■奈緒と杏と炬燵
奈緒「寒いなァ」 杏「寒いねー」
奈緒「寒いなァ」 杏「動きたくない」
奈緒「寒いなァ」 杏「しばれるねー」
奈緒「寒いなァ」 杏「あけおめー」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 20:58:42.14 :AYEBxwhM0

奈緒「おはよっす、寒いなァ……本当こたつあるのは助かるな」

杏「おー奈緒おっすおっす、こたつの主こと私を崇めてもいいぞ」ヌクヌク

奈緒「アホか。にしてもどうした杏、今日もドタキャンか?」モゾモゾ

杏「うんにゃ、今日はオフ。ただ部屋をバルサン中なんだよね」

奈緒「また全然杏っぽくない理由だな? それもこんな日に」

杏「……北海道にはあんなのいなかったんだよ」

奈緒「おいやめろ」

杏「先月食べたポテチの袋からね、こう黒いのがささっと」

奈緒「完全に自業自得じゃねえか! 捨てろ!」 


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 20:59:31.35 :AYEBxwhM0

奈緒「つーか……その経験を踏まえた上で、よくこの惨状を放置出来るな」

奈緒「相変わらずのビール缶にワインボトル、一升瓶……無茶な飲み方するな大人組……」

杏「私は奈緒がやってくれると信じてたからなっ、だって私たち仲間だもんげ!」

奈緒「ズボラ仲間になった覚えはないぞ……うわ、また中身入ったまんまじゃねえか」ガチャガチャ

杏「それはそれこれはこれ、ってココリコ田中が言ってた」

奈緒「事務所で一番熱血とは程遠い杏がなぁ……」

杏「まぁいいじゃん、島本先生も『心に棚をつくれ!』って言ってるし」

奈緒「お前『あえて……寝るっ!!』ばっかりじゃねえかよ」

杏「てへっ」 


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:02:35.30 :AYEBxwhM0

奈緒「ケーキくらい買ってこようと思ったんだけど、今日行って買えるほど甘くねェなー」

杏「うわぁ、人混みとか超めんどくさそう」

奈緒「杏なら見ただけで帰るって言い出すレベルだった」

杏「うへぇ」

奈緒「まぁあれだ、あたしらはみかんでいいや」ムキムキ

杏「こんなこともあろうかと」

杏「かな子お手製ケ~キ~(大山ボイス)」

奈緒「この場合『こんなこともあろうかと』言う資格があるのはかな子だけだからな」 


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:04:17.28 :AYEBxwhM0

奈緒「そういやこないだ、プロデューサーとの打ち合わせでさ」モグモグ

杏「うん?」モグモグ

奈緒「あたしもいずれは、CDデビューの可能性も無くはないって事で」

杏「……何とも言いがたい段階だね」

奈緒「くっ……いやまぁ、それで今のうちに曲のイメージだけでもって話になったんだよ」

杏「あー、私の時にはもうだいたい曲出来てたからなぁ」

奈緒「さすが売れっ子は違うなちっくしょう!」

杏「いや、これはこれで私の意見する余地なかったからね? まぁめんどいからしないけど」

奈緒「そういうのもあるのか……じゃあ、カエダーマ大作戦も最初からか?」

杏「あれは途中のテイクで手抜いたらなぜか採用された」

奈緒「お前、本当自由だなぁ……」 


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:08:14.07 :AYEBxwhM0

奈緒「……んで、話を戻してだな」

杏「奈緒がCD出すとしたら、の曲のイメージだよね」

奈緒「あたし自身は、『目が合う瞬間』とか凜の『Never say never』みたいな感じかなーと思ってたんだけど」

杏「んー……なんとなくは浮かぶけど、奈緒って割とどんなんでも行けそうな感じはするよね」

奈緒「それはそれで、アイドルとして複雑なもんはあるな」

杏「いや、キャラが立ってないって言ってるわけじゃなくて」

奈緒「そこじゃないのか、よかった」

杏「ただ、相反するイメージがあるんだよね。ツンデレだけに」

奈緒「だからツンデレ言うなぁ!」/// 


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:11:58.41 :AYEBxwhM0

奈緒「まぁそれでだ、プロデューサーが出してきたイメージのサンプルがだな……」

杏「ほうほう」

奈緒「……『ラ♥ブ♥リ♥』に『ふるふるフューチャー』、それときらりの『ましゅまろ☆キッス』もあったな」

杏「……やるなPめ、そう来たか」

奈緒「そう来たってなんだよどう言う事だよこれ」

杏「わからぬか奈緒よ」

奈緒「その口調もどう言う事だ」

杏「私なら、奈緒のきゅんパイア……って言うか『はぁぁぁん♥』が聞きたいかな」

