1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:36:50.21 :8ESFeeSP0

P「ああ、すまん…」

律子「ちょっとプロデューサー!どういう事なんですか!?」

P「いや、その…言い訳になるんだが…」

P「今度の全員参加のライブ、一日目が終わったら皆で現地に泊まるって話だったろ?」

真「そうですね」

やよい「うー、お泊まり会みたいで楽しみですー!」

伊織「ライブしに行くのよ、やよい?」

P「それなんだけど、実は予定を一週間勘違いしてチェックしてて、宿を取ってなくて」

P「慌てて押さえたものの、近場のビジネスホテルしか取れなくてな…」

P「俺のミスだ、すまん。窮屈かもしれないが、我慢してくれ」

春香「あの、そこじゃなくって…」

P「ん?」 


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:38:02.12 :8ESFeeSP0

小鳥「プロデューサーさん…」

P「?」

あずさ「あの~、二人部屋が七つってことは…」

貴音「プロデューサーを入れて十四人という事を考えると…」

亜美「兄ちゃんと二人っきりの夜を過ごす子が一人出るってコトだよね→」

真美「これは波乱の展開が予想されますな!」

P「いやいや、だから俺は一人で一部屋使って、どこかが三人になるんだって」

P「それも含めて謝ってたんだよ」 


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:38:55.58 :8ESFeeSP0

美希「それは良くないの!狭いのはヤなの!二日目に響くのー!!」

P「ぐおお飛び付くな、危ない!」

美希「ミキがハニーの部屋に泊まるの!!」

春香「ちょ、ちょっと美希!ダメだよ!」

P「そうだ!ダメに決まってるだろ!」

春香「そんなの不公平だよっ!」

P「不公平?」

美希「言われてみれば確かにそうなの」

P「そうなの?」

美希「じゃああみだくじにする?」

春香「乗った!!」

P「おい待てお前ら」 


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:40:22.71 :8ESFeeSP0

伊織「ちょっと!私達まで巻き込まないでよ!コイツと一緒の部屋で寝るなんて死んだ方がマシだわ!!」

千早「なんでもいいけれど、同じ部屋は確かにかなり嫌ね」

P「いや、傷付く傷付く。当然の事なんだけどはっきり言われると傷付く」

響「うーん、自分は平気だけどなー。同じ部屋で寝るだけでしょ?」

貴音「響は時に、でりかしぃという物を持った方がよいですね…」

あずさ「あの~…」

P「あずささんも何か言ってやってくださいよ」

あずさ「じゃあこういうのはどうかしら?」

P「あずささん?」 


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:41:42.07 :8ESFeeSP0

雪歩「ど、どんなですか?」

あずさ「それぞれがペアになりたい人を紙に書いて、それが両思いならペアになるの」

あずさ「こういうの、フィーリングカップルっていうのかしら?」

真「テレビの特番とかでたまにやってるやつですね!」

小鳥「集計いたします」サッササッ

響「ピヨ子が光の速さで書くものを用意したぞ」

律子「普段もこのスピードで仕事をこなしてくれればいいんですけど」

あずさ「これなら希望通りになると思うわ~。どうかしら?」

伊織「ま、まぁ…そういう事なら…」ウデクミ

P「(やよいの事考えてるな)」

小鳥「(やよいちゃんの事考えてますね)」 


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:42:18.71 :8ESFeeSP0

春香「え、待って待って。これ、本当にやるの?」

美希「名案だと思うの!流石あずさ、なの!」グッ

あずさ「ありがとう美希ちゃん~」

春香「み、みんな怖くないの?」

美希「?なんで?」

春香「だって、選ばれないかもしれないんだよ?」

美希「それは…そう考えると確かに怖いの」

美希「でも、ミキは絶対選ばれるから大丈夫って思うな!」

伊織「ここまで根拠の無い自信も珍しいわね」 


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:42:58.48 :8ESFeeSP0

雪歩「でも私もちょっと怖いかも…」

律子「多分あんたは大丈夫だから、心配しなくていいわよ」

真「そうだよ雪歩、大丈夫だよ」

雪歩「本当?みんな」

真「うん!これは予感なんだけど、なんだかボク達、同じ部屋になる気がするんだ」

P「(知ってた)」

小鳥「(知ってた)」

雪歩「そうなるといいなぁ…」

春香「…」

P「…っていうか、待て!お前ら!俺も流れに流されてたけど!!」 


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:43:39.57 :8ESFeeSP0

P「冷静になれ!おかしい!」

美希「どこもおかしい所はないの」

P「おかしい所しか無いだろ!」

春香「これは不可抗力ですよ、プロデューサーさん!」

P「どこがだ!何組み合わせをゲーム風に決めようとしてるんだよ!」 


