1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:35:27.01 :5WLVWRYP0
 
765プロ事務所 

P「今日のレッスンもよかったぞ春香」 

春香「ありがとうございますプロデューサーさん」 

ガチャ 

春香「ただいまー」 

P「ただいま帰りました」 

小鳥「おかえりなさい」 

春香「あー外寒かった」 

小鳥「春香ちゃんお疲れ様、今お茶淹れるくるからね」 

春香「えへへいつもすみません」 

P「春香、この後のスケジュール渡すからソファーに来てくれるか?」 

春香「はーい」 

P「って…ん?猫?」 

雪歩「ニャー…」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:44:26.05 :5WLVWRYP0

春香「どうかしましたかプロデューサーさん」 

P「いや、ソファーに白いネコが座ってるんだが」 

雪歩「ニャ、ニャー」 

春香「うわあ、かっわいいー」 

ナデナデ 

春香「毛並みもよくてフワフワですよプロデューサーさん」 

P「そ、そうだなしかしどうして事務所にネコが?」 

春香「確かにどこから来たんでしょうね」 

雪歩「ゴロゴロ」 

春香「あ、喉鳴ってますよ気持ちいいってことなんでしょうか?」 

グリグリ 

春香「今度は自分から私の指を求めてきます、可愛いですね」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:51:19.58 :5WLVWRYP0

P「うーん…それにしても逃げないな、人に慣れてるネコなのか?」 

春香「首輪もしてないし飼いネコではないでしょう」 

P「だとしたらここに迷い込んじゃったのかもしれないな」 

ナデナデ 

雪歩「ナーン」 

春香「かわいそうに、でも大丈夫私が面倒みてあげるからね」ヨシヨシ 

P「春香の家は遠いだろ」 

春香「あはは、そうでした」 

小鳥「盛り上がってますねーどうしたんですか?」 

春香「あ、見てください小鳥さん」 

雪歩「ニャーン」 

小鳥「あら可愛い、どうしたのその猫」 

P「いつの間にかソファーに座ってたんですよ、小鳥さん気付かなかったんですか?」 

小鳥「ええ、全然気づきませんでした」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 00:59:12.20 :5WLVWRYP0
 
春香「どこから入ってきたか正直に言いなさい」 

ビヨーン 

雪歩「ニャ…」 

小鳥「あらそう言えば雪歩ちゃんは?」 

P「え?」 

小鳥「さっきまで雪歩ちゃんがそこのソファーに座ってお茶を飲んでいたんですけど」 

P「トイレにでもいるんでしょう春香見てきてくれ」 

春香「はーい」 

小鳥「それにしても大人しい猫ですね、私にも触らせてくれないかなー」 

雪歩「ナーン」ゴロゴロ 

小鳥「おお、まるで私の言葉が分かるみたい、可愛いなあ」ナデナデ 

P「さっきから俺達に対して全く警戒心がないようです」 

小鳥「このまま事務所のマスコット的なペットにしちゃおうかしら」 

P「ははは、それいいですね」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:05:58.01 :5WLVWRYP0
 