奈緒「きゅんパイアなら、ハロウィンでやった裕美か柚じゃないか? 真奈美さんはともかく」

杏「ちっちっちっ」

奈緒「YES, I AM!」

杏「だまれアヴドゥル」 


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:15:07.32 :AYEBxwhM0

杏「その真意は『可愛すぎる歌を歌わせて恥じらう奈緒が見たい』って事だよ」

奈緒「な、なんだってー!!」

奈緒「……いや、さすがにないだろそりゃ。あれでも意外とちゃんとPしてるんだぞ?」

杏「一流のPだからこそ、奈緒の一番輝く姿がわかるんだよ」

奈緒「……あたしは恥じらってる時が一番輝いてるのか……」ズーン

杏「そら(恥じらい乙女なんだから)そう(当たり前)よ」

ちひろ「まさにその通り」

奈緒「お前らちょっとはフォローしろぉぉ!」

杏「めんどい」

奈緒「そうだよ杏はこういうやつだよ」

ちひろ「今ならフォローにフリートレードチケットが付いてお得よ?」

奈緒「払いませんよ」 


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:19:15.07 :AYEBxwhM0

杏「まぁその意味じゃきゅんパイアは、さっき奈緒が言った中ならむしろ真奈美さん向きかもね」

奈緒「確かに恥じらう真奈美さんは正直すげェ見てみたいけど、ただなぁ……」

杏「うん?」

奈緒「あの人ノリノリでパーフェクトな『はぁぁぁん』しそうだぞ」

杏「うわ否定できない」

奈緒「そうなると……柚もノリノリでやりそうだし、やっぱ裕美になるのかな」

杏「そうなるかなー」

奈緒「あの眼で頬染めて『はぁぁぁん』されたら、あたしでも辛抱たまらんかもなぁ」

杏「これはわかるわと言わざるを得ない」 


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:23:12.01 :AYEBxwhM0

杏「なんかすっかり他人事みたいな話になってるけど」

奈緒「……他人事じゃあねえんだよなァこれ……」

杏「まぁ私には実際他人事だけどね」

奈緒「お前はつくづく相談しがいが無いな……」

杏「よりによって私に相談をしようと思う方が間違いなのだっ」

奈緒「自分でそこまで言い切れるって本当すげェな杏」

杏「ふふんっ」ドヤァッ

奈緒「褒めてねェからな」 


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:27:11.10 :AYEBxwhM0

杏「まぁでも、私は本当に奈緒には売れて欲しいと思ってるんだよ?」

奈緒「うそだろ承太郎!」

杏「ああマヌケは見つかっt……いやウソじゃなくてね」

奈緒「マジでか……すまん杏、ちょっと見直した」

杏「奈緒にガンガン活躍してもらって、私をバーターでひな壇に呼んでもらって空気になりたい」

奈緒「……お前は本当になんつーか……もしその時が来たらガンガン振るぞ?」

杏「なんてことを。この鬼! 悪魔! ち……ち、ちくしょう!」

奈緒「……ギリギリセーフだな」

ちひろ「呼んだかしら?」

杏奈緒「「呼んでないです!」」 


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:30:36.77 :AYEBxwhM0

奈緒「しかし、いよいよ今年も終わりだなァ……」

杏「17年生きてきて一番忙しい一年だったよ」

奈緒「そりゃまぁ杏はそうだろうな、色んな意味で」

杏「年末と言えば、奈緒はアレ行かないの? 戦場に」

奈緒「あー、アレかー……そういやこないだまで比奈が死にかけてたっけな」

由里子「うどんの国からやってきた、ちょっと腐った女の子!」ズバァーン

由里子「大西由里子、参上! だっじぇ!」

奈緒「腐ってやがる」

杏「早すぎたんだね」

由里子「結論早いよ!?」 


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:35:15.25 :AYEBxwhM0

奈緒「冗談冗談、おつかれさん由里子さん」

杏「おっつおっつユリユリ」

由里子「堅っ苦しいのは抜きでいいんだじぇ?」

奈緒「そうか? んじゃま、遠慮なく」

由里子「しかし奈緒坊はサンタ仕事の後として、あんこはどした?」

奈緒「サンタ確定かよ、合ってるけど……杏は部屋バルサン中だとさ」

杏「みかん食うかい?」スッ

由里子「いただくじぇー」ムキムキ 


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:38:39.21 :AYEBxwhM0

由里子「ふぃーちかれた。ここ最近ちっちゃい仕事だけど出ずっぱりで、やっと休憩だよ」

奈緒「がんばるなぁ」

杏「おっつおっつ」

由里子「ぶっちゃけお盆かこの時期にしかワンチャンなさそうだしね!」

杏(あぁ……)

奈緒(あぁ……)