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:44:28.43 :8ESFeeSP0

P「そもそも売れっ子アイドルが男と二人でホテルに泊まるって!泊まるって!!」

やよい「プロデューサー、ホテルにはみんなで泊まるんですよ?」

P「え?ああ、そうなんだけど、そうじゃなくて」

P「『自分達がアイドルである』という自覚を持てと言っていてだな…」

やよい「大丈夫です!皆さん、変装もバッチリですから!」

やよい「ねっ?」ニパ

P「えーっと、うん?そうだな、そんな自信満々に言われると…」

美希「ハニー、やよいには優しいの…」

春香「やよいは可愛いもんなぁ…」

P「いやいや、いやいやいや」 


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:46:10.11 :8ESFeeSP0

律子「ぷっ、くくっ」

P「律子ぉ、笑ってないでなんか言ってやってくれよ」

律子「まぁ、いいんじゃないですか?面白いと思いますよ」

P「ええっ、お前までそっち側に…」

律子「それに、プロデューサーなら別段問題はないかと」

P「それはどういう事だ」

律子「どういう事でしょうねぇ」 


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:46:47.88 :8ESFeeSP0

伊織「とんでもないことになってきたわね…」

亜美「んっふっふー♪」

真美「果たして兄ちゃんとの添い寝をゲットするのは誰なのか!」

亜美真美「乞うご期待ッ!!」

P「お前ら!!」

亜美真美「逃げろー!!」

P「ったく…」 


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:47:34.11 :8ESFeeSP0

貴音「もし、一つ宜しいですか?小鳥嬢」

小鳥「なぁに?貴音ちゃん」

貴音「ルールについて、気になる点があります」

貴音「一度でペアが確定しなかった場合、どうするのですか?」

貴音「残った面々でもう一度、ふぃーりんぐかっぷるを行うのでしょうか」

小鳥「そうね。前回の投票を踏まえた上で、って感じで、投票の繰り返しになると思うわ」

貴音「なるほど。つまり、最後まで余った者が出た場合…」

小鳥「最後の二人になったら強制的にペアになるわね」

あずさ「あらあら~、最後まで残ったらどうしようかしら~」

伊織「プロデューサーと最後まで残ったら最悪ね…」 


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:48:16.96 :8ESFeeSP0

やよい「伊織ちゃんはすぐペア決まるよ!」

伊織「ありがとう、やよい。でもちょっと、なんか緊張してきたわ」

やよい「緊張したら深呼吸だよ、伊織ちゃん!すーはー」

伊織「ええっ、深呼吸?今?わ、わかったわ!」

伊織「すーはー」

やよい「皆さんも緊張してませんか?深呼吸しましょう!」

春香「ええっ、今?」

千早「ま、まぁ、高槻さんの言う事だし…」

一同「すーはー」

P「なんだこの状況」 


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:49:01.09 :8ESFeeSP0

響「ああー、なんか自分も釣られて緊張してきたぞ!ハム蔵、気合い入れていくぞー!」

ハム蔵「ぢゅ!!」

小鳥「えー、オホン。本日はお足もとの悪い中~、あ、今日は快晴だったわね」

美希「ゴタクはいいから始めるの!ミキの右手がハニーの名前を書けと叫ぶのー!!」

小鳥「はい、じゃあ今から紙とペンを配ります!」

春香「いやあああ、始まったー!!」

P「オオ、マジでやるのか…もう知らない…」 


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:49:48.11 :8ESFeeSP0

小鳥「右下に小さく自分の名前を、真ん中にペアになりたい相手を書いてください」

小鳥「書き終わったら見えないように二つ折りにして、この」

小鳥「コンビニでもらったスピードくじの空箱に入れていってください」

律子「いつもらったんですかそれ」

小鳥「集計はわたくし、音無小鳥が全責任を持って行わせていただきます!それでは…」

小鳥「よろしくお願いシャァス!!」グワッ

響「ピヨ子、カチューシャズレたぞ」

P「こんな勢いの良いお辞儀あるんだな」

美希「ハニーとラブラブお泊まりデートなのォー!!」サラサラッ

あずさ「美希ちゃん、相手の名前言っちゃだめよ~」 


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:50:26.50 :8ESFeeSP0

■第一回投票結果■

P → 律子
春香 → P
美希 → P
千早 → やよい
やよい → 伊織 ○
伊織 → やよい ○
亜美 → 真美 ○
真美 → 亜美 ○
真 → 雪歩 ○
雪歩 → 真 ○
あずさ → やよい
律子 → 伊織
貴音 → 響
響 → やよい


春香「…律子さん」

美希「…律子…さん」

律子「へっ?あ、あたし?」

P「まぁ、うん」 


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:52:29.40 :yQ+3do6/O
妥当と言えば妥当 