春香「プロデューサーさーん」 

P「春香か、どうだった?」 

春香「雪歩どこにもいませんでしたよ、下の階も上の階も全部見て来たんですけど」 

小鳥「おかしいわねどこ行っちゃったのかしら」 

P「まあそのうち戻ってくるでしょう」 

P「その前にこのネコどうするかな」 

雪歩「ニャーン」 

春香「名前をつけてあげましょう」 

P「おいおいまだ飼うって決めたわけじゃないんだぞ」 

小鳥「どんな名前にするの?」 

春香「ふっふっふ、実はもう決めてあるんですよ」 

春香「おいでユキ」 

雪歩「ニャーン」 

トテトテ
 

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:10:27.20 :5WLVWRYP0

春香「ほらやっぱり」 

P「でもどうしてユキなんだ?」 

春香「この全身真っ白な感じが雪っぽくていいじゃないですか」 

P「なるほど」 

春香「それになんだか雪歩っぽいし」 

小鳥「確かに似てる」 

P「お前ホントは雪歩なんじゃないか?」 

ジー 

雪歩「ニャ、ニャーニャー!」 

春香「あはは、ちがうって言ってますよ」 

P「だよなあ」
 

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:17:30.37 :5WLVWRYP0
 
小鳥「ユキ、ユキ、うふふ反応してる可愛いなあ」 

春香「ユキ、お腹空いてない?何か飲む?」 

小鳥「ミルクなら冷蔵庫にあるけど持ってきましょうか」 

雪歩「ニャー…」 

フルフル 

P「なんだ、嫌なのか?」 

雪歩「ニャ」 

ダッ 

春香「あ、こらテーブルの上に乗っちゃダメ」 

ツンツン 

雪歩「ナーン」 

小鳥「湯のみ?」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:23:37.47 :5WLVWRYP0

春香「もしかしてお茶がいいの?」 

雪歩「ニャ」コクコク 

P「変わったネコだな」 

小鳥「ホントに飲むんでしょうか?」 

春香「じゃあ私のあげるね、熱いから気をつけるんだよ」 

スッ 

雪歩「ニャ」 

ペロペロ 

ズズッ 

春香「おおー飲んでる飲んでる」 

P「ホントにネコなのかこいつは」 

小鳥「写真写真っと」パシャパシャ


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:30:13.56 :5WLVWRYP0
 
春香「ユキ、美味しい?」 

雪歩「ナーン」 

春香「あはっやっぱり私の言葉分かるんだ、偉いなユキは」 

P「でもいつまでもこうしていられないぞ」 

小鳥「そうですねえ、どうします?」 

春香「飼いたいなあ」 

P「それは俺達の都合でだろ、名前まで付けておいてなんだがここは逃がしてやるべきじゃないか?」 

春香「そんなー」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:37:09.00 :5WLVWRYP0
 
雪歩「ニャ…」 

ダッ 

春香「あ、ユキどこ行くの?」 

タタタ 

P「そこは俺の机だぞ」 

小鳥「大変、書類が…」 

バサバサッ 

P「ああもう、何やってんだ」 

カリカリカリ 

雪歩「ニャーン」 

P「こら、離れろ」スッ 

春香「待ってくださいプロデューサーさん、ユキが何か爪に引っかけてますよ」 

スッ 

小鳥「これは真ちゃんのプロフィール、でしょうか」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:43:08.40 :5WLVWRYP0
 
P「どれどれ、本当だ」 

春香「きっと何か伝えたかったんですよ」 

小鳥「私もそう思います」 

P「そうなのか?」 

雪歩「ニャー」コクコク 

P「本当かなあ」 

春香「待っててください今真に電話します」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:46:58.55 :5WLVWRYP0
 
ピッポッパ 

プルルルルル 

春香「もしもし真?今から事務所来れる?うん、すぐに来て」 

小鳥「真ちゃんは?」 

春香「すぐに来るそうです、とりあえずみんな一旦落ちつきましょう」 

P「そうだな、もう勝手に机に上がるんじゃないぞ」 

雪歩「ニャ…」 

春香「おいでユキ、抱っこしてあげる」 

雪歩「ニャー」 

トテトテ 

春香「ちゃんと来た、偉いね」ナデナデ 

雪歩「ナーン」 

小鳥「あらあら」 

P「春香にベッタリだな」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:53:52.74 :5WLVWRYP0
 
ガチャ 

真「こんばんわ」 

真「どうしたの春香、急に話があるって」 

春香「真ちゃん」 

雪歩「ッ!?」 

ダッ 

春香「あ、待ってユキ」 

真「うわ、何?どうしたのこのネコ」 

雪歩「ニャーン」 

スリスリ


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 01:59:52.39 :5WLVWRYP0

小鳥「さっそく懐かれてるわね」 

P「外寒かったろ、とりあえずそんなとこに立ってないでこっちに来いよ」 

真「そんなこと言われても、ネコが僕のズボンにしがみついて離れない」 

ガシッ 

雪歩「ナーン」 

ゴロゴロ 

春香「また喉鳴らしてる」 

小鳥「真ちゃんが来たのがそんなに嬉しいのかしら」 

P「ユキが真を呼んだようなものだしな」 

真「どういうことですか?話が見えませんよ」 

ズルズル 

雪歩「ニャー…」 

小鳥「引きずられてもなおしがみつくこの精神ただものじゃないわね」 

春香「あー真にユキを取られちゃった」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:07:30.04 :5WLVWRYP0
 