由里子「あっさり納得されるのも複雑だじぇ……」

奈緒「あ、いやほら、そっち系のまさに時期限定なコラムとかだろ?」

由里子「確かにその通りなんだけど」 


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:42:35.92 :AYEBxwhM0

由里子「まぁ今稼ぐだけ稼いでおかないとね! 軍資金はいくらあっても多すぎる事はないし!」

奈緒「ギャラ全ツッパとか漢気あふれすぎだろ」

杏「腐女子なのに漢気とか」

由里子「だからこそ買うのは男同s」

奈緒「おっと言わせねェぞ」

杏「私はそれ系よくわかんないなー、見ても社会的にめんどくさそうとか思っちゃう」

奈緒「杏らしいけど、思いのほか真っ当な理由でびっくりした」

由里子「あんこわかってないなー。だからこそ興奮するんだじぇ、うへへ」ジュルリ

奈緒「ダメだこいつ早くなんとかしないと」 


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:47:23.34 :AYEBxwhM0

杏「正直、あの中歩くとか想像もしたくないよ」

奈緒「てか、アイドルの身であの戦場行く気かあんた」

由里子「行かいでか! むしろ奈緒坊は行かねーんかい?」

奈緒「同人方面は比奈から話聞く程度でさっぱりなー……あたし多分にわか言われるレベルだし」

由里子「今一番スパロボ参戦して欲しいアニメは?」

奈緒「ゼーガペイン」

杏「大丈夫、そこに未参戦即答出来るだけで一般的には十分にわかじゃない」

由里子「うむうむ」

奈緒「マジか……ハードル低いな一般的……」

杏「私はゼノグr」

奈緒「言わせはせんぞォォ!」 


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:51:20.04 :AYEBxwhM0

奈緒「いやマジで、身バレしたら色々まずいんじゃないか?」

杏「比奈みたく描き手側じゃないから、まだよさそうではあるけどね」

奈緒「あたしも興味ないわけじゃあないんだけど、アイドルとしてはなァ……」

由里子「大丈夫大丈夫、あたしもう公言してるし成人だし怖いもんなしだじぇ」

杏「それはそれでどうなんだろう」

奈緒「杏が言うか」

由里子「それにどうせみんな獲物と最後尾札しか見てないからね!」

奈緒「なるほど、それもそうか」

杏「あかん奈緒が丸め込まれようとしてる」 


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:55:42.89 :AYEBxwhM0

\モウヒトシゴト イッテクルジェー/


奈緒「あそこならベタな変装しても目立たないんじゃないかコスプレだらけだし」

杏「おーい奈緒帰ってこーい」ペチペチ

奈緒「……はっ!?」

杏「おかえり」

奈緒「……た、ただいま」

杏「……で、行く気なの?」

奈緒「……な、なんの事だかわからねェな?」 


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 21:59:45.88 :AYEBxwhM0

奈緒「ところで、加蓮が最近ガンプラ作りにハマってな」

杏「意外! それはガンプラッ!」

奈緒「あたしもびっくりしたんだけどさ」

杏「全然イメージないよね」

奈緒「なんでも『ネイルの技術向上に役立つ』ってどっかで聞いてきたらしい」

杏「あー」

奈緒「まァ確かに近いもんはありそうだよな。塗ったり盛ったりヤスったり」

杏「て事は、がっつり塗装派かぁ。デコギャンとかあんな感じ?」

奈緒「いや、基本に忠実な感じだったな。杏はパチ組派ってとこか?」

杏「うんにゃ、MIAとかの完成品派」

奈緒「あぁ、そっちか……なんだったら箱から出してすらなさそうだな」

杏「失礼な。ブンドドくらいするぞ…………きらりが」 


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:03:25.22 :AYEBxwhM0

奈緒「で、凜と一緒に加蓮ギャラリー見に行ってみたんだけどさ」

杏「うん」

奈緒「……あれ昨日今日始めたってレベルじゃねえぞ」

杏「そうなん?」

奈緒「吸気口付きの塗装ブースから乾燥機まで完備されてた」

杏「まぁ換気は大事だしね、加蓮の場合は特に」

奈緒「まさか加蓮の口から『すねを3ミリ延長して』なんて言葉が出るとは……」

杏「ガッチガチのガチじゃないっすか……」

奈緒「明らかに手段と目的が入れ替わりつつある」

杏「まぁ共通の話題が出来て、奈緒にはいいんじゃないの?」