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:54:08.08 :8ESFeeSP0

律子「ななな、な、なん、なんでですかっプロデューサーッ」

P「いやぁ、普通に一番何のアレも沸かなそうかなって」

律子「…」

P「みぞおち肘鉄ぐぼァッ!!」

真美「あぁーっと決まったァー!りっちゃんのエルボースマッシュ!!」

真美「いかがですか解説の亜美さん!」

亜美「ええ、鬼畜眼鏡の本領発揮、といった所でしょうか」

律子「あんたらもこうなりたい?」

亜美真美「すみませんなんでもないです」

P「(息ができない)」 


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:54:54.80 :8ESFeeSP0

小鳥「プロデューサーさんは相変わらずですね…」

やよい「あっ!やったぁー!伊織ちゃんといっしょだ!!なんだかすっごく嬉しいかもー!!」

伊織「…」

やよい「ありがとう、伊織ちゃん!」

伊織「えっ?あ、どういたしまして」

やよい「どうしたの?」

伊織「別に…なんでもないけど」

伊織「選ばれるのって、思ったより嬉しいわね。ありがと、やよい!」

やよい「うん!どういたしまして!」

P「(やよいおりは正義)」

小鳥「(やよいおりは正義)」 


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:56:07.14 :8ESFeeSP0

伊織「っていうか、アンタ人気すぎるでしょ」

やよい「えへへ!」

千早「くっ…」

響「うう…」

あずさ「あらあら~」

響「まぁ、伊織なら仕方ないさー」

あずさ「普段から仲良しだものね~」

千早「そうね、水瀬さんなら…と、不思議と納得がいくわ」 


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:56:38.16 :8ESFeeSP0

伊織「私はやよいの何だと思われてるのよ」

やよい「伊織ちゃんは私のものじゃないよ?」

伊織「無意味な誤解を招くからその表現はやめなさい」

小鳥「(彼氏?いや、彼女という線も…)」

P「(普通に親友でしょう)」

やよい「お部屋が大きかったら皆で泊まれたんですけど…」

やよい「また皆でお泊まりしましょう!」

一同「(天使)」 


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:58:00.91 :8ESFeeSP0

雪歩「ま、真ちゃん!私なんかを選んでくれてありがとう!」

真「雪歩こそ、選んでくれてありがとう!」

亜美「我々双子も安定ですが…」

真美「やはりゆきまこも鉄板ですなァ→」

雪歩「えへへ…(ハッ)」

真「ん?どうしたの雪歩?」

雪歩「(一発で選んでくれたって事はもしかして…)」

雪歩「(さっきの会話があったから、真ちゃんは私に合わせてくれてて…)」

雪歩「(『本当はこんなちんちくりんな奴は嫌だけど、仕方ないか』って思われてて…)」

雪歩「(ううん、真ちゃんはそんな子じゃない。けど、考えれば考えるほど…うう…)」

雪歩「こんな…」

真「?」 


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:59:04.53 :8ESFeeSP0

雪歩「こんな、ちんちくりんで迷惑ばかりかける私は、穴掘って埋まってますぅーっ!!」

真「うわわ!雪歩、どうしたの!?」

伊織「どっからそうなったのよッ!」

雪歩\うえーん/

美希「ペアの成立した人が泣いちゃうなんて、贅沢なの…」

春香「そうだよね…」

響「暗ッ!!ここだけ背景真っ黒だぞ!!」

貴音「はて…背景とは一体…」

真「ま、まだ半分も決まってないんだし、これからだよ!これから!」

春香「そうだ、小鳥さん!二回目以降は違う人に投票できるんですよね?」

小鳥「そうよー」

春香「これからだ…!!」ゴゴゴ

美希「これからなの…!!」ゴゴゴ

P「どうしよう…!!」ズズーン 


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 15:59:49.80 :8ESFeeSP0

小鳥「はーい、じゃあちょっと整理しましょう!成立したペアは三組」

小鳥「やよいちゃん・伊織ちゃんペア、亜美ちゃん・真美ちゃんペア、雪歩ちゃん・真ちゃんペア!」

小鳥「いきなり結構決まったわね。続いてペアの成立しなかった人達は八人」

小鳥「プロデューサーさん、春香ちゃん、美希ちゃん、千早ちゃん」

小鳥「あずささん、律子さん、そして貴音ちゃんに響ちゃんね。今呼ばれなかった人はいない?」

千早「大丈夫だと思います」 


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:00:26.30 :8ESFeeSP0

あずさ「残っちゃったわね~」

響「伊織が相手じゃなー」

貴音「私、先程よりも緊張して参りました…」

美希「…」

春香「…」

P「律子、たのむ…」

律子「…もう絶対プロデューサーに投票しない…」

小鳥「それでは早速第二回、行ってみまSHOW!!!」クワッ

響「またカチューシャズレたぞ」 


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:01:18.85 :8ESFeeSP0

■第二回投票結果■

P → 律子
春香 → P
美希 → P
千早 → 春香
あずさ → 千早
律子 → あずさ
貴音 → 響 ○
響 → 貴音 ○

やよい・伊織
亜美・真美
雪歩・真


美希「ハニー、投票する人変えてもいいんだよ?」

春香「変えてもいいんですよ?」

P「お前らな…」

律子「早く抜けてしまいたい…」 


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:02:56.83 :8ESFeeSP0

響「あ、良かった!貴音ぇー」

貴音「響、待っていましたよ」

響「さっきの投票見て、貴音が変えてたらどうしようかと思ったんだよ。ほんと良かったー」

貴音「私は最初に決めた事は通す、そういったぽりしぃを持っております故」

貴音「それは響が一番分かっているのではないですか?」

響「まぁね!えへへっ」

あずさ「あら~、また決まらなかったわね」

千早「私は、誰とでもいいのですけど…」

真「これでまた一組が決まって、四組が確定か」

伊織「意外と決まらないもんね」 


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:03:32.58 :8ESFeeSP0

美希「小鳥!!今すぐ第三回を始めるの!!」

小鳥「わ、分かったわ美希ちゃん!その前にちょっとだけ整理させてね」

美希「早くするの」

春香「早く…」

小鳥「ふ、二人とも、目付きがアイドルを忘れてるわ…」 


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:04:29.17 :8ESFeeSP0

小鳥「オホン、えっと、今ので響ちゃんと貴音ちゃんが抜けたので」

小鳥「残るはプロデューサーさん、春香ちゃん、美希ちゃん、千早ちゃん、あずささん、律子さんの六人ね」

やよい「熱戦ですね!」

伊織「良いか悪いかは別にしてね」

小鳥「じゃあ第三回、いきましょう!ホアチャ!」ビシッ

響「本当に楽しそうだなピヨ子」 


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:05:24.14 :8ESFeeSP0

第三回投票結果

P → 律子
春香 → P
美希 → P
千早 → あずさ ○
あずさ → 千早 ○
律子 → 春香

響・貴音
やよい・伊織
亜美・真美
雪歩・真


小鳥「あれっ?さっきと一緒…」

小鳥「じゃないわ、千早ちゃんとあずささんがペア成立しているわね」

あずさ「あら~、ありがとう千早ちゃん」

千早「よろしくお願いします、あずささん」 


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:05:58.99 :8ESFeeSP0

小鳥「他は進展なし、か」

春香「小鳥さん、その言い方やめてもらえませんか」

小鳥「ご、ごめん春香ちゃん…。目が怖いわ…」

美希「でも、ここまで来たらもう一騎打ちなの」

貴音「千早、あずさが抜けて、残るはプロデューサー、春香、美希、律子嬢…」

真「本当だ。律子はプロデューサーには投票しないだろうし…」

律子「…」

あずさ「あとはプロデューサーさん次第、って事ですねぇ~」

P「おいおいマジか、どうしてこうなった…!」 


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:08:30.05 :8ESFeeSP0

春香「プロデューサーさん!!」ガタッ

美希「ハニー!!」ガタッ

春香「どっちにするんですか!!」バンッ

美希「どっちにするの!!」バンッ

P「(白目)」

亜美「せくしーなの?きゅーとなの?」

真美「どっちが好きなの~?」ウフーン

P「怒る気力も出ない…」

小鳥「さあさあさあ!!この勢いのまま要注目の第四回!!」

小鳥「行きまSHOW TIME!!!!」ピヨォーン!!

