7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 21:59:53.21 :vzEdWj7n0
ガチャ
P「おはようございます」
ちひろ「おはようございますプロデューサーさん、封筒届いてますよ!」
P「お、こないだのかな子のライブの写真来たか!どれどれ…」
ちひろ「かわいいですねかな子ちゃん。プロデューサーさんのお気に入りですもんね~」
P「あぁ、あんなに優しくて笑顔が可愛い天使はこの世にかな子だけだから(キリッ」
ちひろ「言いますね~プロデューサーさん!」
P「あ、今日の新聞買うの忘れた…ちょっとコンビニまで行ってきますね」
ちひろ「はい、いってらっしゃい」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:03:44.54 :vzEdWj7n0
ガチャ
かな子「おはようございます!」
ちひろ「あらかな子ちゃんおはよう!」
かな子「はい、おはようございます!またケーキ焼いてきちゃいました!」
ちひろ「ありがとう、かな子ちゃんのケーキは本当に美味しいものね~」
ちひろ「じゃぁ紅茶でも入れてきましょうか」トテテテ
かな子「えへへ…プロデューサーさん喜んでくれるかなぁ…あれ」
かな子「これ、この前のライブの時の写真かなぁ…?」
かな子「えへへ、あのライブは楽しかったなぁ…プロデューサーさんも褒めてくれたし」
パラッ パラッ
かな子「あ、1枚落ちちゃった…って何、この写真…」プルプル
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:09:45.45 :vzEdWj7n0
かな子(確かに私、ちょっとお菓子の食べすぎかな、とは思ってたけど…)
かな子(顔だって真ん丸だし二の腕もたぷたぷだし…)
かな子(ど、どうしよう!プロデューサーさんがこんなの見たら…)
P『かな子、この写真のままならアイドルはちょっと…さようなら』
かな子(……痩せなきゃ!)
ガチャ
P「ただいまー…あ、かな子!おはよう!今日も可愛いなぁ!」
かな子「あ、プロデューサーさん…おはようございます」サッ
P「どうした?いつもより元気がないみたいだけど」
かな子「えっ、そ、そんなことないですよ!あ、ケーキ作ってきました!」
P「お!ありがとうかな子!かな子の作るケーキは世界一おいしいからなぁ!」
かな子「えへへ…」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:14:05.38 :vzEdWj7n0
ちひろ「あ、プロデューサーさんお帰りなさい、ちょうど紅茶が入りましたよ」
P「ありがとうございます、ほらかな子も食べよう!な!」
かな子「あ、その、ごめんなさい、私今日朝ごはんしっかり食べてきちゃったから…」
P「そうなのか?じゃあ遠慮なく…いただきます!ん!美味い!美味すぎる!」
ちひろ「本当に美味しいですね…このケーキにスタドリをつけて売れば…ブツブツ」
かな子(とりあえずしばらくはお菓子を食べるのやめよう!悲しいけど…)
かな子(ご飯も食べる量を減らしてレッスンもいつもより多く動こう)
かな子(そうすればプロデューサーに幻滅されない…がんばらないと!)
