかプロデューサー?」
P「よしよし、よく来た」ナデナデ
李衣菜「ん……なにかお手伝いすることでも?」
P「ないけど?」ナデナデ
李衣菜「え?」
P「え?」ナデナデ
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:17:33.00 :grzC1Hfu0
李衣菜「いやいや、じゃあなんで呼んだんですか」
P「なんでって……そりゃ、李衣菜を撫でたかったから」ナデナデ
李衣菜「はぁ? よくわかりませんけど、とにかく放してくださいよっ」
P「あぁっ、そんな殺生な!」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:20:10.35 :grzC1Hfu0
李衣菜「殺生て……なんでまた撫でたいなんて」
P「おい李衣菜!」バンッ
李衣菜「わぁ! なんですかもう!」
P「撫でたい気持ちに、理由がいるかい?」
李衣菜「いや知りませんけど」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:23:39.05 :grzC1Hfu0
P「だってお前、ここに超可愛い李衣菜がいるんだぞ。そしたらどうする?」
李衣菜「まったく意味がわかりません。あと可愛いじゃなくて、私はロックです!」
P「撫でたくなるじゃん?」
李衣菜「だから意味がわかりません」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:26:39.33 :grzC1Hfu0
P「撫でたくなるんだよ……撫でたいんだよぅ……撫でさせてくれよぅ」
李衣菜「わかりました、わかりましたよ! 撫でたきゃ撫でていいですから!」
P「よっしゃぁ! ではさっそく……よ~しよしよしよし!」ワシャワシャ
李衣菜「あぅぅ、んもー恥ずかしいなぁ……」カァァ
P「だりーな! だりーなかわいい!」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:29:35.32 :grzC1Hfu0
次の日―――
P「李衣菜ーりいなーりーいーなー」ナーデナーデ
李衣菜「……あのですね」
P「なんだ李衣菜ー?」
李衣菜「なんで今日も撫でてるんでしょう?」
P「え、だって昨日撫でていいって」
李衣菜「昨日は昨日! 誰がずっと撫でていいなんて言ったんですか!」
P「!!!!」
李衣菜「そんなに驚くことあります?」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:32:52.69 :grzC1Hfu0
P「だって、だって……な、撫でていいって……撫でていいって言ったのに……」
李衣菜「う、ショック受けすぎでしょ……」
P「李衣菜に嫌われた……嫌われちゃったよぉ」
李衣菜「ちょ、嫌うわけ無いでしょ! いいです、撫でてください! あー、撫でてほしいなぁー!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:35:42.12 :grzC1Hfu0
P「い、いいのか?」
李衣菜「ま、まぁ? 寛大な心がロックを育てるものだし? プロデューサーなら全然いいし?」
P「ありがとう李衣菜! チョロいな!」ナデナデ
李衣菜「えっ?」
P「いやなんでも!(あっぶね、つい本音がポロッと。ふへへ)」ナデナデ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:38:35.72 :grzC1Hfu0
李衣菜「んー、プロデューサーって撫でるの上手ですよねー」
P「李衣菜が可愛いからなぁ」ナデナデ
李衣菜「ロックです……はふぅ……」
ドア「ガチャ」
凛「おはようございm……なにしてるの?」
P「おー、おはよう凛」
李衣菜「おはよー……ってほわぁ!? りりり、凛!」
凛「プロデューサーが李衣菜を撫でてる……なるほど。なるほどなるほど」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:41:17.12 :grzC1Hfu0
李衣菜「えっとねこれはね!? ぷ、プロデューサーが撫でたいって言うから仕方なくでね!」
凛「そうなの?」
P「あぁ。李衣菜は可愛いからなぁ」
李衣菜「ロックなんだってば! じゃなくて、べべべ、別に撫でられても気持ちよくなんてないしぃ!?」
凛「ふぅん……でもホントは嬉しい?」
李衣菜「当たり前だよえへへ♪」テレテレ
P(かわいい)
凛(かわいい)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:44:29.04 :grzC1Hfu0
李衣菜「ってちがあああああう!」
李衣菜「ないない嬉しくない! プロデューサーなんてどうでもいいもんっ!」
P「がーんっ」
凛「どうでもいいの? ホントに?」
李衣菜「いいのいいの! プロデューサーなんて、全然イケてないしダメダメだね!」
凛「そっか……。私はプロデューサーのこと好きなんだけどな」
李衣菜「えっ」
P「えへへ照れるなぁ」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:48:18.88 :grzC1Hfu0
凛「普段はふざけたりしてるけど、いつもみんなのこと想ってるし……」
凛「そういうところ、とってもかっこいいと思うな」
李衣菜「えっ、えっ?」
凛「でも……そっか、李衣菜はプロデューサーのこと好きじゃないんだ」
李衣菜「あ、いやそのっ、好きか嫌いかで言えば限りなーく好きに近いよ、うん!」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:52:05.35 :grzC1Hfu0
凛「そうなの? でも私は大好き。……ふふ、言っちゃった」
李衣菜「ちょっ!?」
P「凛……ありがとな」
凛「ううん、素直になっただけだよ」
P「凛……」
凛「プロデューサー……」
李衣菜「えええ、なにこれ……変だよ絶対おかしいよぉ……」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:55:12.84 :grzC1Hfu0
凛「李衣菜はプロデューサーのこと、そこまで好きじゃないってさ」
P「そうなのかぁ……悲しいなぁ」
李衣菜「あ、あの」
凛「仕方ないよ、李衣菜はロックだから」
P「そうか、ロックだもんな。仕方ないか」
李衣菜「どういうことなの!? 確かに私はロックだけどわかんないよ!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 21:59:51.85 :grzC1Hfu0
凛「私、ロックって孤高の存在だと思うんだ」
P「そうだな、常に独りで走り続ける……それこそロックだ!」
李衣菜「そ、そう! ロックはこ、ココー? だもんね! いやでもプロデューサーのことは、うににに……!」
凛(テキトーなこと言ってるんだけどな)
P(意味のないことで悩んじゃう李衣菜かわいい!)