真「それで話っていうのはこのネコのことですか?」 

P「ああそうだ」 

春香「ユキって言うんだよ」 

真「へえ…体中真っ白でなんかお前雪歩みたいだな」 

ダキッ 

雪歩「!」 

ブンブン 

真「いたた、尻尾が痛いよ」 

春香「興奮してる?」 

小鳥「さっきまでとは全然様子が違うわ」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:12:13.52 :5WLVWRYP0
 
P「俺たちもさっきこのネコを見つけたわけなんだが、どういうわけか真に来てもらいたいそうでな」 

真「どうして僕なんですか?」 

P「分からん、どうして真なんだろうな」 

春香「そういえば雪歩帰ってきませんね」 

小鳥「春香ちゃん、悪いんだけどちょっと電話してみてくれる?」 

春香「はい」 

ピッポッパ 

プルルルルル


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:17:56.41 :5WLVWRYP0
 
春香「ダメ…繋がりません」 

真「春香、雪歩の携帯ならソファーの上にあるみたいだけど?」 

春香「ってことは雪歩は携帯も持たずにどこかへ行ったことになりますね」 

小鳥「変な事件に巻き込まれてなければいいけど」 

P「やめてくださいよ小鳥さん縁起でもない」 

真「そうですよ、雪歩ならきっと大丈夫ですよ」 

真「なー、ユキ」 

雪歩「ニャーン」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:22:21.47 :5WLVWRYP0
 
小鳥「ごめんなさいつい心配で」 

P「そうだ、真は知らないだろうけどこいつはお茶を飲むんだぞ」 

真「ええー?ネコがお茶を飲むんですか?」 

春香「ミルクよりもお茶が好きなんて変わってるよね」 

小鳥「待っててね、今真ちゃんの分のお茶持ってくるから」 

真「ありがとうございます」 

コトッ 

小鳥「はいどうぞ」 

ズズーッ 

真「あちちっ」 

小鳥「熱いから気をつけてね」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:28:27.65 :5WLVWRYP0
 
クンクン 

雪歩「ニャーン」 

タッ 

真「あ、どこ行くんだ」 

スンスン 

ペロペロ 

真「ああ、僕のお茶」 

春香「猫舌らしくない飲みっぷり」 

雪歩「ニャー」 

真「もういいのかい?じゃあ後は僕が飲むよ」 

春香「え、でもユキが飲んだあとだよ?」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:35:44.33 :5WLVWRYP0
 
P「汚いからやめときな」 

小鳥「すぐ新しいの淹れてくるから」 

真「平気平気、いただきます」 

ゴクゴク 

春香「あーあ飲んじゃった」 

真「ぷはぁ、美味しかったですよ小鳥さん」 

小鳥「い、いいえどういたしまして」 

雪歩「ナーン」 

スリスリ 

真「うわっとと、こーらくすぐったいぞ」 

春香「はぁ、私に見向きもしてくれなくなりました」 

小鳥「春香ちゃんドンマイ」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:41:07.42 :5WLVWRYP0

真「ねえプロデューサー僕このネコ飼いたいです」 

P「本気か?」 

真「だってこんなに可愛いんですよ、こりゃ飼うっきゃないでしょ」 

P「うーん…分かった任せたぞ」 

真「へへっやーりぃ」 

春香「いいなあ真」 

P「じゃあもう時間も時間だし家まで車で送るよ」 

真「ありがとうございますプロデューサー」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:48:19.51 :5WLVWRYP0
 
春香「うぅ…元気でねユキ」 

小鳥「またいつでもいらっしゃい」 

真「ほらみんながバイバイって言ってるよ」 

雪歩「ニャーニャー」 

真「よしよし、ちゃんと返事できたね偉いぞ」ナデナデ 

雪歩「ナー」 

真「それじゃプロデューサーお願いします」 

P「ユキが逃げないようにしっかり抱えとくんだぞ」 

真「分かってますって」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 02:54:55.60 :5WLVWRYP0
 
