1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 08:20:25.50 :yt9J2WEfT

P「ふぅ……あったかいあったかい」

ガチャ

律子「おはようございます」

律子「ってプロデューサー!?」

律子「一体これはどういうことですか!?」

P「ん?こたつだよ?」

律子「そんなこと分かってます!私が聞きたいのはなんで事務所にこたつがあるのかってことです!」

P「いやー、もう冬も終わりだろ?ホームセンターでこれが1500円で売っててさ」

P「つい買ってきちゃった、てへっ」

律子「もう!てへっ、じゃないですよ!まぁ幸い邪魔にはならないからいいですけど……」

P「まだまだ寒いからな、どうだ?律子も入らないか?」

律子「……」

P「外は冷えただろう?あったかいぞー?」

律子「じゃ、じゃあ……おじゃまします……///」 


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 08:24:13.63 :yt9J2WEfT

P「そうだろそうだろ、寒いもんな」

律子「それじゃ……」

ススッ……

P「……」

律子「……」

P「あのさあ……」

律子「なんですか、プロデューサー殿?」

P「こたつに入れとは言ったけどさ……」

律子「はい」

P「なんで俺の隣に入ってくるんだ?」

律子「えっ?」

P「えっ?」 


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 08:37:22.82 :yt9J2WEfT

P「いや、どう考えてもおかしいでしょ」

P「2人でこたつに入るって言ったら普通対面の場所に入るんじゃないの?」

律子「べ、別にどこに入ったっていいじゃないですか……///」

律子「それとも私が隣じゃイヤですか?」

P「い、いやそんなことはないけど……」

律子「今日はまだ誰も来ないですし、ちょっとぐらい、ね?」

P(かわいい)

P「まぁ律子がそれでいいなら構わないけど」

律子「ふふっ、あったかいですね」

P「そうだな……」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 08:54:22.81 :yt9J2WEfT

P「はぁー落ち着くなー」

律子「プロデューサー殿ったらオジサンくさいですよ」

P「そうか?どっちかっていうとこたつだからっていうよりは、隣に律子がいるから落ち着くのかもなー」

律子「まっ……またそんなこと!///」

P「いや、本気だぞ?」

律子「もう……///」

P「こんな小さな事務所で何とかやっていけるのは律子のおかげだよ」

P「プロデューサー業もちゃんとこなしてくれるし、アイドルの細かいところも気づいてあげられるし」

P「きっと律子はいいお嫁さんになるよ」

律子「……///」

P「いやー、こうやって律子とこたつに入れるだけでも買ってきて正解だったなー」 


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 08:57:09.88 :yt9J2WEfT

律子「プロデューサー殿にはかないませんよ」

律子「アイドルだけじゃなくて私のことまでフォローしてくれる」

律子「なかなかこんなことできないですよ?」

P「おっ?鬼のりっちゃんが褒めてくれるのか?」

律子「!!」

律子「もうっ!」

P「わわわっ!」パシッ

律子「あっ……」

P「律子……すごく手が冷たいじゃないか……」

律子「外、寒かったですから……」

P「そっか……それじゃぁ……」ギュッ

律子「ぷ、ぷ、プロデューサー殿?な、なにを? 


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 09:00:40.25 :yt9J2WEfT

P「俺の方が先にこたつに入ってたからな」

P「しばらくこうやって握っててやるよ」

律子「……///」

P「それにしても律子の手、ちいさいな」

P「この小さな手でアイドルの面倒を見て、事務仕事までして」

P「ありがとう、律子」

律子「きゅ、急にそんなこと……///」

P「頑張るのも嬉しいけどな、もっと俺を頼ってくれてもいいんだぞ?」

律子「そんな、毎日頼りっぱなしですよ」

P「そうか?それじゃもっともっと俺のことを頼ってくれ」

P「律子のためならなんでもしてやるさ」 


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 09:03:56.85 :yt9J2WEfT

律子「そ、それじゃ……ひとつ……///」

P「ん?なんだ?」

律子「い、今……プロデューサー殿によりかかってもいいですか?///」

P「ふふっ、珍しく甘えんぼだな」

律子「そ、そういうわけじゃなくて!ほら!背もたれが無いから少し……」

P「冗談だよ、おいで」

律子「はい……///」コテン

P(律子の首筋のいい匂いが……)

律子「重くないですか?」

P「そんなわけないだろ」

P「例え重くたって律子が寄りかかってくれるならいくらでも耐えられるさ」

律子「……///」 


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 09:06:41.93 :yt9J2WEfT

P「でも背もたれが無いってのはよくないな」

P「よし、今度は座椅子でも買ってくるかな」

律子「ダメです!」

P「ん?どうしてだ?」

律子「だって……座椅子があったらプロデューサー殿に寄りかかれないじゃないですか……///」

P「……律子……」

P「それもそうだな!今のは無し!」

律子「はい……」 


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 09:12:00.79 :yt9J2WEfT

P「……」

律子「……」

P(何も話してないのに不思議と落ち着くなぁ)

律子(こんなにプロデューサー殿と二人でいるなんて初めてかも)

P「……」

律子「……」

律子「すぅ……すぅ……」

P(寝ちゃったか……)

P(気丈にふるまっててもやっぱり疲れてるんだろうな……)

P(律子……) 


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 09:17:02.45 :yt9J2WEfT

バタン!

高木「おはよう!」

P「!!」ビクッ

律子「!!」ビクッ

高木「おやおや、これは失礼したね」

高木「まさかキミたちがそんな関係だったなんてね」

P「ち、違うんです!これは……」

高木「なぁに、気にしなくてもいいぞ。私は口が堅いのでね」

律子「社長……ありがとうございます……」

P「ええっー!?律子ー?」

高木「ほら、キミぃ、律子くんがそういってるんだ」

高木「彼女を泣かせるんじゃないぞ」

高木「それじゃ、私はちょっと局に行ってくるからあとは頼んだよ」 


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 09:19:28.38 :yt9J2WEfT

P「社長……」

律子「いっちゃいましたね……」

P「律子……さっきのって……」

律子「あら?私じゃ不満でしたか?」

P「そ、そんなことは……」

律子「ふふっ、冗談ですよ」

P「でも社長は絶対に冗談だと思ってないだろう」

律子「だから、これから時間をかけて事実にしていけばいいんじゃないですか?」

P「律子……」 


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/02(土) 09:24:52.94 :yt9J2WEfT

律子「よろしくお願いしますね、プロデューサー殿」

P「こっちこそ、改めてよろしくな」ナデナデ

律子「えへへ……///」






俺もりっちゃんとこたつに入りたい。
真美、響、真あたりとも入りたいな。 


元スレ
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