奈緒「……ところが、原作には『資料』以上の興味がなさそうなんだよなぁ」

杏「あー」 


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:07:12.51 :AYEBxwhM0

奈緒「凜はGPシリーズとバクゥに興味示してたな」

杏「凜のブレなさにもびっくりだけど、そんなのまで組んでる加蓮にもびっくりだよ」

奈緒「いやさすがにデンドロは1/400の方だぞ?」

杏「なんだ残念」

奈緒「あと帰り際の最後まで『フィサリスだよね?』って言ってた」

杏「初見でそこにたどり着くとは、さすが花屋の娘」

奈緒「にしても、全身にLED仕込んだユニコーン見せられた時はビビったな……すげーぞあれ。のあさんみたいだった」

杏「LEDて。それもうネイル全く関係ないよね」

奈緒「わかんねぇぞ、これからLEDで光るネイルが流行るかも」

杏「すんごい邪魔そうだねそれ……」

奈緒「自分で言っといてなんだけど、電池どこに仕込むんだろうな……」 


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:11:07.26 :AYEBxwhM0

奈緒「あたしもガンプラ作った事はあるけど、やっぱダメだなー……どうにも大雑把でさ」

杏「こたつ掃除してくれたり、奈緒って結構マメな感じはするけどね」

奈緒「んー、イメージは自分じゃわかんないからなァ」

杏「そんなもんかな」

奈緒「そんなもんだ」

杏「んで、奈緒は何作ったの?」

奈緒「MGのEx-S」

杏「アカン」

奈緒「結局まだ完成してないんだよなー……」

杏「そら(初心者がいきなりあんなバケモノに手出したら)そう(心折れる)よ」 


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:15:14.57 :AYEBxwhM0

 
\ヤイノヤイノ/

奈緒「あたしはピストルズが勝つと思うけどなァ、弾は鉛だし」

杏「えー、だって弾はともかく銃が鉄じゃん。メタリカには手も足も出ないよ」

奈緒「ピストルズならパスパスパースして射程外から届くだろ?」

杏「見えればね」

奈緒「……確かにあれは厄介だなぁ」

杏「エアロスミスが特別相性悪かっただけだよ」

奈緒「うーん……」 


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:18:17.39 :AYEBxwhM0

李衣菜「ロックの匂いを嗅ぎつけて!」ズパァーン

奈緒「おー李衣菜、CDデビューおめでとさん」

杏「だりーなおっすおっす」

李衣菜「うへへへありがと、私もついにCDでロックだよーうっひょー!」

奈緒「李衣菜の曲はどんな感じなんだろな」

杏「やっぱかわいい感じのじゃないかな」

奈緒「まぁかわいい感じのなんだろなァ」

李衣菜「失礼な! ロックな感じのだよ! …………たぶん」

奈緒「多分て」

李衣菜「収録は終わったんだけど、実はまだ完成版聴いてなくて……」 


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:21:54.93 :AYEBxwhM0

李衣菜「あ、話切っちゃってごめんね」モゾモゾ

奈緒「駄弁ってただけだから気にしないでいいぞ」

杏「そうそう結論出る話でもないしね」

奈緒「だな」

李衣菜「でも、二人がそんなに(ロックに)詳しいなんて意外だなー」

杏「そうでもないよ」

奈緒「まぁ(ジョジョは)基礎教養みたいなもんだし」

李衣菜「そ、そうだよね! (ロック的に)基礎教養だよね!」 


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:25:56.15 :AYEBxwhM0

李衣菜「私は……で、ディープパープルとか好きかな」

奈緒「……ん?」

杏「……パープルヘイズかな?」

李衣菜「え? そ、そうパープルヘイズ……ん?」

杏「シャウトがいいよね、うばしゃあああって」

奈緒「ちょっと前にソロデビューもしたしな(恥知らず的な意味で)」

李衣菜「えっ、ソロ!?」

奈緒「あの(フーゴの)穴だらけの服は確かにロックかもなぁ」

杏「間違いなくロックだねー。実に李衣菜らしいと思うよ」

李衣菜(やばい何言ってるか全然わかんない)プルプル 


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:27:45.51 :Gg+v3cXX0
やめてりーなが泣いちゃう 