響「最近嫌な事でもあったのかピヨ子」 


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:09:19.49 :8ESFeeSP0

第四回投票結果

P → 春香 ○
春香 → P ○
美希 → P
律子 → P

千早・あずさ
響・貴音
やよい・伊織
亜美・真美
雪歩・真


美希「…」

春香「…」

律子「…」

P「…」

伊織「…決まったわね」 


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:10:24.62 :3bViBKo90
これは… 


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:10:27.90 :GrsFGW7u0
りっちゃん… 


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:10:46.49 :8ESFeeSP0

美希「はに、はにー…」

春香「あ、ま、待って!理由を聞こうよ!」

美希「はにぃ…」

P「…正直に言うと、『がっついてない方』を選んだ」

春香「のヮの」

美希「ええ!!?春香もすごくがっついてるよ!!」

春香「のヮの;」

美希「なんでミキだけ…」

P「いや、なんていうかな…。危険度というか…、美希だと本当に襲われそう」

伊織「冷静に何言ってんのコイツ」

美希「そんな事しないの!ミキは平和主義なの!」

P「まぁ、だから春香にしたんだが」イヨッシャァア(春香の声) 


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:12:06.50 :8ESFeeSP0

美希「ハニー…」

P「律子はなんで最後俺にしたんだ?」

律子「…」

律子「最後なんだから、誰を選んでもいいでしょう?」

P「まぁ、そうだけど」

律子「…プロデューサーには、そのままでいて欲しいですね」

P「?」

律子「そのままの意味ですよ。ふふ」

律子「さて…」

美希「(ビクッ)」 


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:12:54.41 :8ESFeeSP0

律子「美希?ライブが楽しみになってきたわね」

美希「なんでこうなるのー!!」

あずさ「まるで昭和の漫画のオチみたいねぇ。微笑ましいわ~」

亜美「あずさお姉ちゃん、昭和って…」

あずさ「あら、私とした事がうっかり~」

真美「なんだかんだ、いつも通りなカンジですな→」 


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:14:01.69 :8ESFeeSP0

春香「ぷっ、ぷろっ、プロデューしゃーしゃん!!!」

P「おっ、おう春香(そうだった)」

春香「ふつつつ、ふつつつか者ですが、よろしくお願いします!!!」

P「うん、一晩同じ部屋になるだけだから落ち着け」

春香「小鳥さん!!プロデューサーさんの投票用紙、残しておいてください!!」

小鳥「もうラミネート加工してあるわ」

P「仕事早!」

春香「みんな!!」

春香「ライブに向けて、レッスン頑張ろうね!!!」

一同「(お、おう、せやな)」


おわり 


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:15:06.40 :3wMleuJ5O
面白かった 


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:16:31.96 :8ESFeeSP0

最終部屋分け

P・春香
美希・律子
千早・あずさ
響・貴音
やよい・伊織
亜美・真美
雪歩・真


小鳥さんはお留守番のつもりだったんだけどそういえばライブの時は舞台袖にいるね。ごめんね小鳥さん 


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:17:33.03 :6yAo9HTT0
プロローグ乙
本編はよ 


75:続きあるけど春香無双:2012/12/29(土) 16:18:20.20 :8ESFeeSP0

真「そうそう、千早の『約束』!すっごい良かったよね!」

春香「ね!私、ちょっと泣いちゃって…エヘヘ。次の歌うたえるか心配だったもん」

千早「あ、ありがとう皆。素直に嬉しいわ」

響「いやー、それにしても伊織の危なっかしい繋ぎは横から見ててもハラハラしたぞ」

伊織「う、うっさいわね!二日目見てなさい!華麗なトークで繋ぐんだから!」

やよい「でも、とーっても楽しかったです!明日も頑張りましょー!」

一同「おー!」

あずさ「早くホテルでシャワーを浴びて、ゆっくりしたいわね~」

真「そうですね!ライブってどうしてあんなに汗かくんですかねぇ」

P「さて、そのビジネスホテルに着いたわけだが…」

貴音「西洋風の、何やら面妖な佇まい…」

やよい「お城みたいで素敵ですー!」 


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:19:35.54 :8ESFeeSP0

響「なぁ、こ、これってアレじゃないのか?」

真「や、やっぱり…?」

亜美真美「ラブホ!?」

春香「えっ!!?」

伊織「ちょ、ちょっとそんな単語大声で言わないでよ!」

P「そ、そんなはずは…」

P「…ここで合ってる」

一同「えーっ!!?」

P「ビジネスホテルじゃなかったのか…?」 


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:20:42.59 :8ESFeeSP0

P「焦ってたにしても滅茶苦茶すぎるだろ…!何やってんだ俺…」

真「そもそも、こんな人数で泊まれるような所なんですか?」

P「一応予約は通ったからな。どういう団体と思われてたんだか…」

あずさ「おじゃまします~」

P「ま、待ってくださいあずささん!今から他のホテル探しますから!」

律子「今からって…、十四人の大所帯がどこに飛び入りで泊まれるっていうんですか」

P「ぐ…、た、確かに…」

律子「とにかく、明日を成功させる事を考えると、ここに泊まるしか無いわ…。私も嫌だけど」

春香「プロデューサーさん!腹をくくりましょう!!腹を!!!」

P「春香はなんでテンション上がってんだ」 


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:22:03.38 :8ESFeeSP0

雪歩「ま、真ちゃん…」

真「ボクもなんだか怖いよ…」

千早「なんでもいいけれど、早く入りましょう。明日もある事だし」

P「よく分からん所で千早はハートが強いな…」

P「そういう訳だから、皆我慢してくれ」

一同「…はーい」ヴァイ!!(春香の声)