P「あーケーキ美味すぎて死にそう」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:22:02.96 :vzEdWj7n0
次の日
今井加奈「おはようございますっ!」
かな子「あ、おはよう加奈ちゃん!」
楊菲菲「おはヨー!」
加奈「って言ってももうお昼ですけどね…皆さんはお弁当ですか?」
かな子「うん、お弁当なら自分でコントロールできるかな、って」
加奈「?」
菲菲「ふぇいふぇいも弁当だヨ!いっぱいあるから食べていいヨ?」
加奈「うわぁ…すごい中華ですね!美味しそう…いただきます!」
加奈「ん~…美味しい!すごいです」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:28:30.94 :vzEdWj7n0
菲菲「えへへ、あ、かな子も食べル?」
かな子「あ、ごめんなさい…私これだけ、って決めてるので…」
加奈「そんなちょこっとのサラダだけで大丈夫なんですか?」
かな子「うん、私ちょっと太ってるから…少しでも減らさないと」
加奈「そっか…でもあんまり無理しちゃダメですよ?」
かな子「うん、ありがとう加奈ちゃん」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:31:08.14 :vzEdWj7n0
さらに次の日
かな子(はぁ…お菓子食べたいなぁ…ドーナツにガレット、お饅頭にプリン…)
椎名法子「おはようございまーす!」
かな子「あ、法子ちゃんおはよう…ってその手に持ってるのは…」
法子「さすがかな子ちゃん!そう!ドーナツ半額だからいっぱい買ってきちゃった!」
かな子(うぅ…お菓子断ちしてるのにおいしそうなドーナツが目の前に…)
法子「さぁさぁ、ドーナツどうぞ♪おいしいよ~!」
かな子「うぅぅぅぅ……ごめん!ダメなのー!」バタン ダダダダダ…
法子「・・・?」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:36:24.26 :vzEdWj7n0
さらに数日後
P「それじゃあルキトレさん、レッスンお願いしますね!」
ルキトレ「はい、それじゃかな子ちゃん、がんばりましょうね!」
かな子「はい、おねがいします…」
P「かな子大丈夫か?体調悪いなら今日のレッスンは…」
かな子「い、いえ!大丈夫です!がんばります!」
P「? まぁかな子がそういうなら…じゃあかな子、がんばってな!」バタン
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:39:05.06 :vzEdWj7n0
ルキトレ「それじゃあ始めましょうか、今日はダンスレッスンですね!」
かな子「はい…」クゥー
ルキトレ「はいワンツー、ワンツー」
かな子(お腹空いたなぁ…今日朝ごはん抜いてきちゃったし…)ワンツーワンツー
かな子(最近甘いものも何も食べてないし…でもこれで痩せれるよね…)クルットマワッテ
かな子(これならプロデューサーさんもきっと…私の…ことを…)イナバウアー
バタン
ルキトレ「え!?かな子ちゃん!?大丈夫!?プロデューサーさーん!」
………
……
…
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:44:08.21 :vzEdWj7n0
「…子!か…!…丈…か!」
かな子「…ん…」
P「!かな子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」ギュュゥゥッゥゥ
かな子「え!?プ、プロデューサーさん、ちょっとそんな…!」
かな子「あれ、私レッスンの最中なのにどうしてここに…ってここ」
P「あぁ、病院だよ。聞いたぞ?レッスン中に倒れて病院に運ばれたんだって…」
かな子「そうなんですか…ドジしちゃいましたね、私…」
P「出先でちひろさんに『かな子ちゃんが倒れたそうです!急いで病院に!』って聞かされて」
P「仕事も全部ほっぽりだして走ってきたんだ。でも本当に無事でよかった…」
かな子「うぅ、ご迷惑かけてごめんなさいプロデューサーさん…」
P「かな子が無事なら俺はそれでいいんだよ。本当に」ナデナデ
P「でもお医者さんから聞いたぞ、倒れた原因が栄養失調だって。どうしてそんな」
かな子「実は………カクカクシカジカ」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:49:53.13 :vzEdWj7n0
P「……なるほど。こないだのライブの写真の自分が太って見えた…と」
かな子「はい…だからダイエットしなくちゃ、って」グスッ
かな子「もしかしたら…プロデューサーさんにも…嫌われちゃうんじゃないかって」グスグス
P「……阿呆」デコピン
かな子「んっ!?」
P「俺がいつかな子のことを嫌いになるなんて言った?」
かな子「え、でも普通男の人は痩せてる女の人のほうがいいって…」
P「いいか?俺はかな子がいいんだ。痩せてようがなんだっていいんだ」
P「かな子はかな子のままでいいんだ。」
かな子「プロデューサーさぁん…うわぁぁぁぁーーーん!」
P「よしよし」ナデナデ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 22:55:20.11 :vzEdWj7n0
P「落ち着いたか?」
かな子「はい…取り乱しちゃってごめんなさい」
P「大丈夫だ、ところでその写真、今あるか?」