… 

キキッ 

P「それじゃユキを頼んだぞ」 

真「はい、責任もってちゃんとお世話します」 

ブロロロロロ 

真「それじゃ中へ入ろうか」 

真「ようこそ我が家へ」 

真「みんなもう寝てるから大人しくしてるんだぞ」 

真「とりあえず今日は僕と一緒に寝ようか」 

雪歩「ニャーン」 

真「あーもう可愛いなあ可愛いなあ」スリスリ


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:04:31.94 :5WLVWRYP0
 
真「ここが僕のベットだよ」 

真「ユキはどこで寝たい?」 

真「枕?それとも布団の上かな?」 

雪歩「ニャーン」 

トテトテ 

真「布団の中がいいって?分かったよおいで」 

ゴロン 

真「あちゃー、こりゃ寝がえりできないな」 

真「明日になったらちゃんとみんなに紹介するからそれまでいい子にね」 

雪歩「zzz」 

真「ありゃもう寝ちゃったか」 

真「僕も寝よう」 

真「おやすみ」 

カチッ 



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:10:35.39 :5WLVWRYP0
 
チュンチュン 

真「ん…もう朝か」 

真「ふわぁ~おはようユキ…」 

真「うぎゃああああああああああ」 

雪歩「んん…どうしたの真ちゃんうるさいよ」 

真「ゆゆゆゆゆ、雪歩」 

雪歩「おはよう真ちゃん」 

真「おはようじゃなくて、どうして雪歩が僕のベットに…」 

雪歩「あ、体元に戻ったんだ」 

スルッ 

真「ぎゃあああああああああ、服、服を着て雪歩」 

雪歩「あっやだ」 

雪歩「真ちゃんのエッチ」 

真「不可抗力だって」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:16:18.98 :5WLVWRYP0
 
765プロ事務所 

雪歩「…というわけで」 

雪歩「お騒がせしました」 

真「まったく、雪歩がネコになってただなんて」 

小鳥「おかしなこともあるものね」 

春香「私は最初からなんか怪しいなって思ってたんですよ」 

P「ユキって名前もあながち間違いじゃなかったな」 

真「でもどうして猫に?」 

雪歩「実は…これのせいなんです」スッ 

真「猫茶?」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:23:14.61 :5WLVWRYP0
 
雪歩「昨日小鳥さんと事務所でお話していた時、この猫茶をカバンに入れてたのをふと思い出しまして」 

雪歩「それでこの猫茶を飲んだところ急に体が猫になっちゃったんです」 

春香「ほえー」 

小鳥「不思議なこともあるものですね」 

P「雪歩はその猫茶とやらはどこで手に入れたんだ?」 

雪歩「これ海外では結構有名なお茶らしくて私わざわざインターネットで取り寄せたんですよ」 

雪歩「でもよく見たら注意書きにこんなことが書いてあって…」 

春香「どれどれ…猫茶、飲むと体が猫になる不思議なお茶です」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:32:30.22 :5WLVWRYP0
 
真「そんなものがどうして売られてるのさ」 

雪歩「なんでも昔は戦いに負けそうになるとこのお茶を飲んで猫になって逃げるという言い伝えがあるとかないとか」 

P「詳しいんだな」 

雪歩「これを取り寄せるときに使った通販サイトのレビューを見たんです」 

雪歩「あぁ、こんなことになるんだったらもっと調べてから買えばよかった」 

春香「でもひどいよねそんなお茶買わせるなんて」 

真「ちなみに雪歩が使ったサイトってどんなサイトだったの?」 

雪歩「えーっと確かamamizonだったかなぁ」 

春香(え?)


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:38:47.04 :5WLVWRYP0
 
真「amamizonだって!?」 

小鳥「amamizonって通信販売世界シェアNo1で有名なあの会社よね」 

春香(あれあれ?) 