P「それじゃあ…」グイッ

P「?」

美希「…」 


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:23:28.85 :8ESFeeSP0

P「ん、美希か。どうした?」

美希「ミキ、こういうのニガテなの…」

P「そうなのか、意外だな」

美希「入りたくない…」ボソッ

P「入りたくないって言っても、明日も早いし」

美希「いやだ…」

P「いやだってお前…」

美希「やだぁっ…」ジワッ

P「お、おい、泣かないでくれ美希!」 


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:24:08.84 :8ESFeeSP0

亜美「あー!兄ちゃんミキミキ泣かしたー!」

真美「男子サイテー!!」

P「いやっ、ち、違うって!どうしたんだ美希、怖いのか?」

美希「…うん」グス

P「んー、気持ちは分かるというか、俺も嫌なんだけど…」

律子「…美希、大丈夫よ」ギュッ

美希「あ…」

美希「律子…」

律子「『さん』を」

律子「…今はいいわ」 


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:24:42.82 :8ESFeeSP0

小鳥「ピヨッ!?今、素晴らしい電波を受け取った気がするわ…!」 


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:27:00.86 :8ESFeeSP0

P「話の分かる店員さんで良かった…。奇跡だ」

律子「やよいなんて明らかに子どもですからね…」

やよい「『特別』って、なんだかお得感があっていいですよね!」

P「うん、まぁ、そうだな」

律子「そうね」

響「それにしても、中は思ったより普通なんだな!もっとなんか…変な感じだと思ってたぞ!」

真「お風呂も湯船が丸いの以外は普通だったね。さっぱりしたー」

亜美「みてみてー!パソコンもあるんだよ→!」

真美「むふふな動画もインターネッツで見放題ですな!」

P「おいお前ら、ドア開いてるんだからあんま騒ぐなよ」

亜美真美「ブ・ラジャー!!!」

P「うるせー!!」 


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:28:27.79 :8ESFeeSP0

律子「いくら変装してるとはいえ、目立つ形になっちゃいましたね…」

P「まぁ、多分大丈夫だろ…。もう疲れた…」

伊織「内装は結構いいセンスしてるんじゃない?ジャンバルジャンの部屋より小さいけど」

貴音「質実剛健…とでも言いましょうか。所謂しっくな作りですね」

雪歩「で、でも、これ…ベッドが」

P「うん…知ってた」

響「でかいのが一個しか無いんだよな」 


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:30:15.94 :8ESFeeSP0

P「ベッド一個って見た筈なんだけど、どうしてここを取ってしまったんだろうな…」

千早「私達は大丈夫なのだけど…」

春香「プロデューサーさん!あんまりくっついてこないでくださいね!!」フンス

P「これはソファー泊かな…。明日キツいなこりゃ」

春香「あのー、プロデューサーさん?」

P「よし、全員いるな。ミーティング始めるぞー」

律子「いきましょう」

P「とりあえず、全体の流れをもう一回確認して、今日の反省点を…」

律子「こら亜美、集中しなさい」

亜美「う、はーい…」

伊織「パソコンは後で触ればいいでしょ」

P「大丈夫かな、明日…」

… 


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:32:28.86 :8ESFeeSP0

P「…よし、そんな感じで!明日も頑張っていこう!」

一同「おー!」

美希「…ミキ、気分悪いの。もう寝るの」

P「おう、美希はよく頑張ったな。ゆっくり休め」

P「っていうか皆もう寝ろよ。イメトレも欠かさないように」

一同「はーい」 


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:33:22.33 :8ESFeeSP0

あずさ「おやすみなさ~い」

亜美「じゃあ後はお若いお二人で!」

律子「それじゃあお見合いでしょ」

真美「似たようなもんじゃないの?」

ガヤガヤ…

バタン

シーン…

P「…」

春香「…」 


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:35:10.89 :8ESFeeSP0

P「いや、全然似たようなもんじゃないからな。春香も寝るぞ」

春香「は、はい!」

P「?」

春香「…」

P「急に大人しくなったな」

春香「な、なんか、急に緊張しちゃって」

春香「はは…、なんでかな」

P「…」

P「今からでも遅くないけど、誰かの部屋に行くか?」

P「やよいと伊織の部屋だったらいけるだろ、あいつらちっこいし」

春香「そんな、別に、大丈夫です!今から押しかけるのも悪いし!」

春香「それに私、意識とかしてませんから!!」

P「お、おう、そうか」

春香「…」 


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:36:35.52 :8ESFeeSP0

春香「あ、えっと、プロデューサーさん、ベッドで寝ますか?私、ソファーでも寝れますよ」

P「ああ、いいよ別に。俺もソファーで寝られるタイプだから。春香はベッドで寝ろ」

春香「そんな、悪いですよ!風邪ひいちゃいますし!」

春香「私、プロデューサーさんがソファーで寝るなら、ベッドで寝たくないです!」

P「ええっ!?何その面倒な気持ち!?」

春香「…」

P「…」

春香「…」

P「…あー、分かった。じゃあ一緒にベッドで寝よう」

春香「…はっ?」 


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:37:57.52 :8ESFeeSP0

P「あんまりくっついてくるなよ」

春香「い、や、ダメですよ、そんなの!」

P「離れれば大丈夫だって。それより明日の体調だろ」

春香「離れるっていっても、一緒の布団なんて、そんな、眠れませんよぉ…」

P「さっきまでの威勢はなんだったんだ本当…」

P「じゃあどうすればいいんだよ」

春香「わ、分かりました!いっ一緒の、布団で寝ましょう!」

P「ん」

春香「その代わりプロデューサーさん、端っこ寄ってむこう向いててくださいよ」

P「分かった分かった」

春香「…じゃあ、電気消しますね」

P「んん」

春香「…」

P「…」 


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:38:28.01 :8ESFeeSP0

春香「プロデューサーさん」

P「何?」

春香「この布団、あったかいですね」

P「普通の布団だろこれ」

春香「…」

P「…」 


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:39:16.92 :8ESFeeSP0

春香「プロデューサーさん」

P「何?」

春香「…」

P「…なんだよ」

春香「私がプロデューサーさんに一番最初にした約束、覚えてくれてますか?」

P「『絶対お前をトップアイドルにしてみせる』」

春香「あ…やっぱり覚えててくれたんですね」

P「そんなもん、忘れるわけないだろ」 


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:39:53.37 :yQ+3do6/O
おそらくホテルの名前は「はまぐり」 