かな子「あ、はい。これですけど」スッ
P「どれどれ…あーこれか。なるほど。」
かな子「?」
P「あのな、写真なんて角度とか光とかいろんな要素でいくらでも違って見えるんだ」
P「この写真もたまたまだろう」
かな子「でもでもっ、私ってお菓子とかいっぱい食べるからその…ちょっとは太ってるんじゃないかって」
P「まだ言うかこの子は…かな子、BMIって知ってるか?」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:08:19.10 :vzEdWj7n0
かな子「いえ、あんまり気にしたことないですけど…」
P「BMIってのは肥満度測定に使う数字だ。体重÷身長(メートル)^2で計算する」
P「17以下だと痩せすぎ、17-23が普通、23以上が肥満だ」
P「ちなみ今のかな子だと…22.2.至って普通、普通オブ普通だ」
かな子「そうなんですか!?知らなかった…」
P「ちなみに標準だと51.5だからあと500グラムだ。人間の体だと1日で変動する量だな」
P「ちなみに昔ブレイクした放課後ティータイムってバンドの子たちはな」
平沢20.5 秋山澪21.1 田井中律20.2 琴吹紬21.5 中野梓20.4
P「これでCDバカ売れだからな。あと歌手なら宇宙の歌姫が」
ランカ=リー 21.4 シェリル=ノーム=22.4
P「これもバカ売れ組だ。ちなみに765プロダムションは痩せすぎだ。飯食え飯」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:14:39.01 :vzEdWj7n0
P「だから俺と約束してくれ、無理なダイエットはしないって」
かな子「はい、でもでもっ、ちょっとは痩せたいって思います…」
P「なら俺も協力する。俺も最近下腹出てきたし丁度いいだろう」
P「あとちゃんと3食食べること。食べないと逆に太りやすくなるぞ」
P「それにストレスをためるのはよくない。お菓子も考えて食べれば大丈夫だ」
P「例えばティラミスもマスカルポーネじゃなくてリコッタ使うとかな」
かな子「プロデューサーさん物知りですぅ…」
P「俺もそろそろダイエットしないといけないかな、って思ってたしな」
かな子「じゃ、じゃあプロデューサーさん…私と一緒に、頑張りましょう!」
P「あぁ、ただ適度に、な?」
かな子「はいっ!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:19:45.93 :vzEdWj7n0
そして―
P「かな子やったぞ!次のライブが決まった!」
かな子「本当ですか!?やったぁ!」
P「しかも次は新人のライブに先輩としてゲスト参戦だ!気合いれるぞー!」
かな子「先輩…私、頑張っちゃいます!」
P「よし、ならライブまでに1キロ落とすようにしよう!出来たら何でもいうこと聞いてやる!」
かな子「ほ、本当ですか!?何にしようかな…」ドキドキ
P「じゃあレッスンいくぞー!」
かな子「は、はいっ!」
………
……
…
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:24:47.55 :vzEdWj7n0
そしてニューウェーブ達のライブ。彼女たちのライブも盛り上がったが、やはりかな子は凄かった。
声援も一段と多く、新人たちには目指すべき先輩としてしっかりと心に刻み込んでくれただろう。
楽屋内―
P「かな子、おつかれ!」
かな子「プロデューサーさん!私のライブ、どうでしたっ!?」
P「あぁ、最高だったぞ!今までこの目で見たどんなものより素晴らしかった!」
かな子「そこまで言わなくても…あ、そういえば約束!」
P「ん?あぁ、ライブまでに1キロ落とすってやつ、だったか?」
かな子「はい!ちゃんと1キロ落とせました!だから…」
P「ご褒美だもんな!さ、何でも言ってくれ。ケーキバイキングか?」
かな子「えっと…その…うぅ…」
P「?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:27:24.31 :vzEdWj7n0
かな子「えいっ!」
チュッ
P「え!?かな子、えっ、え!?」
かな子「その…私のお願い事は…」
これからもずっと、私だけのプロデューサーさんで、いてくださいね?
終
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:30:18.78 :vzEdWj7n0
書ききった…結構時間かかったなぁ。見てくれた人ありがとう
かな子はこの世で1番可愛い。嫁を通り越して妻。
もちろんフロントは全員SRかな子。バクメンもかな子にしている途中。
本スレではゲス子ゲス子言われて心が痛くなったので書いてみた。
願わくば2度とゲス子と呼ばれないことを。
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:33:11.42 :j1TkQs25O
乙
涙目かな子になんかキュンってしたんだよな…
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/18(木) 23:34:14.44 :vzEdWj7n0
あ、貼り忘れた。
1キロ痩せてただでさえ天使だったかな子が女神になった
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1350564921