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:30:05.64 :AYEBxwhM0

夏樹「……だりーは一体何をうろたえてんだ?」ヒョッコリ

李衣菜「うわぁぁん! ナツえもぉぉぉん!」

夏樹「誰がナツえもんだ! ……つーか、五部の話だろ?」

杏「おっすおっすなつきち」

奈緒「おぉ、夏樹も行けるクチかー」

李衣菜「ゴブ!? ゴブってどんなバンド!?」オロオロ

奈緒「この引っ込みつかなさ加減はある意味ロックだな」

杏「なんかギター叩き付ける系の匂いを感じるね」

夏樹「ヘヘッ、二人もなかなかロックわかってるじゃねーか」

李衣菜「もう何言ってるか全然わかんないよぉぉ!」 


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:34:20.63 :AYEBxwhM0

 
\ウワァァァァン/
\ダリームリスンナ/


奈緒「李衣菜もジョジョ読んでたんだなー、スタンド名から入った感じか?」

杏「……なんだろう、全く話が噛み合ってなかった気がするよ」

奈緒「……気のせいだろ、うん」

杏「そういやロックと言えば前に奈緒、ニルヴァーナのTシャツ着てたじゃん」

奈緒「あー、あれならそれこそ李衣菜が欲しがったからあげたぞ」

杏「なるほど、急にぱったり見なくなったわけだよ」

奈緒「……まぁ、ぶっちゃけあんまりよく知らないしなニルヴァーナ」

杏「マジで?」

奈緒「実は通販でニルヴァーシュと間違えて……」

杏「うわぁ」 


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:37:51.86 :AYEBxwhM0

杏「そういやすごい今さらだけど、奈緒は今日は?」

奈緒「……キャンペーンの仕事、今日の分上がって帰ってきたとこだよ」

杏「キャンペーンって何のだっけ」ニヤニヤ

奈緒「あー……アレだよカムバック、わかれよ! ニヤニヤすんな!」

杏「はっきり言ってもらわないとねー」ニヤニヤ

奈緒「そうだよサンタだよ! またあの恥ずかしい衣装着せやがってプロデューサー!」///

杏「とか言いつつやけにノリノリの奈緒であった」

奈緒「ノってねえっ!」///

杏「またまたー、『プレゼントだと思ったかーっ!』とか今年も評判いいみたいよ」

奈緒「ぐぬぬぬ……」/// 


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:41:38.61 :AYEBxwhM0

奈緒「ああもうみかんもらうぞ! ……ってあれ、もうみかん無いのか?」

杏「みかんは切れたけど、ピョッキーあるよ」スイッ

奈緒「あたしとしてはポッチーって言いたいところだな」ポリポリ

杏「最優先事項なら仕方ないね」ポリポリ

亜里沙「みんなおはよ~! ありさ先生のハチミツ授業よ♪」

ウサコ「とろ~りとしてとっても甘いウサ」

奈緒「お、先生おはようございます」

杏「ありさ先生おっすおっす」

亜里沙「はぁい、おはようございます♪」モゾモゾ 


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:44:52.22 :AYEBxwhM0

杏「でも先生、保育士は授業しないんじゃないの?」

亜里沙「杏ちゃん、おゆうぎだって立派な授業よ~?」

ウサコ「集団行動を通して社会性を学んでいくウサ」