真「日本の女子高生が社長で名前は天海春香って言ってたような」 

春香(あ、この流れマズいかも) 

春香「プロデューサーさん、私今日レッスン入ってたのでこれで失礼しますね…」 

P「春香、ちょっと話があるこっちに来い」 

春香「私悪くないですよ、確かにそんな商品売れればいいなーなんて思ってましたけどまさか雪歩が使うなんて思いませんでしたし」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:46:04.66 :5WLVWRYP0
 
真「問答無用、春香もこれを飲んで一日猫になっちゃえ」 

小鳥「そうよ、雪歩ちゃんを猫にした責任は取らなくちゃ」 

P「大丈夫、事務所のみんなで可愛がってやるぞ」 

春香「いやああああああ、私は私が大好き」 

ガヤガヤ 

小鳥「うーんそれにしても猫茶ねえ、まさか世の中にこんなものがあるなんて」 

小鳥「ん、待てよ」 

小鳥「ってことは烏龍茶を飲めば私もカラスか龍になれたりするんでしょうか?」 

P&春香&真&雪歩「それはない(ですぅ)」 

小鳥「ですよねー」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 03:54:27.61 :5WLVWRYP0
 
エピローグ 

春香「ところで雪歩、猫になってた間の記憶ってある?」 

雪歩「えっと、少しだけなら」 

真「じゃあ僕のお茶飲んだこと覚えてる?」 

雪歩「うん、勝手に飲んじゃってごめんね真ちゃん」 

真「別にいいけどさ、あれ熱かったんじゃない?」 

雪歩「ううん全然熱くなかったよ」 

真「本当に?」 

雪歩「ホ、ホントだよぉ」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:02:39.43 :5WLVWRYP0
 
真「目が泳いでるように見えるけど」 

雪歩(うぅ…真ちゃんが飲んだお茶だからすぐにでも飲みたかったなんて絶対言えない) 

春香「まあまあそこまでにしておいたら?雪歩困ってるよ」 

真「あ、ごめん」 

雪歩「ほっ」 

春香「ねえ、私からももう一つ聞いていい?」 

雪歩「何かな?」 

春香「どうして真を呼んだの?」 

雪歩「あ、それは無意識で」 

春香「無意識で真を選んだんかい!」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:11:37.77 :5WLVWRYP0 

ジー 

真「なに?」 

雪歩「どうしたの?」 

春香「別にー、お似合いなカップルだなーって」 

雪歩「やだ春香ちゃんったら」 

真「?」 

春香「ま、いいけどさ」 

春香「それより猫茶なんだけど実はもう一つだけここにあるんだ」 

真「どうしてまだ持ってるんだよ」 

雪歩「あれから全部処分したはずじゃなかったの?」 

春香「どうせならもう一人くらい誰か猫にさせてみたいじゃん」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:17:32.25 :5WLVWRYP0
 
真「やめときなって」 

雪歩「かわいそうだよ」 

春香「うーん、美希は三毛猫で千早ちゃんならロシアンブルーになったりするのかなあ」 

真「それならあずささんはヒマラヤンかな」 

雪歩「亜美ちゃんと真美ちゃんはメインクーンって感じがするね」 

ワイワイ 

小鳥「お茶のおかわりいかがですかプロデューサーさん」 

P「あ、すみませんいただきます」 

小鳥「はい、ちょっと待っててくださいね」ガサガサ 

小鳥「ってあれ、もしかして新しいの切らしちゃってる?」 

小鳥「おかしいわねーこの前買ったばかりだと思ったのに」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:22:16.51 :5WLVWRYP0
 
春香「さーてこの猫茶を誰に飲ませようかなーっと」 

小鳥「あら、春香ちゃんが持ってたのね」 

ヒョイ 

春香「え?」 

小鳥「ありがとう春香ちゃんは気が利くわね」 

カパッ 

小鳥「あらとってもいい香りがするお茶っ葉」 

コポコポ 

小鳥「はいプロデューサーさんお茶ですよ」コトッ 

P「いつもありがとうございます」 

ズズーッ 

春香&真&雪歩「ああー飲んじゃダメー」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/01(木) 04:26:58.30 :5WLVWRYP0
 
P「ん?どうした3人とも」 

春香「飲んだんですか?飲んじゃったんですか?」 

真「プロデューサー」 

雪歩「もうダメですぅ」 

ガヤガヤ 

小鳥「なになに?盛り上がってますね私も混ぜてくださいなー」 

チョコン 

春香「あ」 

真「これは」 

雪歩「その…」 

P「ニャー」 

小鳥「プロデューサーさんが猫になってる」 

おわり


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1330529727