117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:40:11.29 :8ESFeeSP0

P「っていうか寝ろ寝ろもう」

春香「いつもありがとうございます、プロデューサーさん」

P「はいはい、どういたしまして」

春香「…ふふっ」

P「はよ寝ろって」

春香「はーい」

P「…」

春香「…」

シーン…

P「(…寝たかな?)」 


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:41:01.11 :8ESFeeSP0

P「(よいしょ…、と)」

P「(ああは言ったものの流石に添い寝はキツいし、ソファーに移動しよう…)」ソロリ

P「(さむ…風邪ひくかな。まぁ気の持ちようだな)」

P「(明日も頑張ろう…)」

P「(…)」 


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:42:34.99 :8ESFeeSP0

コンコン

「あれ?鍵があいてるの」

「不用心ね、何やってるのかしら本当…。もう時間よー、開けるわよー?」ガチャ

美希「ソファーに布団の塊があるの」

律子「何これ…?」

P「ん…重い…暖かい…ん?」

P「ん!?」ガバッ

春香「くー…」

P「んん!!?」

律子「何…やってんの…?」

P「えええ!!??」 


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:43:38.65 :8ESFeeSP0

美希「布団の中で…春香が…ハニーの上に…重なっていたの…」

春香「すー…」

P「おいっ、おい春香!!春香、おい!!」

美希「とんでもないものを見てしまったの」

律子「1、1、0、っと…」

P「待って、待って!俺も全然分かってないこの状況!!」

響「うー、なんねなんねあさんなーらんからかしまし~ってえええー!!?」

貴音「こ、これは…面妖な…」

やよい「な、なんかすごい事になってます…。プロレスごっこ?」

伊織「見ちゃだめよやよい!」

あずさ「あら~、元気なのは良い事ね~」

千早「春香…」 


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:44:28.65 :8ESFeeSP0

春香「ん…ん?おはようみんな…あれ?どうしたの?」

真「春香、下、下!」

春香「下?」

春香「下には、そりゃあプロデューサーさんが…」

春香「って、えええええええ!!!!???」 


122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:45:08.03 :8ESFeeSP0

雪歩「は、春香ちゃん無自覚だったの!?」

春香「え、えっと、あれ??確か昨日、結局ベッドで背中向けて寝て…」

春香「気付いたらプロデューサーさんがソファーで寒そうに寝てたから布団を…」

亜美「そしてそのまま布団ごとダイブ!と」

真美「なるほど~、はるるんはダイタンですなぁ→」

春香「寝ぼけてたからあんまり覚えてないけど、そういえばそうしたような気も…」

P「うつ伏せで寝るタイプで本当に良かった…」

春香「やだ、ごごご、ごめんなさいプロデューサーさん!!!」 


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:46:43.70 :8ESFeeSP0

亜美「はるるん耳真っ赤じゃん!」

春香「えっ?えっ嘘っ」

美希「春香!!ダメだよそんなの、ずるいずるい!!」

春香「ええーっ!?ご、ごめん美希!?」

真美「はるるんもミキミキも、兄ちゃんにゾッコンですな→!」

春香「そ、そんな事…」

P「っていうか、早くどいてくれ…。重い…」

春香「え?重…?」

P「えっ?」 


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:48:32.87 :8ESFeeSP0

春香「…」

P「あっ、あの、思案するの方の思いがですね」

春香「プロデューサーさんの…バカ!!」バシィィン

P「背中張り手ギエェ!!」ギエエ

あずさ「あらあら~」

律子「プロデューサーってどうしてこういうシーンで致命的にヘタこくのかしら…」

真「もはやそういう星の下に生まれたって感じもするよね」

やよい「痛そうですけど、今のは仕方ないです」

伊織「そうね」

響「さて、なんか色々あったけど、今日のライブも張り切っていくぞー」

一同「おー!」

春香「おー…」シクシク

P「お、おぉ…」ヒリヒリ



おわり 


128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:50:03.05 :jVVUQ8b80

エピローグはよ 


131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:50:55.47 :5a6LbICX0
他の部屋でも色々あったはずだろ! 


134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 16:53:14.35 :8ESFeeSP0

他の部屋の様子を書く…なるほど、そういうのもあるのか 


148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 17:39:19.08 :8ESFeeSP0

~やよいおり部屋~(ミーティング後)

伊織「はー、疲れた」

やよい「お疲れ、伊織ちゃん」

伊織「やよいもね。いっつも曲の最後の方、声上ずってるじゃない」

やよい「えへへ、元気いっぱい歌おうって思ったら、ああなっちゃうんだよね」

伊織「まぁそれがやよいの良い所だと私は思ってるけど」

やよい「ありがとう伊織ちゃん!なんだか元気出てきたかも!」

伊織「今は寝なさいよ…」 


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 17:40:49.85 :8ESFeeSP0

やよい「…お見合いってこんな大きなベッド使うのかなぁ」

伊織「そんなくだりあったわね…。使う訳ないでしょ。お見合いを何だと思ってるのよ」

やよい「うーん、あらためて言われると分かんないかも…」

やよい「でも、このベッドよりは伊織ちゃんの家のベッドの方が大きいよね」

伊織「そうね。レースも付いてないし…まぁ、流石にそれが普通とは思わないけど」

やよい「これぐらい大きなベッドが一個あったら、かすみと長介と浩太郎と、あと浩司まで寝れちゃうよ」

やよい「お布団いらなくなっちゃうなー」

伊織「窮屈すぎるでしょ、それは…」

やよい「そうかな?四人でちょうどいいかなって思うんだけど…」 


151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 17:42:38.72 :8ESFeeSP0

伊織「あ、これ」

やよい「どうしたの?」

伊織「修学旅行で夜中まで喋ってて、次の日寝不足になるパターンだわ…」

やよい「あっ、本当だ!早く寝ないと!」

伊織「明日も朝早いし、そろそろ寝ましょ」

やよい「そうだね!おやすみ伊織ちゃん!」

伊織「おやすみ、やよい」

伊織「(…)」

伊織「(あ…近い)」

伊織「(暖かい…)」

伊織「(二人で寝ると、思ったより近いわね…)」

やよい「んー」

伊織「(!?抱きつかれたっ!?)」 


153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 17:43:56.09 :8ESFeeSP0

伊織「ちょ、ちょっとやよい…」

やよい「…」

伊織「(もう寝てる…?)」

伊織「(よっぽど疲れてたのね)」

伊織「(それにしてもすごい寝相ね…)」

やよい「んふふ、ステーキまって…」

伊織「(どんな夢見てるのよ…)」

伊織「(でも…)」

伊織「(もうちょっとこのままで…)」

やよい「やきにく…」



おわり 


154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 17:45:23.14 :8/gRF2LF0
いいよいいよー 