奈緒「……先生、ウサコのキャラがおかしいです」

亜里沙「あらあら、ウサコちゃんどうしちゃったの~?」

ウサコ「この支配からの卒業ウサ」

杏「なんというトリーズナー」

奈緒「ノーとしか言わないウサコさ、ってか」

亜里沙「先生は心変わりを誘発したらいいのかしら」

ウサコ「イエスウサ」

杏「ノーとしか言わないハズ……!?」 


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:48:39.57 :AYEBxwhM0

亜里沙「それで、奈緒ちゃんにちょっとお願いがあるの~」

奈緒「なんです?」

亜里沙「クリスマスだし、これからちょっと子供達の慰問に付き合って欲しいの♪」

奈緒「あーそういう……まァこの後は空いてるんで、あたしでよければ付き合いますよ」

杏「私を戦力にカウントしてないあたり、さすが先生わかってる」

奈緒「まぁそりゃなァ」

亜里沙「ううん違うの、奈緒ちゃんサンタの衣装着てたでしょ? あれでお願いしたくて♪」

奈緒「うぐっ……ま、まァ子供相手なら……いいか」///

亜里沙「あ、ズボンの方でね? 露出度高い方だと教育的にちょっと……」

奈緒「きょ、教育的にどうこうレベルの衣装着せられてたのかあたしッ……!」///

杏「さすがに気にしすぎだとは思うけど」

ウサコ「お腹冷やしちゃうから子供達に真似させるわけにはいかんウサ」

杏「なるほど確かに……って奈緒聞いてないなこれ」 


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:52:23.09 :AYEBxwhM0

杏「まぁ頑張って来なよ奈緒」

奈緒「杏もたまには自発的に働く姿勢を見せろよ」

亜里沙(ニート→食いっぱぐれ→強盗→逮捕→死刑!)ガーン!

亜里沙「大変、このままじゃ杏ちゃんが死んじゃう~!」

奈緒「先生世代は普通わかんないですよそのネタ」

杏「先生より年下の奈緒が言う事じゃないよね」

菜々「納得いかないですよぉぉぉ!!」ズバァーン

奈緒「うわっ安部さん!?」

菜々「『いけない!アリサ先生』にツッコめる17歳なんていませんっ!」

奈緒「あんたが言うな」

杏「あんたが言うな」 


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 22:57:24.52 :AYEBxwhM0

杏「じゃあ安部さん来たから恒例の行っとこうか」

奈緒「先生いるし、今回は『教師もの』かな」

亜里沙「先生、教師ではなかったんだけど~……」

菜々「意外と難しいお題ですよね、ド定番はありますけど」

杏「ポイズンとかね」

菜々「い、言っちゃったらダメじゃないですかぁ!」

杏「こりゃまたうっかり、てへっ」

奈緒「(こいつ逃げ道潰したな)……じゃあいくぞー、せーのっ」

奈緒「ぬ~べ~」
杏「ぬ~べ~」
亜里沙「ぬ~べ~」
菜々「ふぁ、ファイブマン」 


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 23:00:06.95 :AYEBxwhM0

奈緒「すげェな、スリーカードだ」

杏「17歳と21歳がぬ~べ~で揃うのがそもそもおかしいと」

奈緒「それは言うな」

菜々「なんか扱いが不公平な気がしますっ!」

亜里沙「?」ニコニコ

杏(ウサコ見てたら鬼の手連想したなんて言えない……)

奈緒(ウサコ見てたら鬼の手連想したなんて言えねェ……)

