7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 16:51:40 :zlHeAL0L0

P「~♪」 

やよい「どうしたんですか、プロデューサー?」 

P「あぁ、やよい、おはよう。実は今日、朝の占いで金運が好調だから久しぶりに宝くじを買ったんだ」 

やよい「はわっ!宝くじですか」 

P「ま、当たらないとは思うけど、つい来週の発表が楽しみになってな」 

やよい「いいですね!」 

P「あっ、そうだ…」 

やよい「?」 

P「やよいにも一枚やるよ。当たらなくても許してくれよ」 

やよい「うっうー、いんですか?ありがとうございまーす!」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 16:58:52 :zlHeAL0L0

-1週間後- 

P「あ~、やっぱり外れたか」 

P「全部バラで3000円使って、帰ってきたのは600円…?」 

P「ん?あ、そうか。やよいに渡したのが下一桁当たりか」 

ガチャ 

やよい「プッ、プロデューサー!!」 

P「おぉ、やよい。先週渡した宝くじ当たってたか?」 

やよい「そっ、それが!当たりました!!」 

P「あぁ、やっぱり。別に持って行ってもいいぞ」 

やよい「!! だっ、ダメですっ!受け取れません!」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:00:15 :zlHeAL0L0

P「? 別に300円ぐらいいいけど」 

やよい「違います!えっと、0が、1,2,3,4…… うぅー、とにかくいっぱいなんですー!」 

P「? ちょっと見せてくれ」 

やよい「はっ、はい!」 

P「えっと、おぉ、同じ番号だな。下から4,5,6桁…」 

P「組みまで同じ…?」 

P「キャリーオーバー6億円…」 

やよい「プロデューサー、どうしましょう…」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:07:34 :zlHeAL0L0

P「ど、どうしよう、やよい…俺、手の震えが止まらなくなってきたぞ…」 

やよい「うぅー、私にはわかりません…」 

P「……」 

やよい「……」 

P「よし、やよい。今日ここで見たことは誰にも言うなよ。きっと、ややこしくなる」 

やよい「わかりましたっ!」 

P「分け方は後で考えるとして、この宝くじ俺が預かっててもいいか?」 

やよい「おっ、お願いします」 

…… 
… 

P「…買ったのは俺。しかし、やよいにあげた」 

P「どっちが正当な持ち主なんだろうか…」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:08:50 :zlHeAL0L0

P「こういうこと、律子なら知ってそうだが…何で聞いたのか問い詰められるよな…」 

P「小鳥さんは頼りないし…うおー!どうすれば 

小鳥「誰が頼りないんですか?」 

P「こっ、小鳥さん!いつからそこに?!」 

小鳥「今来たところですけど…どうかしたんですか…?」 

P「いっ、いや、別に…」 

P「すみません!営業行ってきます!!」 

小鳥「?」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:11:35 :zlHeAL0L0

…… 
… 

P「どうすれば…」 

P「って、悩まなくても、半分ずつに分けても3億円。十分じゃないか!」 

P「よし、やよいに伝えよう」 

ピポパ 

P「もしもし、やよいか?」 

やよい「はい、プロデューサー!」 

P「レッスン中のところ悪いが、近くの公園に出てきて貰ってもいいか?」 

やよい「はい!」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:16:01 :zlHeAL0L0

…… 
… 

P「おぉ、やよい。わざわざすまない、来てもらったのはだいたい分かると思うが…」 

やよい「…それで、どうするんですか?」 

P「これは、やよいと半分にしようと思う」 

やよい「はわっ!私は半分ももらえません!」 

P「……俺的には確かに名残惜しいが、一度やよいに渡したものだし」 

P「正直、3億も6億も同じかなって。それなら、やよいにも渡して、有効に使ってもらったほうが…」 

やよい「だっ、ダメです!」 

P「いや、これは俺なりのプライドだ。だから受け取ってくれ」 

やよい「そんな事できませんっ!」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:18:52 :zlHeAL0L0

P「一体どうすれば…」 

P「………」 

P「……っ!そうだ、やよい一緒に暮らそう!」 

やよい「…え?」 

P「そうだ!別に半分にしなくても、二人の共有財産にしてしまえばいいんだ!」 

やよい「…?…っ?」 

P「だから、やよい!」 

P「俺と…、俺と結婚してくれ!」 

やよい「…っ!」 

やよい「はっ、はい!」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:22:46 :zlHeAL0L0

…… 
… 

P(と、まぁ、明らかに無理矢理なプロポーズをしてしまったわけだが…) 

やよい「皆ー、ご飯だよー」 

「はーい!」 

P(結局、俺は、やよいの家を新しく増設して、そこに一緒に住んでいる) 

やよい「今日はもやしパーティーだよー!」 

「わーい!」 

P(都市部にマンションも、郊外に一軒家もなんでも買えたが、やよいはこの家を手放したくなかったらしい)


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:27:59 :zlHeAL0L0

P(よく考えたら、やよいは未成年。アイドルも続けたいという意志も尊重して、あくまでも、ただの同居人だ) 

やよい「うっうー、プロデューサー。食べないとなくなっちゃいますよ?」 

P「あぁ、そうだな…」 

P「にしても、宝くじ当たる前と、食生活から何から変わってないように思えるんだが…。もっと贅沢しても誰にも怒られないぞ?」 

やよい「ちっ、違いますよ! もやしパーティーの日は週に一日増えました!」 

やよい「もやしは、美味しくって、栄養たっぷりで、すっごい食材なんですよ!!」 

P「そ、そうか…」 

やよい「…でも、もし、私が大人になったら…」 

やよい「二人だけのお家を建てて、一緒にもやしパーティーをしましょうね!」 

P「はっ、はは…。結局、もやしか…」 

おしまい


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21 17:40:55 :zlHeAL0L0

やよいにとって、結婚とは、家族が増えるってイメージなんじゃないかな。 
お金になびいたんじゃないくて、プロデューサーが一人で暮らしてるのを前々から気にしてたりして、一緒に暮らしたり。 

だから、やよいが成長していくに従って、プロデューサーに対して徐々に、家族としての愛情だけでなく、恋愛感情も含まれているんだと気付いていく過程があるかと思うんだ…。 

まぁ、やよいは可愛いからなんでもいいや。


元スレ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348212469