164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:07:41.98 :8ESFeeSP0

~亜美真美部屋~(ミーティング前)

亜美「こちら亜美隊員、こちら亜美隊員」

真美「こちら真美隊員、戦況はどうだ」

亜美「ラブホに侵入成功、今から自販機を探す」

律子「外が騒がしいと思ったら、ドア挟んで何やってんのあんたら…」

亜美「あっ、りっちゃん」

真美「今からオトナの自販機を探すところだよ→」

亜美「オトナのたしなみだよ、りっちゃん!」

律子「ちょっと、やめなさい!あんたら中学生でしょうが!」 


165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:08:29.44 :8ESFeeSP0

亜美「ぶー、亜美達もう子どもじゃないもん!」

真美「そうだよ、中学生なんてもう大人っしょ!」

律子「はぁ…。そうでなくてもアイドルなんだから、うろうろしてちゃダメなの」

真美「だって、部屋の中に自販機置いてないんだもん」

亜美「こういうのって、外に出なくていいように部屋に置いてあったりするんじゃないの!?」

律子「私にキレられても困るわよ!とにかく、部屋でおとなしくしてなさい」

亜美真美「はーい…」

律子「シャワー浴びたら、プロデューサーの部屋でミーティングだからねー」

亜美「知ってるけどっ!」 


166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:09:13.63 :8ESFeeSP0

真美「ねぇ亜美、こうなったら室内探検しようよ!なんか見つかるかもしんないよ!」

亜美「それはいい考えだね真美君!」

真美「まずは備えつけパソコンのインターネットの履歴をチェック!」

亜美「…」

真美「…」

亜美「…履歴なんにもないね」

真美「毎回消してるのかな?」

真美「仕方ない、それじゃあ次はお風呂場チェック!」

亜美「…」

真美「…」

亜美「…普通だね」

真美「ちょっと広いぐらいだね」

真美「いや!何かあるはずだよ!何か、真美達にとってシゲキ的な何かが!」 


167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:09:55.18 :8ESFeeSP0

亜美「ねぇ真美、やっぱりロビー行こうよ」

真美「やっぱり亜美もそう思ってた?」

亜美「りっちゃんはああ言ってたけど、ちゃんと変装すれば大丈夫っしょ!」

真美「真美達の変装術さえあれば!」

亜美「金銀財宝もいただきっしょ!!」

ガチャッ

律子「全部聞こえてるわよ」

亜美真美「ふえぇ」



おわり 


169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:23:39.84 :8/gRF2LF0
でもドギツイ物が出てきたら怯みそうなのが亜美真美w 


174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:50:45.75 :8ESFeeSP0

~ひびたか部屋~(ミーティング後)

貴音「しかし、面妖な外装とは打って変わり、この内装の落ち着いている事…」

響「そうだよなー。自分もびっくりしたぞ。ラ…」

響「こういうホテルって、初めて入ったからな」

貴音「そうなのですか」

響「うん。まぁ、思ったより大した事無いって感じだな!」

貴音「響は、こういった事に興味は無いのですか?」

響「…うぇっ!?な、何言ってるんだ貴音!?」 


175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:52:01.77 :8ESFeeSP0

貴音「年頃の娘が気易く入れるような場所では無いと思うのですが…」

響「じ自分は…そんな…、こういうのって、よく分かんないし…」

貴音「ふふ、冗談です」

響「た、貴音ぇ…」

貴音「強がる響を見ていると、偶に苛めてみたくなるのです」

響「たまに思うけど、貴音ってどSだよな…」

貴音「ふふっ、真、光栄です」 


176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:52:37.24 :8ESFeeSP0

響「じゃ、電気消すぞー」

貴音「はい」

響「…」

貴音「…」

響「あれ、貴音、体温低いんだな」

貴音「響の体温が高すぎるだけだと思うのですが…」

響「…」

貴音「…」

響「…一回目の投票の時にさ」

貴音「?」 


178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:53:32.80 :8ESFeeSP0

響「自分、やよいに投票したんだけど」

貴音「そうでしたね」

響「あの時、貴音が誰かとペア成立したら嫌だなって、心のどこかで思ってたんだ」

貴音「…」

響「あ、なんていうか、その」

響「二回目も投票してくれてありがとうな、貴音!」

貴音「いえ…」

響「うわっ、何!?むふっ」

響「(やわらか…抱きしめられてる…?)」 


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:56:10.69 :8ESFeeSP0

貴音「一度目の投票の時は…」

貴音「少し寂しかった、と言わせて戴きます」

響「むぐ、ご、ごめんな貴音」

貴音「いえ、いいのです。こうして今、一緒に寝ていられるのですから…」

響「…」

貴音「では、おやすみ。響」

響「えっ!?そ、その前に離してほしいぞ…」

貴音「ふふ、お返しです」

響「うう…やっぱり怒ってる…」

響「(…でもまぁ、いいか)」



おわり 


183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 18:57:49.76 :z2GJ2sK00
ナイスひびたか 


190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:15:38.38 :8ESFeeSP0

~ゆきまこ部屋~(ミーティング前)