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:02:57.93 :grzC1Hfu0
李衣菜「う、うぅ……プロデューサーとロック、どっちを取ればいいの……!」
凛「李衣菜」
李衣菜「凛……。私、どうしたらいいかな……」
凛「李衣菜、聞いて。……李衣菜は李衣菜のロックを追い求めればいいんだよ」
李衣菜「私の、ロック……?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:05:20.23 :grzC1Hfu0
凛「そう。さっき私が言ったロックなんて、李衣菜が気にすることじゃないよ」
凛(そもそもテキトーだし)
李衣菜「そう、かな? 私の、私だけのロックがあるかな? ううん、あるよね!」
凛「うん、あるよ絶対!」
P(丸め込まれちゃう李衣菜かわいい!)
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:08:26.30 :grzC1Hfu0
李衣菜「よおし! 私だけのロックを見つけるぞー! それで、プロデューサーだって捕まえちゃうんだから!」
凛「ふふ、負けないからね!」
李衣菜「私だって! プロデューサーのこと、誰よりも……す、すすっ好きだもん!」
P「やったあ!」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:11:48.52 :grzC1Hfu0
凛「李衣菜、顔真っ赤だよ?」
李衣菜「あうぅ、慣れないこと言うの恥ずかしいよ……えへへ」
凛「李衣菜はホントにかw……こほん、恥ずかしがってる姿もロックだね」
李衣菜「そ、そう? 参っちゃうなぁもう! きっと全身からロックが溢れてるんだよ♪」
凛「うん、そうだね」ニコニコ
P(調子に乗ってよくわからないこと言う李衣菜かわいい!)
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:14:41.95 :grzC1Hfu0
凛「あ、そろそろレッスンの時間だ」
李衣菜「ホントだ。じゃあプロデューサー、今日もロックに頑張ってきます!」
P「あぁ、行ってらっしゃい。凛、今日はありがとうな」bグッ
凛「ううん、私も楽しかったよ」bグッ
李衣菜「?? なにしてるの?」
凛「なんでもないよ。さぁ、行こう?」
李衣菜「うん! 行ってきまーす!」
ドア「ガチャ、バタン」
P「頑張れよー」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:18:44.11 :grzC1Hfu0
P「……ふー」
P「えーっと」ゴソゴソ
P「録れてるかなーっと」ピッ
『当たり前だよえへへ♪』
『うににに……!』
『す、すすっ好きだもん!』
P「ウッヒョオオオオ! かわええええ!!」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:21:23.93 :grzC1Hfu0
P「やばいこれはやばい、永久保存版だこれぇ! しかも……」ピッ
『私はプロデューサーのこと好きなんだけどな』
『とってもかっこいいと思うな』
『でも私は大好き』
P「凛も可愛いよおおおお! うわああああ!!」ジタンバタン
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:24:33.96 :grzC1Hfu0
ドア「ガチャ」
ちひろ「お疲れさまでーす、って」
P「ふひ、ふひひ! 可愛い可愛い可愛い……!」
ちひろ「」
P「こりゃもう全員分集めるか! 集めちゃうか!?」
ちひろ「」ガタガタ
P「うひひひひ! 楽しみだなぁ!」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/13(水) 22:27:51.61 :grzC1Hfu0
ちひろ「あわわわ、もしかしてスタエナの飲み過ぎで……!?」ガクブル
P「だりーな! だりーなかわいい!」
P「しぶりん! しぶりんかわいい!」
P「みんなかわいい! いやっほおおおう!」ガタッ
ちひろ「ひぃぃぃ……! わ、私が悪いの!? だ、誰かぁー!」
おわり
元スレ
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