1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:18:53.18 :Gnbh0ii70
響「自分臭くないぞ!無臭なんだぞ!!」
春香「う、うん!響は臭くないよ!」
真「そうだよ!今度響のこと臭いって言った奴は僕がこらしめてやる!!」
響「うう・・・みんなぁ・・・ありがとう」
春香(でもそこまで気にならないんだけど汗とかかいちゃうとちょっと・・・)
真(あんなに動物を飼っていたらまぁ仕方ないんだけど・・・)
響(春香の目が両方とも右上を向いてる・・・やっぱり臭くないのはウソなんだ)
響(やっぱり自分臭いんだぞ・・・獣みたいな臭いがするんだ・・・)
ハム蔵「ぢゅぢゅ」
響「違うぞハム蔵、自分たちは家族なんだ!自分はみんなのこと疎ましくなんか思ってないぞ!」
響「でもやっぱり皆に臭いで迷惑かけられないぞ・・・」
響「よし!思い切って誰かに相談してみるさー!!」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:19:36.80 :LypU61Yb0
まったく許せん奴らだ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:25:02.10 :Gnbh0ii70
響「・・・というわけなんだ貴音」
貴音「成る程、大体わかりました」
響「なぁ貴音ぇ・・・どうしたら皆にいい匂いだって言ってもらえるかなぁ・・・」
貴音「そうですね、体臭の原因としてまず第一に食生活の乱れが挙げられます。心当たりはありませんか?」
響「うぅ・・・一人暮らしだから気がつけば肉ばっか食べてるぞ・・・焼くだけだからな!」
貴音「それは正さなければなしませんね。次に悪臭のする環境に長く居ると臭いが体に移ることも挙げられます」
響「じ、自分の家はいtもピカピカだぞ!動物の毛が抜け落ちるから小まめに掃除してるんさー!」
貴音「それは重畳です・・・では後は・・・やはりお風呂でしょうか」
響「うぅ」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:29:51.66 :Gnbh0ii70
貴音「どうしたのですか響?」
響「自分完璧だけど・・・ちょっとお風呂は苦手なんだ・・・」
貴音「それはいけません。お風呂は命の洗濯なのですよ」
響「でもでもあの泡のでる石でわしゃわしゃーってやられるのはあまりいい気分じゃないんだぞ・・・」
貴音「それは困りましたね・・・体を洗うのが苦手となると・・・薬湯を試すほかないですね」
響「やくゆ?」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:36:50.10 :Gnbh0ii70
貴音「ええ、古くから伝わる漢方などの薬用植物を湯船に浮かべた物です。これにじっくりと浸かる疲れも汚れも落とせると思いますよ」
響「おおー浸かるだけでいいんだな!!早速家でやってみるぞ!!」
貴音「ええ。ですが響に合った薬湯というのはなかなか難しくて一般ではあまりできないのです」
響「そんなぁー・・・なんとかならないのか?貴音ぇ・・・」
貴音「大丈夫ですよ。こんなこともあろうかと必要な物は全て集めお湯を沸かしておきました。さぁお風呂場はこちらですよ」
響「本当か貴音!?わーいありがとー」
貴音「ふふふ、礼には及びませんよ」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:44:03.19 :Gnbh0ii70
響「わー貴音ん家の風呂って大きいんだなー」
貴音「ええ、響のために新調しましたから」
響「ほんと貴音には感謝しきれないぞ。・・・じゃあ早速」
ちゃぷん
響「あ"~生き返るぞ~」
貴音「ちゃんと肩まで浸かるのですよ。匂いを付けるために時々湯船に潜るのも良いかもしれません」
響「泳いでいいのか!!へへへなんだか沖縄を思い出すなー」スイー
響「・・・ん?でも貴音ーこのかんぽーなんかニンジンとかタマネギみたいなの入ってるけど大丈夫なのかー?」
貴音「え、ええそれはあまぞんの秘境に生えるという幻のごぉるでんぴくぴくにんじんというもので大変貴重なものなのですよ」
響「へー」ぶくぶく
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:48:27.80 :Gnbh0ii70
響「・・・なぁ貴音、そろそろ出ていいか?なんかすっごく熱いぞ・・・」
貴音「いいえ、まだまだです。それにこのくらいの温度が一番汚れが落ちるのですよ」
響「うーんでもなんかのぼせてきたぞ・・・」
貴音「そうですか?・・・なら後100数えたなら出てきてもよいかと」
響「わかったぞー・・・いーち、にーい」
貴音「・・・予定ではもう少し入ってもらう予定でしたが・・・いたしかたありませんね」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 12:51:49.10 :Gnbh0ii70
響「あがったさー!!」
貴音「よくがんばりましたね、響。さぁこの牛乳をおあがりなさい」
響「おっサンキュー・・・んごく・・・んごく・・・ぷっふぁーたまらんぜよ!!」
貴音「ほらほら響。ちゃんと体を拭かないと風邪をひきますよ」ゴシゴシ
響「・・・ん、すまんな貴音」ふわっ
貴音「・・・うっ・・・はぁん///」
響「ど、どうしたんだ貴音!?」
貴音「申し訳ありません。ただ・・・その・・・響からとても良い匂いがしたもので///」
響「やったぜ。」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 13:00:10.68 :mJC0WXSk0
ゲットだぜ
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 13:01:11.51 :Gnbh0ii70
貴音「私もまさかこれ程までとは思いませんでした」
響「おう!お風呂からあがったとたんハム蔵も元気一杯なんだ!!これからはちゃんとお風呂に入るよ」
ハム蔵「ぢゅぢゅぢゅ///」カクカクカクカクカクカクカクカク
貴音「それは良いことです。ただ残念なことにこの効果はあまり長続きはいたしません。もって一週間というところでしょうか・・・」
響「えぇ・・・じゃあ」
貴音「もちろん、いつでも用意しておきますよ」
響「た、貴音ぁ~ありがとぉ~」ダキッ
貴音「ふふふ、響。本当に良い香りですよ/// 」ハァハァ
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 13:08:56.56 :Gnbh0ii70
響「いい匂いになったとたん。自分を取り巻く環境は激変したさ」
響「野生児系アイドルとして売り出されていた自分は爽やか系アイドルへと転進。これが功を奏し見事トップアイドルにまで上り詰めたんだ」
響「もちろん辛い事もあったさ。まずプロデューサーが自分の魅力に耐えられなくなって襲い掛かってきたんだ!」
響「でもそこは自分ちゃんとお話してプロデューサーを説得したんだ。プロデューサーはクビになっちゃったけど」
冬馬「我那覇さん、明日のスケジュールなのですが」
響「こいつが自分のマネージャーになって働いてくれてるからなんくるないさー!」
響「それともう一つ・・・貴音がアイドル引退しちゃったんだぞ・・・」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/22(木) 13:13:21.08 :Gnbh0ii70
響「貴音はあの日の翌日急に」
貴音「夢を追います」
響「と言って事務所を辞めちゃったんだ・・・けど、事務所のすぐ傍でラーメン屋を始めたんだ!!」
響「それがすっごく美味しいって評判でなんでもスープが他とは全然違うらしいんだ!・・・でも自分には食べさせてくれないんだ・・・」
響「でもそれってきっと自分を思ってのことなんだな!よーしもっともーっとがんばるぞー!!」
貴音「ふぅ・・・やはり響はよいダシが出ますが・・・そろそろ新しいらぁめんを開発せねばなりませんね」
貴音「次は・・・やよいのダシを取ってみましょうか・・・ふふふ」
おわり
元スレ
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