亜里沙「南無大慈大悲救苦救難♪」

奈緒杏菜々「「「!?」」」 


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 23:03:03.96 :AYEBxwhM0

奈緒「安部さんは……なんかもういいか」

杏「ついにアニメですらなくなったよ」

奈緒「こういう時に限って来ないんだよなー光」

亜里沙「先生は前職の都合で知ってまぁす、ゴーカイジャー的な意味で♪」

菜々「せめてツッコんでくださいよぉぉ!」

奈緒「いや正直、ピーチの中の人が一番好きな戦隊ってくらいしか知らないからなぁ」

菜々「氷上恭子さんってファイブマン好きなんでしたっけ?」

奈緒「ウェディングじゃない方です」

亜里沙「奈緒ちゃん一緒にフレッシュのED踊りましょうか♪」

奈緒「な、なんであたしが踊れる事知って……ッ!?」/// 


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 23:07:29.33 :AYEBxwhM0

 
\ジャアナオチャン、オネガイネー♪/


奈緒「んじゃま、先生の準備終わったらあたしも行ってくるな」

杏「あれ、安部さんは帰らないの?」

菜々「ナナも今日はもう上がりですから、のんびりしていきますよ」

奈緒「大丈夫すか? ウサミン星って終電早いんじゃ」

菜々「片道一時間くらいなんでそこまで早くはないですよぉ……って何言わせんですか!」

春菜「まぁまぁ奈緒ちゃん杏ちゃん安部さん、眼鏡どうぞ」スッ

奈緒「おー春菜、一周年ライブおつかれさん」スイッ

杏「おっすおっす春菜、パーティーの設営からとか私には無理だなー」スイッ

菜々「当然のように安部さん呼びが定着してるのはどう言う事なんですかね」スイッ 


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 23:09:32.27 :AYEBxwhM0

春菜「そう言ってさりげなく脇に避けたけど、あらためて眼鏡どうぞ」スッ

奈緒「あー衣装の猫ワンポイントも可愛かったな」スイッ

杏「そうそう、春菜にもようやく猫好きキャラが立ったよね」スイッ

菜々「猫キャラは激戦区ですけど、食い込んで行けそうなくらい可愛かったですよ」スイッ

春菜「私も気に入ってるんですよ、それはそうと眼鏡どうぞ」スッ

春菜「……あっ、安部さんにはこっちでしたね」スッ

菜々「な、なんでナナには老眼鏡なんですか! まだ老眼は来てませんっ!」

奈緒「これはひどい」

杏「まさに外道」 


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 23:13:14.76 :AYEBxwhM0

春菜「そう言えば、この間比奈ちゃんから借りた漫画に感銘を受けちゃって」

奈緒「へぇー……で、どんな眼鏡漫画なんだ?」

杏「まぁ当然そうなるよね」

菜々「主要キャラほぼ眼鏡のヘルシングかなんかですかねー」

杏「超面白いけど、あれに感銘受けるのは人として相当まずいと思うよ」

奈緒「杏、蘭子の前でそれ絶対言うなよ」

春菜「それが、実は眼鏡キャラじゃないんですけど……」

奈緒「えっ」

杏「えっ」

菜々「えっ」 


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 23:16:59.41 :AYEBxwhM0

春菜「この眼鏡は二度と人前では外さない。これは私が素人をやめた証……」

奈緒「よりにもよってパピヨンかよぉぉ!」

春菜「はる☆にゃん! もっと愛を込めて!」

杏「これはやばい」

菜々「あー、ナナちょっとわかります」

杏「不老不死だから?」

奈緒「安部さんは永遠の17歳なだけだろ」

菜々「だからナナの扱いひどくないですか!?」

春菜「芋虫から華麗なる蝶への変態って、アイドルにも通ずる部分がありますよね」

奈緒「アイドルが変態とか言うな」

杏「……」スッ っ[いおりん写真]ヘンタイターレェーン!

奈緒「マジすいませんでした」 


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/24(月) 23:20:42.80 :AYEBxwhM0

亜里沙「奈緒ちゃ~ん♪」

奈緒「お、先生準備出来たみたいだな。それじゃそろそろ行ってくらァ」


\ミホチャント ナターリアチャンモ ヨンデアルノ♪/
\...アタシ ウクンジャネェカナ/


杏「……私たちも帰ろうか」

春菜「結局眼鏡受け取ってもらえませんでした……」

杏「んもー、眼鏡はこないださんざん布教したでしょ」

春菜「眼鏡ストは他人に与えられるのではなく、自ら作り出していくものなんですよ」

杏「あー……そうそう安部さん、ウサミン星製の高性能殺虫剤とか知らない?」

菜々「え、品揃えはこの辺とおなj……ウサミン星には害虫なんか出ないんですぅ!」

春菜「眼鏡メイトの晶葉ちゃんにでも頼んでみますか?」

杏「それが一番効果ありそうかなー」

おわり
お付き合い感謝 


元スレ
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