真「中は意外と普通なんだね」

雪歩「確かに、思ったよりは…普通のホテルっぽいかも」

真「じゃあボク、先にシャワー浴びてくるね」

雪歩「えっ!?」

真「えっ?」

雪歩「あっ!?なんでもないよ!行ってらっしゃい、真ちゃん!」

真「あっ!!ごめん雪歩!!」

真「『先にお風呂入ってくるね』って言った方が良かったかな…」

真「何せ、場所が場所だもんね…。ごめんね」 


192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:17:55.88 :8ESFeeSP0

雪歩「ううん、いいよ!全然いいよ!むしろもう一回言ってほしいぐらい!」

真「ゆ、雪歩?」

雪歩「ひゃあうっ!?な、なんでもない!!行ってらっしゃい真ちゃん!!」

真「う、うん、行ってくるよ」

真「今日はいつにも増してすごいテンションだなぁ、雪歩…」

真「でも、『先にシャワー浴びてくるぜ』なんて言われてみたいなぁ…」

雪歩「…」 


193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:18:51.11 :8ESFeeSP0

雪歩「あっ!真ちゃん!お疲れ様です!!」

真「お疲れ様って、お風呂入ってきただけだよ雪歩…」

真「っていうか、なんで写メってるの?」

雪歩「だって、お風呂上がりなんてなかなか見られないし…」

真「はは…」

雪歩「あの、ま、真ちゃん」

真「?」

雪歩「(あ、あー、オホン)」

真「??」

雪歩「先にシャワー浴びてくるぜ」

真「え??」 


194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:19:31.98 :8ESFeeSP0

雪歩「ああっ!そうか、もう真ちゃんはシャワー浴びちゃってるから」

雪歩「先じゃなくて、後だった…!」

真「そ、そういう問題じゃないと思うな…」

雪歩「こんなダメダメな私は…」

真「あっ!待って雪歩!!」

雪歩「穴掘って埋まってますぅーっ!!!」

真「わーっ!!ホテルの床に穴開けちゃダメーッ!!」



おわり 


196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:21:10.55 :F93cV3kQ0
雪歩ワロタwww 


208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:49:23.68 :8ESFeeSP0

~ちはあず部屋~(ミーティング前)

千早「ふぅ…」

あずさ「疲れたわね~」

千早「荷物も重いのよね…」

あずさ「千早ちゃん、私、先にお風呂に入ってもいいかしら?」

千早「はい、いいですよ」

あずさ「ありがとう、千早ちゃん。じゃ、失礼して…」

千早「あ、あずささん!風呂場に更衣室があるでしょう!」 


209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:50:23.50 :8ESFeeSP0

あずさ「あら~、女の子しかいないし、いいかなぁと思ったんだけれど…」

千早「アメリカンな発想ですね…」

千早「(…アメリカンな発想?発想がアメリカンって…くくっ…)」

あずさ「千早ちゃん?」

千早「あっ、なんでもないです」

あずさ「それじゃ、お邪魔しまーす」

千早「(アメリカン…)」 


210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:51:10.01 :8ESFeeSP0

千早「(発想がアメリカン…ぷっ…)」

あずさ「お待たせ~」

千早「あっ、あずささん早かったんですね」

千早「…って、バスタオル一枚ですか!?」

あずさ「お風呂上がりはバスローブって決めているんだけど~」

あずさ「忘れちゃったから、これでいいかなって。うふふ」

千早「い、いいんですけれど…」

千早「(くっ…!アメリカンサイズ…!)」

千早「(ジャパニーズサイズ…)」 


211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 19:51:54.33 :8ESFeeSP0

千早「(ジャパニーズサイズ…ぷぷっ)」

千早「自虐ネタをしている場合ではないわ」

あずさ「自虐ネタ?」

千早「私もお風呂に入ってきますね、あずささん」

あずさ「いってらっしゃーい」

ガララッ バタン

千早「…頑張ろう、私」



おわり 


214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 20:11:22.00 :x6jVp1/O0
アメリカンwwwwwwww 


217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 20:18:46.92 :8ESFeeSP0

~みきりつ部屋~(ミーティング後)

美希「…」

律子「大丈夫?美希」

美希「大丈夫なの…」

律子「…」

美希「…」

律子「ま、寝たら気分も丸ごと回復するわ」

律子「こういう日はちゃっちゃと寝るに限るのよ」

美希「律子も…律子さんも、落ち込む時ってあるの?」

律子「そんなの全然あるわよー」

律子「この前だって、収録の時、お気に入りの髪留めを楽屋に置いてたのよね…」

… 


218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 20:20:00.58 :8ESFeeSP0

美希「ふぅん、律子…さんも大変なの」

律子「大変よ。美希も忙しい時期で大変だと思うけど」

律子「皆も頑張ってるって事よね」

律子「あれ?何の話だったかしら」

美希「ううん、もう大丈夫なの」

律子「あら、そう」

美希「ありがとう律子」

律子「…」

美希「…さん」

律子「よろしい!じゃ、寝ましょうか」 


219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 20:20:51.10 :8ESFeeSP0

律子「…」

美希「…」ガサ

律子「…やっぱり、気になる?」

美希「…」

美希「春香は度胸が無いから大丈夫なの」

律子「ふーん、そう思う?」

美希「ミキはいつだってハニーに飛び付くけど、春香が飛び付いてるのは見た事無いの」

律子「でもプロデューサーは春香に投票したんでしょ?」

美希「…あれは、ミキががっついてたからなの」

律子「分かんないわよ?春香に度胸が無くたって、あれがもしプロデューサーの本心だとしたら」

美希「…」 


220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 20:21:27.32 :8ESFeeSP0

美希「律子さんはいじわるなの」

律子「あはは、ごめんごめん」

律子「…本心だとしたら、ね」

律子「何言ってんだろう私」

美希「…」

律子「ま、あのプロデューサーの事だから」

律子「春香をベッドに寝かせて、自分はソファーででも寝てるんじゃないかしら?」

美希「でも布団は一個しかないよ?」

律子「それは春香が使うんじゃない?」

美希「そっかぁ…。ハニーにお布団、かけてもらいたいなぁ…」

律子「そうね…」

美希「えっ?」

律子「へっ?」 


221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 20:22:14.37 :8ESFeeSP0

律子「寝るわよ、美希」

美希「今、同意したよね?」

律子「寝るわよ」

美希「律子さん今」

律子「おやすみ!美希、おやすみ!」

美希「おやすみなの…」

律子「…」

美希「…律子さん今」

律子「おやすみっ!」バシッ

美希「痛いの」



おわり 


222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/29(土) 20:24:03.16 :8ESFeeSP0

これで本当におしまい

お疲れさまでした 


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356763010